金沢文芸館

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文芸館だより(ブログ)

文芸館だより H26年度

 1月17日(土) ■第3回 俳句講座

 講師:宇野 慂子
俳句講座の最終回です。今回も受講生の皆さんから提出された作品による句会が行われました。課題は新年の句でしたが、名句が多数ありました。何句かご紹介しましょう。

 

 初鏡 ひとはけ多く ほほに紅

 チェンバロの 響きつつめり 聖母像

 食卓に メモ残しあり 寝正月

 初釜に 帰省の子らの すまし顔

 夜の帰宅 電子レンジの 雑煮かな

 左義長の 炎に消えゆく 古き絵馬

 初釜や 野焼きの壺に 花一輪

 福引きや つまと競えど 共にから

 寒雀 忍者のごとく 舞い上がる

 

 めでたさや美しさを詠んだ句があると思えば、働く人の実感のこもった、何ともうら悲しい句もあり、本当に、人によって違うさまざまなお正月があるのだと気づかされます。

 最後に、一つひとつの俳句について宇野先生が写生にこだわり、ていねいに講評して下さいました。言葉を吟味しながら進めていかれるので、受講生の皆さんも力強く感じていたようでした。

 参加された受講生の皆さん ありがとうございました。

 宇野先生 ありがとうございました。


  


 1月11日(日) ■朗読会 「風の王国」第8回

 朗読:朗読小屋 浅野川倶楽部代表 高輪 眞知子

 皆さん、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。      今日は「風の王国」朗読会の最終回です。

最も印象に残ったのは、講主を退いた葛城天浪が二上山にカクレる場面でした。天浪が穴に入ったあと、石を積み上げて入り口をふさいでいく勇覚、速見卓、葛城哀の気持ちはいかばかりだったでしょうか、生きながら別れるつらさとは、想像を絶するものでしょう。最後は、そのつらさを乗り越えて、勇覚、葛城哀、速見卓の三人が風になり、葛城山麓の古道を<疾歩>(ノッ)ていきます。高輪さんの見事な朗読によって自分も二上山を軽快に<疾>(ノッ)ているような錯覚を覚えました。

 

8回でまとめるという無理なことを心良く引き受けて下さったり、何やかやとご配慮いただいた高輪さんの強い熱意に感謝しています。ありがとうございました。また、どんな悪天候の中でも聞きにきて下さった皆さん本当にありがとうございました。

最後に記念として5回以上聞きにきて下さった皆さんに五木先生の著書を配布して朗読会を終了しました。


  


 12月20日(土)■第2回俳句入門講座

  講師:宇野 慂子

  今日は句会を行いました。お互いに作品を読み合い、気に入った作品を選びました。皆さ
 ん熱心で、黙黙と選び続けること30分、いよいよ句会が始まりました。一番多く選ばれた
 作品を紹介しましょう。
    「初雪よ いづこへ向かう 足の跡」
  後で先生が、「初雪や」か「雪の夜の」にした方が良いと直して下さいましたが、冬なら 
 ではの、共感できる作品でした。
  先生の添削にあたり、作者から作品に込めた思いを聞いてみたところ、意外にも全く異な
 る情景を捉えていたことがわかったりして、皆さんの笑いを誘っていました。和やかな句会
 でした。
  重要な作句の心得
  ① 詠むものの的をしぼる。
  ② 今を詠む。特に瞬間の光を詠む。
  ③ 経験したこと、出来事、観たことの中から物を引き出す。
  ④ 素材を二つくらいにする。(取り合わせ俳句)
  ⑤ 五・七・五の調子を良く。(口に出して詠んでみる。)
  作品を丁寧に添削されたあと、俳句は引き算だから、当たり前のことを取り除き、作品を
 より深く、広くするようにとのアドバイスがありました。
  
  次回は1月17日(土)新年明けて間もなくの開催です。お正月の句も一句入れて、一人
 二句作句する宿題が出ました。宇野先生ありがとうございました。

  平成26年最後の講座が無事終了しました。雪の中お出かけ下さり、皆さん本当にありが
 とうございました。良いお年をお迎え下さい。


 12月14日(日)■第7回五木寛之作『風の王国』朗読会

  朗読:朗読小屋浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

  「風の王国」7回目です。話はいよいよ佳境に入りました。速見卓が射狩野総業社主の射狩野冥道からの、「<へんろう会>世話人
 代表の立場をゆずりたい」という申し出をきっぱりと断わります。それを引き金として渾流組に襲われ、葛城勇覚が負傷し、兄の真一
 と麻木サエラが命を落としてしまいます。このあと「へんろう会」はどうなってしまうのでしょうか。次回をお楽しみに。

  次回は1月11日(日)14:00からです。最終回となります。たくさんの方のご来館をお待ちしています。



 12月13日(土)■第10回詩入門講座合評会

  講師:井崎 外枝子、新田 泰久

  本日は、今年度最後の講座で、作品集『金沢創作工房』(金沢文芸館発行)に掲載する作品についての合評会がありました。
  冒頭、両先生から1年を振り返っての感想を:述べられました。
  「5回の実作講座をとおして、皆着実に上達している」とのコメントがありました。
  今回提出された作品は、過去の実作講座に提出したものを先生のアドバイスを受けて書き直したものが多かったですが、
 新作もありました。

  作品は12作品、一作一作に丁寧な講評をいただきました。
  新田先生からは、ストレートで、かつ、的確な意見をいただき、井崎先生からは、やさしく励ましの意見をたくさんいただき、
 両先生の絶妙なバランスをとってのコメントでした。

  講評の中から、コメントの幾つか紹介します。
  ・文章が上手でも良い詩とはいえない。
  ・詩の上達法は書き続けること。
  ・改行、連を的確に。
  ・タイトルも詩の一行である。
  ・暗喩、比喩をつかうこと。
  ・詩想を掘り下げること。(ヒラメキの中に詩がある)
  ・行を入れ替えるだけで良くなる。(詩は素直ではない)
  ・余韻がのこる作品がよい。

  久しぶりに詩の講座を拝聴させていただき、全く〈詩心〉のない私でも何か書いてみたくなるような講義でした。
  両先生ありがとうございました。(H)


 12月6日(土)■第10回小説講座合評会②

  講師:荒川義清、正見巖、寺本親平

  今日は合評会の2回目で、小説講座の講義としては最終回を迎えました。2,3日前から
 の強い寒波によって、北陸地方は大雪に見舞われています。今日の金沢も積雪があり、受講
 生の皆さんの参加状況を心配していました。でも、心配するまでもなく、18人の受講生の
 皆さんの参加がありました。さすがに合評会となると皆さん熱心です。足元の悪い中でのご
 参加本当にありがとうございました。
  合評会では、先生方の厳しい評価や「うまい」というお褒めの言葉が飛び交い、瞬く間に
 1時間30分が終わりました。個性的な作品が多く生まれました。

  受講生の皆さん、平成26年小説講座の受講ありがとうございました。
  講師の先生方ありがとうございました。



 12月3日(水)■第18回学校出前講座 木曳野小学校2年生

  講師:神田 洋子

  寒々と雨風の吹き荒れる、真冬のような天候でしたが、木曳野小学校に着いて元気な2年
 生に会ったらほっこりとした気持ちになりました。
  暗くなった教室に子どもたちの興味・関心は一気に高まり、ろうそくの点火とともに、お
 話部屋の会場に変身しました。
  神田さんの手遊びに素直に反応し、みんなで歌ってお話会を始めました。
  「四十雀カラカラカラ」
  「飴買いゆうれい」
  「ダラむこさん」
  「鶴にょうぼう」
  「笠地蔵」
  「次は何!?」、「三枚の札聞きたーい!」と、盛んにリクエストをする声も聞かれまし
 た。みんな熱心に聞いていて時間が足りないくらいでしたね。
  最後に、みんなで願い事をしてろうそくの灯を消しました。
  楽しいお話会でした。神田さん、ありがとうございました。



