寸々語

寸々語(すんすんご)とは、秋聲の随筆のタイトルで、「ちょっとした話」を意味します。
秋聲記念館でのできごとをお伝えしていきます。





待ってました「金澤」3月号
  2017.2.21

 前回記事で「じれじれ」という言葉を使おうとして、あれっじれじれってみんな言うかな?もしや方言?と不安になりチャカッとネットで検索してみましたら、ネット辞書に「じれじれ(副)…いらだたしいさま。じりじり。」とあって、用例になんと秋聲の代表作『爛』の一場面が挙がっておりドキーン!といたしました。あっこんにちは、こんなところで…!とさっきそのお宅を辞してきたのに最初の曲がり角でまた会ってしまったみたいな変な感じにちょっとどぎまぎしてしまったわけですが、調べたところで要は「うちでは言う」ということのみの証明および強調、すなわち何ら説得力のない結果になりましたことをここにご報告申し上げます(広辞苑さまには掲載なし)。

 さて、まだかなまだかなと先月よりじれじれしておりました月刊誌「金澤」、きのうついに発行となりました~!と言いますのも、当館オリジナル文庫『新世帯』のカバーデザイン一件をコーディネートしてくださった彫金師・竹俣勇壱氏のご紹介により、本誌に『新世帯』についての記事を掲載していただいたため!先月下旬にご取材いただき、3月号の発行をいまかいまかと心待ちにしておりました。実は編集部さんのお心遣いにより館にはおととい届いておりましたが、きのうより書店さんにも豪華に陳列されたことでしょう春色のきれいな表紙が目印です!

 竹俣さま、「金澤」編集部のみなさま、ありがとうございました。こんな素敵雑誌に載せていただけるなど夢のようです。『新世帯』、あかるく春らしいお話などひとつとて載せちゃおりませんが、人生の一スパイスとして誌面にも本棚にもそっと混じりこむことを許してやっていただけましたら幸いです。
 そういえば『新世帯』が出来たとき、ウェーイ納品されたぞ~い!!とテンションのあがる学芸員のいっぽう、販売担当職員がちょっと浮かない顔をしていたので何事か尋ねると「これ…ショップ棚と保護色じゃない…!?」と劇画タッチで言うものですからハッとして置いてみたら見事に同化しました。ここにこそ真の焦げ茶色が…!
 そんなこともあったもので、同誌撮影の際、カメラマンさんに「(撮影場所となった書斎の机とも)すごく保護色ですけど大丈夫ですか・・・!!」とブルブルしながらおたずねしたら「あ、それは大丈夫ですよ!」と何ともこともなげにお返事いただき、結果できあがったお写真の美しいこと…!ぜひ誌面でご確認ください。どんな分野においてもプロってのは頼もしくってかっこいいですね…!





7年周期
  2017.2.19

 さて本日19(トーク)の日ということで、トークイベントのお知らせです!当館催事じゃございませんが、三文豪仲間の室生犀星記念館さんのイベントにて当館名誉館長がトークに立たれます!これはレア!

 来たる3月26日(日)、犀星記念館さんのほうで毎年犀星さんのご命日に執り行っておられる「犀星忌」中、今年は犀星さんゆかりのお寺・雨宝院にて法要ののち、徳田章子当館名誉館長(秋聲令孫)と室生洲々子犀星記念館名誉館長(犀星令孫)による対談「孫達が語る作家の素顔」が行われることになりました!
 お孫さん対談といえば思い起こされるのは石川近代文学館さんで行われました公開対談「作家の家」。当館館報「夢香山」の第3号にちらとだけそのご報告記事を載せましたように、平成22年にいちどおふたりの対談がありましたね、ってもう7年前…!?月日の流れの怖ろしさ…!そんなわけでオリンピックよりも長い周期で時々やってくるこのレア企画、当館といたしましてもたいへん楽しみにしております。
 
