犀星記念館でのちょっとした出来事をお知らせいたします。
            【季節のお便りや行事の報告など・・・・・】



小景異情 その二


ふるさとは遠きにありて思ふもの
そして悲しくうたふもの
よしや
うらぶれて異土の乞食となるとても
帰るところにあるまじや
ひとり都のゆふぐれに
ふるさとおもひ涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこにかへらばや
遠きみやこにかへらばや


「抒情小曲集」より 



2012年「犀星つうしん」はこちらから 
 1月  2月 3月  4月 5月 6月
7月 8月 9月  10月 11月 12月
 2010年「犀星つうしん」はこちらから  
3・4月  5月   6月  7月  8月 
 9月  10月  11月  12月  
 
 2011年「犀星つうしん」はこちらから  
 1月   2月  3月 4月 5月 6月
7月  8月 9月 10月  11月  12月
 


1月4日


      あけましておめでとうございます。
 
 金沢は雪のお正月です。
 室生家では、三日に近所の子供たちが集まり、「旗源平」をして遊びました。「旗源平」とは、昔から金沢にあるお正月の遊びです。

 これは昔から金沢にあるお正月の遊びで、源氏、平家の二組に分かれる。源氏は紺地に白、平家は赤地に白、それぞれ紋の笹竜胆、揚羽の蝶を染めぬいた旗を持つ。小旗十本、中旗五本、大旗二本、纏一本を畳のへりにさす。二個のサイコロを交互に振りながら、旗をやりとりして最後に纏を取られた方が負けである。サイコロの目は一と五を梅が一、一と六をチン六といい中旗一本の勝ちである。四と二が出ると四のー二と呼び負けである。交互に鼻の頭の脂をぬって、「チン六、チン六」とおまじないをとなえながら、サイコロを投げるのである。源氏側も平家側もサイコロの目を見ながら騒ぎ、喜んだり、悲観したりの連続である。 
                    室生朝子著『大森 犀星 昭和』より

 きっと少年犀星君も、遊んだのでしょう・・・。
 今年も室生犀星記念館をよろしくお願い致します。

平成20年 「犀星が描いた金沢」の展示より
「旗源平」金沢くらしの博物館所蔵


12月27日
          
  

  暑い暑い夏が過ぎ、気がつくと、街の木々が色づき、あっという間に「鰤起こし」の季節になりました。今年も残すところあと4日です。

  今年は、犀星没後50周年、開館10周年と記念すべきことが盛り沢山でした。記念館にとっても実りの多い年になりました。

  当館は、12月29日(土)から1月3日(木)までお休み致します。

来年も皆様のご来館をお待ちしております。 

書斎にて、子供たちと暖をとる犀星



12月18日


常設展 冬の展示替え



 あまり目立たないのですが、常設展示室も随時展示替えを行っています。とくに12月はたくさん替えることが多いので、ちょっと大変です。休館日がないので、毎日開館前と閉館後のわずかな時間にちょこちょこと作業をして、ようやく一段落しました。

 まずは、遺品コーナー。
 ガスストーブと膝掛けを出してみました。ストーブは朝のみ使用、あとは火鉢と膝掛けで暖をとっていたそうです。それから、煎茶を好んだ犀星の、茶器を並べました。

 はじめて展示した十手は、萩原朔太郎との交流を紹介するコーナーにあります。朔太郎さんが浅草で犀星の子どものために買ってくれたものと思われます。

 しばらくお休みしていた「抒情小曲集」の原稿(レプリカ)も復活しました。

 また見に来てください。

   
 

12月9日


    
            師走寒波到来!


 いよいよ冬本番の季節がやって来ました。
 金沢は、昨日の夜から激しく荒れた天候となりました。今朝出勤してみると、駐車場には白いじゅうたんが、敷き詰められていました。庭の木々は雪のパウダーでお化粧していました。

 まだまだ序の口ですが、これから訪れる冬本番の寒さを感じる朝となりました。

 今年は寒冬だそうです
 皆様、風邪にはご注意を・・・。

 

12月8日


   第36回講座 犀星  「犀星がいた頃の金沢」
 
 今回は室生犀星学会会員の小林弘子さんを講師にお招きし、「犀星がいた頃の金沢」と題して、犀星が上京するまでの金沢での様子をお話頂きました。
 やんちゃな小学生の照道君、裁判所に通う犀星の姿等、お話を聞いていると目に浮かびます。その頃の金沢の写真から、犀星がどの道を通って裁判所へ通っていたのかもわかりました。
 犀星をとても身近に感じた講座でした。

 小林弘子さんありがとうございました。