 11月16日(日)■第3回口承文芸講座

  講師:藤島 秀隆

  古典の日記念事業の最終日は、「山中温泉縁起をめぐって」―加賀温泉由来譚と地誌と題
 して藤島先生にご講演いただきました。
  古来より山中では、「四聖」として行基、信連、蓮如、芭蕉を崇めていたそうです。準備
 された山中温泉関連の史料は、現在伝承しているもののすべてに相当し、残っているとして
 も、あと1,2点あるかないかということだそうです。
  山中温泉の由来や文化十年(一八一三)時の医王寺第十四世住職によって記された「山中
 温泉湯治養生巻」など、具体的な解説がありました。一日一日寒くなってきているだけに、
 温泉の学習は興味深く、温泉に行きたくなりました。



 11月15日(土)■第9回小説講座 合評会①

  講師:正見巖、剣町柳一郎、寺本親平

  受講生の皆さんの作品合評会を行いました。二回に分けて行い、今日は1回目前半の方の
 合評会です。三人の先生方に、順番に作品の講評をしていただきました。
  良い評価もあれば、なかなか厳しい評価もあり、受講生の皆さんは緊張しているようでし
 た。特に厳しく指導されたことは、言葉の使い方についてでした。安易に慣用的な表現を使
 うのではなく、自分独自の表現を探り当てていくことの重要性を指摘されました。作品の言
 葉を具体的に取り上げて、文章の流れに合わせた言葉を選ぶことがいかに大切であるか話さ
 れました。

  講師の先生方からのアドバイス
  意に沿わないことを言われたとしても、あきらめないで続けること、やめないことが大切
 である、でした。次回は12月6日(土)です。後半の合評会を行います。



 11月15日(土)■第1回俳句入門講座

  講師:宇野 慂子

  熱心な受講生13名の方にご参加いただき開催しました。
  最初に俳句の基本事項の学習です。

  五七五音の定型
  季語を入れる
  切れ字は二つ重ねて使わない
  俳句は省略の文芸であり、写生を基本とする

  独りよがりの難しい言葉を使わないで、易しい言葉で表現するなど のことを学びました。
  次に、実際に俳句を作って早速ミニ句会をしました。それぞれの作品から、お互いに良い
 と思った作品を出し合いました。人から評価されることでより上達が見込まれます。

  最後に先生が、一つひとつの作品の添削をして下さいました。和気藹々とした中で句作の
 楽しさを感じることができました。次回は12月20日(土)です。 



 11月12日(水)■第17回学校出前講座 清泉幼稚園

  演じ手:金沢お話しの会 荒井靖子、前田 泉

  年少さんグループ9人、年中、年長さんグループ20人の二つのグループに分かれてお話
 を聞きました。
  年少さんグループは、楽しい手遊びやわらべ歌を、みんなで一緒に歌って大盛り上がり。
  その後、絵本「ばけばけはっぱ」「もりのてぶくろ」二つのお話を静かに聞いていまし
 た。前田さんが拾ってきた楓の大きな葉っぱと自分の手を合わせてみました。自分の手のほ
 うが小っちゃかったかな。 
  お話をして下さった前田さんにみんなからのお返しの歌、「やきいもやきいもおなかが
 ぐー!」も精一杯大きな声で歌えました。
  年中、年長さんグループは、谷川俊太郎やまどみちおの詩を聞いた後で、みんなで斉唱し
 て詩を味わいました。
  絵本は、「あかちゃんのゆりかご」です。
  感性豊かで、お話を十分に楽しんで聞くことができました。

  荒井さん、前田さん、ありがとうございました。



 11月11日(火)■第16回学校出前講座 味噌蔵町小学校2年

  演じ手:神田 洋子 

  「いまから3時間目のじゅぎょうをはじめまーす!」という元気な当番さんの号令で、み
 んな一斉に「はじめまーす!」と挨拶をして、神田さんのお話を聞く会が始まりました。
  味噌蔵小学校では耐震工事真っ最中でしたが、「途中で気になる音が入ってきても聞かな
 いと思ったら耳にはいらないよ。」神田さんのひと言に、子どもたちも納得してお話の会に 
 集中していました。
  金沢の三大民話の一つ「おぎん、こぎん」のお話を聞きました。悲しい結末に子どもたち
 もしんみりしていました。
  次は、「地蔵浄土」です。心優しいおじいさんとおばあさんが幸せになり、意地悪なおじ
 いさんとおばあさんがその真似をして大失敗に終わるお話です。
  神田さんの問いかけやお話に夢中になっていました。
  たいへん素直な子どもたちで、楽しいひとときでした。

  神田さんありがとうございました。



 11月2日(日)■古典の日記念事業 邦楽と鴨長明作『方丈記』を楽しむ

  出演:琴   生田流正派 大師範 林 雅楽菜(うたな)
     尺八  都山流   師範  徳野 梁山(りょうざん)
     朗読  ストーリーテラー  神田 洋子

  開始時間が近づくにつれて、雨雲が張り出し、雨脚が強くなってきました。参加者の方が
 ずぶ濡れにならなければいいのに、と思いながら、空を見ていました。心配したほどでもな
 く、お陰様で、ホール一杯の人にお集まりいただき、会を始めることができました。
  優しい琴と尺八の音色と、神田さんの張りのある美声とがコラボして、何とも言えない、
 幻想的な雰囲気に包まれました。鴨長明によって約800年前に書かれた方丈記の世界が、
 聞いている人の中に広がっていきました。平成の今を生きる私たちも、東日本大震災や広島
 洪水災害、御嶽山噴火と、ここ数年、自然の引き起こした災害を立て続けに経験し、住まい
 や人の世のはかなさを嘆く長明の思いに共感を覚えずにはいられません。

  3人の出演者の方々、お忙しい中ご出演くださり、ありがとうございました。
  心にズシーンと重いものが投げ込まれたかのような、感慨深い時間を過ごすことができま
 した。

  


 10月25日(土)■五木寛之文学散歩2014~五木・鏡花作品と七つ橋渡り~

  ガイド:金子 健樹(五木文庫金沢 代表)
      管野 和義(五木文庫金沢 会員)


  数日前まで雨模様の寒い日が続いていたのに、今日は、見渡す限り澄みきった青空が広
 がり、最高の「文学散歩」日和となりました。
天気が良いというだけで、もううれしい気
 持ちでいっぱいです。時間が迫るにつれて参加者の皆さんも文芸館のホールに集まって来
 られました。


  簡単に1階交流フロアで出発式を行い、その後、みんな揃って、天神橋を目指して歩き
 ました。天神橋では、ガイドの金子さんと菅野さんから、作家と浅野川、天神橋との関わ
 りや、この後の予定等を聞きました。七つの橋をしっかり歩ききれるのかと心配した人も
 いたようです。


  この時期としては珍しく差す日は強く暑いけれど、「しゃべってはダメ、振り返っても
 ダメ」という、「七つ橋渡り」に昼日中にチャレンジしてみました。結果は、すぐに周囲
 の人と話をしてしまい、あえなく終了となりました。

 

 途中4箇所で、五木作品と鏡花作品の解説を聞き、五木さん命名の「あかり坂」を上が
 って文芸館に帰ってきました。

  文芸館では、金子さんからクイズの出題があり、見事に正解したお二人の方に金子さん
 の作品がプレゼントされました。

  さらに、参加者全員に五木さんの作品をお贈りして、すべての日程終了となりました。

 ご参加ありがとうございました。お疲れ様でした。


  


 10月22日(水)■第15回学校出前講座 まこと保育園

  演じ手:神田 洋子

  金沢文芸館から歩いて5~6分のところにある、「まこと保育園」をお訪ねしました。
  年中(3歳)から年長(6歳)までの子どもたち37人が今日のお客様です。カーテンを
 閉めて暗くなった部屋に、和ろうそくの光がゆらゆらとゆらめき、妖しい雰囲気になりまし
 た。それだけで子どもたちはワーワーと興奮気味です。
  神田さんの手遊びが始まり、「ぼうずぼうずかわいいときゃかわいいけど、にくいときゃ
 ぺし!」に子どもたちも大盛り上がり。
  「ででっぽっぽー」と「三枚のお札」の話を聞きました。聞いたことのある子どもたちは
 「おにばばあや!」とお話の先を言ってしまったり、自由気ままですが、神田さんは、う
 まく子どもたちの興味を引きながらお話を進めます。
 