 犀星さんと秋聲とは何せ良いお付き合いをされていたようで、この欄ではガーデニング仲間とばかりご紹介してしまっておりますが、犀星さんは奥さんを亡くした秋聲を励ます会=「二日会」にもばっちり参加してくださっておりますし、秋聲も犀星さんのいる軽井沢に遊びに行ったり、一緒に鎌倉に出かけたりなんかもしております。書簡の往来も多く、そのあたりを平成19年の企画展「秋聲と犀星」でご紹介しましたねって、もうきれいに10年前…!?月日の流れの(以下同文)…!基本仲良しなのでその間ちょこちょこと色んな企画展にお顔を出してくださっているとはいえ、一個の企画展としてそろそろもう一周してもよいのかもしれません。
 書簡といえば、いつか当館開催の鏡花展で展示した手紙(石川近代文学館蔵)、秋聲から犀星さんに宛てて何かしらの会合の日程調整に応えるもので「こちらはいつでもOK。泉の方には君から連絡したほうがいいね」(意訳)と書いておられて、またも~そんなこと言わずに~~!!とじれじれしたのも、はや4年前です。

 
  


色いろいろ
  2017.2.18

 もうすっかり忘れられていた3月4日の展示解説を残して今年度の催事はすべて終了してしまった当館、あとはもう消化試合のようなゆるっとした日々を過ごしている風に見せかけて、現在鋭意次回企画展のチラシ制作、パネル原稿書き、そして「ちょっと向山。」でお馴染み館報「夢香山」第9号の編集作業などなど、パンチ力こそ弱いけれども地下でこそっとした活動をちまちまと行っております。
 さて、当館の館報「夢香山」、なんとなく毎号そのお色味を変えてお届けしております。去年の8号は訳もなく紺色、今年の9号は訳もなく焦げ茶色です。印刷屋さんに「今年は焦げ茶で!アッそんな厳密じゃなくていいです!一般的な焦げ茶でOK!」と軽快にお願いしていて、返ってきた初校をみてなんとなくもんやりしている今日このごろ…

 焦げ茶か…そうか焦げ茶…とその色の本名が実はもっと別にあるんじゃないか、ほんとうにこの子俺の子かしら?みたいな目でもって見つめていたところ、お隣の職員から「…昆布色じゃない…?」とのご意見を賜り、一気に靄が晴れました。
 そうだ…!昆布色だ…!わりと煮しめた昆布色だ…なんて的確…!!とたいそうすっきりしたのです。
   
        写真だとあまり昆布感出ないですね!→
   
 〝一般的な焦げ茶〟って思うほど共通しないのかも、とためしに別の職員に一般的な焦げ茶とは?と問いましたらば「…黒糖の…パンかな…」と言われてさらに迷子になりました。いやそれも正直どうかと思うけれども百歩譲って黒糖まではいいとしよう、パンって…!そもそも黒糖のパンって一般的な食べ物でしょうか!?と事務室に議論が巻き起こりました。そうしてこちらの発注のしかたがわるかったのだと深く反省もしたのです。だって、まさか黒糖のパンを思い浮かべるひとがいるだなんて・・・!ひとそれぞれ、いろとりどりってこういうこと・・・!!
 そもそもそんな事態を避けるために色見本だなんて便利なものがあるのですが、こうなってくると意地でもそれに頼らず、最終的に「焦げ茶ってチョコレート色のことじゃない!?」に到ったうえでの、ではカカオ何パーセントのソレか、これからじっくり時間をかけて、印刷屋さんとじりじりそのラインの探りあいをしていこうと思います(迷惑千万)。
       


 


無花果もわりと好き
  2017.2.15

 柘榴ときて、梅ときて、柿ときたらば、無花果もご紹介しないわけにはまいりません。この難読漢字、正解は「いちじく」です!
 柘榴の木と同じく、無花果の木も徳田家の庭にあったそうで、一穂さんはその木を見るにつけ秋聲俳句「無花果の秋となりけり水噂」を思い出すと語っています。

 そのエピソードを知る前に昭和22年、秋聲の没後に一穂さんの編集により刊行された『古里の雪』(秋聲の絶筆「古里の雪」をはじめ、金沢を書いたものばかりを集めた短編集)の見開きに描かれた金沢の雪景色のうえにドドンとこの句が載せられているのを見て、不思議に思っていたものでした。

季節も合わぬし、金沢らしさもとくにないのに…?と違和感しかなかったところ、後に読んだ上述の一穂さんのお言葉でもってその意味を知りました。この句はかつて同じ縁側から父と子のともに見ていた風景、というわけです。

