金沢文芸館

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文芸館だより(ブログ)

文芸館だより H28年度

 1月21日(土)第3回 川柳入門講座 「ミニ句会に参加する」


 

 講師 城山 悠歩 (石川県川柳協会事務局長・北国川柳社同人、編集担当)

 

 強い低気圧によって、北陸地方は夕べから強い風が吹き荒れていました。今日もどうなることかと心配していましたが、新たな積雪はなく、意外に穏やかな日となりました。

 今年度全ての講座の締めくくりとして、第3回川柳入門講座がありました。宿題3作の互選、城山先生の講評、次に、席題に挑戦ということで、「鳥」か「酉」のどちらかを選んで即吟し、先生による選句と、内容は盛り沢山です。30分間で3句の作句と言われた時には、受講生の皆さんから「えっつ!」と声が上がりましたが、いざとなれば、さすがに手慣れた受講生の皆さんです。素晴らしい作品がたくさんできあがりました。

 そのうちの何点かをご紹介します。

☆ 酒がめが語源の酉が僕は好き

☆ 鳥のごと羽ばたいてみよ年女

☆ 囀りは風が伴奏のどじまん

☆ 酉年に出会うベビーはどちらかな

少人数での講座でしたが、どなたも、たいへん発想が豊かで、参加者全体のレベルが向上したようです。今後のご活躍を期待しています。

城山先生、緻密な資料の準備やわかりやすい説明で川柳の楽しさを教えてくださり、ありがとうございました。




  12月17日(土)第8回 小説講座 合評会②


 講師:正見 巖(「北陸文学」会員) 剣町 柳一郎(小説家)  寺本 親平(小説家)


 薄曇りのはっきりしない天気となりました。溶け残った雪が足元を濡らす中、10名の方が講座に参加されました。

今回でついに講座も最終回です。先生方により、6作品の講評が行われました。

全体として、「見直すこと」に関するアドバイスが多くありました。「自分の目線を排し、どれだけ徹底的に他者(読者)の目線で作品を見なおすことができるか」が大切、という点が強調されました。

「一つ一つの言葉が適切かどうか逐一検討すべき」「余談が多い。主眼を絞った方が良い」「主人公の年齢や登場人物との関係性をもっと早くに提示した方が良い」などの指摘があったほか、「雨音を聞いているような、淡々とした味わいのある作品」といった評が聞かれました。

「周囲に流されずに書き続けるには?」「描写の力を上げるためには毎日何をすれば良いのか?」といった質問には、「観察者としての目を持つこと、周囲をどう描写するかという目で見る」「デッサンを続けること」という回答がありました。客観的な視点について、見つめなおす時間となりました。

4回以上出席の方は、創作工房に作品を掲載できます。締切は1/7(土)必着です。皆さまの作品をお待ちしております。




  12月17日(土)第2回 川柳講座「川柳の作り方・味わい方」


 
講師 城山 悠歩(石川県川柳協会事務局長、北国川柳社同人)

 

 歩道には、今年に入って初めて積もった雪が溶けずに残っていました。天気予報が、来週は暖かくなると伝えており、冬本番まで、もうちょっとの猶予がありそうですね。

 第2回の川柳講座が開かれました。人数は7人の参加と少ないのですが、皆さん元気いっぱいです。
 最初に、宿題となっていた2題の作品で句会をしました。皆さんの共感を集めた作品をご紹介します。

 

 題「気楽」

☆  さみしさは気楽の裏に糊で貼る

☆  忘れろと気楽に言える他人事

 題「前」

   ☆昼のジム前も後もシニアのみ

 

 作品ごとに作者の説明があり、最後に城山先生から講評をいただきました。先生からは作句の注意点に加えて、「自分の体験で作るだけではなく、辞書で確認してから作ると作品の幅が広がる」とのアドバイスがありました。

 講座は終始和やかに進み、皆さんの腕も確実に上がってきているようです。

 最後となる第3回は、1月21日(土)です。宿題の提出は1月17日(火)となっています。どんな作品ができあがってくるのか楽しみです。




 12月10日(日)第8回 朗読会 五木寛之作「親鸞」完結篇下巻

 
 朗読 髙輪 眞知子 (朗読小屋 浅野川倶楽部代表)

 

 行燈の灯に髙輪さんが映し出されています。梅と菊に彩られた友禅の着物姿が艶やかです。いよいよ最終回を迎えた「親鸞」の朗読会が始まりました。

 善法院で書き物をしながら過ごす晩年の親鸞の様子が描かれた場面です。身近にいる人びととの語らいの中から親鸞の念仏への強い思いが伝わります。

ある日、東国に赴いていた唯円が善鸞の息子である如信と共に上京してきました。気に掛けていた善鸞の暮らしぶりを聞くことができ、和やかに過ごす親鸞の心情がわかります。

いよいよ親鸞九十歳、十一月二十八日昼過ぎ、息を引き取る場面です。

「覚信が期待していたような奇瑞は、なにもおこらなかった。」最終行のこのひと言が身にずしんと響きました。

髙輪さんが創り出す親鸞の世界に安心して身を委ね、浸りきった朗読会でした。髙輪さん、一年間の長きにわたり、本当にありがとうございました。お忙しい中ご来館下さった皆さん、ありがとうございました。最後に、5回以上ご参加いただいた方に五木先生の著書をプレゼントして終わりました。




12月9日(土)第8回 詩入門講座 合評会

  

講師 井崎 外枝子 (詩誌「笛」同人)

   内田   洋 (詩誌「禱」同人)

   杉原 美那子 (詩誌「笛」同人)
 
 北海道から大雪の被害が伝えられていますが、石川県内でも山沿いで初雪が観測されたそうです。金沢も気温が一気に低くなってきました。

今年度最後の講座を迎えました。
 1年間を締めくくり、先生方の総評からスタートです。

☆1回目と5回目の作品では、明らかに差が見える。言葉の選び方が変わってきている。

☆まだまだ無駄な表現が多い。
 ☆目の付け所がいいのにピントが定まらない。詳しく書くと、背景と主題が溶けてぼける。
  伝えたかったことは 何かを、客観的に眺めて切り取ることで、言いたいことを引き立たせ
  る。
 この後、作品ごとの講評となり、「曖昧さが各連で見られる」との評価を受けた作品をめぐっては、受講生から「言いたいことはあるが、表現方法がわからない」との苦労が語られました。先生方から、「作品に真実味を持たせるために、一歩踏み出す勇気を持って、明確に言葉で表現できるようにすること、輪郭づけていき、具体性を持たせていく」「まずは、どんどん良い散文を書いていけばよい」等のアドバイスがありました。
 一つひとつの作品に対し、時間を忘れて熱心に議論しました。




 12月9日(土)第8回 小説入門講座 合評会②

  

 講師 高山  敏 (北陸文学 主宰)

    小網 晴美 (北陸文学 会員)


 先月に引き続き2回目の合評会です。今日は、6作品について検討しました。どの作品も先生方からの評価が高く、「話の展開がうまい、読ませる力がある、ちょっと手を入れればおもしろい小説になる」など、受講生の皆さんにとっては、今後、大いに自信の持てる言葉が多かったようです。内容も、江戸時代の武士を主人公とする怪奇小説や現代小説まで、幅広い題材で描かれており、個性豊かな作品ばかりでした。

先生方からは、「来年は、小説講座を受講してさらに書き続け、是非、書くことを好きになってほしい」との、激励の言葉がありました。

創作工房に載せるための作品提出締め切りは、1月7日必着です。

 




 12月5日(月) 出前講座 金沢市立兼六小学校 2年生 「民話を聞こう」

  

 講師 神田 洋子(ストーリーテラー)

 金沢文芸館からほど近くにある兼六小学校に伺いました。神田さんのお話の時間です。

プログラム

 ①「芋掘り藤五郎」

 ②「ででっぽっぽ」

 ③「飴買いゆうれい」

 ④「お吟こぎん」

 金沢の地名の由来となった「芋掘り藤五郎」など、代表的なお話を4つ聞かせていただき、古くから伝えられているお話の世界に浸りました。お話し会が珍しいのか、みんな興味を持って聞いていましたね。

 今日が今年度として最後の出前講座でした。多くの学校から希望を寄せていただき、感謝しています。ありがとうございました。

 




 11月29日(火)出前講座 金沢市立兼六小学校 4年生

  

 講師 増山 仁 (金沢ふるさと偉人館)

 兼六小学校の4年生の「総合的な学習の時間」に伺いました。全学年5,6限目が総合的な学習の時間になっていて、5年生は、加賀宝生の加藤先生が来られていました。地域の文化について多方面での学習が進められているようでした。

 さて、4年生は3クラス合同でランチルームを会場として行いました。約1時間、講師の増山さんが、「高峰譲吉」、「八田與一」、「木村雨山」の三人を中心に解説しました。解説中に友禅流しの話が出てくると、「したことあるー!」と元気な声で反応していました。

 さすが兼六小の子どもたちですね。地域柄、将来的には、加賀の伝統文化を背負っていくお友達が多数いることでしょう。新しい偉人の道を目指して頑張ってください。

 増山学芸員さん、今年もいろいろな学校でお話くださりありがとうございました。

 




11月20日(日)古典の日記念事業 口承文芸講座 「羽衣説話の世界~風土記・能・口伝えの文芸をめぐって~」

  講師 藤島 秀隆 (金沢工業大学名誉教授)

 