  あっという間の30分でした。10月生まれのお友達にろうそくの灯を消してもらって今
 日の「お話を聞く会」は終了しました。
  元気いっぱいの子どもたち、楽しんでいただけましたか!?
  神田さん ありがとうございました。


 10月19日(日)■第2回口承文芸講座~加賀・能登の伝承文芸をたずねて~

  講師:藤島 秀隆

  「三州奇談の世界」
  最初に先生から、「三州奇談」の概説がありました。堀麦水の「三州奇談」は、泉鏡花の
 作品にも影響を与えている作品なのに、まだまだ研究が足りないそうです。18世紀になっ
 て、これまでタブー視されていた富樫家の歴史が明らかにされるようになり、注目すべき説
 話が多く収録されたそうです。
  初めて聞いたお話ばかりでしたが、古文書と現代語訳を対比させた資料を準備されて、事
 細かに説明して下さったので、時間の経つのが早く感じられました、
  江戸から明治時代の昔は、おじいちゃん、おばあちゃんが孫にせがまれて、親から引き継
 いだ話を割と正確に話したので、話として優れた形で受け継がれてきたとのことでした。

  今の時代に、口承文芸を発展させていくには、人と人の交流をさらに活発にするしかない
 ですね。
  次回は、11月16日(日) 14:00からです。


 10月18日(土)■第8回小説講座

  講師:正見 巖

  「小説の実作 ②」 実作①の簡単な振り返りに続けて、以下のようなお話がありまし
  た。
      9 主人公の心理描写
     10 視点 第一人称 (主観) 第三人称 (客観)
     11 会話 地の文 7 会話 3の割合で、地の文では書ききれないことを書く。
     12  終末 最後にいらないことを書かない。余韻を残す
     13 句読点 文体のリズム センテンスは短く。
     14  推敲 丁寧に、2,3日時間をおいてから行う方がよい。書いた時よりも時間
       をかける。 

    プロット表づくり
    プロット表 (構想表、設計図)物語の展開順で書くこと。
    様式    自分でかきやすい形を考えて書く。
    内容    ① 登場人物設定
          ② 時代、舞台設定
          ③ ストーリーの骨子(あらすじ)
            起承転結をはっきりさせて、「転」はいくつあっても良い。
  締めくくりとして、先生の作品である「尾山城魔界」をご自分で読まれて、どの部分で構
 想したことが表現されているかを具体的にわかるように説明して下さいました。終わった時
 には、先生のお声は、ややがらがら声になっていましたが、熱心に説明して下さり、ありが
 とうございました。

  次回は、11月15日(土)で 合評会です。10月いっぱいが、受講生の皆さんの作品
 提出期限です。どんな作品となって登場しますか楽しみですね。受講生の皆さんがんばって
 ください。



 10月18日(土)■第3回短歌入門講座

  講師:坂本 朝子
 
  第3回目、今日が最終回です。今日は「ミニ歌会」を行いました。まず、受講生の作品一
 首一首について評価や手直しをされました。先生は、「修正を入れるけれど、あまり先生、
 先生と思わないで、自分がその表現にこだわっているのだということであればそのままでい
 いんですよ。」と言われていましたが、納得のいく説明を加えながら修正してくださいまし
 た。
  「難しい表現を使うのではなく、易しい言葉で、読んだ人が想像できるように、具体を入
 れてください、時間や場所など、はっきりわかるようにすることが大切です。」と、何回も
 言われました。

  ミニ歌会
  11人の参加者がそれぞれ良いと思った歌を1点選びました。その作品を選んだ理
 由を述べてもらい、次に、作者はどういう心情で作ったのかを説明して、会は進行し
 ました。最高の5票を獲得した作品を紹介します。

  
  どんぐりを宝物だと握りしめ寝入った孫の汗ばむ額

  年齢的に似通った受講生の共感を得たようです。満足げな表情で眠るお孫さんをや
 さしく眺める光景が目に浮かびますね。


  先生からは最終回とあって、今後の作歌活動についてのアドバイスがありました。
  ・作った歌をノートにまとめておく。
  ・次第に壁にぶち当たって作れなくなるかもしれないが、歌の上達は続けること、続けて
   ください。

  坂本先生、3回にわたっての講義ありがとうございました。短歌に寄せる先生の熱い思い
 が伝わり、受講生の方々は、歌への自信を強くしたようです。
  ありがとうございました。


 10月12日(日)■第5回五木寛之作『風の王国』朗読会

  朗読:朗読小屋浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

  ほの暗い会場に、高輪さんの声が通り、朗読会が始まりました。
  今日の場面は聞き所満載でした。初めて速見卓が葛城哀と伊豆山へ歩行を共にしました。歩行とは「行」であり、人と共に助け合っ
 て歩むことだそうです。葛城哀の細やかな配慮により、速見が初めて跳んだことを実感します。
  また、速見卓と周囲にいる人々との関係について少しずつ明らかになってきました。速見自身が全く知らなかった事実が掘り起こさ
 れてきました。

  これからの展開がますます楽しみです。

  次回は、11月9日(日) 14:00 からです。



 10月11日(土)■第8回詩入門講座

  講師:新田 泰久

  今回は、実作4回目の講座でした。
  7月から11月まで、毎月1作ずつ作品を書き上げなければならない受講生のみなさん
 大変でしょうが頑張ってください。

  常々講師の先生方が仰っているのは、“まず、書かなければなにもはじまらない”と。
  当日は、提出いただいた全員の作品の講評を、参加者の感想も聞きながら、先生が
 一作一作丁寧にしてくださいました。そのコメントの中から幾つか紹介します。

 一般論として、
 ・作品を出す前に必ず字句を含めて推敲することがエチケットである。
  ・なるべく縦書きで書くこと。
  ここからは個別のコメントです。
  ・言葉に無駄がある、飾りすぎる。
  ・上手い詩を書こうと思わないこと。
  ・素直に書いているが、詩の材料の段階である。
   詩想がうまれるまで待ったほうがよい。

  ・言いたいことはいわない=書かない、思いを相手に悟らせる表現で書くこと。
  ・たくさんの詩を読むこと、そしていいなあと思う詩に出会ったら、
   なぜそう思うのかよく考えること。

  ・詩にも論理性が必要。
  ・言葉が多すぎる、詩が窒息している。
  ・自分の言葉で書かれている、良い詩である。
  ・型式にこだわりすぎである。

  ・ひらめきのある詩である。
  ・無駄な言葉はない、格段に進歩している。
   以上です。

 新田先生の講評は、結構ストレートですが、みなさん納得していました。

 あと少しですが、受講生のみなさん頑張ってください。

                               (H)

 



 10月11日(土)■第6回小説入門講座

  講師:小網 春美

  「小説の時間―意識は時系列にやってこないー」のテーマについて、幾つかポイントをあ
 げての講義でした。
  擬音語、擬態語は、言い古された表現を使わないで独自の表現を生み出すことが大切であ
 り、時代設定や主人公のキャラクターなどは早く出してしまうことなど、具体的なことを一
 つ一つていねいに教えて下さいました。

  小説のおもしろさは行間を読むことにある。時系列に書くと内容が薄っぺらになっ
 てしまうから時間を操作して小説の空間を作る。

  小説は数字のない計算の積み重ねである。緻密な計算が必要だ。

  最後は、原稿用紙の使い方にも触れていただき、実作に向かっている受講生のみなさんに
 とってはたいへん重要な講義でした。

 

