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ブログ(2013年7月)

2013年7月

1時なのに…
2013年7月30日

 玄関ホールにある巨大な柱時計は、大正11年(1922)に金沢市議会の議場に設置されたもので、今年で91歳です。ゼンマイ式なので一週間から10日に一度、ネジを巻いて時間を調整したりしています。
 季節によって少々差はありますが、だいたい0分になって少し経つと、やや早い調子で鐘を鳴らして、時間を知らせてくれます。
 ところが、昼休みが終わって午後の仕事開始と思った時に10回以上鳴り響き、「あれ、13回鳴るんだっけ?」と違和感。よく小学生に「13時は13回鳴るのですか?」と聞かれるのですが、13時=午後1時ですから、ふつうは1回しか鳴りません。
 職員さんに確認したところ、最近動きがおかしいとのこと。念のため午後2時に確認したら1回しか鳴りませんでしたので、ダメなようです(汗)。
 以前学習した直し方でよいのかなと思ってインターネットで調べたら、振り子の左側に針金がある場合は上に押せばよいそうです。さっそく押してみたら時報が2回鳴りましたので、一安心。ちなみに以前は「時」の針だけをぐるぐる回して直しました。
 という訳で、メモも兼ねて日記のネタと相成りました。これでまた何かあっても大丈夫!でも、何事もなく動いてくれるのが一番ですので、暑さに負けず頑張ってくれるよう願ってます。

斬新なデザイン
2013年7月29日

 一日中雨が降っていますが、湿気を感じる割には意外に涼しいので、特別展のためにお借りしてきた資料を撮影しています。
 タイトルは「袱紗」なのですが、結婚にまつわる品物があれば一緒にお借りしているので、花嫁衣装もあります。昔よく着られた黒紋付の振袖を広げた瞬間、「うおおおっ!」と声が出てしまいました。
 写真の着物がそれなのですが、帯で隠れてしまう部分までも大きな柄がしっかりと入っています。くすんだ黄緑の使い方も大胆で、素人目にも素晴らしく写ります。一緒にお借りした青色の紋付振袖や、袱紗の様式から戦前であることは間違いないのですが、こういう品物が出てくる所が、さすが金沢です。いいとこのお家の品ですが、戦争で焼けていないこともあって、市内各地で大事に残されています。
 ところで、普通は着物の背中を正面に向けて衣桁にかけるのですが、わざとこのアングルでも撮影しました。それは、鶴の配置に「おおっ!」と思ったからです。正面では両袖の上の方に一対の鶴がいますが、背中では夫婦鶴として一緒に描かれているのです。そしてやはり帯で見えなくなってしまう部分にも大きな松の絵がどーんとあります。もう本当にこのデザインの大胆さにやられてしまいそうです。
 展示する時は正面アングルをお見せすることができないので、せめて写真でこの素晴らしさをお伝えしたいと思って、撮影しました。写真パネルにしてご紹介できればと思っています。

簡単だけど、難しい
2013年7月28日

 禅問答のようなタイトルになりましたが、今日の工作教室はまさにその通りでした。
 外部講師なので毎年違う物を作っているのですが、今年は「はしご下り」。おもちゃとしては割とよく見かけるのですが、名前はなんだったっけ…というところから始まり、予想よりもかなり早く満員御礼になったり、急にキャンセルが出たりとハラハラしながら当日を迎えました。
 博物館に見本がなかったので、1つほしいと相談したら、「自分で組み立ててみて下さい」とのお言葉。子供たちに混ざって真剣に工作してしまいました。
 はしごを作るのはそんなに難しい作業ではありませんが、意外にコマが下まで落ちません。1段、2段と順調に回り、「これはいったか!?」と思えば3段目で弾かれて落下します。はしごの部分に細い竹の横棒を使っているのがポイントで、「ちょっと難しく」なっているそうです。コマも手作りなので、1つ1つ微妙に大きさが違っていて、はしごへのひっかかり具合が違うようです。
 学芸員は運よく一抜け(?)しましたが、子供さんたちはお父さんお母さんそしてお手伝いの高校生や先生の手を借りて、頑張って完成したようです。
 ちなみに色は家庭でつけていただきますので、夏休みの宿題として提出される時はきっとカラフルになっているのでしょう。