 さて、そろそろうっすらとお気づきでしょうか、秋聲先生動物はお嫌いですが草花を愛でるのはたいそうお好きなのです。執筆の合間合間にはお庭に出て植栽をいじり、そうして庭づくりにちょっと疲れたら、犀星さんから贈られた俳句集なんかを読むんだそう。
 
秋は地上に咲く草花の数多く色彩の最も濃厚なるを愛し候、嗜好の果物は無花果と柿など、然し食物の嗜好は年により日により甚だしきは同じ日にても腹工合、舌の加減にて変動あり一概に言ひがたし。」(明治42年、「秋の感想」より)

 当時よくあった雑誌新聞による文士アンケートの回答です。単なるアンケートの結果としてはちょっとめんどくさいほうの回答かとも思われますが、その内容さすがに行き届いていらっしゃいますね!今日は無花果だけど、あしたには変わるかもよ!毎日同じと思うなよ!!…ということですから秋聲先生に差し入れの際にはその腹工合と舌の加減、事前に要調査です。



 


今日は2(フン)14(ドシ)の日だそう
 2017.2.14

 きのうこちらで紅葉先生のセリフを引き写しながら、秋聲の記録する紅葉先生のセリフ集にはなかなかいいものがあるなァと思われましたので、勝手ながら急に紅葉先生のかっこいいセリフランキングを発表いたしたく存じます。

 3位「柿も青いうちは鴉も突き不申候」(『光を追うて』より)
   
 言わずとしれた名文句、秋聲の入門志願に対しバチコーン!!と断ってくるこの感じ…!秋聲は腹が立ってこの文句の書かれた手紙を破り捨ててしまったそうですが、もし手元に残してくれていたなら間違いなく超一級資料として崇め奉られたことでしょう。この文言のあまりのかっこよさにアニメーション映画「イノセンス」の一場面にも使われているとか。
 
 2位「みんなまずい顔を持って来い。」(『黴』より)

 紅葉先生が亡くなったその日、病室につどう弟子たちに発したというお言葉。さすがは江戸っ子、悪態を交えながらもそこに垣間見える師匠としての愛情深げなこの物言いにかえって胸打たれます。

 1位「ちょっと向山。」(『光を追うて』より)

 こちらは前回記事の発句云々の近くにあるお言葉。「向山(むこうやま)」は秋聲をモデルとする主人公の名で、紅葉先生のお弟子になって初めての仕事をした数日後、こうして不意に呼び止められて、先生から初めての原稿料をもらうというくだり…
 この師匠っぽさ、師弟っぽさ!こんな感じに呼び止められてみたいものですね!
   (明治35年の紅葉先生、すごく言いそう!!)→

 ラインナップとしてはメジャーどころながら、1位に関してはちょっと個人の趣味を全面に押し出し過ぎたでしょうか?今度職員の誰かを呼ぶときに張り切って使ってみようと思います(偉そうすぎて振り向いてもらえない可能性大です)。





梅もわりと好き
  2017.2.13

 金沢湯涌夢二館さんより、先日開幕となりましたコレクション展「竹久夢二の「小美術」―絵葉書・版画・生活デザイン―」後期展(~4月9日)にて、秋聲先生揮毫の色紙が出品されている旨、ご連絡をいただきました!これはありがたいこと!
 ちょっとまだ実際に伺えてはおりませんでどんな文脈にてご登場やらわかりかねますが、内容といたしましては「青梅の肌較々(やや)白し葉がくれに」の俳句色紙だそうです。わりとお得意のやつですね!
 秋聲の俳句づくりは、尾崎紅葉門下に入ってすぐのころ「発句(ほっく)はやらんのかね。」と紅葉先生に訊かれたことがそもそものきっかけ(自伝小説『光を追うて』より)。しかも紅葉主宰の俳句会に顔を出さないと先生のご機嫌がわるくなるそうで、それからポツポツとつくりはじめて現在197句が八木書店版全集第27巻に収録されています(これもたいへんありがたいこと!)。 
 ただ、ご長男・一穂さんによれば「人から短冊や色紙を頼まれると、大概同んなじ句を書いてゐた」そうで、たしかに件の「青梅の…」もわりあいよく見る気がいたします。当館にも同句の短冊1点、色紙2点の収蔵がございますので、気に入ってよく書いていたほうの俳句なのでしょう。古書店なんかに出ている俳句を見ても、やはり秋聲のなかで常に前のほうに並んでいる選抜句ばかりといった感があります。

