企画展

生誕140年記念 『あらくれ』と大正デモクラシー

2011年 12月 3日(土) ~ 2012年3月18日(日)

詳細


 秋聲の傑作として名高い長編小説『あらくれ』。大正4年、「読売新聞」に連載されたこの小説は、「お島」というひとりの女性の流転の物語です。親の決めた結婚から逃げ出したことをきっかけに、行く先々で困難にぶつかり失敗を繰り返しながらも女の自立を懸け、お島は自ら洋服屋を営むことを決意します。

 ちょうど大正デモクラシーの昂揚期、誰よりも早く着物を捨て女唐服〈めとうふく〉(女性の洋服)に身を包み、自転車に跨り社会へと漕ぎ出したお島。容赦のない毒舌を吐き、湧き立つ衝動のまま、自由に行動する「あらくれ」なお島。秋聲の女性に対する厳しくも温かな眼差しが感じられます。

 今回は、秋聲生誕140周年を記念して、傑作『あらくれ』の世界をご紹介します。
 また、今回、金沢美術工芸大学に特別協力をいただき、当企画展のために制作された、ファッションデザインコース所属・北澤友理さんによる「お島さん」人形を展示いたします。

展示品の紹介


映画「あらくれ」パンフレット(東宝) 「婦人画報」第37号(明治43年)

▲ ページトップへ

展示日程の一覧

金沢文化振興財団