活動内容

過去の展覧会


2013年

企画展「大拙をめぐる人々」

平成25年12月4日(水)~平成26年4月20日(日)

当展は、鈴木大拙の生涯を特色づける交友関係の豊かさを紹介するとともに、大拙と深くかかわりながら同じ時代を生きた人々が、大拙の生き方・考え方に対し抱いていた想いに着目し、大拙直筆の書や写真パネルを展示します。
鈴木大拙(1870−1966)は、職業や地位に関わりなく、さまざまな人と接し、広いジャンルにわたる業績を残しています。そうした業績は、固定的な考えに捉われることなく、思索を深めてきた大拙の姿をいまに伝えます。 大拙を慕い、深い関係を結んだ人々の中には、実業家も少なくありません。安宅 彌吉(あたか やきち1873-1949 安宅産業社長)、野村洋三(のむら ようぞう1870-1965 横浜のホテルニューグランド会長)、出光佐三(いでみつ さぞう1885-1981 出光興産社長)、外国人ではコーネリアス・クレーンなど、生涯を通して、あるいは長い年月の間、「外護(げご)者(しゃ)」(自身の財を学術・文化振興の為に寄附するもの)としてという以上に誠心誠意、さまざまな仕方で大拙の働きを援け、大拙のために尽くした人々がいました。
彼らとのつながりは、鈴木大拙というひとりの人間の、類い希なる生涯の特色を形成しています。

開館二周年記念「大拙と柳宗悦」

平成25年10月2日(水)~平成25年12月1日(日)

当展は仏教哲学者・鈴木大拙(1870-1966)と宗教哲学者・柳宗悦(1889-1961)とのつながりに着目します。大拙と柳との出会いは、1909年(大拙39歳、柳20歳)の頃です。柳は、学習院高等科において英語を大拙に学んだのが機縁となり、個人的にというだけでなく、思想上においても大拙と交わりました。とりわけ、1940年代半ばからふたりは深くかかわるようになります。
「民藝」=MINGEIを提唱し、日本民藝館の創設者として国内外において広く知られる柳は、そればかりでなく、宗教哲学者として大きな業績を残しています。 大拙と柳は、日本および東洋の文化や思想を西欧世界へ紹介するだけでなく、東洋・西洋という対立を超える視点を持ち合わせていました。ともに「無心」を一貫して重要なテーマとし、仏教研究では、大拙に導かれ柳もまた、禅だけにとどまらず浄土思想にまでわたって、とりわけ妙好人を共通の課題として、精力的に取り組みました。
鈴木大拙は柳宗悦を「天才の人」と高く評価し、自らの後事を託すつもりでいたほど信頼を寄せました。共通にみられる思想の根底を探りながら、ふたりの書・著作を中心に展示します。

企画展「2013・夏 大拙と語る」

平成25年7月24日(水)~平成25年9月29日(日)

企画展「2013・夏 大拙と語る」は、当館所蔵の資料・作品の中から、鈴木大拙の足跡や考えを体感できる「いまに生きるもの」を取り上げ、大拙をより身近に感じることができる視点から構成します。

企画展「大拙のZEN」

平成25年4月24日(水)~平成25年7月21日(日)

企画展「大拙のZEN」では、大拙が語るZENをテーマに大拙直筆の書や写真パネルを展示します。
仏教哲学者としての大拙の研究は禅にとどまらず、日本の浄土思想、妙好人にまで及びますが、海外における大拙=D. T. Suzukiは、ZENの紹介者として最もよく知られています。80歳を過ぎた大拙が欧米の大学で講義・講演を精力的に行い、1950年代後半からZENは特にアメリカでブームとなります。
「ZEN」は世界で通用することばです。欧米において日本の禅が最初に紹介されたため、「禅」の日本語音訳である「ZEN」という表記がひろく使用されてきました。当展は、禅を世界に広めた大拙の業績に着目します。
大拙は、たんに禅の言葉を英訳した、または禅を英語で解説したわけではありません。大拙のことばと存在が、生きる禅「Living Zen」として強烈な影響を与えました。