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ブログ(2013年9月)

2013年9月

お色直ししました
2013年9月30日

 いよいよ今月も終わりです。特別展の会期も3分の1近くが終了したことになります。という訳で、閉館後にごそごそと作業をして、玄関ホールの花嫁のれんと「加賀の婚礼」の打掛の2点を入れ替えしました。

 赤いのれんから急に紫ののれんに変わってしまいましたので、地味だなぁ~と思われる方もおられるかもしれませんが、戦前は赤ではなく青や紫が主流でした。そして盆栽の絵柄も古くから使われたモチーフなので、花嫁のれんを語る上ではかかせない一品なのです。
 花嫁さんはお色直しということで、青緑の現代風の打掛から金沢らしいあでやかな打掛に変わりました。この打掛は「兼六園」の菖蒲をモチーフにしているそうですが、紅葉もたくさん入っています。
 次回は10月15日(火)に袱紗と花嫁衣装(衣桁で展示)を入れ替える予定です。無事に終わりましたら報告いたしますので、楽しみにしてください。

本当は秋の産物です
2013年9月29日

 NHKの朝の連ドラの「あまちゃん」ついに終わってしまいましたね。奇しくもこの日、当館のかかしの「海女ちゃん」(わざと漢字にしてます)の手にやっとウニをのせることができました。
 8月のかかし教室で作った時は、毛糸の玉を持たせていたのですが、雨にとっても弱いので、わずか数日で怪しい物体と化してしまいました。でも、本物のウニの殻を手に入れるのは難しかろうとそのままにする日々が続いていました。
 ところが、中田かかし祭でも「あまちゃん」のかかしがいっぱいいて、その中にあるものを利用したウニがありました!
 本物を手に入れる相談をしていたのですが、折しもダイソーで見つけてしまいました。そうか…今からが旬ですよね。さっそく真っ黒にスプレーで塗りつぶし、手に持たせてみたところ、ぴったりフィットしました。素材が柔らかいので、「本物かな?」とさわられてもケガしません。ついでにカゴもこの日に備えて用意していた物に交換し、ますます本物っぽくなりました。
 ここまでくればもうお分かりかとは思いますが、秋が旬でウニみたいにイガイガがあって…正解は栗のイガでした。ダイソーの物だけでは数が少なめなので、そのうち本物がこっそり追加される予定です。

兵(つはもの)どもが…
2013年9月29日

 今日は午前中に体験講座「竹の紙鉄砲を作ろう!」があり、たくさんの方にご参加いただきました。
 作り方はそんなに難しくないのですが、竹の太さにあう中の棒がなかなかなくて探したり、太すぎる棒を削ったりと、思いのほか長期戦な方もおられました。そんな中、保護者代わりに来られたおじいさまが竹を一から切って見事な紙鉄砲を完成され、盛大な音を立てて飛ばしておられました。さすが年の功です。
 完成した後は、やはり的(目標)があったらいいよねと手作りの的をイスにのせて部屋の隅に置いているのですが、一度打ったら球を取りに行くのは危険なので、次々と新しい球を作って打つことにした結果、たくさんの球が床に転がるありさまに。いったい一人いくつ打ったのだろうと思うくらいで、思わず写真を撮ってしまいました。
 紙鉄砲はご自宅に持ち帰っていただきましたので、上手に打って楽しんでいただければと思います。玄関先に置いた水鉄砲もこの日は気温が高めだったので、楽しんでいただけたようです。水鉄砲は去年よりも大幅に飛距離が伸びていて、見事なアーチを描いてくれましたが、残念ながらシャッターチャンスを逃してしまいました(泣)。