 次回は、11月8日(土) 高山先生です。




 9月27日(土)■第7回小説講座

  講師:荒川 義清

  今日のテーマは、「文学の原点」です。
  最初に、荒川先生ご自身の戦争体験を語ってくださいました。今となっては貴重な戦争体
 験談です。そんな機会に巡り会えただけでも先生に感謝します。「戦争を知らない人が8割
 を超えた現在、あの当時のことを書き残しておきたい、今自分が書かなければ誰が書くか、
 明日という日を待っている余裕はない、戦争の残酷さを知ってほしい。」と話されました。

  先生の強い気持ちがしっかりと受講生の皆さんに伝えられました。
  「今書くということ、書かねばならないということをもう一度考えてほしい。作家になり
 たくてもなれない人がたくさんいる厳しい現実はあるが、それでもコツコツと書き続けてい
 くことで道が開けていく、いろいろな賞に積極的にチャレンジしてみることも一つの方法。 
 そのことによって勇気づけられることもある。」

  漫然と書くのではなく、人の記憶に残る作品を書くことが大切であると教えて下さいまし
 た。

  次回は、10月18日(土) 正見先生の担当です。




 9月21日(日)■第1回口承文芸講座 加賀・能登の伝承文芸をたずねて

  講師:藤島 秀隆

  第一回は、「前田家の伝説と伝承―寿福院をめぐる能登に伝わる異伝承―」です。加賀藩
 初代藩主前田利家の側室寿福院の略歴、経歴、及び第3代藩主利常の出生にまつわる伝承に
 ついて、幾つかの貴重な史料に基き解説されました。
  先生は、「石川県は、口承文芸の宝庫である。」と言われました。昔、人々の間で語り伝
 えられてきたことを、学問として読み解く楽しさを教えていただきました。

  次回第二回は、10月19日(日)14:00からです。

 




 9月20日(土)■第2回短歌入門講座

  講師:坂本 朝子

  「何をどう歌うか」のテーマで、坂本先生の準備された資料により、講義が進められまし
  た。
  坂本先生は、短歌は日常のことをうたうものであり、日記を書くようなつもりでうたえば
 よいと言われました。また、人間の記憶は曖昧なものであるから、その都度浮かんだ言葉を
 広告の裏にでも書き留めておくようにとアドバイスされました。
  五、七、五のリズムで詠み込むときに、固有名詞や時間を使うと歌に力が生まれるとのこ
 とでした。坂本先生の短歌に寄せる熱い思いが伝わる講義でした。

  次回は、1018日(土)です。次回は「ミニ歌会」です。
  先生は、歌会の楽しさを体験してほしいので、作品ができなくても欠席しないようにと、
 何回も受講生に確認されました。
  どんな歌会になるのか楽しみです。




 9月14日(日)■第4回五木寛之作小説『風の王国』朗読会

  朗読:朗読小屋浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

  <お知らせ>
  第4810日は台風接近のため中止しました。
  それにより、一回ずつ繰り下がり、最終第8回は111日(日)に実施いたします。

  今日は三連休の中日です。日中ずいぶん過ごしやすくなりました。文学について語ったり読書に明け暮れるには最適の気候となって
 きました。
  1ヶ月間をあけての朗読会でしたが皆さん忘れることなく聞きにきて下さって、何よりうれしいことでした。ありがとうございまし
 た。



 9月13日(土)■第7回詩入門講座

  講師:井崎 外枝子

  「実作」の3回目です。井崎先生から順番に講評していただきました。3回目ともなると、
 作品に色濃く個性が感じられるようになりました。力強い言葉が並べられている詩や繊細で
 優しい詩など、受講生一人一人の個性が表れています。先生との質疑応答にも皆さん真剣で
 す。
   
  次回は、実作の4回目です。9月末日が締め切りです。どんな作品が生まれるのか楽しみで
 すね。

  次回は1011日(土) 井崎先生です。



 9月13日(土)■第5回詩入門講座

  講師:高山 敏

  テーマは「現代の作家―創作へのこだわり」です。
  最初に、高山先生から短編小説を書くときは話を絞って書くことや八方美人であってはい
 けない、いろいろな批判にさらされても信念を持って書くことが大切であることなどのお話
 がありました。
  次に、唯川恵や高樹のぶ子など、現代作家の文章を例に挙げて、文章表現上の留意点につ
 いて学びました。
  先生の準備された資料は、読み物としてもおもしろく、わかりやすい資料でした。

  受講生からは、モデルの選び方が難しいなどの具体的な質問がありました。

  次回は、1011日(土) 小網先生です。



 9月6日(土)■第6回小説講座

  講師:寺本 親平

  <講義の概要>

  小説をなぜ書きたいのか、小説に向き合う思いを確認し、
  ・書くことが精神的、内面的な成長につながることが大切である。
  ・毎日の暮らしの中で、人や物と接しながら得られたことを小説の素材とするため  
   に、いつもアンテナを高くはり、見つけたことを文章化すること。

  ・出会った人から何かをいただいている。
  ・特殊ではない凡庸なことを淡々と書くこと。
  ・風景を書くことも大事な作業である。
  ・努めて人間を前向きに書くこと。
  ・複眼的な見方で書く。
  ・自分に向いているジャンルを見極めること。                

  など、寺本先生からのアドバイスをいただきました。

  次は演習です。「猫」という題名を掲げて、その第1行目をどのような表現で書いたか
 受講生それぞれに発表してもらいました。なかなか個性的な切り口の表現もあり、笑いを
 誘っていました。1行目の立ち上げ方によって作者の意図がどうなっていくか、2行目、3
 行目へのつながり方を学習しました。
  
  講義の最終30分は、先生と受講生の意見交換がありました。

 

   次回は927日(土)15:00から 荒川 義清 先生です。 



 9月2日(土)■第14回学校出前講座 額小学校4年生

  講師:薮田 由梨(徳田秋聲記念館学芸員)
 
  「金沢の三文豪」について学習しました。事前学習ができているようで、薮田さんが写真
 を見せて誰かと質問すると、多くの子どもたちの手が挙がり、「徳田秋聲」「泉鏡花」「室
 生犀星」と難なくクリアしていきました。
  三文豪マップに浅野川犀川を書き入れて三人の関係や、性格、趣味、作品の特徴を順
 番に学習しました。
  授業のまとめで感想発表をしました。積極的に次から次へと感想発表があって、頼もしか
 ったです。三文豪がより身近な存在になったようでした。

  薮田さんお疲れ様でした。ありがとうございました。
  額小学校4年生の皆さんありがとうございました。

 





 8月31日(日)■朗読会 高橋治作『風の盆恋歌』

  朗読:菊川豊子(朗読小屋浅野川倶楽部)

  参加人数は70名で、会場は超満員でした。冷房温度も目一杯下げましたが、それでもず 
 っと扇いでいる方もおられました。

  今回のイベントは、募集開始から申込が順調で、当初50名の定員をふやして対応しまし 
 た。それでも何人かの方にお断りしました。すみませんでした。

 
  何が参加者を惹きつけたのか? 演じ手? 朗読作品? タイミング(9月1日から「お
 はら風の盆」が始まる)? 「おはらブーム」があれ以来(“あれ”とは、高橋治さんの作 
 品の出版をいう)今も続いているのでしょうか。

  カーテンを閉め、電気も消して、読み手そばのスダンド1灯の照明で朗読が始まりまし
 た。

  美しい日本語とはっとするような男女のささやきなどが、あたかも、“おはら”の踊りと
 地方(じかた)のように感じられた作品を、菊川さんは、情感を込めて作中の主人公にのり
 うつったかのように朗読されました。

  1時間20分の朗読時間でしたが、皆さん最後までうっとりとして聴いておられました。

 読み終わると目頭をそっとハンカチで拭っておられた男性もいました。

  菊川さん熱演ありがとうございました。(H)