箱になるチラシ
2013年7月25日

 昨日は学芸員会議がありましたが、その時に鈴木大拙館の学芸員さんから今回のチラシにまつわるお話をお聞きしましたけど、聞いてびっくりです。
 なんと!チラシのあちこちにある線の通りに折っていくと箱になってしまうのだとか!!
 しかもこの形、老人福祉施設とかデイケアとかでお母さんたちがよく自作してるので、学芸員にとってはなじみの深い形です。でも、自分では折れませんので、折り方の説明を読んで折らせていただきました。完成するとちょうど写真がいい位置にくるようにデザインされているのも素敵です。
 工夫すれば底になる写真に折り目をつけずに作れるようですが、こうした折り紙が外国の方には素敵な日本の文化として映るようです。でもたいていは不要なチラシとかで作るものなのに、まさか開催中の企画展のチラシで作れてしまうことが驚きでしたので、紹介させていただきました。

テレフォンインデックス
2013年7月24日

 タイトルを見て懐かしいと思われる方はすぐにお分かりになったかと思いますが、電話機の脇によく置いてあった手書きの電話帳です。電話帳で登録しようとして念のため調べたらハイカラなお名前だったので、あわてて訂正しました。今も売られているんですね~
 携帯が便利になるまでは、電話をする時は電話帳が必要だったので、学芸員も手帳などにメモしていました。テレフォンインデックスを使うほど電話する知り合いもいなかったのですが、たしか親が不要になった物をくれて持っていた記憶があります。
 写真の物はボタンを押すと勢いよくパカッと開くのがちょっと楽しくて、動作確認も兼ねて何回か押してしまいました(笑)昭和30~40年代の設定の部屋には似合わないので、いつか昭和50~60年代の部屋にした時に是非飾ってみたい一品です。
 でも、考えたら今展示室に置いてある電話機の横になんにも電話番号のメモがないのは不自然でしたね。いっそ「石引鮮魚店 21―539×」とか、架空のメモを作って貼ったらいいかも!と職員さんと話が盛り上がってしまいましたので、いつかこっそり作るかもしれません。

ホンモノなのか、おもちゃなのか
2013年7月23日

 秋の特別展に向けて、過去にいただいた袱紗の写真を撮り直したりしています。写真のものは昭和初期のもので、家紋はありませんが、片面が赤いのでおそらく婚礼用でしょう。帯のような固い生地に手描きで童子の絵が描かれています。

 とってかわいい絵柄なのですが、手元をよ~く見てください。右の童子は左わきになんと「鶴」を抱えています。左の童子は右肩に「亀」をのっけて、立派なしっぽのような部分(蓑亀の藻をモチーフにした長寿のシンボル)を抱えています。という訳で、鶴亀でとてもおめでたい絵柄となっています。
 でも、気になるのがこの鶴と亀は絵の中の設定ではおもちゃなのか、本物なのかということ。本物だったら「そんなつかみ方しちゃ、ダメでしょ!」と言われそうです。まぁ、あくまで絵ですから問題ないのですが、ついつい考えてしまった瞬間でした(笑)。

こだわってみました
2013年7月22日

 今日は男手が多い日なので、新作を作る事にしました。力いっぱいねじってもらった針金を人間っぽく成形していくのが学芸員の役割です。
 先日作った「虫取りぼうや」は指が細くないといけなかったので細工しにくかったですが、原寸大(?)はラフにプチプチを巻くだけでそれっぽくなるので、本当に助かります。
 おかげさまで、握手しても握り返してくれそうなぐらい肉厚な手が出来上がりました。あ、博物館で作業用に使っていた軍手を使用してますので、内側は真黒です(汗)。
 かかしさんだし、雨で濡れちゃうし、もっと簡単な作りでもいいのではとは思うのですが、回数を重ねるほど、技術も上達してどんどん人間らしくなっていく結果となっています。でも、これが金沢くらしの博物館のかかしなのだ!と割り切って、こだわって作ってみたいと思います。