高岡の中田かかし祭
2013年9月24日

 高岡の中田かかし祭(21~23日)は今年で30回を迎える大きなお祭りなのですが、予想以上にたくさんのかかしがいて圧倒されまくりでした。湯涌のかかしは大人より少し小さいのですが、中田のかかしは2メートル近くて体のパーツも全体的に大きいのが印象的でした。発泡スチロールを削った顔、手足に使われたワラ、農業用であろう大きなビニール製の布で作った洋服など、初めて見る作り方にシャッターを押しまくり、あっという間に200枚近く写真を撮ってしまいました。個人、団体、事業所CM、素朴なかかし、そして子供たちが作ったかかしなどいろいろな部門があります。会場には屋台がたくさん出て、公園のステージで抽選会があったりして、盛大なお祭りでした。
 団体部門で湯涌ゆず街道かかしファンクラブが出品しているので、当館のかかし「ひとやすみ」さんも一緒に連れて行っていただきました。そして右の写真のYT-0(ゆわく・タイプ-ゼロ)の大集団が見事「参賞」に入賞されました!このボディに服を着せたりしてかかしになる訳ですが、全身可動式の構造が好評だそうです。
 ちなみに左端のカメラマンもかかしですので、だまされないように(笑)どうやら右の5人のYT-0は戦隊ヒーローの様で、思い思いの決めポーズをとっているところを激写しているということになるのでしょう。
 さて、「ひとやすみ」さんはどこ…?とキョロキョロしたら、受付のテントのところで、フルートの演奏を楽しんでいました。幸いお客さん用にイスを用意してもらって、そこで「ひとやすみ」しながら聞いているということで、フルートの方と二人でセットでもいいかも!と思われる素敵な演出をしていただきました。
 素朴なかかし部門でエントリーさせていただきましたが、残念ながら入賞はできませんでした。けれども、いい経験になったと思います。ちなみにエントリー番号は「263」。児童部門は300番台、さらに去年の入賞作品も見ることができます。個人や団体で複数出す方もおられますので、お祭り全体で350体近くいるそうです。富山県とはいえ、そんな盛大なイベントを今まで知らなかったので、今回見に行けてよかったです。

 そんなこんなで経験を積んでたくましく(?)なった「ひとやすみ」さんは、本日より玄関脇でお客様をお待ちすることになりました。日差しも少々やわらいできましたので、日向ぼっこしながらということになります。
 出品証明として中田かかし祭の名前札も一緒に飾ってみました。来年も応募するかどうかは不明ですが、まずはかかし制作技術のスキルアップをはからねば、です。その上で楽しみつつ作っていけたらいいなと思っています。
 

ただいま漂白中
2013年9月18日

 いきなり顔のアップの写真でびっくりされたかもしれませんが、急ピッチでかかし「ひとやすみ」さんのメンテナンスをしているところです。
 この2カ月半近くずっと涼しげな日陰にいたのですが、例年よりも非常に多く雨が降ったため、お顔のあちこちにカビが(泣)。帽子をもっと深く被せてもフォローしきれないので、正直一から作り直すべきか非常に迷いました。
 でも…時間がなさすぎる!!連休中に台風が来たおかげで、かかし祭りに間に合うように乾燥+手直しするのにたった2日間しかないのです。
 なので、物は試しとばかりにキッチンハイターの原液を綿棒でちょいちょいとカビにつけてみました。それが写真の光景で、プラスチックタライの中はお母さんの手足の布です。

 ハラハラドキドキしながら待つこと30分。なんと、ものすごく真っ白になっていました!!これで作り直しをしなくてすみます。その後も漂白剤につけまくりましたが、ちょっとやりすぎて予想以上に白くなった物もありました。
 という訳で、無事に完成したのが右の写真のお姿です。お母さんのスカートは青系だったのですが、立たせるだけでボロボロに破れてしまいましたので、オレンジ系にチェンジとなりました。
 ついでに赤ちゃんのほっぺたとかにチークを入れてみました。お母さんのお顔も色あせていましたので、少し書き足して健康的なお姿になりました。そしてイス代わりの旅行トランクに座ったこのポーズで高岡に出発です!

梅の橋と徳田秋聲記念館
2013年9月13日

 今日は学芸員会議が徳田秋聲記念館で開かれましたので、久しぶりにお邪魔してきました。
 いつもは浅野川大橋を越えてから右に曲がるのですが、たまには梅の橋を渡ろうと手前で曲がってみました。しかし、梅の橋越しに見るこの風景は昔の金沢らしくていいですね。毎回写真を撮ってしまうのですが、いつも逆光だということを忘れて撮るので、今回も真っ黒がちになってしまい、あわてて補正しました。
 現在「徳田秋聲らしからぬ!~しゅうせいとこどもむけよみもの展~」をされていますが、子供向けを苦手としている秋聲の苦労が非常に伝わってきました。でも、子供向けなのにそんな過激な内容まで!と重い教訓の例に少々びびりつつも、結末が読みたくて、展示室内の文庫本を思わず拝見してしまいました。そんな秋聲の企画展はもちろん(?)大人向けですので、文学が好きな方にはおすすめです。
 徳田秋聲記念館の場所は分かりにくいイメージがありますが、梅の橋のたもと(東山側)とおぼえていただければ、浅野川大橋から1本分進むだけでいいので、方向を間違えないように気をつけてお越しください。しかし、梅の橋は割とドラマのロケ地になっているのは知っていましたが、会議の帰り道に新郎新婦さんが橋の上で記念撮影(前撮り?)されているのに遭遇したのはびっくりしました。やはり風光明媚なのでしょうね。学芸員のお気に入りポイントです。