 8月30日(土)■第6回詩入門講座

  講師:内田 洋

  「詩人論Ⅱ」の講座です。内田先生は、阿部公彦著:「詩的思考のめざめ」(東京大学出
 版会20142月)と荒川洋治「詩とことば」(岩波書店2004年初版、20126月岩波現代
 文庫)の2冊の推奨文献をもとにして詩人論を展開されました。
  今回は、あえて共感や親しみの持てる詩人に着目するのではなく、「詩人」というのは何
 をしている人をもって「詩人」というのかに的を絞った講義となりました。
  講義の中で内田先生が言われた「習うより慣れろ」で書き続けながら「詩人」になる。希
 望を持って書いていくしかない、という言葉が印象に残りました。
  実際の詩を二編取り上げて鑑賞の仕方、考え方も教えていただきました。
 次回は実作です。締め切りまでの提出にご協力下さい。

  第7回 913日 (土) 講師は 井崎 外枝子先生です。



 8月23日(土)■第5回小説講座

  講師:剣町 柳一郎
 
  今日のテーマは「文体」です。「読み込む力は書く力」であることを理解するために、
 江國香織の「すいかの匂い」から、短編「海辺の町」「あげは蝶」を取り上げて、作者の言
 いたいことやどこが個性的な文体であるかを話し合いました。子どもの描写に力があり、共
 感したという意見が多く、読者の共感を得る文章を書くことがいかに大切であるかを具体的
 に学びました。剣町先生から江國作品についての解説があり、観察力の鋭さが描写力につな
 がることを学びました。

 書き終えた時の留意点
 ・読者が読んで楽しいものになっているか
 ・いろいろな人の目を通すこと
 ・第三者に読んでもらう→辛口の批評をしてくれる人を自分の側に置く
 ・とがった作品であること → 個性 につながる

  最後に、受講生の皆さんからの質問を聞き講義を終了しました。

  次回は、96日(土)、講師は寺本 親平 先生です。



 8月23日(土)■第1回短歌入門講座

  講師:坂本 朝子

  第1回短歌入門講座を開きました。
  テーマは、「短歌を始めよう」~歌は人生を豊かにします~です。18名の受講生が参加
 され、坂本先生の歯切れのいい講義が進みました。短歌を作るには、いい作品をたくさん読
 み込むことが大切であるという先生のお考えから、第1回目は、郷土の歌人である尾山篤二
 郞の三つの歌集から主な作品を取り上げて学習しました。初めて篤二郞の短歌に触れた受講
 生も多かったようです。
  短歌の主な技巧として、擬人法や比喩、余情を生む工夫、色を入れることの効果や文語表
 現により、語彙を豊かにすることなど、多くのことを具体的に学習しました。
  最後に、受講生の自己紹介があり、受講理由や短歌との関わりについて話がありました。
 それぞれの受講理由がわかり、短歌が作れるようになるかと心配する受講生には、先生から 「まかせてください。」との大変力強い一言があり、今後に向け期待感を抱かせ、和やかに
 講座を終了しました。
 
 次回は920日(土)10:30からです。




 8月22日(金)■のまりんの紙芝居劇場

  演じ手:のまひょうしぎの会 代表 野間 成之

  夏休みも残すところあとわずかとなり、宿題の仕上げに追われている子どもたちもいたの
 ではないでしょうか。でも、今日はそんなことはさておいて、金沢文芸館の3階 文芸フロ
 アは、「のまりんの紙芝居劇場」鑑賞の皆さんで溢れかえっていました。のまりんは、赤い
 シャツを着て元気いっぱい、パワー全開。自己紹介だけでも楽しいお話にみんな引き込まれ
 て紙芝居劇場が始まりました。

  演目 ・花の精(徳田秋聲 作)
     ・でんしゃがくるよ
     ・まんまるまんまたんたかたん
     ・かあさんのワニのおくりもの
     ・かめのえんそく

  中でも、徳田秋聲の作品「花の精」は、今回の上演にあたり、徳田秋聲記念館の藪田由梨
 学芸員さんが是非と作製された作品とあって、仕上がり具合を楽しみにしていたものでした
 が、絵の美しさ、お話の展開のわかりやすさ、のまりんのお話の巧みさと三拍子揃ったよい
 仕上がりとなっていました。初演、大成功!めでたし、めでたし!
  元気な子どもたちのかけ声や合いの手も混ざり、ライブならではの「のまりんの紙芝居劇
 場」でした。国内はもちろん、海外にも公演に出かけて忙しいのまりんさん!また来年もよ
 ろしくお願いします!



 8月20日(水)■第11・12・13回学校出前講座 金沢市立鳴和中学校2年生

  講師:坂本 朝子、橋本 忠、島田 鎮子

  再び鳴和中学校にお邪魔して、「学校出前講座」を開催しました。
  今回は2年生対象です。「短歌をつくろう!」というテーマで、実作に挑戦しました。
  事前に短歌の性質や特徴については学習済みというので、3人の先生方が3会場に分かれて
 指導して下さいました。中には、エアコンのない教室が会場になっているところもありまし
 たが、グループから作品一つの発表とあって、暑さに負けず、みんなでしっかり考えていま
 した。
  課題は「夏休み」や「夏に関すること」です。グループの代表者から作品を発表してもら
 って講座を終わりました。みずみずしい感性で、素直に気持ちを表した作品がたくさん生ま
 れました。一部を紹介します。

     部活での夏の思い出足元に黒と白との境目がある

     日が暮れて友達と来た夏祭り花火も上がり屋台にぎわう

     夏の日の空の青さに目を細め暑さを恨むお昼の時間

     夏休み炎天下の中ランニングめっちゃ暑くて倒れそうだ

     盆踊り浴衣着ながら踊るとき夏の夜空に光る私たち

  これからも、短歌をそれぞれの生活の中に取り込み、より身近なものとして根付いていけ
 ばいいですね。




 8月9日(土)■かなざわ燈涼会2014協賛事業 金沢ナイトミュージアム
         ソプラノとオルガンの夕べ~こころのふるさとを唱う~
  
  出演:ソプラノ歌手 直江 学美
     オルガン奏者 黒瀬 恵

  多数のお客様にご来場いただき、華やいだ雰囲気の中で、「ソプラノとオルガンの夕べ」
 を開催しました。ソリスト直江さんの美しい歌声が館内に響きわたりました。途中、お二人 
 の仲の良さがよくわかる軽妙なトークで笑いを誘う場面もあったり、黒瀬さんの独奏を挟ん 
 だりと盛りだくさんで、聴衆の皆さんもうっとりしていらっしゃいました。
  フイナーレは、参加者全員が心を一つにして歌った「ふるさと」でした。にわか合唱団と 
 は思えない一体感があり、胸が熱くなりました。1時間という短い時間でしたが、和やかで 
 温かい、そして、熱い感動の時間を過ごすことができました。
  
 お忙しい中ご出演下さいましたお二人と、ご参加いただいた皆様に深く感謝申し上げます。

  なお、黒瀬さんが弾いていたリードオルガンは北陸学院様(ウイン館所蔵)からお借りし
 た、全国的にもわずかしか残っていない大変貴重なオルガンでした。ありがとうございまし
 た。
 


 8月9日(土)■第5回詩入門講座

  講師:杉原 美那子

  前回に引き続いて「実作」の授業です。受講生の提出作品に杉原先生がアドバイスをして
 下さいました。一人ひとり、丁寧に、わかりやすく説明して下さいました。受講生の作品も
 磨かれた作品が多くなってきました。

  詩を書く時のポイント
  ・読んだ人の心に残るもの
  ・詳しく説明しすぎると読む方の気がそれる、説明しすぎない
  ・推敲を心がけ、「この言葉だけを残す」という言葉を残す

  次回は8月30日(土)15:00から、講師は内田洋先生です。



 8月9日(土)■第4回小説入門講座 
  
   講師:小網 春美

   今日のテーマは、「描写の力―うまい描写が人の心を動かす」です。
   最初に、小網先生から、「ストーリー」と「描写」の違いについて説明がありました。
  「ストーリー」は文章の「骨格」であり、「描写」は「肉付け」である、描写によって文
  章に深みが出てくる。例えば、「あっという間」とよく使われる表現があるが、どんな間
  なのか、それを目に見えるように書くことが描写するということである。との解説があり
  ました。
   最後に、「書き上げた文章は必ず推敲することが大切であり、100回見直せば、100
  直すことがある」と話をされて授業は終わりました。