まさか、こんなところで…!
2013年7月19日

 出勤した時にかかしの赤ちゃんを抱いたお母さんの帽子に、茶色いゴミがついているのが目に留まりました。でも、近づいたらゴミではありませんでした。
 中はすっかりもぬけの殻の様ですが、どうやらセミさんがここで羽化されたようです。ちょっと分かりにくいですが、中央に写った物体がソレです。

 セミさんはお母さんのやさしいまなざしに包まれながら、夜のうちに頑張ったのでしょう。でも、かかしさんは登りにくくなかったかしらと心配です。あと、やわらかい帽子のなので、風やセミさん自身の重みでふらふらしながら羽化したのではと、苦労がしのばれます。個人的にはもう少し登って帽子の上にとまってくれればブローチっぽく見えたのではと思うのですが(笑)。
 しばらくはこのままにしておこうかと思いますが、もし第2・第3のセミが現れたらちょっと考えます。でも、今日は涼しいせいかとても静かなので、羽化したセミさんはどこかへ飛び去ってしまったのでしょう。もしくはメスだったのかなぁと思ったりします。

お気に入りの袱紗(中包み)
2013年7月16日

 特別展まであと2カ月を切り、さすがにそろそろチラシのデザインを決めなければなりません。HPではカラーのチラシを紹介していますが、実は企画展は輪転機で色紙に印刷しているだけので、本当のカラーチラシは年に1回の特別展だけなのです。
 なので、素材の写真撮影にかなり気合が入ります。今日は昨日からの涼しい風のおかげで館内がとっても涼しいので、高温になるライトを使って撮影しても苦になりませんでした。

 今回のテーマは「袱紗」ですが、どうも茶道用の袱紗を連想されてしまうようです。一応副題に「嫁入りのもう一つの主役」と入れていますので、嫁入り道具の華やかな袱紗ということが伝わればと思います。
 使い方は、五色生菓子や赤飯を入れた重箱を座布団を敷いた重台にのせ、袱紗を上にかけて、中包み・外包みと呼ばれる風呂敷で包み、結婚の挨拶として親戚近所に配られます。受け取った家では、袱紗を拝見し、重箱の中身だけをいただいて、使いの人にお返しします。その時にぽち袋(お駄賃的なもの)を重箱の中に入れておくのだとか。でも、近年は最初から紙箱に入った五色生菓子等が用意されていますので、こうした習慣は過去のものとなってしまいました。

 そんな袱紗や中包みですが、いろいろな絵が描かれています。基本的に女性用のはずなのですが、まさか写真のようなりりしい絵柄があるとは!と思ってしまいます。もちろん今回のチラシに使用しますので、お楽しみにしていてください。
 残念ながら由緒は分からないのですが、珍しい家紋の形なので、きっと素敵な言われがあるのでしょう。もしかしたら花嫁ではなく花婿用かもしれません。そういうミステリアスな部分も含めて学芸員お気に入りの中包みです。

いまさらですが…
2013年7月13日

 画像の女性を見てピンと来た方は、すでにご覧になったかもしれません。あの「金沢ウラガワ探検隊」がついに当館にもやってきたのです!
 でも、撮影は3月で、金沢ケーブルテレビによる放映は4月いっぱいですでに終了しています。もっと早く告知しなければいけなかったのですが、使える画像がないのをいいことに(?)ずるずると引き延ばしてしまいました。
 ところが、先日フォルダを整理していたら、字幕チェック用の画像が出てきてしまいました(あわわ…)。これはいいかげんに告知しろということですね。
 という訳で、見逃した方はYou Tubeで公開されていますので、http://www.youtube.com/watch?v=zsEipyK3I0Iでご覧下さい。
 そういえば、たまたま今日はラジオかなざわの「ちょっときいてたいま」(10:00~10:30)で当館の企画展「昭和の金沢の映画チラシ」の紹介が流れる日でもありました。いつものように(?)少々かみながら紹介させていただきましたが、そこは緊張しているということで寛大なお心で聞いていただければ幸いです。

ついに完成しました
2013年7月9日

 今日は朝からクイを打ち、体を固定しまくったり、倒れないようにといろいろ試行錯誤しまくりでしたが、ついに「かかしさん」が登場しました!