 異類婚姻譚の最終章は、「羽衣説話の世界」と題して行われました。羽衣伝説が記載されている書物として最も古い「帝王編年記」と、「丹後国風土記」とを読み比べ、共通点や相違点を学ぶことができました。さらに、「竹取物語」や謡曲「羽衣」にどのような影響を与えているか、詳しく説明してくださいました。三保の松原の伝説で有名な天女の羽衣の話は、西欧、東南アジア、中国、朝鮮半島と幅広く分布して世界的な広がりを持っている説話の一つだそうです。

 会場では、受講された皆さんが、頷きながら真剣に聞いていらっしゃいました。

 三回に亘って、古典を身近に感じられるように、わかりやすく解説くださいました藤島先生、本当にありがとうございました。

 




11月19日(土) 第1回 川柳入門講座 「川柳とはどんな文芸?~短歌・俳句との共通点、相違点」

 講師 城山 悠歩 (石川県川柳協会事務局長 北国川柳社同人・編集担当)

 

川柳講座のスタートです。今日は、「川柳とはどんな文芸か」について、城山先生がわかりやすく説明して下さいました。初めて川柳に取り組まれる方は、「気楽」に考えることができるとわかり、ほっとされていたようでした。
  ※ 川柳とは、人間との関わり、主に人間生活を扱う。
  ※ 川柳の三要素 ①穿ち ②滑稽 ③軽み

<講義終了後の感想>

・緊張したけど楽しかった。

・追い詰められるのも良いと思った。

・チャレンジしてみる。

・「気楽」に参加したけど、さあたいへん。

次回は12月17日(土)です。宿題が出ました。「気楽」と「前」を3句ずつ作って提出です。

早速チャレンジですね。読者をクスッと笑わせる、ハッとさせる作品を目指して頑張ってください。




 11月19日(土)第7回 小説講座 合評会①


 講師 正見 巌  (「北陸文学」会員)

   剣町 柳一郎 (小説家)

   寺本 親平  (小説家)

 

朝夕の気温と日中の気温の差が激しく、今年は例年になく紅葉がきれいです。お隣の寺島蔵人邸のドウダンつつじも真っ赤に染まったそうです。

合評会1回目を迎えました。7作品について先生方からの講評をいただきました。

「秀逸だ。」「楽しく読んだ。」「才能がある。」「どんでん返しがうまい。」「できた文章」など、先生方からはお褒めの言葉が次々と出てきました。しかし、中には、「小説の体をなしていない。」や、「インパクトがない。」など、厳しい評価も聞かれました。講座の中で学習したことを生かして書き続け、課題を克服してほしいとの励ましの言葉がありました。がんばってください。

「今回はいろいろなタイプがあってよかった。」との総評がありました。受講生それぞれの個性が感じられる楽しい合評会となりました。

次回は、12月17日(土)に第2回の合評会を行います。




 11月16日(水)出前講座 清泉幼稚園 民話を聞く


 講師 桜井 晴美 (金沢おはなしの会会員)

    浅賀 千鶴 (金沢おはなしの会会員)

 
 天神橋詰めにある清泉幼稚園に伺いました。朝は寒かったのですが、お昼近くなって随分暖かくなりました。園庭の真ん中では、100年は経っているという杏の木が黄色く染まった葉を落とし、小春日和の穏やかな陽に照らされて輝いていました。

年中、年長さんのグループと年少さんのグループと二つに分かれてお話を聞きました。行儀良く入場し、小さなかわいい椅子に座り終えたところでお話し会が始まりました。

 <プログラム>

 ☆年少さんグループ

  ・詩の朗読  「落ち葉のゆうびん」 作 まどみちお

  ・おはなし  「こぶじいさん」(日本昔話)

  ・おはなし  「さん匹のやぎのガラガラドン」(ノルウエー民話)

  ・おはなし  「おおきなかぶ」(ロシア民話)

 

 ☆年中・年長グループ

  ・朗読    「おばあちゃんのどんぐりだんご」(作 宇部京子)

  ・童歌    「あんたがたどこさ」より

  ・おはなし  「ついでにペロリ」(デンマーク民話)

 ここで、年中・年長さんグループのお話の会の様子をお伝えします。
 幼稚園のお散歩の時間にどんぐりを見つけるとみんな一斉に拾い出すとか、子どもたちもよく知っているしぶいどんぐりが、おいしいお団子に変身する工程を写真で紹介している「おばあちゃんのどんぐりだんご」のお話や、猫が、次から次におかゆから牧師さんまで「ついでにペロリ」と食べてしまい、最後におのを持った木こりに助けられるお話を興味津々で聞いてお話会が終わりました。お話の会の間、ゆらゆらと燃えていたろうそくの灯を消すのは11月生まれのお友達の役目です。偶然16日がお誕生日のお友達がいて、しっかりとろうそくの灯を消してくれました。大役を果たすことができてうれしそうでしたね。
 お話の会のあとはホールで収穫祭があるそうです。秋の収穫物を前にしたみんなの笑顔を思い浮かべながら、清泉幼稚園をあとにしました。
 金沢おはなしの会の桜井さん、浅賀さん、楽しいお話をして下さりありがとうございました。




 11月13日(日)第7回 五木寛之作「親鸞」完結篇下巻朗読会


朗読 髙輪 眞知子(朗読小屋 浅野川倶楽部代表)

 小春日和が続き、今日もうれしくなるような良い日です。「親鸞」完結篇下巻もいよいよ大詰めを迎えました。

 書写や和讃に打ち込みながらも、体の衰えを実感し、心萎える日々を過ごす親鸞が描かれている場面です。追い打ちを掛けるように、東国にいる善鸞が唱導で人気を集めるだけではなく、新しい念仏の教えを説いて評判になっているとの便りが届きます。それを心配した唯円が東国に旅立ちました。東国から善鸞の引き起こす争いごとが伝えられ苦悩する親鸞ですが、とうとう善鸞との義絶を決意しました。

 「我が子を思う情というものがないのか」と、覚信に責められ懊悩を深める親鸞の様を、髙輪さんが心に深く染み入るように表現します。親鸞の終わりのない悩みを共に体感しました。髙輪さんありがとうございました。

 あと1回を残すのみとなりました。最終回は12月11日です。皆さんのご来館をお待ちしています。




11月12日(土)第7回 詩入門講座「実作④


講師 井崎 外枝子 (詩誌「笛」同人)

小春日和の本当に気持ちのいい日でした。それもあってか、今日は参加者が少なかったのですが、井崎先生からの講評をいただき、受講生が自由に感想を述べ合ってお互いの作品を鑑賞しました。

<作品を通して学んだこと>

・詩は言葉のテンションが上がっているもので、既に書き上げた詩に手を入れてならして
  いっても感動を生まない。

 ・概念の説明をするくらいなら、むしろ自分の感情をぶつける方が良い。
 ・テンションの上がった誰かの詩を読んで、そのテンションを引っ張ってきて詩を書くくら
  いがいい。
 最後に、室生犀星の「寂しき春」を鑑賞して終わりました。
 次回は合評会で、12月10日(土)15:00~17:00 となります。




 11月12日(土)第7回 小説入門講座「合評会①」


 講師 高山  敏 (「北陸文学」主宰)

    小網 春美 (「北陸文学」会員)

 いよいよ合評会の1回目を迎えました。最初に総評です。今回の提出作品は、全体的にレベルが高く、文章が安定している、とのことでした。

第1回目の今日は、6作品について先生方から講評と手直しがありました。会話の工夫、視点がぶれないように表現すること、ねじれを生じさせない表現の仕方など、細かい点まで時間を掛けて配慮すべきことを教えていただきました。中には、「抑制の効いた良い作品、個性的、長編小説でもいい内容」などの賞賛をいただいた作品があり、層の厚みを感じる合評会となりました。

<今後の留意点>

・決して気落ちせず、何回も読んで書き直す

・小説を書き続けて、次のステップを目指す




 11月9日(水)出前講座 金沢市立泉野小学校 2年生 「みん話を聞こう!」

 

 講師 吉國 芳子 

 

 東京では木枯らしが吹いたとかで、冬の足音が一気に近づいてきました。朝から厳しく冷え込む中、泉野小学校に伺いました。

「おはようございます!」「よろしくおねがいします!」と、寒さを撃退するかのように、2年生全員の大きな挨拶の声が3階マルテいっぱいに響きわたりました。今日も元気いっぱいです。6月29日以来、2回目の訪問となります。

 まずは脳トレからと、「あんたがたどこさ」を「さ」抜き手拍子で遊びました。2年生なのに、「なつかしいー!」の声が上がり、ビックリしました。今よりもっともっと幼い頃、遊んだ記憶があったようです。

 最初は「ででっぽっぽ」です。初めて親の言うことを聞いて、親の言うとおり川渕にお墓を建てたのに、洪水で流されそうになり、「母恋し、ででっぽっぽ」と鳴く山鳩の声で、吉國さんの声が本当に悲しそうに聞こえ、みんなの心に響きました。

 「次は紙芝居です。」と案内されると、すかさず、「よっしゃ-!」と喜ぶ声が起きました。金沢版「めしくわんかかあ」全国版では「食わず女房」の始まり、始まり-!

