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常設展

近代日本を支えた偉人たち 【井上 友一

内務官僚として地方自治を推進
井上 友一 (いのうえ ともいち)
明治4(1871)年~大正8(1919)年
石川県金沢市馬場生まれ
業績

 井上友一は内務省入省以来、感化救済事業や地方改良事業、青年団の育成などに尽力しました。多忙な官僚生活の中で、数多くの著作を残しています。
 その内容は専門である地方自治以外に、社会福祉や都市計画、神社、文化遺産保護、図書館構想、郷土史推進など、多彩な分野に及んでいます。
 大正4年には第21代東京府知事となり、明治神宮の造営に尽力しました。

明治神宮造営
 明治天皇崩御後、市民から天皇奉祀施設の要望が高まりました。当時、神社局長であった友一は、明治神宮造営局の局長となりました。
 友一は内務省で地方自治を専門としてきました。大正4年には、地方長官の首席である東京府知事に就任し、自ら地方行政に携わることになりました。知事就任以前から関わりをもっていた明治神宮造営にも尽力しましたが、大正9年の完成を目前に控えた大正8年に急逝しました。現職知事の死去は初めてのことで、府葬が行われました。

豆知識
 友一は、三たろうや山本良吉と第四高等中学校の同級生でした。彼らは大人になってそれぞれ別の道に進みますが、手紙を出したり悩み事を相談したり、その友情は一生続きました。

展示品
ゆかりの地
第四高等中学校(現・石川四高記念文化交流館)
井上友一が通っていた第四高等中学校は、石川四高記念文化交流館として公開され、当時の四高の様子を知ることができます。
四高校庭趾
井上友一が通っていた第四高等中学校の跡地(いしかわ四高記念公園)にある記念碑です。四高同窓会によって建てられました。
参考文献
『井上明府遺稿』 清水燈編、1920
北國文華29
「石川県出身の東京府知事・井上友一」
由谷裕哉、2006
加能民俗研究37
「日露戦争後の石川県における文化遺産の顕彰:井上友一に注目して」
由谷裕哉、2006
小松短期大学論集18
「井上友一による博物館・図書館構想」
由谷裕哉、2006
リンク

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