   次回は第5回 9月13日(土)10:30から、講師は高山敏先生です。
 


 8月8日(金)■かなざわ燈涼会2014協賛事業 金沢ナイトミュージアム
         朗読の夕べ~徳田秋聲が描いた女模様/三題~

  朗読:朗読小屋・浅野川倶楽部
     『おぼろ月』 干葉 成世
     『蟹』    田村 紀子
     『女装』   鈴木 朋子

  朗読小屋 浅野川倶楽部の皆さんに徳田秋聲の三作を朗読していただきました。「おぼろ
 月」干場成世さん、「蟹」田村紀子さん、「女装」鈴木朋子さんです。朗読が始まると、瞬
 く間に、行燈に照らされた昭和モダンな文芸館1階交流サロンに、情念に身をまかせた妖し
 くも美しい三人の女性が出現しました。
  秋聲の女性を描く視点の鋭さに圧倒されました。朗読会には、徳田秋聲のお孫さんでいら
 っしゃる徳田秋聲記念館の徳田章子名誉館長もご参加下さり、51名のご来場者でホールい
 っぱいとなりました。
  浅野川倶楽部の髙輪先生、メンバーの皆様、ご来場下さった皆様 本当にありがとうござ
 いました。


 7月26日(土)■第4回小説講座 
 
  講師:荒川 義清

  本日の講座は、『北陸文学』を主宰しておられる荒川義清さんの講義でした。
 今回は「書く勇気」というテーマで、先生自身が小説を書き始めたきっかけなどを紹介しな
 がら講義がすすめられました。
  「小説は人に教えてもらうものではない、自分で書きだすことが大切である」と言われま
 した。(聴いた瞬間、この講座の目的は? と考えてしまいましたが・・・)
  自分の力を試すために、いろんな文学賞にチャレンジして欲しいとも。
  「小説を書く極意は、『むずかしいことを優しく、優しいことを深く、深いことを面白く 
 ・・・文章は相手に伝わればよい』(井上ひさし語録より)、これに尽きると」

  次回(8/23)の講師は、久しぶりの剣町柳一郎先生です。(H)




 7月22日(火)■第8・9・10回学校出前講座 金沢市立鳴和中学校1年生 
  
  講師:金沢ふるさと偉人館学芸員 増山 仁
     徳田秋聲記念館学芸員   藪田 由梨
     金沢おはなしの会     神田 洋子
  
 金沢市立鳴和中学校にお邪魔しました。
  夏休みに入って4日目でしたが、1年生、3年生共に学年行事があり、夏休み中とは思え
 ない活気がありました。
  講座は、1年生6クラス190名を3会場に分けて開催されました。
  12組「金沢の偉人たちを知ろう」、34組「金沢の文学に触れよう」56組「民話
 を聞こう」というそれぞれの課題について学習しました。

  ① 12組 「金沢の偉人たちを知ろう」  講師 増山 仁 学芸員
  「なぜ金沢に偉人が多いのか」という理由説明から話が始まりました。明治維新当時、
 政治家は薩長出身者が圧倒的に多く、政治的には金沢は維新に乗り遅れたが、科学、文学
 系偉人は、加賀藩が育成に力を入れたこともあり、多数の偉人を輩出することになったそ
 うです。
  今回は、「高峰譲吉」や「桜井錠二」などの、科学系の偉人に絞って話が進められまし
 た。

  ② 34組 「金沢の文学に触れよう」  講師 藪田 由梨 学芸員
  テーマは、「金沢の文学に触れよう」ですが、今回の講座では、「三文豪」に焦点を当
 てて話がありました。三文豪それぞれの趣味や特技など人間像や三人の人間関係、作品の
 特徴などです。詳しい説明を通して、一人一人の違いや特徴が良くわかりました。

  ③ 5,6組 「民話を聞こう」 講師 神田 洋子
  暗く、静かな室内に、一本灯された和ろうそくの炎が揺らめき、舞台設営も完璧です。
  どんこ風の素朴な衣装に身を包んだ神田さんの凜とした声だけが響きわたりました。
  「芋掘り藤五郎」「飴買い幽霊」を含めた6つの民話を時間ぎりぎりまで語っていただ
 き、聞いている皆さんも熱心に聞いていました。
  8月には、1年生全員で「ジュニア金沢検定」を受験するそうですが、今回の講座開催
 がいい刺激になって学習がはかどるように祈っています。頑張ってくださいね。



 7月19日(土)■第3回川柳入門講座 
 
 講師:酒井 路也

  今年度最後を締めくくる会でしたが、参加者は5名と少なく残念でした。
  最初に、改めて自己紹介をしました。一人ひとり最近自分が打ち込んでいることや川柳との関わりなどをじっくりと話すことが
 できたので、受講生の皆さんはお互いが良くわかり、一層打ち解けることができたようです。
  それから、酒井先生から提出作品の添削がありました。優しい先生に受講生からは、厳しく指導して下さいとの要望がありましたが
 優しい先生からは、やはり、優しいご指導をいただきました。
  会員の皆さん相互にも交流を深めることができ、和やかな会となりました。
  酒井先生、3回にわたっての川柳入門講座のご指導ありがとうございました。



 7月12日(土)■第4回詩入門講座 
 講師:新田 泰久
 
  今日は、受講生の皆さんの作品のミニ合評会でした。一人ひとりの作品について新田先生
 から講評していただきました。優しい心の込められた詩や激しく叱咤する詩などさまざまで
 やはり、詩は作者の性格が現れ出るものなのだなあと感じました。なかなかの秀作揃いで次
 回がまた楽しみです。
  次回は89日(土)15:00からです。講師は杉原 美那子先生です。受講生の皆さんは
 作品提出が7月いっぱいなので提出方よろしくお願いします。



 7月12日(土)■第3回小説入門講座

 講師:小網 春美

  今日のテーマは、「ストーリーをつくるー読者の心をつかむコツ」です。小網先生からス
 トーリーの作り方について説明がありました。先生自身の体験例を挙げて、フイクションの
 生まれるポイントはどこか具体的にわかりやすく解説され、受講生もうなずきながら聞いて
 いました。
  人を引きつけるには、
  ・書き出しの工夫
  ・山をつくる→事件、ハプニング、意外性、予想外
  ・文章力
  ・結び
  やはり、小説は最初の一、二行で善し悪しが決定する。書き出しがツボだと繰り返して言
 われたことが印象に残っています。
  その後、受講生からいくつもの質問がありました。皆さんたいへん熱心です。
  次回は、89日(土)10:30~ 講師 小網 春美先生です。



 7月11日(金)■第6、7回学校出前講座 金沢市立木曳野小学校5年生 『金沢三文豪について』 

 講師:薮田 由梨(徳田秋聲記念館学芸員)

  木曳野小学校4年生5クラスの子どもたちを、2グループに分けて授業しました。きちんと
 話を聞き、薮田先生の質問にも積極的に答えていました。立派な授業態度でした。薮田先生
 から秋聲、鏡花、犀星それぞれの人物像、3人の間柄、それぞれの作品の特徴について詳し 
 い説明を聞きました。
  秋聲は趣味がダンスで新し物好きだったことや鏡花は潔癖症なぐらいのきれい好きで、ウ
 サギさんグッズの収集家だったことや、犀星はガーデニングが趣味で、犬、猫など動物が大
 好きだったことなど、3人それぞれの楽しい話がいっぱい聞けました。
  さらに詳しく知りたい人は、ぜひ、夏休みにお家の人と記念館に来てくださいと、途中さ
 りげなくコマーシャルが入りました。でも、鏡花記念館には600種類もの鏡花の集めたう
 さぎグッズがあるそうですし、秋聲記念館や犀星記念館にも貴重な史料がたくさんあるそう
 です。ぜひ出かけてくださいね。お待ちしています。金沢の三文豪マップにたくさんの書き
 込みをして自分だけの資料づくりにもがんばっていました。集中した楽しい授業でした。



