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ブログ(2013年11月)

2013年11月

チラシと切符
2013年11月30日

 企画展といえばチラシ。たいていは目玉になるものを写真で紹介するのですが、今回は切符の写真も載せることにしました。職員で話し合ったりした結果、一見地味ですが、写真の切符を選びました。

 左は鳳珠郡能都町の「宇出津(うしつ)」から金沢行きの切符で、急行券と一体化しています。国鉄からJRになった後、「のと鉄道」になり、平成17年に廃止されました。つまり、現在はない駅なのです。ちなみに鋏が入っているのもポイントだったりします。もう今はパチンパチンと切符を切る駅員(車掌)さんの姿を見ることはないのです。
 右は北陸本線と地方交通線の入場券のコレクションの中で「郷津駅」(新潟県直江津市)。やはり現在はない駅ということで、コレクションの価値に注目していただくために選ばれました。
 いずれもお借りした資料なので、当館で展示するのは今回限りという可能性もあります。来館の際にはじっくりとお探し下さい。特に郷津駅はずら~っと並んだ切符の中から探し出さなければなりませんが、お約束通り(?)路線順に並んでいますから、地理をご存じの方はきっと見つけられることでしょう。

日曜大工な日々
2013年11月27日

 展示替えまであと少し。当日スムーズに作業できるように、細かい仕事は今週までに済ませておくのですが、本日のお題はヘッドマークの台作り。お借りしてきた資料ではありますが、何点か台付きの物があったので、展示しやすいように博物館で台を作ることにしました。

 きっちり寸法を測って、必要な木材の長さを計算して…ということは非常に苦手なので、ざっくりと採寸して、長めに用意したのが写真の結果です。前から見たら気にならないかもしれませんが、後ろから見たらちょっと上にはみ出すぎたかなと後悔。本当は安定させるために上の方にも横木がほしい所ですが、返却の際に外せなくなってしまうのも困るので、板をかます程度にしてあります。
 という訳で、立派な台の中に何点か貧相な台が混ざっていることと思いますが、あくまで主役はヘッドマークですから、あまり台を見ないでいただければ幸いです。
 ちなみに「加賀百万石博」は平成14年3月から翌年1月にかけてに開催され、金沢城公園二の丸広場を中心に、この年に放映されたNHK大河ドラマ「利家とまつ」、石川県の歴史や文化・工芸などについて紹介したそうです。

早めの冬支度
2013年11月26日

 兼六園ではいつも今月頭あたりから冬の風物詩「雪吊り」が始まります。市内各地で少しずつ増えていく雪吊りを見るたびに、冬の到来を感じます。

 そんな中、当館もついに雪吊りが始まりました。本当は一部始終を眺めていたいところですが、くもりガラスで外が見えないので、作業前と作業後だけを拝見いたしました。館の前の松が一番大きくて立派なのですが、クレーンで芯となる木を高く持ちあげていたのですね。
 いつも一日がかりの作業になるのですが、夕方には無事に終了し、ご覧の通りの姿になりました。写真では分かりにくいですが、玄関周りの雪囲いも完成しています。板ではないので、防寒にはなりませんが、やわらかな明かりと中に雨雪が吹き込まないので、重宝しています。
 そして、敷地内の梅も雪吊りをするのですが、何気なく振り向いたら、後ろの松もしっかりと雪吊りされていました。芯木ではなく、幹を利用して縛られておりますが、いろいろな形があるということで、あわせて眺めていただければ幸いです。 

ひとやすみさん(冬バージョン)
2013年11月24日

 ずっと玄関脇で座っていただいていたかかしの「ひとやすみさん」。さすがに寒そうな姿になってきましたので、着替えて館内に入っていただくことにしました。
 もちろん赤ちゃんも着替えてもらいましたが、コートがないので、毛布で抱えてもらう形にしました。毛布で隠れて分かりにくいですが、つなぎタイプの服なので、全身碧色になりました。靴下の部分がとってもかわいいので、わざと足の先が出るようにしています。
 しかし、お母さんの新しい帽子がちょっと小さめで、髪の毛のない後頭部が目立つ状態に(汗)。いまだに髪の毛つけていなかったんです。なんせ最初に作ったかかしさんですから。とりあえず、毛糸で髪の毛を作ってみましたが、帽子やスカートが若々しいので「お母さん」というよりは「お姉さん」みたいになってしまいました。まだ、個々のお名前はないですし、年の離れた姉弟だと思って見ていただいてもいいかもしれません。

耳をすましてみてください
2013年11月23日

 常設展示の一つである座敷に古い時計がずっと下がっていたのですが、本日新しい時計に入れ替えました。新しいとはいっても、メーカーのラベルに1885年の日付があり、どうやらこの日に特許を取ったということが書かれているようです。ということは、どう考えても作られてからすでに100年以上経っていることになります。