 恐ろしい山姥に追いかけられた男が、菖蒲とヨモギの原っぱに逃れて何とか命拾いしたお話を元にして「菖蒲湯」に入るようになったそうです。

 最後は、「宝船寺のネズミ退治」でした。天井裏に潜んでいた大きなネズミを鹿島の猫と共に退治したのは良いが、自分たちの命も落としてしまった猫に感謝して、和尚さんが猫のお墓を建てて毎日供養したというお話が長町の宝泉寺に伝えられているそうです。

 身近な町の民話を、声真似や踊り、語りなど、吉國さんが、全身を使って表現して下さるので、子どもたちは大喜びでした。

 吉國さん、演じるだけではなく、紙芝居やDVDなどいろいろと準備して下さりありがとうございました。

 泉野小学校の2年生は、素直で明るくまとまりのある情感豊かな子どもたちでした。さらなる成長を楽しみにしています。ありがとうございました。




 11月3日(木・祝) 古典の日記念事業 「小泉八雲朗読とハープの調べ」

 出演 朗読  神田 洋子 (ストーリーテラー)
    演奏  上田 智子 (ハープ奏者)


 「文化の日」は晴れる、と言うのが昔からの定説だったのですが、それを覆し、今日の金沢は、生憎、雷、霙と何でもありの悪天候でした。午後、少しの晴れ間が覗き、その間に無事ハープの搬入を終えることができました。

一部は、神田さんによる小泉八雲の朗読です。凜とした神田さんの声が館内に響き、「雪おんな」「和解」「むじな」の三作品を読み上げました。途中ハープによる伴奏が入り、不思議な八雲の世界観を造り上げました。

二部は、ハープの演奏です。日頃、あまり目にすることのないハープを至近距離で見て聴くことができ、ハープの優美な音色を堪能しました。

二部 ハープ演奏

1 夢路より

2 ムーンリバー

3 ノクターン

4 ファイヤーダンス

5 引き潮

6 吟遊詩人の故郷への別れ

アンコールでは、上田さんの演奏に合わせて「ふるさと」を全員で合唱して演奏会を終了しました。

神田さん、上田さん、足元の悪い中お出かけ下さった皆さん、本当にありがとうございました。午後のひとときでしたが、心豊かな時間を過ごすことができました。




 10月30日(日)「古典の日」記念事業 口承文芸講座 
 第2回 御伽草子 「浦島太郎」をめぐって ~昔話 「竜宮女房」譚の原像~

 講師 藤島 秀隆(金沢工業大学名誉教授)

 今日も藤島先生の講義は、淀みなくパワー全開で進みました。先生が準備された貴重な資料に添ってお話が展開しますが、うっかりしていると何枚目のどこなのかわからなくなるので、必死についていきました。

 「浦島伝説」は、日本書紀、万葉集、風土記などさまざまな文献に記されており、1300年もの長い歴史を持つお話だそうです。「浦島太郎」という名前が初めて出てきたのが「御伽草子」なので、今日は「御伽草子」から入りました。さらに、風土記と万葉集の比較や類似点の確認など、それぞれの特徴について説明されました。身近な話として、旧松任市の石立町に伝わる浦島伝説の紹介もありました。

 お忙しい中ご参加下さった皆さん、ありがとうございました。

 次回は、11月20日(日)「羽衣説話」についてです。ご来館をお待ちしています。




 10月29日(土) 五木寛之文学散歩 2016~五木寛之から鏡花・秋聲を歩く~

 解説とガイド 金子健樹(五木文庫金沢代表)

        管野和義(五木文庫金沢会員)

 
 朝から空を睨んでいましたが、思うようなすっきりと晴れ上がった空とはならず、逆に出発直前になって雨が降り出す始末で、この後の文学散歩は大丈夫かと心配をしていました。

 午後1時30分、参加者の皆さんが集合され、講師の先生方のご紹介も終わり文学散歩をスタートしました。浅野川沿いを、大橋、梅ノ橋、天神橋と上に向けて歩き出した時には雨が降る心配をしなくても良い空模様となり、解説と楽しい会話に集中することができました。

 「朱鷺の墓」の舞台である卯辰山天満宮と日暮ケ丘を目指して上った帰厚坂が一番の難敵でした。日頃の運動不足を感じながら、スピードを落としてゆるゆると何とか上ることができました。金沢の街並みを眼下に見下ろす最高のロケーションでした。

 東山蓮如道、宝泉寺、馬場小学校の文学碑、小橋、中の橋・主計町、あかり坂・暗がり坂と五木文学、鏡花作品に触れながら無事文芸館に帰ってきました。最後に、参加された皆さんに五木先生の著書をプレゼントして終わりました。皆さん疲れも見せずお元気で帰って来られ何よりでした。

 解説いただいた金子先生、管野さんありがとうございました。

 ご参加の皆さん、ありがとうございました。




 10月19日(水)出前講座 金沢市立馬場小学校4年生「徳田秋聲を知ろう」

 講師 藪田 由梨 (徳田秋聲記念館 学芸員

 東山の通りを、大勢の観光客の方とすれ違いながら馬場小学校にたどり着きました。
 今日は、4年生の総合的な学習の時間にお邪魔しました。馬場小学校の偉大な先輩である徳田秋聲の学習です。藪田さんが、プレゼン資料に添って解説してくださり、同じ馬場小学校卒業生である泉鏡花との関係についても、実は、性格が合わず、仲が悪かったことなど、詳しい話がありました。
 最後に藪田さんが、秋聲記念館の大切な蔵書、「黴」を見せて下さいました。明治45年、今から100年前に作られた本で、「袖珍本」と呼ばれているそうです。日頃は、黴を生やさないように、薄紙に包んだ状態で、高価な特別製の箱に入れて保存しているとのことでした。
 藪田さん、貴重な本を見せて下さりありがとうございました。 
 馬場小学校では、11月に総合的な学習の時間の発表会を開催するそうですが、良い発表会になればいいですね。頑張ってください。



 10月15日(土)第6回 小説講座 「小説の実作について②」

 講師 正見 巌 (「北陸文学」会員)

 
 実作のために、小説を書く際のポイントを、17項目に亘って指導して下さいました。17番目は「題名」についてでした。題名はいつ決めてもよいが、題名だけで結末がわかってしまうものは良くない。深く考える必要がある、とのことでした。最後に、常に読者のことを頭に置き、独りよがりの内容、文にならないようにすること、小説は、書き手と読み手のコミュニケーションツールである。それを通して心を通わすのだ、と教えてくださいました。正見先生ありがとうございました。

 いよいよ、11月19日(土)、12月17日(土)が合評会です。受講生の皆さん、作品提出に向けて頑張ってください。




 10月15日(土)第3回 俳句入門講座

 講師 宇野 慂子(石川県俳文学協会副会長 風港同人)

 
 水色の絵の具をサーッと流したようなさわやかな秋空が広がっています。こんな日が何日も続いてほしいと思わせる最高の秋日和です。

 今日は俳句入門講座の最終回を迎えました。早速句会の準備です。二句ずつ提出された作品の中から一人三句の選句です。多くの作品が満遍なく選ばれたのは、俳句に一生懸命に取り組み、皆さんの力が拮抗していた証でしょうか。

 その中のいくつかをご紹介しましょう。

<作品紹介>

・手をつなぐ買い物帰り秋の風

・柿送る今日も元気と便り添え

・文芸館秋奏でるや十七音

・奥飛騨の狭き空より流れ星

・突然の金木犀に歩み止め

 最後に宇野先生から、すべての作品に対する講評と手直しがありました。一人ひとりが必死に作者の気持ちと言葉を吟味する時間を持つことができました。

 宇野先生、3回に亘っての講義ありがとうございました。受講生の皆さん、これからも俳句を続けて下さいね。ありがとうございました。




 10月13日(木)出前講座 金沢市立大野町小学校4年生「三文豪についてもっと知ろう

 

 講師 藪田 由梨 (徳田秋聲記念館 学芸員)

 
 海辺にある大野町小学校に行ってきました。7月の総合的な学習の時間にお邪魔して以来2回目です。今日の訪問には願ってもない方も同行して下さっていました。秋聲さんのお孫さんに当たられる徳田章子さん(徳田秋聲記念館名誉館長)です。たまたま所用で秋聲記念館に来られていたとのことで、めったにない機会だからと一緒にお出かけ下さいました。

 いつものように藪田さんのわかりやすい講義が終了し、質疑応答の時間です。担任の先生が、「実は・・」と子どもたちにサプライズのご訪問を知らせたのですが、「ウオー」と歓声が上がりました。授業終了後も子どもたちとの歓談がはずみ、大歓迎を受けました。

三文豪の業績、性格や関係などの学習と共に忘れられない思い出になったことでしょう。

 藪田さんありがとうございました。徳田章子名誉館長お忙しい中ご一緒して下さり誠にありがとうございました。




 10月9日(日)第6回 五木寛之作「親鸞 完結篇・下巻」朗読会 

 

 朗読 髙輪眞知子 (朗読小屋 浅野川倶楽部代表)

 行楽の秋本番を迎えた三連休のなか日です。金沢に多くの観光客の方がいらっしゃって、街中はたいへんな賑わいです。文芸館もその恩恵をいただき喜んでいます。ありがとうございます。

 さて、今日は朗読会第6回目となりました。嵯峨野の遵念寺がようやく落成を迎え、落慶法要を催そうとする間際からです。

落慶法要の導師を親鸞に頼みたいと思う竜夫人と親鸞が、二人を会わせたい申麻呂の仲立ちにより五十年ぶりに再会しました。五十年前に会ったことがあると言う竜夫人が当時の状況を語ると、親鸞は懸命に記憶を呼び覚まそうとします。そして、竜夫人こそ実は恵信の妹である鹿野であったことがわかります。その後話は進展し、落慶法要当日のことです。覚連坊の竜夫人と親鸞を捕らえようとする陰謀をうまくかわす場面で今日は終わりました。