  これは当館一の地味さを誇るとても潔い色紙…→
 
 いつものパターンだと実際に観覧のうえその報告記事としてこちらに書くのですが、それだとたぶん会期終了の前日にすべりこみというやはりいつものパターンにて、「見てきました!でも明日で終わりだよ!ごめんね!!」と何の予告機能もない残念なことになりかねませんので、フライング気味にお知らせを申し上げます。折りよく湯涌に雪見温泉しにいくよ~という方おられましたら、是非ユメジ館さんにお立ち寄りのうえ秋聲の色紙があるんやったかな?というお気持ちにてご観覧くださいませ。ユメジ作品の素晴らしいことは言わずもがなですが、他館で出会う秋聲ったらトキメキ以外のなにものでもないのです。





へんしん
  2017.2.11

 おかげさまで最近書籍の通販ご利用も増えてまいりました。かくかくしかじかで秋聲読んでみたい!→あれっ!?書店に秋聲の本がない!→ややっ!?記念館で売ってるっぽい!→金沢か!遠くて行けない!!となっている方の多かったところ、実際に通販をご利用くださった方々があそこ通販やってるよ!!と口コミで広げてくださった結果と心得ます(ご親切なかたがた…当館の活動へのご支援、まことにありがとうございます…!)。
 そうしてご注文やら支払い完了のご連絡やらのメールを確認していた職員から「購入者の方が『新世帯』の装丁いいねって書き添えてくださってるけどどうする?へんしんする?」と訊かれ、前半でフー!と嬉しくなって後半で脳みそが活動を停止いたしました。(…へんしん?へんしんするって…?えっいくら嬉しくなったからって変身するってそれどういう…?えっ高度な謎かけ…?)とぐるぐるしていたところ、「ねぇ…返信…どうします?」と、ここでようやく繋がりました。返信ですね!なるほど、納得!
 内部事情にて恐縮ながら学芸員アドレスとご注文を受ける代表アドレスとが別になっているため、学芸員から何かしら直接お返事をしますか?という確認をしてくださっていたのでした。それもすごいお心遣い…!これぞ仕事のできる感じ…!!
 「アッ返信か!しますします!!」と、慌ててお返事をしたいっぽう(嬉しくなると何かに変身できるところまでが学芸員の能力、か…)とまだ変な沼に片足突っ込んでいるのをかわいそうな子と思われたものか、そのあとそっとチョコレートをくれました。すみません…朝一番だったものですから脳のはたらきが追いつかず…

 そうして有難くチョコレートをもそもそいただいて糖分を補給した結果、やはりご返信はしないことにいたしました。ちょっと褒めたからってなんかすごいテンションで突然これまでやりとりしてない知らないひとからお返事きたよ…!と気持ち悪く思われては困りますもので…。メールの形にこそいたしませんでしたが(担当者からはご返信差し上げております)あるいは何かに変身しないといけないのかもしれない、と惑うくらいに喜びましたこと、この場を借りてお伝え申し上げます。そのあたたかいお一言、館の全員に届いております。
 
 ↑各館で無料配布しておりますオシャレ小冊子「文化の道草」にも載ってます!
  オシャレ小冊子の誌面を邪魔しない『新世帯』のポテンシャル…!! 





そこにあるわけ
  2017.2.10

 1月27日付でご報告申し上げておりました康成邸から発見された秋聲筆書幅につきましてご紹介する記事、昨日北國新聞さんローカル面に掲載をしていただきました!ありがとうございます!
 また、記者さんのお顔が写っておりますので公開は控えますが、この欄にて記者発表の様子を撮影してくるのわすれた!と書きましたら早速ご参考まで~と当日の写真をお送りくださいました川端康成記念会理事・水原園博氏(資料発見者)にもこの場を借りて厚くお礼を申し上げます。おかげさまで館の記録が増えました…!
 
