金沢蓄音器館

館長ブログ ほっと物語

2018年10月

その277天皇陛下をお祝いしたレコード


天皇陛下がお生まれになったのは1933(昭和8)1223日だが、その幼名、継宮(つぐのみや)さまをお祝いしたレコード盤が金沢蓄音器館にある。

 童謡「継宮さま」という盤だ。
作詞は北原白秋、作曲は山田耕筰の当時の日本を代表する作家の作である。
唄は大川澄子ほか児童合唱団。裏面は童話「オ日サマノボル」で岸部福雄の重々しく、ゆっくりとした口調の朗読だ。
S102というレコード番号から1936(昭和11)年1220日の発売盤だ。コロムビアが児童文庫として発売した。
レーベルは童話がピンク、童謡が黄色で子供受けするデザインになっている。

 童謡の歌詞は、

1、風はかがやく 朝日はあがる 早いお目ざめ お庭の芝で 
ラジオ体操1,2,3,4  ラジオ体操1,2,3,4
宮さま 宮さま ごきげんよろしゅ お手々は空へ
おみあし土に 継宮(つぐのみや)さま バンバンザイ

2、山はかがやく 那須野はひろい 早いお散歩 仔馬も鳩も
いつもお供で たんたほろろん いつもお供で たんたほろろん
(以下、1番と同様)

と、続く。(レコードの聞き取りのため誤りがあるかもしれないが)

 
1920(大正9)年には当時5歳の幼名、澄宮(すみのみや)と呼ばれた三笠宮崇仁殿下が日光で作った童謡5曲(「ツキトガン」、「タモザハガハ」、「キンギョ」、「ウマ」、「ユキ」)の歌詞に、作曲家本居長世が曲をつけて、ニッポノホンから発売したレコードも所蔵している。
これらの盤のレーベルは、白地に金色の字で印刷されており特別扱いされているのがわかる。

 他にも戦後の皇太子殿下(今上天皇陛下)のご結婚を祝ったSPレコードもある。
(童謡「皇太子さま」長田恒雄作詞 山口保治作曲 、童謡「プリンセスおめでとう」加藤省
吾作詞 山本雅之作曲 ともに唄:キング児童合唱団


童謡「継宮宮さま」コロムビア S102

童謡「タモサハカハ、ウマ」澄宮殿下
東京日日、大阪毎日各新聞社下賜

童謡「ツキ ト ガン」澄宮殿下昨
東京日日、大阪毎日各新聞社下賜

「皇太子さまプリンセスおめでとう」
特別スリーブ キングレコード AC10355

ページ