再会した親鸞と竜夫人(鹿野)、二人の感情の揺らめきを表現する髙輪さんの朗読が圧巻でした。今更ながら、耳を通して物語を読むことのすばらしさを体感できました。髙輪さんありがとうございました。

次回は、11月13日(日)です。皆さんのお越しをお待ちしています。




  10月8日(土) ナイトミュージアム ソプラノとオルガンの夕べ~こころのふるさとを唱うⅢ~

 出演 ソプラノ歌手 直江学美 オルガン奏者 黒瀬恵 
 
 今年もナイトミュージアムの催し物として、直江さんと黒瀬さんに来ていただきました。残念ながら生憎の雨模様でしたが、文芸館1階はすっかりコンサート会場に模様替えをして皆さんをお待ちしていました。雨も厭わずお越し下さったお客様をお迎えし、いよいよ開会です。
 「旅愁」「月の砂漠」「秋の月」と直江さんの美しいソプラノがフロアーに響きわたりました。プログラムのテーマは「秋」です。深まりゆく秋に合わせて、次々と演奏されるなじみ深い唱歌にしんみりしました。黒瀬さんのオルガン独奏にも聴き入りました。

 途中より山野市長のご参観もいただき、最後は、恒例になっている、「ふるさと」の全員合唱で締めくくりました。

 出演下さった直江学美さん、黒瀬恵さん、お忙しい中ご参加下さいました山野市長をはじめ、皆様方、本当にありがとうございました。来年また文芸館でお待ちしています。




 10月8日(土)第6回 詩入門講座「実作③」

 

 講師 内田 洋 (詩誌「禱」同人)

 実作の3回目です。3回目ともなると、作品からも受講生の個性がはっきりとわかるようになってきました。作者の作品に寄せる思いを聞いてみんなでその作品について語り合いました。

 内田先生から、「潔い、強い、根性の座った人格を連想させる。」や「ユーモアのある作品」など、作品一つひとつに講評をいただきました。

 ある受講生から、「詩をやり出してから強くなった気がする。詩で人格を変えるということもあるんですね。」との思いが述べられ、強く心に残りました。

 次回は、11月12日(土)です。




 10月8日(土)第6回 小説入門講座「推敲について」

 講師 高山 敏(「北陸文学」主宰)

 
 今日のテーマは「推敲」です。

<資料より抜粋>

・推敲に入るときは、冷静な状態が必要である。書き上げてもすぐに推敲せずに、時間を置いておこなう。

・心を配ること→ 言い回し、句読点のつけ方、誤字、脱字の点検、主語述語のつながり方、ストーリーに矛盾がないか、つじつまの合わない箇所はないか、正確さに欠ける箇所はないか、など総合的に見直しをする。

・作品の良し悪しは推敲で決まる。納得のいくまで、とことん書き直す。

 手を加えなければならない文をどのように直せばよいか、具体例を示しながら説明されたのでわかりやすかったのではないでしょうか。推敲がいかに大切かを再確認できたようです。

 次回は、11月12日(土)、受講生の皆さんから提出された作品の合評会①となります。



 出前講座 金沢市立四十万小学校 4年生「金沢の偉人たちを知ろう」

 講師 増山 仁(金沢ふるさと偉人館学芸員)

 
 今年3回目の四十万小学校です。学校の前の小公園も秋一色に染まっています。今日は、「金沢の偉人たちを知ろう」というテーマで行われる4年生の総合的な学習の時間にお邪魔しました。

 まず、増山さんは、「金沢を代表する偉人と言えばこの二人をはずせません。」と言われ、高峰譲吉と八田與一の二人について詳しく説明しました。その間、みんな一生懸命にノートにメモをとり続けています。偉人二人の解説が終わった時点で思わず出たのでしょう。「疲れた-!」という声が聞こえてきました。本当にそれぐらいみんな必死にメモを取っていました。よく頑張っていましたね。

 話の締めくくりとして、「好きなことを早く見つけて、一生懸命に取り組めば、100年後は君も偉人になれる」と、増山さんからの激励がありました。

 しっかり話を聞いていて、質問や感想発表も積極的でした。

<主な質問・感想>

 ・偉人に女の人が一人しかいないのはなぜか。

 ・日本ではなく、アメリカでウイスキーを造ったことを知って驚いた。

 ・どうやって偉人になるか知ることができた良かった。

 増山さん、わかりやすいお話をありがとうございました。

四十万小4年生の皆さん、これを機会に、さらに研究を進めてくださいね。

 




 9月25日(日)平成28年度 「古典の日」記念事業 口承文芸講座
 第1回 昔話「蛇婿入」の源流 ~古事記・風土記・現代を中心として~

 講師 藤島 秀隆 (金沢工業大学名誉教授)

 ここしばらくの雨で、うっとうしい日が続いていましたが、今日は雨が上がり少し青空が覗いていました。気持ちも穏やかです。

 今年も藤島先生の口承文芸講座を開催しました。毎回、藤島先生のテンポの良いお話に惹き付けられます。お陰様で受講希望のお申し込みもたくさん頂戴いたしました。ありがとうございます。

石川県出身の本谷有希子さんが「異類婚姻譚」で、第154回下半期芥川賞を受賞された時の県内の盛り上がりは記憶に新しいところですが、今年の口承文芸講座では、藤島先生が「加賀・能登の異類婚姻譚をたずねて」と銘打って講演をして下さいました。

「異類」とは、人間以外の動物や生物、精霊、妖怪などを指すそうで、今日は「蛇婿入」について、奈良時代に編纂された「古事記・風土記」が、平安、鎌倉、江戸から現代へと、どのように伝承されてきたか、準備された資料に解説を加えながらお話してくださいました。現代の風習として残る菖蒲湯が、語り伝えられてきた「蛇婿入」の昔話とつながっていることなど興味深いお話をたっぷりと聞かせてくださいました。

 次回は、10月30日(日)です。皆さんのご来館をお待ちしています。「浦島太郎」についてのお話です。

 




 9月17日(土)第5回 小説講座「小説の姿」

 講師 寺本 親平 (小説家)

 日が沈むと虫の音が響き、小説を読んだり書いたりするのには持ってこいの季節となりましたね。今日は、夏目漱石作の「夢十夜・第三夜」と江國香織作「弟」を読み比べて感想を述べ合うという課題に取り組みました。

 寺本先生から二つの作品について様々な視点での解説がありました。また、今後の創作活動に当たり、読書することと書くことは表裏一対の関係にあるから、興味のあることがらから読んでいき、作品の中に分け入って、構造に深く思いを致して読むようにとのアドバイスがありました。

 合評会用の作品提出締め切り日は10月12日(水)までとなっています。受講生の皆さんからの作品提出をお待ちしています。




 9月17日(土)第2回 俳句入門講座 「見とめ 聞きとめ」~自然・日常の中での感動をつかむ~

 講師 宇野 慂子(石川県俳文学協会副会長 風港同人)

 
 今にも雨が降り出しそうな薄曇りの空です。今日は午後から傘マークが付いていました。今晩も月は見られないようです。

 俳句入門講座2回目がありました。宿題として、一人二句作ってくることになっていましたので、早速句会の始まりです。前回ミニ句会を行っているので、要領はわかっているようです。自分の共鳴した作品、好きだなと思った作品を一人三句ずつ選びました。選ばれた作品の一部をご紹介します。

<作品紹介>

・玄関の桔梗一輪客待てり

・赤とんぼま白き布団にひと休み

・落ち穂の田ついばむ鳥や群れなして

・いわし雲今年こそはと頂上へ

・山賊のように梨むく少年

最後に、全ての句について先生の講評と添削をいただきました。

<添削例>

「台風やこわれし屋根に雲流る」を「台風にこわれし屋根や雲速し」切れ字を使う場所を変えて、「流る」では平凡だから「速し」に変えることで台風の緊迫した状況を伝えることができ、味わい深い俳句になりました。

・季語は一つ

・むずかしい語句を使わなくても、みんなにわかる句を作ってください。

先生からのアドバイスでした。

第3回は、10月15日(土)です。皆さんのお越しをお待ちしています。




 9月14日(水) 出前講座 金沢市立四十万小学校1年生

 講師 神田洋子 (ストーリーテラー)

 山側環状線で四十万まで行ってきました。高尾山の山裾に広がる自然豊かな学校です。1年生は3クラスありますが、今日は1クラスずつのお話し会なので、朝の1限目から3限目までお邪魔していました。

 まずは1組からのスタートです。当番さんの号令に従って大きな声で挨拶できました。「よろしくお願いします。」

早速、神田さんからの質問です。「明日は何の日ですか?」元気よく答えが返ってきました。「お月見!」そうでしたね、明日は15日、十五夜です。というので、「まん丸お月見お月様」の読み聞かせが始まりました。美しい夜のお話でした。明日の夜、まんまるお月様がはっきり見えたらいいですね。

それから、暗幕を閉めて暗くなったお部屋は、和ろうそくの灯りだけが灯る「お話の部屋」になりました。こわいお話のはじまりはじまり!