 記事では、康成が秋聲からもらった書幅の来歴についてご紹介をさせていただいているのですが、所詮記念館なりに書き直したものに過ぎず、康成の随筆「落花流水」を直にお読みいただければそれがそのまんま書いてございます。
 今回発見された書幅の一点、秋聲揮毫の「大宮の…」は日本文学報国会により制作された「愛國百人一首」に選定された第二首の和歌。太平洋戦争下、国民の愛国心を高めるために古今の和歌を集めてつくられたもので、当時その宣伝のため、著名な文士たちに各一首を書かせ、百貨店で販売したそうです。康成が個人的に揮毫を依頼したのがタイミング的にちょうどそのころで、書の内容にまで注文をつけなかったために秋聲はおそらく当時何度も書く機会のあったこの和歌を書いて康成に贈った、というわけ…(そこに気遣いがあったのか単に無頓着なのかはわかりません…)。
 随筆によればこの百貨店企画に康成も参加していたそうで、ただ康成の書いて出品したものと、仲良しの横光利一氏のものにつきましては、彼らを昔からいろいろと援助してくれている菊池寛先輩がこっそり買い上げてくれたそう。売れ残ったらみっともないから!ということだそうですが、ちょっと菊池寛先輩かっこよすぎではないですか…!とうぜん自分からはそんなことを言いません。康成もあとでそれをどなたかから伝え聞いたそうで、お礼も言えなかったと書いています。
 書ひとつとっても物語それぞれ。当館も何かにつけお世話になっている菊池寛記念館さんのほうでご所蔵かどうかはわかりませんが、もし菊池家に二幅あらばそれはそんなことだそうです。ヒー!ドラマ~!!
 


  


少なくとも歯の類ではなさそう
 2017.2.8

 きのうのオレンジ色の、生まれたのか置かれたのかも不明ながら、奥歯の神様のお仲間である以上、名前をつけてさしあげねばなりません。オレンジだから柑橘系?とも思われましたが、それにしては形がいびつ…と、ふと降りてきたのが柘榴(ざくろ)です。いま準備中の次回企画展にて、秋聲長男一穂氏が徳田家に植わっていたという柘榴の木についてしばしば述べておられることを思い出しました。当然同じ家に住んでいますので、その木については父秋聲も作品のなかに書き記しています。
 徳田家の植栽仲間といたしましては、犀星さんから贈られたという最強のエピソードでもってスターの座をほしいままにしている竹やシダなんかがありますが(ご健在)、柘榴もご一家にとっては思い出深い植物であったよう。残念ながらその木はもう枯れてしまったと一穂さんが書いていらっしゃいますが、思いついたこの機にひとつ活躍を場をつくってさしあげたいところ…。
 柘榴…柘榴ね…柘榴って…?とおぼろげには描けるソレの外観を確認せんとまず参照いたしましたのは現在展示中の秋聲全集装丁です。植物といえば画像検索より俄然徳永春穂氏!
 そしてやはりちゃんとございました、ありがとうございます。第3期第33巻の装丁に柘榴が使われておりました→

 アッほらお色味の感じも意外と遠くないっぽい…!?
 
 そんなわけで、呼び名がないと何かと不便ですので、今日から奥歯神のあいだにはさまれたあのちょっとファンキーなアイツを仮に「ざくろくん」とお呼びすることにいたします。ある日急にパカンと割れて中から赤い実がこぼれだしていたら「ほぅらやっぱり柘榴でしたよ!!」と、すぐさまこちらにてご報告をさせていただきます。
 ちなみに柘榴が使われている第33巻は長篇小説「闇の花」一編で占められているという贅沢巻。本作の超貴重な秋聲自筆原稿を石川近代文学館さんよりお借りして展示させていただいておりますので、ご観覧のおりには柘榴の33巻コーナーをめがけてどうぞ。



 


増員
 2017.2.7

 


 気付けば仲間がふえましたァ~~~!!!

 オレンジのやつ置いたのだれですか~!!!!