 いただいた当初はゼンマイがゆるゆるでしたが、限界まで巻きまくり、事務室内などで経過観察した結果、どうやら無事に動くことが分かり、展示室にテビューしていただきました。
 という訳で、この部屋に入ったら耳を澄ましていただくと、「カッチ、コッチ…」と小さな音が聞こえるかもしれません。そして、もちろん時報も鳴ります。この一週間ぐらいは時間の調節を少しずつしていきますので、時刻が遅れたりするかもしれませんが、これからも頑張って動いてもらえることを願っています。 

色づいてきました
2013年11月23日

 急に寒くなってきたせいか、いつのまにか紅葉がすすんできています。博物館の前から駐車場に続く道の上に大きな紅葉があり、ほんの少しの距離ですが、赤いカーテンで彩ってくれています。駐車場まで行くと、写真には写っていませんが、イチョウも黄色くなっています。
 この数日雨に降られ続けましたが、久しぶりに止んでくれて土日はほっとできそうです。紅葉が全部色づく頃には散り始めてしまいますから、見頃はここ一週間ぐらいかと思いますが、赤いトンネルをくぐって楽しんでいただければ幸いです。

アラレとぶりおこし
2013年11月20日

 一昨日からついにアラレが降り始めました。そして雷も鳴りまくっています。写真は昨日の朝撮影した物ですが、アラレで白くなっています。「海女ちゃん」が寒そうなので中に入れてあげたいのですが、まだ準備ができていないのでもう少し待っていただくしかありません。
 しかし、不思議だったのが、学芸員が住む山側では全くアラレが積もっていなくて、中心地にかなり積もっていたこと。昨日の夕刊の写真ではまさに雪景色でした。ふつうは中心地に積もったら、当館はだいたい倍の雪が積もり、山側や湯涌ではさらに倍の雪が積もるので、今回は完全に逆ですね。
 今日は出前講座で山側(野田山)から海側(金石)へと市内を横断してきましたが、どちらも激しい雷とアラレに見舞われました。金沢ではこの時期の激しい雷のことを「ぶりおこし」と言い、冬の訪れとしています。激しい雷が海の底のブリを起こすということで、寒ブリの季節でもあります。そして、そろそろかぶらずしを漬けなければと、心は正月に向かっていくのです。そんなことを思うあたり、県外出身の学芸員もだいぶ金沢人になってきたようです(笑)。
 ちなみに金沢は全国で一番雷が多い都市だそうです。理由はこの「ぶりおこし」が多いからだそうですが、いつの間にか雷は夏ではなく冬に鳴るものと思うようになるほど、本当に印象的な雷です。12月の上旬までこうした天気が続くようですが、カニや寒ブリのおいしい季節でもありますから、気をつけてお越しください。

新婦の父、登場
2013年11月18日

 当館の展示は、会期中に新規資料の持ち込みがあると展示点数が増えてしまうのですが、まさかこのパターンは予想していませんでした。

 カクテルドレス姿の愛娘を見つめるお父様。口には出しませんが、「きれいだよ」と見つめてらっしゃるのでしょう。

 彼はつい昨日まで館の庭先で植木の手入れをしておりましたが、タキシードをかかし用にとの持ち込みがあり、急きょ変身することになりました。
 とはいえ、基本的に帽子を被せてしまうので、かかしさんに髪はありません。百合ちゃんは帽子に縫いつけていたから、実は当初は髪の毛なしでした(汗)。最初からきちんと髪の毛をつけたのは「今日子さん」が初めてなんですよね~。
 どうすべきか議論した結果、「新婦の父=年輩の男性」だから坊主頭でもおかしくない!という結論に達し、このような形になりました。展示終了の来月1日まであと約2週間ですが、そっと横で見守っていただくつもりです。

 追記ですが、後日靴も譲っていただきましたので、より本物らしくなりました。館内なので土足はちょっと…という部分もありますが、結婚式場にいるという前提で温かく見守っていただければ幸いです。

お帰りなさい!
2013年11月14日

 今月頭の「湯涌かかし大集合」に参加していたかかしたちが帰ってきました。さっそく元通りの場所に立っていただきましたので、しばらくはにぎやかになりそうです。

 百合ちゃんがいた場所には今日子さんがいらっしゃるので、とりあえず内側に座っていただきました。
 そして…「半沢直樹」さんだけは一足早く館内に入っていただく予定ですが、設置場所は計画中です。どなたか分かるようにやはりあのセリフは必須かしらといろいろな思いにふけって楽しんでいますが、無事に設置できた暁には改めてご報告いたします。 

