金沢蓄音器館

館長ブログ ほっと物語

2014年11月

その174タイムマシーンの乗客


平成269月、金沢にある社会福祉法人「陽風園」に自前の蓄音器を持ちこみ、小生が休みの日に同施設の利用者や近隣に住む高齢者の方々に、「敬老の日」のイベントとして懐かしの名曲を披露した。主催者・金沢香林坊ロータリークラブから熱心なお誘いがあたったからでもある。

タイトルは「蓄音器で聴く戦後歌謡史」。

参加者約100人のうち数人は、既に来館されたことがあったが、多くは当館にまだお越しいただいていない。そこでパワーポイントで館の紹介もさせてもらった。

奥田良三が唄う「この道」でスタート。早速口ずさむ方々がいる。
戦後の最初の曲は「リンゴの唄」かとも考えたが、やはり美空ひばりだろう。
昭和24年の「悲しき口笛」、25年山口淑子の「東京夜曲(セレナーデ)」、27年ナット・キング・コールの最初のヒット曲「プリテンド」、28年鶴田浩二「街のサンドイッチマン」、30年は島倉千代子のデビュー曲「この世の花」等など。


31年エルビス・プレスリー「ハウンド・ドック」。会場が割れるような大きな音ではないが、正に眼前にプレスリーが現れてきたようなリアル感ある音だ。
32年はフランク永井の「有楽町で逢いましょう」。


「デートで映画を見てから、隣の喫茶店で冷めたコーヒーを舐めながらいつも聴いたこの曲。主人と目が合うと胸がドキドキした。その時を思い出して思わず涙した」
と、はるばる奈良から来館された老夫婦の話を披露した。
間違いなくこの夫婦は蓄音器というタイムマシーンに乗っていた。


立ち見の出る会場一杯のご年配の方々は、みんなタイムマシーンの乗客だった。


陽風園のSPレコードコンサート会場

小生の蓄音器とレコード解説

終了後、敬老の日のお祝いプレゼント

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