「ならなしとり」

「飴買いゆうれい」

「かにかにこそこそ」

お話が始まると、シーンと静まりかえってお話に集中していました。2組、3組と順番に続きましたが、どのクラスもこわいお話を聞きたいという希望が圧倒的に多かったですね。みんなからの要望もあり、2組では、「おいとけぼり」と「ででっぽっぽ」、3組では「みそかいばし」のお話が加えられました。

四十万小学校1年生の皆さん、「お話の部屋」へのご来場ありがとうございました。

神田さん、楽しいお話をありがとうございました。




 9月11日(日)第5回 五木寛之作「親鸞」完結篇・下巻朗読会

 朗読 髙輪 眞知子(朗読小屋 浅野川倶楽部代表)


 青い空一面、うろこ雲でびっしり覆われていました。秋まっただ中です。髙輪さんも秋空を思わせるクールな色合いの着物姿でお似合いでした。

 「親鸞」完結篇・下巻も佳境に入ってきました。

 竜夫人が黒面法師に捕らえられ、針木馬の責めに掛けられる寸前に宋から招いていた7人の男達によって救い出される場面や朝廷側の検非違使と鎌倉側の六波羅との怪しいつながり、高田の真仏からの文に全く善鸞について触れられていないことを心配する親鸞の様子など。今後の展開が気になります。

第6回朗読会は10月9日(日)です。皆さんのお越しをお待ちしています




 9月10日(土)第5回 詩入門講座 実作②

 講師 杉原 美那子 (詩誌「笛」同人)

 
 実作の2回目です。受講生の皆さんも前回よりは少し余裕のある様子です。誰の作品から始めるのかなと思い、杉原先生のお話されるのを待っていたら、全く思いもかけない展開となりました。「順番はくじで決めます。」そうですね。そういう手もありでしたね。ということで、今日の作品検討はくじによっての進行となりました。

 作者による自作の朗読と作品への思いを語り、杉原先生からの講評をいただきました。繰り返し言われた言葉として「抽象的な言葉より、小さくても具体的な事実を書く。」ということでした。まとめとして、以下のことも言われました。

 詩は、「何を」「どう」書くかである、自分の中から突き上げてくるものを、自分の思っていることを、ぴったり相手に伝えることが大事である。そのためには、日頃から大事にしていなければならないことがある。

 ①語彙を増やす

 ②事実をしっかり見る

 ③厳密に言葉を選ぶ     

 杉原先生ありがとうございました。次回は、10月8日(土)です。




 9月10日(土)第5回小説入門講座「描写の力」

 講師 小網 春美 (「北陸文学会員」)


 9月に入り、朝夕は涼しく感じられるようになりましたね。日中も日向と日陰では体感温度が4,5度も違うような気がします。季節の巡りは確実に来ています。

 今日は小網先生の講義でした。始めに、第3回の講座で受講生から質問の出ていた項目について小網先生より解答がありました。質問は、「きざな文章とはどんな文章か」、また、「リアリテイーのある文章とは」でした。例文を揚げての説明がありました。

<講義内容概略>

・書き出しと結び →最初の一行で良し悪しが決まる。書きすぎに要注意

・描写と説明の違い →筆者の主観が入ると描写、薬の効能書きは説明、無駄な説明は極力避ける。

・自然描写 →とにかく観察する、自分の目で見、自分の言葉で表現する。

・心理描写 →比喩表現等の工夫

・人物描写 →服装、持ち物、見た目、くせ、声、におい等

・主人公 →キャラクターに魅力を持たせる。早く登場させる。

引き続き、名前のつけ方、季節、時代設定、舞台、タイトル等について具体的にわかり

やすく解説して下さいました。「小説を書くときは、計算をし尽くして書くこと」という

先生からのアドバイスがあり、講義を締めくくりました。

小網先生熱心な講義ありがとうございました。




 8月24日(水)子ども博物館セミナー「のまりんの紙芝居劇場」

 出演 野間成之 (のまひょうしぎの会代表)

    
 1部 一般公募参加者   2部 まこと保育園(年中、年長、学童)

  演目 「でんしゃがくるよ」

     「まんまるまんまたんたかたん」

     「おじいさんととら」

     「花の精」

     「ごんすけじいさまとえんま大王」

     「よんでよんで」

 「のまりん紙芝居劇場」は、今年で6年目を迎えました。夏休みも残すところあと一週間となりましたが、暑さに負けず、元気いっぱいの子どもたちが、文芸館3階フロアに集まってきました。日頃は落ち着いた感じの文芸館も、今日だけは賑やかな子どもたちの声が弾けています。のまりんも準備万端です。午後2時、紙芝居劇場が始まりました。

拍子木を叩いて踊るのまりんを見て子どもたちの笑いの渦が巻き起こりました。

「♪とんとんとんとんひげじいさん♪」

「♪とんとんとんとんつのじいさん♪」

子どもたちの鋭いツッコミにもめげないのまりんの楽しいお話に引き込まれて、大人も子どもも笑顔になりました。

絵本は世界中にあるけれど、紙芝居は日本にしかないとのことで、ご自宅に1500冊あるという紙芝居の中から子どもたちの大好きな6作品を選んで演じて下さいました。

11月にはシンガポールに上演のため出かけられるとのことで、国内外に大変忙しいのまりんです。

楽しい時間はあっという間に終わりました。のまりん、パワーいっぱいの紙芝居ありがとうございました。暑い中来てくださった子どもたち、保護者の皆さんありがとうございました。また来年も文芸館でお会いしましょう。お待ちしています。




 8月20日(土)第4回小説講座「小説を読む」

 講師 剣町 柳一郎(小説家)

今日の講座には剣町先生から宿題が出ていました。宮本輝の短編、「真夏の犬」「力道山の弟」の二篇を読んでくるという宿題です。

<読むことの意義>

・本を読み込む力は書く力につながる

・作家の構成力や伏線のはり方など、参考になることが多い。

・短編の魅力は、気の利いた一行に触れること

・自分ならこう表現するという気持ちで読む

※ジャンルを超えて月に3~4冊は読む

その後、受講生が順番に二篇の作品について感想発表を行いました。先生から、「良い読み方をしている。」や、「文章はいろいろなものが隠されており、読み手の成熟度に任されているもの、それらを読み取れるようになってほしい。」等のアドバイスがありました。

時間をかけてお互いの感想を聞き合うことで、作者の意図することが焦点化され、全員の読みにつながったようです。貴重な時間になりました。皆さんお疲れ様でした。

次回は9月17日(土)です。皆さんのお越しをお待ちしています




 8月20日(土)第1回 俳句入門講座 「俳句は短い定型詩~定型をふまえて~」

 講師 宇野 慂子 (石川県俳文学協会副会長・「風港」同人)

 
 お盆が過ぎて、通りを歩く人の姿が幾分少なくなったようです。でも、猛暑はまだまだ続きそうです。今日も予想最高気温35℃と猛暑日になるそうで、朝からじわじわと気温が上がってきています。

 今日から俳句入門講座が始まりました。定員いっぱいの応募をいただき、講座は盛況です。

 宇野先生から、「生活の中に俳句を取り込むことによって、一つひとつが一生の思い出となりますよ。」とのお話があり、連歌俳諧から俳句に至った歴史について解説されました。その後早速、今の季節の俳句を一句ずつ作ってミニ句会を楽しみました。初めて句会を体験する受講生も多かったので、句会の運び方に多少まごつくところもあったようですが、それでも、他の人に選句される喜びを体感することができ、楽しい句会になったようでした。

 選句された作品の中から一、二点ご紹介しましょう。

 秋晴れのグランドかける一等賞

 ウオーキング虫なく声に励まされ
 暑い中ご参加いただいた受講生の皆さんありがとうございました。
 宇野先生ありがとうございました。
 次回は9月17日(土)です。皆さんのお越しをお待ちしています。




 8月13日(土)第4回 詩入門講座「実作①

 講師 井崎 外枝子(詩誌「笛」同人)

 事前に提出していた作品をお互いに読み合い、先生に講評していただく時間です。最初に、井崎先生から「自分の作品だけではなく、会員全員の作品をしっかり受け止めてほしい」とのお話がありました。

まず、作者自ら詩の朗読をしました。作った意図、作品の持ち味を聞いている人に伝えるために、どんな読み方をすれば良いか考え工夫して読んでいました。

今回初めて詩を書いた受講生が多く、先生から「決め手の一行がない」との評価をいただいた作品がある一方、「強烈な筋書きがある」「展開がすごい」「抜群です」と手放しで褒められた作品もありました。次回も実作②です。さらに精進して良い作品が生まれるよう期待しています。




 8月13日(土)第4回 小説入門講座 「創作のこだわり」

 講師 高山 敏 (「北陸文学」主宰) 
 
 お変わりございませんか。連日の猛暑により何もかもが干上がりそうな気配です。

 そんな中ですが、小説入門講座第4回が行われました。3階文芸フロアには、暑さにもひるむことなく出かけて来られた受講生の皆さんが勢揃いし、熱気と緊張感が満ちていました。

 <講義の骨子>

 ・小説は、登場人物の考えと行動にストーリーをつけたもの

 ・小説の三要素→会話・説明・描写

 ・人物に個性を持たせる

 ・五官を駆使して表現する

 ・できうる限り人に言えないことを書く

 ・見えないものを見えるように書く

最後に受講生からの質問をご紹介します。
   Q人に言えないことを書くというが、恥ずかしいことをあえて書く勇気がない、
    どうすればよいか。
   A自分を傷つけても良いが、家族や友人、親類の人を傷つけることはできない。
 「なるほど」と納得しました。高山先生から書くためのヒントをたくさん提示していただきました。ありがとうございました。
 次回は、9月10日(土)です。




 8月7日(日)第4回 五木寛之作「親鸞」完結篇・下巻朗読会

 朗読 髙輪 眞知子 (朗読小屋 浅野川倶楽部代表)