 7月10日(木)■第5回学校出前講座 金沢市材木町小学校5、6年生 『俳句をたのしむ』

 講師:福島 茂(前金沢文芸館館長、前田土佐守家資料館副館長)

  台風8号の影響でフエーン気味となっており、朝から気温が高く蒸し暑い中で授業が行わ
 れました。
  材木町小学校にお訪ねするのは今日で3回目です。いよいよ高学年の皆さんの授業です。 
 1階トレーニング場に整然と子どもたちは集まっていました。高学年とあって、早速福島
 先生が、「俳句の約束事で知っていることがあったら言ってください。」と質問しました。 
 定型であることと季語を使うこと、しっかりと答えが返ってきました。さすがです。あとの 
 発見・感動があることや句切れについての説明を聞き、メモを取りました。
  中庭に出ての句材探しで時間切れとなり、残念ながら作品発表まではいけませんでしたが
 どんな作品が出来上がったのか楽しみです。授業中まったく私語をせず、中庭への移動も行
 動あるのみで、本当にしっかりしていました。
  さすがに、最高学年で材木町小学校を背負っている子どもたちは違うって感動しました。
  最後に、自分たちで育てたマリーゴールドの可愛いお花までいただき、本当にありがとう
 ございました。いい作品を仕上げてくださいね。



 7月9日(水)■第4回学校出前講座 金沢市立西南部小学校3年生 『俳句をつくろう』

 講師:竪畑 政行

  朝から気温36度を記録する大変な暑さの中で開かれました。しかも、夏休みまであと一週
 間ほどとあって、ウキウキ気分の子どもたちです。
  竪畑先生とのご挨拶もそこそこに早速授業の始まりです。「俳句を知っている人?」とい
 う竪畑先生の質問に多くの手が挙がりました。俳句の三つの約束事を学んだあと、夏の風物
 の確認です。最もみんなの声が聞かれた場面でした。「夏の季語100」から自分の好きな
 季語を選んで実作となりました。欲ばって二つも三つも季語を入れた俳句ができあがり、竪
 畑先生から一つに絞るようアドバイスがありました。
  代表作を披露しましょう。
  「 夏休み ぼくをめがけて 飛んでくる 」
  「 せみの声 家まで届く 音楽会 」
  感動が伝わってくるすばらしい作品になりました。



 7月6日(日)■第3回五木寛之作小説『風の王国』朗読会 

 講師:朗読小屋浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

  朗読会3回目です。髙輪さんの低くも力強い声によって、速見が、「跳ぶ女」を目撃する場面に誘われました。
  「あやしやたれかふたかみのやま」「へんろう会とは何だ?」「跳ぶ女の正体は?」と、いくつもの疑問を抱えたところで
  次回に持ち越します。

  次回は8月10日(日)午後2:00からです。
  話はいよいよ佳境に入ります。
  ぜひたくさんの方のご参加をお待ちしています。



 7月5日(土)■第3回小説講座 

 講師:荒川 義清、寺本 親平

  今日は、受講生の皆さんが提出した作品のミニ合評会を行いました。
  一人ひとりの作品について先生方から講評をいただきました。ご都合がつかず欠席された
 正見先生からは、受講生全員へ講評のメッセージカードをいただきました。
  今回の作品はどれも質の高い作品だったと寺本先生からお褒めの言葉がありました。さら
 に良くするために、改行の際の約束事を守ることや常套句を使わずにかみ砕いた言葉で表現
 すること、読者を常に意識して、読んでいる相手がいるということを忘れずに書くことなど
 の指導がありました。時間の制限がある中で、なんとか出席した18名の受講生の全作品を講
 評していただくことができました。
  次回は726日(土):「書く勇気」というテーマで荒川先生の講座となります。




 6月30日(月)■第3回学校出前講座 金沢市立味噌蔵町小学校1年生 

 講師:竪畑 政行

  まず、「俳句を知っている人!」と講師の竪畑先生の質問です。想像以上に挙がった手が
 少なく、大丈夫かなと心配でしたが、手を挙げた児童の中に、「俳句は3行に書くことがで
 きる詩みたいなもので、1行目は5音、2行目は7音、3行目は5音」とみんなに説明してく
 れた子がいました。実にポイントを押さえたすばらしい答えでした。
  「それでは」と、竪畑先生が、「とびだすな くるまはきゅうに とまれない が俳句だ
 と思う人」と尋ねたところ、ほぼ全員が「はーい。」と大きな声と共に手を挙げました。ま
 たまた大丈夫かなと思いましたが、竪畑先生から、あと2つの俳句の約束事について説明を
 聞いたあとは、しっかりと俳句とただの文との違いを習得することができていました。   
  夏の花や生き物、祭り、花火、など、夏だとわかるもの探しでは、競い合って元気よく発
 表していました。中庭で実際に夏のものを探したあと、教室に戻って俳句を作りました。子
 どもにしか作れない、感受性豊かな秀作ができあがりました。




 6月28日(土)■第3回詩入門講座 

 講師:杉原 美那子

  今回は第3回目の講座で、講師は杉原美那子さんでした。

  杉原さんは、元高校教師で、教師の傍ら詩作を続けてこられ、『杉原美那子詩集』(19
 71)(第1詩集)をはじめ『花冷えの町』(1983)(第2詩集)、『駆けてくる夏』
 (2003)(第3詩集)を刊行されています。
  現在は、詩誌「笛」の同人で、「金沢市民文学賞」の選考委員でもございます。

  今回の講座のテーマは、「詩作の周辺」でした。

  お話された中から、いくつか紹介しましょう。

 ・「気にかかる、書かずにいられない。モチーフの強さが、どれだけ切実か。これが詩作の原点になる。」

 ・「テーマを際立たせ、強調するためには、極力余分なものは取り除いた方がよい。書く
こと、書かないことの見極めが大切である。」

 ・「その作品を高めるのも、台なしにするのも、最後の一点にかかっているようにさえ思
う。自分もいつも最後の一行に迷う。」


 さて、いよいよ次回(7月12日)から受講生の作品の講評がはじまります。

  作品の提出〆切が7月5日までと、あまり日がありませんがみなさん頑張って書いてくだ
い。書くことからはじまります。

  次回の講師は、新田泰久さんです。ストレートな講評に定評があります。(H)



 6月21日(土)■第2回小説講座 

 講師:正見 巖

  最初に簡単な自己紹介があり、「北陸文学」会員、創作童話、民話の共同執筆50年間に
 及ぶこと、小説は71歳から書き始めたことなどのお話がありました。         

  小説を書くときのポイントを具体的な例を挙げながら解説されました。時には先生の失敗
 例も挟みながら説明されたので、受講生から笑いが起き、たいへん和やかな講義となりまし
 た。参加者は17名でした。

  次回は75日(土)提出作品についての討論となっています。作品をまだ出されていな
 い方はお早めに提出ください。





 6月21日(土)■第2回川柳入門講座 

 講師:酒井 路也

 講義は、第1回に学習した⑫「気をつけること」⑬「現代川柳の流れ」をもう一度確認す
ることから始まりました。その中で、酒井先生は、「どんな自然を詠んでも、私が入っていないと川柳ではない、現代川柳の流れで言えば、段々素直になってきており、ダジャレから離れたところにある、難しい言葉をできるだけ使わず、誰にでもわかってもらえることが大事である」と解説されました。
 それから、酒井先生が、参加者の作品の添削をしてくださいました。ちょっとした表現の
違いで作品が生きてくると実感しました。参加者が8名と少なかったのが残念でした。
 次回は、719日(土)作品鑑賞~実作した句の鑑賞~です。事前に作品の提出をお願いしています。会員のみなさんの参加をお待ちしています。

 

 



