金沢蓄音器館

館長ブログ ほっと物語

2015年2月

その180人気ランキング上昇!

「金沢蓄音器館が、トリップアドバイザーの金沢観光ガイドで人気度6位です。21世紀美術館より上位です!」と、当館職員が急き込んで伝えてきた。
来館された方が「当館を”トリップアドバイザー”というサイトで見つけ、とても評判が良いので来てみました」と聞き、早速職員が確認したという。

 

「トリップアドバイザー」は世界最大の旅行ホテル、博物館、自然・公園、旅行情報などの面で人気度の高さがランキングされているくちコミサイトである。金沢の観光施設について4306件(平成27210日現在)の口コミがあり、70施設中で当館は6位とのこと。

1位は兼六園。2位鈴木大拙館、以下忍者寺、ひがし茶屋街、武家屋敷跡野村家と続き、6位が当館と出ている。
さらに「博物館・美術館」のカテゴリーでは第1位が鈴木大拙館、2位が当館になっていた。

 
折角来館いただいたのに聴き比べの時間に遅れたため蓄音器の音色をきけなかった方には、せめてエジソンが作った100年前の音だけでもと、チョットだけだが聴いていただいている。時間のない方にはポータブル型蓄音器を実演用に使うこともある。

昔、この音を聴かれた方には目を潤ませる方も多い。聴いたことのない方にとっては、ノイズはあるがホットして優しいリアル感ある音があったことを知っていただきたいからだ。

 
レビュアーは日本ばかりでなく欧米、ロシアなど外国人も多い。
ある方は「金沢に行ったら是非出かけるといいが、あまり混んでしまうのも嫌なので、複雑な心境です」と書きこみ、イギリスからの訪問者は、「英文の解説書はよく書かれていた」が、小生のことを「彼は少しの英語を話す」と優しく書いてくれた。

語学のブラッシュアップ(手遅れだろうが)を含め、まだまだやらねばならぬことはある。ご来館された方々から力をいただいているのだ。



金沢蓄音器館全景






トリップアドバイザーに紹介されたました



その179ネットで結んだ講演会




平成271月、年も改まり新しいイベントを開催した。題して「ネット de 講演会」。

その第1回に日本コロムビア技術陣の面々に「レコードの歴史とアーカイブ・日本コロムビアを訪ねて」をお願いしたところ快く了解され、開会の運びとなった。

蓄音器とSPレコードは当館のものを使い、生の音色を聴きながら、スカイプを利用して東京や各地の施設など遠隔地から講演してもらおうという企画である。音声のみならず映像もあるわけで、さながら大型テレビでみる講演会といったところだ。

エジソンの発明時の声「メリーさんは子羊を飼っていた」から、日本初ヒット松井須磨子の「ローレライの唄」、大正期盛んに作られた複写盤(SPレコードをコピーした日本独自の盤)とそのもととなった正規盤との音の比較、音楽ばかりでなく「時代の記録」になった大隈重信、乃木希典将軍の肉声、昭和10年電気吹き込み方式の諏訪根自子「ドリゴのセレナーデ」、戦後昭和24年美空ひばり自ら宣伝録音した「悲しき口笛」を解説した。
貴重な音ばかりを来館者の皆様に当館の蓄音器「クレデンザ」の生音で聴いていただいた。

圧巻は、戦後最初のヒット曲「リンゴの唄」をコロムビアスタジオで当時の音を入れたマスターテープからLPの原盤カッテイングの模様を見せ、その場で再生したところだ。集まった会場一杯の観客は身を乗り出して、初めてみる光景に興味深々だった。

普段見せない企業秘密?をみせてくれたコロムビアさんに感謝!

 
これから取り上げる講演内容は、歌謡曲、ポピュラー、クラシックばかりでなく落語、長唄、小唄などの純邦楽、演説、朗読、童謡、映画説明など様々なジャンルが考えられる。ソフトの面ばかりでなく蓄音器やオーディオといったハード面も対象になる。

講師は、各メーカープロデューサーなど制作担当者、技術者ばかりでなく博物館などの館長、学芸員など専門分野の先生方にお願いできるのではと考えている。






桃中軒雲右衛門の本物の盤

桃中軒雲右衛門の複写盤

諏訪根自子「ドリゴのセレナード」

解説したコロムビアの技術陣:アーカイビングエンジニア
武沢茂、スタジオ技術部長斉藤徹、、技術部OB渡辺義之、スタジオ技術部主任技師冬木真吾の各氏(写真左より)

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