ホーム > 常設展 > 松田権六

常設展

近代日本を支えた偉人たち 【松田 権六

漆聖
松田 権六 (まつだ ごんろく)
明治29(1896)年~昭和61(1986)年
石川県金沢市大桑町生まれ
業績

 松田権六は、加賀蒔絵の伝統を踏まえつつ、螺鈿(らでん)や平文(ひょうもん)などの古典技法を現代化させ、近代漆芸に偉大な芸術世界を築き上げた作家です。
 東京美術学校で教授を務めるかたわら、日本工芸会を設立して、日本伝統工芸展をスタートさせるなど、後進の育成にも力を注ぎました。
 また、中尊寺金色堂の保存修復や、正倉院宝物の調査など、文化財保存事業にも尽力しました。

<漆と漆工芸>
今日科学は進んだといいながら
漆を溶かす薬はまだでてこない。
この溶けないものを
剥げないように塗ればそれでいい。

<修行の方法>
品物から学ぶ。
この師匠は無言だが
万言の言葉を尽くしたよりも
もっと明白に
物をもって示してくれる。

豆知識
 権六は東京美術学校の卒業制作で満点をもらった時、「美術に満点はない」と言って、校長に減点を訴えたといいます。結局、減点にはなりませんでしたが、権六らしいエピソードです。

展示品
ゆかりの地
石川県立工業高校(現・石川県立工業高等学校)
松田権六が卒業した石川県立工業高等学校には「ギャラリー雪章」があり、権六の作品も保管されている。
参考文献
『蒔絵 松田権六』 松田権六、1973、毎日新聞社
『ほくりく20世紀列伝』 北國新聞社、2000
『うるしの話』 松田権六、2001、岩波文庫
『かなざわ偉人物語』第4巻 ふるさと偉人絵本館編集委員会、2002、金沢市立泉野図書館
リンク

PAGE TOP