 6月20日(金)■第2回学校出前講座 金沢市立材木町小学校1、2年生 

 講師:福島 茂(前金沢文芸館館長、前田土佐守家資料館副館長)

  「俳句を知り、俳句が好きになる」をテーマに俳句について学びました。元気な挨拶から
 いよいよ授業がスタートしました。俳句の三つの約束、1っと驚く 2つのことか
 3みたてを考える について教わりました。
  次に、中庭に出て草花や生き物に触れながら実際に俳句を作りました。できあがるたびに
 講師の福島先生に「できたよー!」と報告に駆け寄る姿がなんともかわいらしかったです。
  教室に戻り、何人かの作品を紹介して授業を終了しました。「俳句を好きになった人は手
 を挙げてー」という呼びかけにたくさんの手が挙がっていました。
  楽しく学べたようで何よりです。



 6月16日(月)■第1回学校出前講座 金沢市立材木町小学校3、4年生 

 講師:福島 茂(前金沢文芸館館長、前田土佐守家資料館副館長)

 福島前館長による授業が行われました。授業のテーマは、「楽しく俳句を学ぶ」です。
最初に、俳句とはどういうものかを学びましたが、子どもたちから意見が多数出て、みん
なで、普通の説明の文章と俳句の違いについて知ることができました。
 次に、俳句の約束事を3つ押さえ、いよいよ中庭に出て実際に俳句を作る時間になりました。短い時間でしたが、みんな一生懸命に考えていました。最後にマルテに戻り、何人かの
作品を発表して授業を終わりました。活発に意見発表し、できあがった作品も臆することな
く紹介しあえる子どもたちの明るい笑顔がすてきでした。
 同様に、620日(金)は12年生の授業が行われます。学校あげて、俳句など、言
葉で表現することに取り組んでおられるそうです。56年生の授業も予定しています。

 



 6月14日(土)■第2回詩入門講座  

 講師:新田 泰久

  「詩の本質について」という難しいテーマです。新田先生の講義されたことを簡単にご紹介します。表現技巧や言い回しは本質を
  描くための手段でしかない。直感的なひらめきのないものは詩にならない。感性を磨くためには、自分の心を無にして対話すること、
  詩、 絵、鳥のさえずりや雲の流れ、風の音など、自然と向き合う中で、日常生活で感じたことを言葉にしようと努力することが大切
  である。
   詩は彫刻みたいなもので、石塊から自分の思いを掘り出すようなものである。平素から言葉で表現し、表現技法や技巧を磨いておか
 なければ、いざ書けるときが来ても書けない。とつとつとお話される言葉一つひとつに学ぶことが多い有意義な時間でした。受講生の
 皆さんからも活発に意見や質問がありました。

   次回、第3回は、628日(土) 杉原 美那子先生の担当です。

 



 6月14日(土)■第2回小説入門講座  

 講師:高山 敏

 

  今日のテーマは「創作にあたるーその手掛かり」です。登場人物に個性を持たせるための
 三つのポイントから講義が始まりました。さらに、題名の付け方や会話部分の重要さや誰の
 目で書くかということを「不登校」の事例を挙げて説明されました。
  短編小説では、登場人物が多すぎると読者が混乱するといったことも大変参考になりまし
 た。大事なことは、こだわりを持って書き、テーマと視点を変えないことであるということ
 がわかりました。その後受講生の皆さんから専門的な質問が多数出され、共通の課題として
 みんなで考えることができ、実作に向けての準備が少しずつできてきました。

  次回は、712日(土)小網先生の担当です。

 



 6月8日(日)■第2回五木寛之作小説『風の王国』朗読会  

 朗読:朗読小屋 浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

 百万石祭りの最終日でもある、8日日曜日、第2回朗読会を行いました。
  例年より早い梅雨入りとあって天候が心配でしたが、雨に降られることもなく、受講生37人の皆さんが来てくださいました。
  早速、髙輪さんの朗読が始まりました。場面はまだ序章です。二上山に登るために乗り込んだ電車内で若い僧侶と出会います。僧侶
 の言った「妖し二上」という言葉に引きつけられた速見が、「へんろう会」の人たちの存在を知ったところで終了しました。これから
 はますますおもしろくなります。 

 第3回は76日(日)14:00からです。


 5月17日(土)■第1回小説講座  

 講師:寺本 親平

小説講座第1回がスタートしました。
 定員を超える人数、21名での開催となりました。昨年度に引き続きの受講生、昨年度小説入門講座からステップアップしての受講生、そして、初めて受講される方と経歴は様々ですが、「小説を書きたい」という強い思いがあることでは共通しており、室内にはピーンと張り詰めた空気が漂っていました。
「短編小説の書き出しについて」というテーマで寺本先生からのアドバイスがありました。漫然と書き出しに入らないで、1行目に十分気をつけることが大切であること、読むと書くとは一対のことであり、良い小説を書くためには、人の作品を読むことが大前提であること書いた作品は自分の中に留めず、外へ発信する、応募することを前提とすることなど、小説を書く時の留意点についてお話がありました。
 受講生は、ひとこと一言を集中して聴き、積極的に質問をして確認する人もいて、初回から力の入った有意義な会となりました。

次回は、621日(土)正見 巖先生の講義です。


 5月17日(土)■第1回川柳入門講座  

講師:酒井 路也

 川柳入門講座は受講生の方が9人と少人数ということもあって、和やかな雰囲気で始まりました。
 酒井先生から川柳についての講義があり、川柳は庶民の文学である。気楽に5,7,5のリズムを付けていけば良い。上達法は、他の人の作品を読むこと、とにかく肩肘張らず素直な気持ちで作ること、などのお話がありました。その後、受講生からの質問を受けました。皆さん真剣にこんな場合はどうかと質問し、実りのある会となりました。

次回までに作品を作って提出することを約束して第1回を終わりました。

 5月11日(日)■第1回五木寛之作小説『風の王国』朗読会  


 朗読:朗読小屋 浅野川倶楽部 代表 髙輪 眞知子

  第1回の朗読会が開きました。五木寛之先生の『風の王国』を8回に分けて、朗読小屋 
 浅野川倶楽部代表の髙輪眞知子さんに朗読していただく企画の1回目です。
  当日は3階の文芸フロアーに50名の参加者が集まりました。迫力のある髙輪さんの朗読に
 よって作り出された『風の王国』の世界にどっぷりと浸り、「翔ぶ女」の正体をはやく知り
 たいという気持ちにさせられました。主人公の速見卓の行動も気になります。
  1時間30分の予定でしたが、少しオーバーするくらいで次回への期待を膨らませて初回
 を終えました。
  次回は68日(日)の14:00からです。

 

 5月10日(土)■第1回詩入門講座

講師:井崎 外枝子

 今年度の詩入門講座がいよいよスタートしました。半数近い受講生の方が今年度初めて参加された方とあって、会場は、適度な緊張感に包まれていました。井崎先生は、「詩はそれぞれの感性で書くものである。」と言われ、「起承転結で書いてよいが、具体的に詳しく書かないこと、最後の1行で決まる」などの説明をされました。その後、いくつかの作品について鑑賞し、意見交換をしました。

 次回は、614日(土)15:00 新田 泰久 先生の講座です。

 5月10日(土)■第1回小説入門講座  

 講師:小網 春美

 「なぜ小説を書きたくなるのかー心の奥にあるものを形にする-」という課題についての講義がありました。
 最初に受講生の皆さんの自己紹介があり、好きな作家や小説を書き出した動機などを語っていただきました。昔から本を読むのが好きだったという方が多い中にあって、本を読むのが嫌いだったが4年前から好きになったという方もいました。表現力を付けたいという思いで参加された方が多いようです。
 その後、小網先生から小説を書く時の留意点についてお話がありました。「小説とは、猫や犬のことを書くのではなく、人間を書くことである。」、「一番上達する方法は、下手でもいいから最後まで完成させること」など、受講者はメモを取りながら熱心に聞いていました。
 次回は614日(土)高山敏先生の講座です。

 



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