 気温は朝から30℃を越え、天気予報では気象予報士が全国的な猛暑日となることを伝えていました。高校野球やリオ・オリンピックの開幕と重なったためか、幾分いつもより控えめな人数での開会となりました。
 今日の場面、親鸞と唯円の暮らす西洞院の家も暑い夏の盛りを迎えていました。書き物をする親鸞に唯円が冷たい井戸水を勧めています。話は東国からの噂話となりました。さらに、覚信が加わって越後の恵信の話題も出ました。

間もなく、覚連坊に縁切りを願い出た申麻呂が親鸞を訪ねてきて、自分の父親はツブテの弥七であることを打ち明けました。

それを聞いた親鸞が申麻呂に記憶のなかにあった歌を聴かせます。

おやをおもわば

ゆうひをおがめ

おやはゆうひの

まんなかに

髙輪さんの哀愁を帯びた歌声に胸が締め付けられるようでした。

さらに、鎌倉と朝廷の謀により、専修念仏の人びとを根絶やしにする動きがあるから都をはなれて、身をひそめられてはいかがと話す申麻呂の申し出を親鸞は断りました。

親鸞の身の上に危険が及びそうな気配を感じさせて今日のお話を終わりました。

暑い中お出かけ下さった皆さん、ありがとうございました。

どっぷりと物語の世界に誘って下さった髙輪さん、ありがとうございました。

次回は9月11日(日)です。暑さが少しでも和らいでいますように願っています。

皆さんのご来館をお待ちしています。




 7月16日(土)第3回 小説講座「ミニ合評会」

講師 正見 巖 (「北陸文学」会員)

   剣町 柳一郎 (小説家)

   寺本 親平  (小説家)


 今日は実作の合評会です。作品は、「通り・屋敷・蔵」の三つのテーマの中から選んで事前に提出していただきました。90分で16作品の合評とあって、全く時間の余裕はありませんが、講師の先生方から順番に講評をお願いしました。「よくできている作品」「題のつけ方がおもしろい」との高評価の作品や、「調べたことをただ入れない」「ことばに対する配慮が足りない」、解決すべき課題について厳しく言及される作品など様々でした。

 手応えを感じた受講生もいたようで、これから後半に向けてどんな作品が仕上がってくるのか楽しみです。

 次回は、8月20日(土)剣町先生です。




 7月16日(土)第3回 短歌入門教室 「歌会を楽しもう」~共感ということ~

 講師 島田 鎮子(「沃野」選者)

 どんよりとした雲に覆われ、蒸し暑さが身にこたえる朝です。今日は短歌入門講座の最終日でした。「歌会を楽しもう」というテーマでミニ歌会を開きました。今日の開催に、受講生から秀作が多数寄せられました。島田先生は講義の始めに当たり、「どの短歌も一首に感動をおさめていることに感心した」とほめていらっしゃいました。さらに、「自分だけの表現を目指してほしい。ただし、自己満足はだめ。作り方、読み方に正解はない。作品は発表したら一人歩きするものである」と言われました。

 歌会ですが、投稿された歌一首一首に自由に意見交換をしながら、先生の講評と添削をいただきました。一時間半があっという間に終了しました。

優秀な作品が多数ありましたが、受講生の皆さんの今の気持ちを代表する作品として一首だけご紹介しましょう。

 

 日本語で思いを語るこの魔力一度嵌ると出口は見えず

 

 島田先生、短歌を大好きにして下さり本当にありがとうございました。




 7月10日(日)第3回 五木寛之作「親鸞」完結篇下巻朗読会

 朗読 髙輪 眞知子 (朗読小屋「浅野川倶楽部」代表) 
 
 朝から気温が上がり、日中の一番暑い時間帯での実施となり、皆さんにご来館いただけるかと心配していましたが、時間には皆さんお揃いになりました。ありがとうございました。場面は、4人の男たちが集まり、密談をしているところからです。竜夫人が建立している例の寺について、自分たちの思惑通り落成が危ぶまれている状況を喜んでいるようです。しかし、竜夫人もそんなことはお見通しで、負けずに、次の一手を打っています。
 さて、場面は変わり、東国へ赴いた善鸞の様子です。妻の涼と善鸞を東国に招いた妙善坊が話をしています。東国の親鸞の面授の弟子達から通り一遍の扱いしか受けないことに落胆している善鸞の立場を心配する涼の立場が伝えられます。
 波乱含みの場面で、これからの展開がますますおもしろくなってきました。
 髙輪さん、ありがとうございました。ご来館の皆さんありがとうございました。
 次回は、8月7日(日)です。




 7月9日(土)第3回 詩入門講座 「作品鑑賞③」

  講師 内田 洋(「禱」同人)


 今日の講座では、詩作上の具体的なアドバイスを話していただきました。
<詩作に当たり>
 ・詩の内容とは→「他者」と向き合い、何が好きなのか、それを突き詰めていったことが
  内容となりうる。   
 ・読者に最もアピールしていること→主題(テーマ)
 ・タイトルから書き出してみる。
 ・説明は必要なし、描写をする。
 ・詩は絵画のように、言葉で生き生きと描写する。
 作品の鑑賞は、三好達治と高野喜久雄の作品を鑑賞しました。次回は、8月13日(土)実作①です。



 7月9日(土)第3回 小説入門講座 「ストーリーをつくる」

  講師 小網 春美(「北陸文学」会員)

 
 最初に先生が第1回の補足をして下さいました。

<文章の上達法>名文を読む、名文を写す

 ・初心者はできるだけ短い文章を書く。→長い文章は「ねじれ」のもととなる。
 ・正しい言葉、的確な言葉、できたら美しい言葉で書く。
  →辞書を手元に置き、しょっちゅう引く。 
 ・作中の人物を簡単に死なせない、泣かせない。→読者を泣かせる。
 ・どんなに良いアイデアも小説に関係ない場合は捨てる。
  →ただし、どこかで使うこともあるからメモをとっておく。
 ・原則→体言止めは使わない。常体で書く。現在形を多用する。生きた会話文を書く。
  決まり切った表現、決まり切ったオノマトペは使わない。
<ストーリーをつくる>
 ・人の中に入り込む。
 ・架空の世界の中にもリアリティを。
 ・誰の視点で書くか、三人称か一人称か。
 ・小説は人間を書く。
 ・書き出しと結びは大事。
 上記の内容についてお話された後、村上春樹の「若い読者のための短編小説案内」を紹介されました。さらに、受講生に向けて先生から、「下手でもいいから必ず一作書き上げること、書き上げないと次のステップに上れない。遅くてもいいから自信をもって書き上げることが大事」とのアドバイスがありました。ひと言ひと言説得力のあるお話で受講生の皆さんへの力強い後押しになったようです。小網先生ありがとうございました。
 次回は、8月13日(土)高山先生です。




  7月4日(月)出前講座 金沢市立大野町小学校4年生
 「地域の偉人にはどんな人がいるのかな、また、どんなことをした人なのか」

 講師 増山 仁 (金沢ふるさと偉人館学芸員)


 今日は地域の生んだ偉人の学習をするために大野町小学校の4年生をお訪ねしました。大野と言えば、「大野からくり記念館」と「大野弁吉」の名前がすぐに出てきます。増山さんが最初に取り上げたのもやはり「大野弁吉」でした。弁吉はたくさんの発明品を残し、「日本のダビンチ」の異名があるすごい科学者であると紹介されました。

次に紹介されたのは、「銭屋五兵衛」です。金石で1773年、今から243年前に生まれた

銭屋五兵衛は、17歳で家業を継ぎ、呉服、材木、米などの商売をし、50歳で北前船による海運業にのりだし豪商となった人です。

 地元大野、金石の偉人に加えて、高峰譲吉や八田與一についても紹介がありました。自学ノートで、高峰譲吉について調べていたお友達は、待ってましたとばかりに、「アドレナリン!」と力強く答えていました。調べていた甲斐がありましたね。

 教室内には、増山さんのひと言ひと言をしっかり聞き取ろうという意欲が漲っていました。最後に増山さんから、「自分の興味ある分野を見つけてその道に突き進めば、100年後には自分も偉人になれるよ」と、励ましの言葉がありました。

 増山さんわかりやすいお話ありがとうございました。

 




  6月30日(木)出前講座 金沢市立浅野川小学校4年生「金沢の三文豪」

 講師 藪田 由梨(徳田秋聲記念館学芸員)

 金沢駅周辺の賑わいを背にして、浅野川の土手を内灘方面に少し下ったところに浅野川小学校があります。「浅野川」と聞いただけで金沢の学校だとわかる立派な冠をいただいた学校です。4年生の総合の時間にお邪魔しました。今日の講師は、当館の出前講座では力強い助っ人としてお馴染みの藪田学芸員さんです。

 テーマは「それぞれの作品~浅野川・犀川~」で、金沢の誇る三文豪について解説していただきました。パワーポイントで映し出される三文豪の顔写真を見て、それぞれの名前を間違えることなくしっかり答えることができました。わかったことをワークシートに書き込んで金沢の三文豪マップの完成です。そこには、青々と力強く流れる浅野川と犀川の二つの川も書き込まれました。みんな頑張って仕上げていましたね。白鳥路の三文豪の銅像についてもそれぞれの特徴についてお話がありました。実際に白鳥路を訪ねて確認できたらいいですね。

 藪田さん楽しいお話ありがとうございました。




  6月29日(水)出前講座 金沢市立泉野小学校2年生 「金ざわのみん話を学ぼう」

 演じ手 吉國 芳子(元図書館職員)