WAKO
   2017.2.5

 昨日は全集展第3回目となるギャラリートークを行いました。ご参加くださったみなみなさまに心より感謝申し上げます。

 午前の部終了後、わりとよく来てくださるお客さまからのお電話で「午後の解説って前回と内容同じ?」と訊かれたもので、「アッそうです。初回に聴いてくださったやつの最終回です!」と元気よくお返事をして電話を切って間もなく、なんとはなしに当HPのイベントページを見て戦きました。まだ3月4日がある…!
 思わず「アッ!!」と大きな声が出てしまい、お隣の職員をびっくりさせてしまったのです。午前の部を思いっきり「もう今日でおしまい」のテンションにて執り行い(だからといって聴かれるほうには何ら影響がないかと存じます。ひとえにこちらのモチベーションの問題です)、フゥ早いものであと1回か…とどことなくしんみりしながら階段を下りてきての最終回じゃなかった問題…。来月4日、いい加減しつこいですがまた同内容にてよろしくお願いいたします。
 なお、ギャラリートークに予約は必要ございません。同日の11時あるいは14時頃に館内のどこかにさえいていただければ、こちらからお声がけをして廻ります(映像をご覧になっている場合にはそっとしてしまうかもしれません!)。本日午前の部は47分、午後の部は48分と、初回には1時間強かかっていた解説時間もだいぶん目標の「40分程度」に近づいてまいりました。最終日は40分きっかりになるよう、がんばって無駄を省いてまいります。

 ちなみに午後の部でまくしたてすぎて脳に酸素が足りなくなった結果ド忘れをした、八木書店版『徳田秋聲全集』完結に対して贈られた第54回菊池寛賞正賞の置時計は「和光」のものですね。オメガは第1回菊池寛賞正賞の懐中時計のほうでしたね。盤面にふつうにWAKOとくっきり書いてございました(←展示ケース左端っこにある金色のもの)。

 そう迷ったら資料を見る、基本的にはそこにすべて書いてあるのでさっきの自分に言ってあげたい「慌てるなかれ」。ついでに時間も現在時刻に合わせてございますので(話長いな…今何時かな…)と気になりだしたら、さも展示品を見るような風をして置時計、ご確認ください。





節分祭
   2017.2.4

 きのうはひがし茶屋街にある宇多須神社さんの節分祭でございました!場所柄、こちらの節分祭にはひがしの芸妓さんが大集合。芸妓さんによる豆まきが恒例となっており、毎年多くの方々が詰めかけます。
 先日芸妓さんを間近に見、さらにお茶の先生宅で大豆のお菓子をいただいてぐんと高まっていた節分気分、しかし当日はなんやかんやございまして職員は誰も行かれませんで、今年の様子はみなさまにお見せできないや…館に福は来ないや…と暗い気持ちに沈んでいたところ、一通のメールが届きました。

 添付写真「今年の節分でゲットしたお豆」として、なんとご近所の写真家さんから福を分けていただいたのです!ありがたや!

    ご覧あれ!いつにない雰囲気をまとうこの一枚!→

 こちらからとくにお願いしたわけではないのに、なんたるグッドタイミング…!すぐさま、明日の寸々語に使っていいですか!?とお願いすると、こちらもご快諾をいただきました。重ねてお礼申し上げます。

 この宇多須神社、さいきんでは忍者が出没するということで話題になりました。いつかも企画展のチラシをお届けにうかがった際、ムム人影!?となって振り返りましたらそこに忍者がいたこと…ちょっとお写真がすぐに出てまいりませんが、こんな素人に姿を見られ、あまつさえ写真にまで撮られてしまうだなんてその能力のほどはいささか疑わしく…(いや11月の写真…いま確認しましたら、個人的に携帯を失くして復元できなかった期間のものでした。うっかり者だけれども、実は想像を超えるすごいスキルを持ったヤツなのかもしれません)。
 とかなんとか言いながら、宮司さんのご許可を得て地元の大学生さんらのグループで設置した忍者のようで、全部で3人いるそうです。たぶんこちらと目が合ったサイバー担当の彼はいちばん下っ端で、あとの2人はおいそれとは見つからない忍の先輩なのでしょう。芸妓と忍者の集う神社、春は桜の名所です。
  


 


寒糊炊き
  2017.2.2

 先日、石川県文化財保存修復工房さんによる「寒糊炊き」なる体験イベントにお邪魔してまいりました。工房さんといえば、昨年当館で開催いたしました黴にまつわるトークイベントで、黴の文化財修復利用についてお話しくださった当館にとって2人目3人目となる黴先生がいらっしゃるところ。うかがいましたら、工房の方々が修復作業に使用する「寒糊(かんのり)」をぐるぐるまわしておいででした。以前のお話にあった、これが今年の糊ですね…!

