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企画展「1927―昭和2年の鏡花」

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 昭和二年四月、改造に「卵塔場の天女」。―七月、期に遅るゝこと八ヶ月にして、「全集」成る。この集のために、一方ならぬ厚意に預りし、芥川龍之介氏の二十四日の通夜の書斎に、鉄瓶を掛けたるまゝの夏冷き火鉢の傍に、其の月の配本第十五巻、蔽を払われたりしを視て、思はず涙さしぐみぬ。
                                       ―泉鏡花年譜より

 大正12年9月1日、関東大震災によって鏡花が憧憬した江戸の面影を残す東京は消え失せ、時代は転換期を迎えた。大正14年からは生前の全集となる春陽堂版『鏡花全集』が刊行、文壇の大家としての集大成が編まれる中、編集委員を務めた芥川龍之介が昭和2年7月、同書の最終配本を見届けるが如く自裁。日本が新時代へと移りゆく中、鏡花もまた新たな幻想の表現へと足を踏み出していた―。
 明治・大正を作家として生き抜いた鏡花がたどり着いた、昭和の文学風景を辿ります。

開催期間

平成29年12月9日(土)~平成30年5月13日(日) ※年末年始以外無休
 

主な展示

泉鏡花「露宿」自筆原稿/当館蔵
春陽堂版『鏡花全集』編集資料/泉名月氏遺族蔵
芥川龍之介「鏡花全集開口」原稿/泉名月氏遺族蔵
芥川龍之介「泉鏡花の特色」自筆原稿/泉名月氏遺族蔵
芥川龍之介筆 泉鏡花宛書簡(大13~14)/泉名月氏遺族蔵
泉鏡花他 筆 すず宛書簡(昭2.8)/泉名月氏遺族蔵
谷崎純一郎筆 泉鏡花宛書簡(昭3.7)/泉名月氏遺族蔵
『鴛鴦帳』表見返し校正刷/泉名月氏遺族蔵 [前期のみ]
『鴛鴦帳』裏見返し校正刷/泉名月氏遺族蔵 [後期のみ]
泉鏡花「山海評判記」草稿/泉名月氏遺族蔵
他、計47点

次回企画展

タイトル未定
※12月29日(金)~1月3日(木) 年末年始休館
※5月14日(月)~5月24日(金) 展示替え休館

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