2年生は生活の時間に、「金ざわふるさと学しゅう」を行っています。今日は3つの金沢の民話を聞きました。

元気いっぱい、「おはようございます」「よろしくおねがいします」の声が広いマルテにこだましました。吉國さんの、「なんでそんなに元気なんですか?」の質問に、「若いから」「栄養いっぱいだから」「子どもだから」と自由なお返事がたくさんかえってきました。賑やかで、本当に元気な子どもたちです。引き続いての吉國さんの自己紹介で、みんなの期待が高まります。「金沢の民話ってわかりますか?」の質問には、「わかんなーいー!」「一寸法師」など、全国版のお話の名前が上がったりもしました。それを聞いた吉國さんのエンジンがフル回転!「金沢に昔から伝わるお話です」と、説明したあと授業を開始しました。

金沢の地名の由来となった話で、これは絶対にはずせないと、「芋掘り藤五郎」の寸劇が始まりました。次に、寺町の妙慶寺に伝わる「天狗さんの寺」をパワーポイントで絵を撮しながら語り、最後に「飴買い幽霊」のお話を紙芝居で演じて下さいました。

お話を聞き終え、感想発表です。みんなの手が勢いよく挙がりました。「飴買い幽霊」について発表してくれたお友達が多く、怖いお話への関心の高さがうかがえました。

吉國さんの語りにみんな惹き付けられていましたね。吉國さんありがとうございました。




 6月23日(木)出前講座 金沢市立四十万小学校 6年生「俳句を作ろう」

 講師  福島 茂

 今日お伺いしたのは、金沢市立四十万小学校の6年生です。校舎の隣には四十万中央公園が広がっており、さらに後方には高尾の山が控えている緑あふれる環境です。

 当番さんの号令で、「始めます」「よろしくお願いします」と、全員一斉に大きな声で福島先生にご挨拶して講座が始まりました。

 最初に俳句の約束事を確認しました。

 ・気付いたこと、驚き

 ・五・七・五の十七音

 ・季語を一つ入れる

 ・句切れ

 ・切れ字(や、かな、けり)

 6年生なので、高度な技術的なこともお話の中に含まれていました。有名な芭蕉の俳句、「古池や蛙飛び込む水の音」を取り上げて、「古池に」となったらどう違うかとの質問に対して、「古池やの方が強調される!!」と答えてくれたお友達がいました。大正解です。すばらしい!福島先生から「言葉を吟味することが大事ですよ」と教えていただきました。

 その後、小雨の降る中でしたが中庭に出て題材を探し、俳句作りをしました。作った人から順番に並んで福島先生からの講評をいただきました。たくさん並びましたね。

今日作った俳句は短冊に書いて掲示するそうです。どんな作品ができたのか仕上がりが楽しみです。




 6月18日(土)第2回 短歌入門講座「その発想を一首に」 ~作品の心を伝えるために~

 講師 島田 鎮子(「沃野」選者)


 梅雨入りしたというのに雨の降る気配など全くなく、気温がどんどん上昇しています。最高気温を聞くのが怖いくらいです。 

そんな中、短歌入門講座の第2回目が開かれました。今日より参加の方も加わって3階文芸フロアは盛況です。講師の島田先生は今日もウールの着物をリフォームした可愛いスーツをお召しです。素敵ですね。

さて、講座に使用された資料からの抜粋です。

①言葉のプレゼント

★短歌は詩である。      (三枝浩樹)

★思いは深く、言葉は平明に。 (山本かね子)

★短歌一生          (上田三四二)

の話から入られました。

<短歌を作る>

・とにかく思ったこと、感じたことを三十一音にまとめる。

・何回も声に出して読む。

・文字、字数等間違えがないか辞典等で確認する。

先生が解説される言葉一つひとつに重みや深みがあり、素直に聞き取ることができました。それを裏付けるかのように、受講生から、「受講してから言葉に関する自分の感覚が変わってきた。言葉に敏感になった。日本語のすごさ、三十一文字に無限の意味を込められることが理解できた。」という感想が述べられました。

受講生の皆さんも熱心に質問し、その質問によってみんなで考える時間が共有でき、短歌の奥深さを学ぶ時間となっています。

充実した時間を過ごせた証でしょうか。講座の最後は皆さんから思わず発生した拍手で締めくくられました。皆さんお疲れ様でした。

次回は7月16日(土)「歌会を楽しもう」です。




 6月15日(水)出前講座 金沢市立兼六小学校1年生「俳句ってなあに」

 講師 福島 茂

 本日の出前講座は、2限から4限までの3時間ずっと続けて、1組から3組までの3クラスが順番に俳句の学習に取り組みました。旧味噌蔵町小学校と旧材木町小学校が一緒になって4月から兼六小学校としてスタートしましたが、旧の両校共に俳句作りに力を入れていたとあって、職員室前の掲示板には、六年生が「春の俳句」発表会で全校児童の前で発表している写真が大きく掲示されていました。

 1年生も「秋の俳句」発表会から参加するとのことで、みんな気合いが入っていました。最初に、定番中の定番、俳句のきまりについて勉強しました。黒板に掲示された三句の共通点として、どれも五、七、五の十七音でできていることにいち早く気付いて発表してくれた仲間がいて、みんなをどよめかせていました。すばらしい!!

 それから中庭に出て実際に俳句を作りました。みんな何かないかと一生懸命中庭の探索をし、ダンゴムシやワラジムシ、マリーゴルドの花など、次々と見つけて俳句にチャレンジしました。

 次回の俳句発表会では1年生も大活躍できそうですね。頑張ってね。

福島先生、長時間ありがとうございました。




 6月12日(日)第2回 五木寛之作「親鸞」完結篇・下巻 朗読会

 朗読 髙輪 眞知子 (朗読小屋 浅野川倶楽部代表)

 
 今日は気温30度まで到達したそうです。梅雨入り前のむしむしとした暑さが身にこたえる日になりましたが、朗読会の皆さんはそれをものともせず、3階文芸フロアにご参集下さいました。

 今日の朗読は、東国に赴いた善鸞親子の期待と失望が語られる場面でした。東国には親鸞の昔の弟子が大勢いるのに盛大な迎えもなく、粗末に扱われているように感じています。

 東国で初めて行う唱導にどういう聞き手が集まってくるのか不安を感じながらも、念仏を情で伝え父と肩を並べたい、と意欲的に取り組んでいる善鸞の様子、初めての唱導を大成功で終えたあと、この地の名のある然るべき人に認められたいと積極的に行動する様子がわかりました。一方でなにやら怪しい動きもあり、善鸞の行く手に暗い影がしのび込むような予感を感じさせて今日の朗読会が終わりました。

 髙輪さんの誘う世界にどっぷりと浸りきりました。

 次回は7月10日(日)です。皆さんのお越しをお待ちしています。




 6月11日(土)第2回 詩入門講座「作品鑑賞」

 講師 杉原 美那子(「笛」同人)

 
<詩作に当たっての概要>
 ・どれだけ切実に書きたい気持ちがあるか、表現し、人に伝えたいかが肝心である。
  それがあっていい詩につながる。

 ・簡明、簡潔な詩を書く 無駄なものは省く

 ・用字(漢字、かな、カタカナ)
 ・修辞法の工夫(比喩、反復法、倒置法、擬人法)

 ・結びの一句、一連の吟味
 ・詩は感動を伝えるもので、その時は自分自身も熱くなければならないが、
  過多はいけない。冷静さを失わずにいれば客観性を持たせることができる。 

<作品鑑賞> 石垣りんと吉原幸子の作品についての解説
 杉原先生ご自身が「現代詩ラ・メール」に参加された時の吉原幸子や新川和江の様子を詳しく語られたので、たいへん興味深く聞くことができました。杉原先生、貴重な体験談をお聞かせ下さり、ありがとうございました。
 次回は7月9日(土)内田 洋先生です。




 6月11日(土)第2回 小説入門講座 「創作に当たり心がけていること」

 講師 高山 敏(北陸文学主宰)

 冒頭、「書きたいことは山ほどあっても、書かねば何も始まらない。それでは、今からこの室内の様子を20分ほどかけて書いて下さい。」と、先生が課題を出されました。受講生の皆さんは、一瞬シーンと静まりかえりましたが、その後20分間黙々とペンを動かし続けていました。約束の時間となったところで作品を提出し、2,3点の紹介です。いきなりの課題でしたが、受講生の皆さんは慌てることなくしっかりした作品を仕上げていたので、これからの進展が楽しみだと思いました。

 その後、資料に添って短編小説を書く上で心がけたいこととしての解説がありました。人間に対する優しさを描き、一シーン一シーンを手抜きせずに書くこと、文章に深まりを持たせたければ多くの文章を読んで学ぶしかない。年末の作品発表まで頑張りましょう。と、先生から受講生への温かいエールが贈られて本日の講座は終了しました。

 次回は7月9日(土)小網先生です。高山先生ありがとうございました




 6月9日(木)出前講座 金沢市立粟崎小学校3年生「俳句を楽しもう」

 講師 福島 茂
 

 代表の元気な挨拶に続けて全員一斉に、「お願いします!」と大きな声で挨拶をして講義が始まりました。「俳句を知っていますか?」の質問には、「知っている!」と、全員の手が挙がりました。後で先生にうかがったところ、1時間予習をしたうえで今日の講座を受講したそうです。勢いよくたくさんの手が挙がった理由がわかりました。

