活動内容

過去の展覧会


2016年

石川県西田幾多郎記念哲学館交流協定5周年記念特別展
「思索と体験」

平成28年11月16日(水)~平成29年1月29日(日)
鈴木大拙館は2011年の開館以来、石川県西田幾多郎記念哲学館(かほく市)と交流協定を結び、鈴木大拙(1870-1966)と西田幾多郎(1870-1945)という世界的思想家・哲学者をひろく国内外の方に伝えてまいりました。このたび両館の交流協定5周年を記念いたしまして、企画展「思索と体験」を平成28年11月16日(水)より平成29年1月29日(日)まで開催いたします。 ふたりはともに明治三年生まれ、金沢の石川県専門学校、第四高等中学校に学んで、相知り相親しんで以来、生涯深い交流を続けました。当館そば(金沢市本多町)で生まれ育った大拙はもちろん、幾多郎もまた金沢とは深い結びつきを有します。幾多郎は学生時代と第四高等学校講師、そして教授の在任期間をあわせ、生涯の多くを金沢で過ごしており、四高教授の頃、鈴木大拙館に隣接する敷地に居を構えていた時期もあります。 当時大拙はアメリカに、幾多郎は金沢にてそれぞれの葛藤を抱えながら、互いに影響を与え続けあい成長していきます。 交流協定5周年を記念した当展は、ふたりのかかわりを紹介するとともに、ふたりを育んだ地縁に着目します。

企画展「無-心 Mu-Shin」

平成28年7月27日(水)~平成28年11月13日(日)

鈴木大拙において一貫して重要なテーマであった「無心」

現代においても、優れたスポーツ選手やアーティストによってそのことばが使われている例がみられますが、「無心」で行えば何か物事において良い結果が出ることを私たちは経験的に知っているように思われます。 「無心」とは、心が無いという意ではなく、何ものにも囚われない心といえるでしょう。 大拙は、代表的な著作『禅と日本文化』において、あらゆる芸術・芸道において「無心」の状態が理想であると述べています。また『無心ということ』では、たとえば「すらりすらりと、自由に動きのける」という 猫の姿など、具体的なたとえ話をまじえながら、「無心」とは何かを解き明かし、人間としての意識を持ちつつ本能的なものを超えた「無心」の大切さを示します。 開館5周年記念特別展では、大拙の書・著作・写真の展示とともに、いわく言い難く、英語においても表現しがたい「Mu-Shin」を解き明かす大拙の考え方を紹介しながら、私たちが「無心」の世界を取り戻す手がかりを提案します。

企画展「O Wonderful !」

平成28年4月27日(水)~平成28年7月24日(日)

D.T.Suzukiとして知られる世界的な仏教哲学者・鈴木大拙(本名・貞太郎)。海外に向けて仏教、日本文化を紹介、とりわけ1949年から精力的に欧米にて講義・講演をしました。
1966年7月12日、鈴木大拙は95歳の生涯を終えました。本年は没後50年にあたります。日本および東洋の文化や思想を西欧世界へひろく伝えた業績の意義は、半世紀を経てますます 大きくなっています。大拙の業績は仏教、日本文化を英訳した、または英語で解説しただけでなく、それ以上に、東洋・西洋どちらの文化にも通じた上で、あらゆる人間が共に持つことができる新たな価値を創造したことにあります。
その一つであり、そして「東洋的なるものの神髄」と大拙が捉えたことばが「妙」です。いわく言い難いことばである「妙」の的確な英語表現を見出せず、何年も苦慮し続けた大拙は ある時シェイクスピア作品『お気に召すまま』より「O Wonderful」から始まる一説と出会います。この出会いは「妙」を西洋へ伝える導きになったとともに、洋の東西を超えた人間のあり方を讃えることにつながりました。
「O Wonderful !」と題する当展では、「自分は世界人としての日本人のつもりでいる」と語る、大拙の考え方・生き方を紹介します。

企画展「両鏡相照-学習院時代の大拙・幾多郎-」

平成28年2月3日(水)~平成28年4月24日(日)

鈴木大拙と西田幾多郎。
ともに明治3年に石川県に生まれ、十代から親友であるふたりは、互いに励まし、尊敬しあい、日本を代表する思想家へと成長しました。
ふたりが同僚となった唯一の職場が、東京・目白の学習院です。2015年2月、学習院大学史料館・展示室にて1日限りの特別展示「西田幾多郎と鈴木大拙」を開催しました。大拙と幾多郎ゆかりの品々を公開し、思想の上でも深いつながりを持っていたこと、そして共通の課題が、東洋と西洋とが結びついた新しい世界を開き、人間存在の深い可能性の探究であったことを紹介しました。
このたび、「両鏡相照」と題し、その特別展示の再現展を行います。当館所蔵品や石川県西田幾多郎記念哲学館、学習院大学史料館、学習院アーカイブズからお借りした、ふたりの写真・書・資料などを紹介します。
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