見頃になりました
2013年11月14日

 先日開催の「和の飾り縫い」講座に合わせて生けていただいた生け花ですが、寒い日々が続く中、百合が見事に咲いてくれて見頃になっています。
 本日生け直していただき、横長だったアングルから縦長にシュッとした雰囲気に変わっています。まだしばらくは楽しめそうですので、ご来館の際はぜひ鑑賞ください。
 ちなみに後ろのビワも小さな花が咲いております。アップでお見せできないのが残念ですが、ウメモドキもいい感じです。

ひさびさの虹
2013年11月13日

 今日は出前講座の日なので、額谷の鶴寿園にお邪魔してきました。あいにく朝から雨で寒い日で、少々人が少なめでしたが、タイミング良く(?)和傘を持参したので話のタネになってくれました。
 今年は雨が多いように感じますが、どうなんでしょうかね。雨が降る日が増えて、どんよりとした雲の日が続くと、冬もだいぶ近くなってきたことを実感します。

 そんなこんなで無事に終わり、うまいこと雨がやみました。建物を出たら目の前に虹が出ていたので、思わず撮ってしまいました。
 どうも虹が分かりにくいので加工してアップしてみましたが、見えましたでしょうか?この後またすぐに雨が降り始めましたが、ほっこりした一瞬でした。 

そういう手がありましたか…
2013年11月10日

 本日開催の「和の飾り縫い」講座、強風+雨とかなり足元の悪い中、たくさんのご参加をいただきました。全員大人の方でしたので、刺繍針を使って作品を作っていただきました。
 けれども、やはりふだんから針を手にされている方はペースが違うようで、2時間の講座なのに1時間強で完成される方も。しかもとってもきれいに出来上がっていました。
 空いた時間を利用して参加者の方といろいろとお話をしたりしましたが、子供用の台紙とペーパークリップで作った糸通しををお見せしたら、「ヘアピンにそっくりねぇ。そのまま使ってもいいんじゃない?」とのお言葉(!)。
 …すいません。全く思いつきませんでした(汗)。そっか~その手があったか~。最近学芸員はヘアピンを使わない髪形をしているので、それも敗因だったようです。
 という訳で、さっそく譲っていただいたヘアピンの先を壊して作った糸通しで、見本を作ってみました。当初の予定とは大幅に異なって、太い毛糸を使ったのでもこもこですが、これなら子供さんや高齢者の方でもやりやすいはず!糸とセットにしたら売れるかも!でも、当館には残念ながらミュージアムグッズ販売はございませんので、来年の講座まで眠ることになりそうです。

 そして今日は講座の際に使用可能な足踏みミシンを出して、参加者の方に久しぶりに縫っていただいたりしたのですが、残念ながら写真を撮り忘れてしまいました(泣)
 しかし、やはりためらいながらペダルを踏むと、ローラーが逆回りして急に針が後ろ向きに縫い始めてしまうので焦りまくりでした(汗)。最初に右手でローラー(?)を手前に回して勢いをつけて、リズムよく踏み続けると前に縫えるようです。いつか講座で足踏みミシンを体験していただくために、今後頑張って修業を積みたいと思います。

ジュース用の缶切
2013年11月7日

 先日資料をいただいた時に、ビニール袋に大量のマッチを見かけ、思わず譲ってくださいとお願いしてしまいました。当館ではレトロパッケージも集めていますので、市内のいろんなマッチ箱もたくさん持っています。
 幸い譲っていただくことができ、分類したら、「あれ、なんじゃコレ?」な物が。中身をよく見ずに栓抜きとして登録しようとしたら、「三角穴開缶切」とありました。
 雪印のオレンジジュースに缶切り…プルタブのついた缶ジュースとガラス瓶入りのジュースしか知らない学芸員には???の嵐。職員さんに聞いたら、そういえば昔はそんな風に三角の穴を缶に開けて、そこからジュースを出して注いだということを思い出していただけました。
 まさかそんな物が手に入るとは思わなかったのですが、その前にマッチをもらわなければ手に入らなかった訳で…不思議な巡り合わせに感謝です。

飾り縫いの作品
2013年11月6日

 先月、公民館の依頼で特別に開催した「和の飾り縫い」講座。公民館の文化祭で完成品を飾るということでしたので、気合を入れて頑張りましたが、「講師として何か出来たら出してほしい」「できれば他の人よりも大きな物で」というお話もありました。社交辞令だとは思いつつ、本気に受け取って作ってみました。
 講座ではA5サイズ(A4サイズの半分)に5つの模様を縫っていただくので、A4サイズにして倍の10点を目指したはずなのですが、なぜか1つ増えて11点をちりばめる形になりました。たっぷりと空間があり、いろんな色を組み合わせてみました。
 そんな雛形が無事に帰ってきましたので、今月10日の講座「和の飾り縫い」で手にとって見ていただければ幸いです。少々縫い目が雑なので、そのあたりはご容赦ください。型紙は希望者に配布する予定です。