 今日はそのおさらいの時間になったようで、あらためて俳句の約束事について学びました。

 ①五、七、五の十七音

 ②季節をあらわす季語を入れる

 ③発見、感動を詠む

 講義を聞いた後、実際に俳句を作りました。できあがった人から福島先生に見てもらおうと教室内に長い列ができました。見てほしい人がいっぱいいて大賑わいでした。

 先生からはこれからも作り続けて下さいとのお話がありました。

 粟崎小学校では、外部の作品募集にも積極的に投句する活動をしているそうです。

 3年生も頑張って作り続けてくださいね。福島先生ありがとうございました。




 6月6日(月)出前講座 金沢市立緑中学校2年生「世界で活躍した偉人」

講師 増山 仁(金沢ふるさと偉人館学芸員)

 

 緑中学校2年生の「総合的な学習の時間」にお邪魔してきました。体育館に2年生199名全員が揃っての受講です。体育館の下窓から心地良い風が入ってきて、暑すぎず寒すぎず、学習環境としては最高でした。

 主に金沢に縁のある2人の偉人にスポットを当てた講義がありました。

 ①高峰譲吉博士

 36歳で渡米した時の最初の目的はアメリカでウイスキーを造るためだった。しかし、それに失敗した高峰は、発想の転換をしてタカジアスターゼを発明することに成功した。高峰の発明した、タカジアスターゼ、アドレナリンの2つは100年前から今も変わらず作られている薬である。無冠の大使として、民間人でありながら日本とアメリカの架け橋となることに努め、ワシントンとニューヨークに桜の木を5000本もプレゼントしたこと、ベンチャー企業の先駆けとなった。

 ②八田與一

 130年前に金沢市花園で生まれ、東京帝国大学を卒業後台湾に渡り、烏山頭ダムを造った。山ばかりの台湾で、田んぼに水を流す治水に成功し、お米を作れるようになり、今でも台湾の人びとから感謝されている。

 ③おまけ 偉人の学生時代のノート 英語で記述 

 ④おまけ エジソンの手紙 高峰譲吉博士に当てた手紙

最後に、自分の興味のあることを一生懸命やれば誰でも偉人になれる、是非、自分の将来を考えるきっかけにしてほしい。と、受講したみんなへの熱いエールを贈って講義が締めくくられました。

増山さん、ありがとうございました。

緑中学校2年生の皆さん、しっかりと聞いている様子が頼もしかったです。自分の興味のあることは何か、一日も早く見つけて下さいね。




 6月2日(木)出前講座 金沢市立馬場小学校3年生 「泉鏡花について」

講師 竪畑 政行(児童文学協会副理事長)

 
 今年の金沢文芸館出前講座は、三文豪のうちの二人が大先輩であるという輝かしい歴史を誇る伝統校、馬場小学校からのスタートとなりました。会場となった図書室にはやる気をみなぎらせて元気いっぱいの3年生19人が集まっていました。 
 挨拶のあと早速授業が始まりました。クイズをしながら鏡花の一生を辿ります。初めて聞くことばかりですが、みんなしっかり考えて答えを出していました。正解を出すと「やったー!」と喜ぶ声があちこちから聞こえてきました。竪畑先生の優しい語りかけにみんなよく答えていました。
 途中で、「ははこひし夕山桜峰の松」「つゆくさや赤のまんまもなつかしき」と、鏡花の俳句を一斉に声を合わせて読みました。中には、暗唱しているお友達もいたようです。さすがですね。
 <授業終了後の感想より>
 「今まで知らなかった鏡花のことをいっぱい知ることができてよかった」
 「つらいことがあっても、小説を書き続けた鏡花のことがわかりました」
 「小学校を出たあとの鏡花のことがわかってよかった」

 など、多数の感想発表がありました。馬場小学校3年生は、この後11月の発表会に向けて、さらに泉鏡花記念館に出かけたりして泉鏡花の学習をするそうです。

 文芸館が少しお役に立てたのならうれしいですね。竪畑先生ありがとうございました。




 5月21日(土)第1回 小説講座「作家と作品」

 講師 寺本 親平

 
 小説講座第1回が始まりました。受講生として、高校生、大学生を含めた18名の方の参加となりました。自己紹介では、書くことや文芸との関わりについて触れ、どの方も小説を書きたいという意欲を述べられていました。

 寺本先生からは、最初に石牟礼道子、武田百合子、尾辻克彦、庄司薫、筧慎二の作品紹介があり、魅力的な短編小説は山ほどあるが、自分の取り組みたい系統の作品に絞って読むようにとのアドバイスがありました。また、小説が生き物として自立していくためには、書き手のひたむきな努力がなければならないことや、自分のキャパを広げること、一生懸命に勉強し、自分のものとして身につけることによって小説に深みを持たせる、安直に小説を書いてもしょうがない。とも言われ、短編小説を書いていく上での心構えについて厳しくも温かくご指導下さいました。

 次回は6月18日(土)正見巖先生です



 5月21日(土) 第1回 短歌入門講座「短歌へのご招待」~新しい自分の発見を~

  講師 島田 鎮子 (「沃野」選者)

 第1回目の短歌入門講座を開催しました。今年の講師は島田先生です。今日は、着物の久留米絣をリフォームされたチュニック姿がとてもおしゃれでお似合いです。

 最初に自己紹介をしました。

 文章を書くセンスを磨きたい方や、時間ができたので参加した方、体系的にまとまった話を聞きたい方、読んで理解できるようになりたい方など、様々な理由がありました。

 先生から、「心は言葉です、言葉は心です。楽しみながら、苦しみながら一緒にやりましょう。」とのお話がありました。さらに、「言葉を探しながら新しい自分にぶつかり、人の作品に出会い共感することで、新しい自分を発見します。言葉を探すことは、新しい自分と向き合うことです。」と付け加えられて、短歌を歌うことの意味や楽しみに触れられました。

 その後資料に添って、短歌の基本について学びました。

 最後は、受講生の皆さんからの質問が多数あり、1時間目から非常に密度の濃い授業展開となりました。次回までに、短歌を一、二首作ってくる宿題が出ました。



 5月14日(土)第1回 詩入門講座 「作品鑑賞①」

 講師 井崎 外枝子
 
 10名の受講生の皆さんの自己紹介から講座が始まりました。昨年度に引き続き受講された方が2名いらっしゃいましたが、あとは初めて受講された方ばかりです。受講理由は様々で、小説を書いていても文章に味わいがないので、言葉の感性を身につけたいや、詩心が欠けているので詩心を身につけたいなど、切実な思いを述べていました。

<作品鑑賞> 
石垣りん「表札」「着物」、小池昌代「永遠に来ないバス」
川口晴美「灰色の呪文」、平田俊子「目的、鼻的」

 取りようがいくつもあること、アングルがあればあるだけ光って見えること、それが詩のおもしろさである、と、井崎先生が説明されました。



 5月14日(土)第1回 小説入門講座 「短編小説」について考える

 講師  小網 春美

 第1回目の講座開始です。下は高校生の方から幅広い年齢層の方が集まって下さいました。

初めての顔合わせとあって、まずは、自己紹介をしました。皆さんこれまでの文学との関わりや受講動機などを語られました。本を読むのが好きで多くの本を読んでいるが、書いたことがないので、書くことにチャレンジしたくなったという方が多いようでした。また、もう自分の書きたいテーマを決めているが、どう小説化したらよいかを学びにきた、という方が何人もいて、よりグレードアップを目指す皆さんの意気込みが熱く伝わってきました。

小網先生は、資料として準備されていた小川洋子のエッセイを、読み上げて紹介されました。なぜ小説を書きたくなるのかと言えば、不条理な世の中に生きていると、話し言葉よりも、より力のある書き言葉によって表現したくなるからだと言われ、ご自身も、書く楽しみを感じることができるのでいまだに続けているとのお話でした。  
 以下に講義の概略をご紹介します。

<短編小説の上達法>

①いい小説を読む 惚れ込める作家と出会う 

短編小説の名主 永井龍男、三浦哲郎、安岡章太郎、吉行淳之介他

②題材の探し方  人の中に入る、新聞の三面記事、人間を大好きであること

③エピソードや事件はできるだけ少なく絞って、深く掘り下げる。

④人称のブレに注意する

⑤文章の長短 短編小説には短い文章が合う。
 ⑥語彙を豊富にすると考えが豊かになる。難しい言葉を知っている上で、
 やさしく表現する。

次回は、6月11日(土)高山敏先生の講座です。




 5月8日(日)第1回 「親鸞 完結篇・下巻」朗読会

 朗読  髙輪 眞知子(朗読小屋 浅野川倶楽部 代表)

 
 青い空に新緑が色鮮やかに照り映えています。お出かけ日和となりました。

 本日の髙輪さんによる親鸞朗読会第1回が、当館での平成28年度始動のイベントとなりました。久しぶりに大勢のお客様で3階文芸フロアが賑わいました。

 これから8回に分けて開かれる親鸞完結篇・下巻の朗読会ですが、5回以上ご参加いただいた方には五木先生の著書をお贈りします。

 下巻最初の場面は、親鸞と善鸞親子の埋めようのない深い溝を絶望的にえぐり出すところから始まりました。その緊迫した父と子の会話、親鸞に詰め寄る善鸞の妻涼のいきり立った声、親鸞とその面授の弟子唯円との会話、髙輪さんの圧巻の表現により、会場が重い空気に包まれました。

 次回は、6月12日(日)14:00からです。引き続きのご来場をお待ちしています。




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