 左は虫取り中のお兄さん。松の木にいるセミでも捕まえたのでしょうか。気合の入った(?)お顔でポーズをとっています。もうちょっと躍動感がほしいところですが、そこはまだまだ技術を磨かねばなりません(汗)。
 右の女性は見覚えがあるかもしれません。去年の夏に彼女はすぐ裏手の場所で洗濯物を干しておりました。しばらく姿が見えないと思ったら、赤ちゃんを産んでいたんですね~。
 という訳で、お客様をお出迎えしておりますので、是非写真を撮ってあげてください。

ニューフェイス×2
2013年7月8日

 太平洋側はもう梅雨が明けてしまったようですが、予想より早いシーズンの到来(?)に備えて、こっそりと「アレ」の準備しています。この顔ですでにお気づきかもしれませんが、今年は2人を新作しました!
 今日は命でもある顔作り。どんな表情にするか迷ったあげくそっくりのお顔になってしまいましたが、一人はわざと崩してみました。去年の冬に当館に滞在した「たけお」さんのお顔に強く影響された結果ですが、後日報告するシチュエーションにぴったりの表情だと思っています。
 しかし、人間だったら絶対必要なはずのまゆげ、実際に作ってみると「まゆげがない方がかわいい」という結論になるのですから、不思議なものです。
 こうやって少しずつ増えていくと大家族になってしまいそうですが、名前は未定ですから、年によっていろんな設定にするかもしれません。よく考えたらまだ誰も名字ないし、今年は兄妹で来年は友達になっても違和感ないかも。まぁ、さすがにそんなことはしませんけど、たぶん(笑)。

七夕をイメージして
2013年7月6日

 明日は七夕ですが、それに合わせて玄関ホールにお花を生けていただきました。七夕=竹の短冊なので、写真では分かりにくいかもしれませんが、いろいろな竹や笹を使っています。そして黄色いオンシジューム、白いユリ、アジサイが彩りを添えてくれています。
 が、昨日に続き今日も強風が激しくて、お花を守るために玄関の扉を閉めることになりました。なので、なぜ扉が閉まってるのだろうと思われたかもしれませんが、目の保養のためということでご容赦いただければ幸いです。
 かなり暑い日々が続くので、お花にとっては厳しい状況かもしれませんが、ユリの花がきれいに咲くまでは頑張っていただきたいと思います。

お人形さんを飾ってみました
2013年7月3日

 本日市内でお人形さんをいただいたので、さっそく整理してすぐしまう…のはもったいなかったので、展示室に飾ってみました。写真は第2展示室のベビーダンス。上に何もなくて寂しいなぁと思っていたのですが、女の子の部屋らしくなりました。
 左端の人形は昭和40年代に流行ったオオイケの「アイドルサンちゃん」とよく似た顔立ちをしていますが、体は布製なのでそれより前に作られたものなのでしょうか。
 右の犬の白い長い毛のぬいぐるみもどこかで見たことがあるような気がします。ブラッシングしてみたら、隠れていた目が出てきてかわいくなりました。女の子の物としては高級品かもしれませんが、持ち主はきっと小学校高学年なのでしょう。そういう設定にしておきます。

追記:後日談ですが、団体のお客様をご案内していたら、「あの白い犬はスピッツだと思う」とのお言葉をいただきました。そういえば、この頃飼い犬として流行ったんでしたっけ。たしかよく吠えるイメージがあるので番犬としては最適だったのでしょうね。白くて毛足が長くて、まさにそんなイメージです。

タイサンボクの花、再び
2013年7月2日

 先日ブログに掲載した「タイサンボク(泰山木)」の花ですが、よ~く観察したらいくつかつぼみが出ていることが分かりましたので、本日リベンジいたしました。

 本当はお昼休みまで思いっきり忘れていたのですが、思い出したら即実行とばかりに、長い脚立を持ち出して最上段に立ち、間近で撮影することができました。
 まだ固いつぼみがいくつかありますので、当分は楽しめそうです。しかし、今まで誰も花に気付かなかったので、たくさん咲いて本当にびっくりしています。反省して、今年からは毎年気にかけるようにしたいと思います。

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