 工房さんでは毎年大寒のころに今年の糊を炊かれるそうです。そうしてそれを壷に寝かせておくと、次第に黴がはえてきて、真っ黒い黴が表面を覆えばそれは良い糊、黄色い黴が生えてしまうとあまり良い糊にならないという…。文化財は繊細なのであまり粘着が強すぎてもよろしくなく、お軸なんかは巻いたり解いたりしますのでそれに耐えるしなやかさが必要なんだとか。そうしてお味噌よろしく十年かけて熟成を見守り良い糊を育ててゆくというまさにその始まりを見学させていただいたわけです。

 糊づくりには、兼六園に隣接する金澤神社の金城霊沢から「寒の水」なる糊炊き用の水を拝借するそうで、イベントでは宮司さんから金城霊沢の由来などをお聞きしながら、水をくむところも見せていただきました。
 覗き込むと水底にたくさんの小銭が沈んでおりましたが、本来投げ込んではいけないそう。ここにお住まいの龍神さまが金属を嫌うため、投げ込むと祟りがあると言われているとのことですから今後拝観のおりにはお心に留め置いていただけましたら幸いです。トレビの泉的に投げ込みたくなる気持ちをぐっと押さえ、天井に描かれた龍神さまにご挨拶くださいませ(暴れださぬよう網がかかっているそうです。おとろしや…!)。
 糊をぐるぐるされている隙間に、黴先生②と黴イベント第2弾のありやなしやをこちらでもこっそりご相談…退出の際、作業中の黴先生③にお声をかけると、壷の表面から剥ぎ取った真っ黒い黴を片手にいい笑顔でお見送りくださいました。





おやつレポート その16
 2017.2.1

 今年もまたお世話になります、ご近所のお茶の先生からすてきなお菓子のお福分けをいただきました!毎度ありがとうございます!
 ただ箱を開けてからそれがお菓子であるとわかるまでに少々タイムラグがございまして、パッと見た瞬間(イ○シュウマイかな?)と思ったそのまんまが口に出てしまった美への理解と堪え性のない残念な職員ですみません…!
 「タンチョウです」と言われてはじめて、脳内で蒸されていたイカが華麗な鶴のはばたきに変換されましてございます。アッこのあたまの…!赤いの…!そんなわけで正解は丹頂鶴でございました。ちょっとだけ待てばよかったものを、脳と口とが直結しているこの回路をなんとかすることを今年の目標といたしたく存じます。

 そんなお茶の先生と、本日毎年恒例の春のお茶会の打ち合わせなんかもしてまいりまして、次回企画展チラシあたりにはきっとその情報も刷り込めることでしょう。毎回このためだけにオリジナルで提供してくださる名店「吉はし」製、今年のお茶菓子もどうぞお楽しみに。
 お菓子というと秋聲先生はなにせ餡子と餅気のものがお好きとのことで金澤文豪カフェあんず(通称「三文豪カフェ」)さんでは「秋聲セット」として餡子とお餅のお菓子を提供してくださっています(それも鶴がモチーフのようですね!)。
 秋聲先生曰く「菓子は自分の郷里の金沢が、田舎にしては不思議に発達してゐるやうで、春夏秋冬にわたつて季節々々の旨い菓子の種類が頗る多いので、東京の菓子には一向驚かない」(「大学界隈」昭和2年)そうですが、お菓子のことひとつ書かせてもどうしたってちょっぴり辛口…(先生、金沢にも東京にもちょっとずつ失礼ですよ…!)と勝手にこちらの胃がキュッとするのです。これじゃあカフェの宣伝文句にも使っていただけないや…!と渋く思ういっぽう、まァ一応褒めてるし、「自分の郷里の金沢」って言い切る感じが嬉しいし、何より秋聲らしいし、よしとしまーす!とすぐにフニャッとして甘やかしてしまう記念館一味です。
 新暦では本日がお誕生日ですね。何度でもおめでとうございます。
  
