主な収蔵品

芳春院自筆書状

村井長次宛。本館にはこの書状を含め、5通の芳春院自筆書状が残されている。
この書状は、関ヶ原の戦いの後領国能登の封をとかれていた利政について、大御所すなわち徳川家康から前田領国の国端においてもよいとする仰せがあり、そのうれしさを村井長次に伝える内容である。
村井長次は加賀八家村井家初代長頼の嫡男で芳春院の7女千世の夫(ただしこの書状が記された時点で婚姻関係にあったかどうかは不明)。人質として江戸に下った芳春院に随行した父長頼に同伴して同地にいたのだろう。
千世は芳春院の7女ではじめ細川忠興の長子忠隆に嫁したがのちに離縁、村井長次に再嫁した。芳春院は千世のことを特別目にかけていたようで、盛んに書状をやりとりしていたらしく現存する自筆書状の多くは千世宛である。また、加賀八家村井家には数百通もの芳春院自筆書状が伝来していたというが(戦災により消失)、村井家は千世の嫁家であり、その関連で多くの書状が伝来したのだろう。

収蔵品名 芳春院自筆書状(ほうしゅんいんじひつしょじょう)
年月日未詳
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