少しマイルドになりました
2013年9月10日

 先日、「松魚」にかつおぶし(削り節)入れたという内容を書きましたが、実は「寿留女(するめ)」も本物が入っています。左隣の「子生婦(こんぶ)」ほど存在感はありませんが、よく見ると入ってることが分かるかと思います。
 本当はもっと数を入れるべきなのでしょうが、何が入っているか分かるようにするためだけなので、ささやかな形となっております。
 が、ささやかな枚数でも非常に香ってしまうようで、展示室内がスルメ臭いと不評。お祝いには欠かせない品物ではありますが…。かといって、偽物を作るには、あの細い足を再現するのが難しいので、断念しました。
 という訳で、とりあえずビニールでくるんだところ、ずいぶん匂いがおさえられたようで、無事に解決しました!匂いも展示だと言い切りたい所ですが、やっぱ博物館は無臭というイメージもありますので、どうも個性的な匂いが際立ってしまったようです。

ぎゅうぎゅうです
2013年9月6日

 玄関ホールの展示ケースに重箱を飾り、五色生菓子(レプリカ)を入れてみました。金沢では結婚の挨拶として、もう一段に赤飯を入れて、座布団を入れた重台にのせて、袱紗をかけて配るのですが、今は紙箱入りなので、袱紗や重箱はほとんど使われていません。
 でも、ここで一つの疑問。当時はいったいいくつ入れて配っていたんだろう?「五色」なので当然5の倍数ですが、現在は紙箱で15個入りが売られています。まず、試しに15個入れてみましたが、昔の重箱は大きいので、すかすかに(汗)。
 本に具体的な数は書いていないかなとめくっていたら、写真がありました!という訳で参考にしたのが写真の結果でした。入る事は入るんですが、重箱の蓋がしまらなさそう…。
 ちなみに昔はセイロに入れるので、100個単位で用意して、それから取り分けて配っていました。ということは、20個ずつにすれば5軒分になるだろうと、特別展の会場内では20個入れてあります。25個に比べると少々スカスカな感じは否めませんが、ほどよい感じになりました。
 場合によっては一段で配って、五色生菓子と赤飯を半々に詰めたというお話も聞きますので、いろいろな数で配られたようです。なので、玄関ホールの25個入はそのまま飾りましたので、ぎゅうぎゅう感を感じてください。

松魚とは?
2013年9月4日

 結納の加賀水引を少しずつ並べています。館蔵品の中でも非常に豪華な物なのですが、実はこれ、新婦から新郎への返礼用なのです。いただいた結納水引がとても素晴らしい物であったので、その一部を結び直して使ったのだそうです。でも宝船まで並ぶと非常に豪華で、金沢の中でもかなりなお家のものだということが感じられると思います。
 ところで、この水引には松竹梅があるのですが、松は「松魚」、竹は「寿留女」、梅は「子生婦」の上に載せられています。
 と、ごく簡単に書きましたが、読みは分かりますか?「松魚(まつうお、しょうぎょ)」、「寿留女(するめ)」、「子生婦(こんぶ)」です。
 スルメやこんぶはそのままの意味なので、分かりやすいですが、「松魚」はなじみのない名前なので、お客さまも混乱するかも!?と思って、本物を入れることにしました。
 正解は「かつおぶし」です。一応、加賀水引の津田水引では「松魚(かつお)」として紹介されていますが、クイズにするために、この読み方はあえて外させていただきました。昔は本当にかつおぶし(本枯れ節、削っていない物)が入っていたようですが、現代は削り節の方が一般的なため、削った「かつおぶし」が入っています。写真の通りすみっこにありますので、よく見ないと気付かないかもしれませんが、少しでも分かりやすくなれば幸いです。

悩む日々
2013年9月3日

 いよいよ展示替えが始まり、郷土玩具を全部片付けて、なんとか主役のお二人を置くことができました。
 計画通りの配置なのですが、やはり実際に置いてみると、位置が気になります。やはり花嫁のれんも見えた方がいいだろう、でも全体はムリだから、せめてオシドリだけでも間から見えないか、などと悩んで前後左右に小刻みに移動させまくっています。
 とりあえずこの日はこれで仮完成!とばかりに写真を撮りましたが、結局後日手前に台を足して大幅にお二人を前に出す結果と相成りました。動かすたびに全身がぐらぐら揺れたりするので、花嫁のカツラは最終日にやっと被せられました。結果は会場でご覧下さい。ちなみに、花嫁さんは後日お色直しいたします。
 展示替えを何回経験していても、実際に物を配置してから分かることも多いので、細かい手直しが多いです。できるだけ事前の配置計画の際に写真でイメージするようにしているのですが、空間の空き具合とかは計算しにくいので、本当に難しいです(汗)

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