老舗記念館「第2回花のれん展」
2013年11月5日

 本日の外回りのラストに駆け込んだ老舗記念館。別の用事でお伺いしたのですが、展示が新しくなっていることをうっかりしておりましたので、急きょ写真を撮らせていただきました。
 9月まで開催されていた「第1回花のれん展」が好評だったのと、会期中に寄せられて飾り切れなかったのれんがあったそうなので、10月から開催することにしたのだそうです。当館も3点程提供させていただいておりましたが、目にするのは今日が初めてでした。
 気になったのが奥にあるミニのれん。野際陽子さんのドラマの時に作られた物だそうです。…ということはドラマ「花嫁のれん」(!?)。再放送で拝見したことがありますが、なかなかおもしろいドラマでした。七尾の花嫁のれん人形は知っていましたけれど、いろいろな物があるんですね。
 なお、第2回花のれん展は11月末まで開催されていますので、まだしばらくはご覧いただけます。

湯涌かかし大集合
2013年11月3日

 昨日から始まっております「湯涌かかし大集合」。会場の湯涌江戸村にお邪魔させていただきました。本当は今日の方が盛大なイベントが行われるのですが、きっと混んでいるだろうと昨日のうちに写真を撮りまくってきました。
 かかし大集合ということで、広場にわーっといるのかな~と思ったのですが、まさに「人口(かかし)増加中」の言葉通り、江戸村の中での人口が増えていました。
 右の写真だとひなたぼっこしながらお話しされている方、そして後ろの家の庭で遊んでいる子供や縁側にいる方、ぜんぶかかしさんです。ちなみに縁側にいるのは当館の「ひとやすみ」さんです。本当に人がいるように見えるのが湯涌のかかしの特徴ですから、丁寧なプロデュースにより、雰囲気に合う場所に配置されていました。

 しかし、やはり広い敷地なので、かかしたちもゆったりとくつろいでいるようです。当館で庭木の手入れをしていたお父さんは相変わらず手入れをしていますが、雄大な山を背負ってかっこよくなっています。先月会議でお邪魔したブッキーの中、そして前にもやはりかかしが。手にしているのぼりの文句にうんうんとうなずきつつ、更なるかかしの姿を求めて散策。
 噂の怪しいお方には最初は気付かず、先に気付いた同行者に教えていただきました。確かにものすごくリアルで怪しい…。服装も古民家にとってもしっくりとなじんでいます。カッパさんも最初気付かずにびっくりしましたが、思ったよりも大きいお姿なので、きっと気付かれるでしょう。ただ、家の中にも何人かいらっしゃるので、外から見るだけでは気づかないポイントにもいるようです。
 かかしは全部で90体近くになるそうですが、詳細は湯涌かかしファンクラブのブログでご覧下さい。ただ、今日あたりまではイベントで大忙しですから、最新情報は数日後になるかもしれません。是非、10日(日)までにかかしでにぎわう湯涌江戸村へお越しください。 

ペン先とハミガキ
2013年11月2日

 写真を見て何のペン先か分かった方、もしかしたら同志かもしれません(笑)。学芸員は学生時代にイラストを描いた時にお世話になりました。でも、本来の持ち主は設計関係のお仕事をされていたそうです。工業高校でも製図の勉強に使うらしく、以前いただいたことがあります。
 今回はGペン、スクールペン、丸ペン、カブラペン、そしてたぶんスピードボールをいただきました。スピードボールは号数によって線の太さを変えることができるそうです。
 そんなペン先が入っていたケースには「TOOTH LION PASTE」とあり、ライオンのレリーフがあります。TOOTH=歯なので、ライオン印のハミガキが入っていたようです。会社名のロゴは「T.KOBAYASHI.TOKYO」で、もし「小林富次郎商店」なら大正ぐらいまでさかのぼってしまうかもしれません。
 昔はよく色んな商品のケースを入れ物に再利用しているので、時々古い物が出てきますが、どう考えてもペン先の使用年代より古そうなのでちょっとびっくりでした。もちろんペン先とは別にレトロパッケージとして登録しましたので、いつか活躍していただく予定です。

 後日談ですが、LIONに問い合わせました所、明治36年発売の商品で、大正まで売られていたそうです。店名も小林富次郎商店で合っているということでしたので、大事に保管させていただく所存です。

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