 



記録更新
  2017.1.30

 きのう展示解説をご依頼くださったお客さまと館内をまわらせていただき、前回の記録を上回るおよそ2時間半を費やさせてしまったこと、事務室に帰って椅子にすわった瞬間にどんとでた腰の疲労感によりようやく思い知り、たいへんな反省にいたりましてございます。
 
 ご遠方からというに貴重な午前中をほぼ当館にて使わせてしまい申し訳ありませんでした。しかも立ちっぱなしの2時間半…そろそろ自重をせねばなりません。40分が見えたあたりで受付からベルを鳴らしてもらわなければなりません。そんなときのための吹き抜けです。2階で悪口を言うと1階まで聞こえる場合がございますので何卒ご注意ください。

←秋聲先生ご愛用のチンベル(再現書斎にて展示中)


 おふたりさまお付き合いくださいましてありがとうございました。また、最後にショップにてどうしたって本を売りつけようとする悪徳商人ぶりもそろそろ改めなければなりません。お帰りになったあと、やっぱり買えばよかった!!となって当HPより通販を利用されますとホラ…送料がかかりますから…。
 また、お買い上げくださった本を入れるため、受付さんが秋聲記念館印入りのビニール袋を出した際にいただいた「ワーイ!」との歓声、当館一生わすれません。いまだかつて秋聲印の袋をお渡しして「ワーイ!」との歓声があがったこと、あったでしょうか?(あったかもしれません、すみません個人的に耳にしたのが初めてだったものですからずいぶんとハッとしたのです)。それもこれも今もどこかで戦っている秋声くんのおかげさまと、感謝を深めております今日このごろです。
 
 そんなわけでおかげさまでさいきん解説のご依頼がちょこちょこと増えてまいりまして、テンションがあがって無駄に長時間お話ししてしまう学芸員が悪いのですが(今後は公約の最長40分を心がけます)、嬉しい悲鳴にてちょいとブッキングに無理が生じてきておりますもので、たいへん申し訳ないのですがご依頼の際には一週間ほど前にご連絡いただけましたら幸いです(そしてご希望に添えませんでしたら重ねて重ねて申し訳ございません!)。
 

  


第4回 秋聲とお座敷あそび
  2017.1.29

 おかげさまでつつがなく終了いたしました!秋聲とお座敷あそび、新春バージョンです!(松の内にはちょっと遅し…!)

 お座席は完全なる予約制でしたけれども、知らずにたまたま来館された方々も多く、思いもかけずザ・金沢を満喫していただけたかと存じます。毎年恒例の行事にて、はや4回目だというのに会場設営から進行から毎度ワッチャワチャで恐縮です。開会前には特別ゲストとして急遽来館された山野金沢市長までもが一緒になって床に這いつくばり畳の位置を調整するという、決してあってはならぬ光景が繰り広げられておりましたこと…県外の方にはもしやお分かりにならなかったかもしれませんが、そんなわれらが市長さんでございました。いつだってワッチャワチャな館ですみません、ほんとうにありがとうございました…!
 そんな不安な感じで始まった会ではございましたが、ひとたび場を芸妓さんたちにお渡しするとそっからがすごいのです。一気に空気ががらりと変わり、いつもの展示室がお座敷空間になるのです。かといってツンとされているわけでなく、舞が終わればたいそうフランクにお太鼓あそびにお誘いくださるうえ、お客さまが体験されている様子を、お客さまカメラで記念撮影までしてくださるのです。芸妓さんとスマホ、夢の共演!! 
 今回は江利加さん、美月さん、涼香さん、かつ代さん、佳丸さんのご出演で「宝船」(←このあたりに新春感)「さわぎ」二曲の演奏・踊りとお座敷太鼓のご披露がありました。お太鼓あそびには三組のお客さまが誘い出されて、芸妓さんとともに太鼓を打ち鳴らしておいででした。なにせ本当のお座敷とちがってお酒のふるまいがございませんもので最初は恥じらっていたお客さまがたも、きっと忘れがたい良い思い出としてお家にもって帰っていただけたことでしょう。
 ありがとうございました~といって芸妓さんがふつうに歩いて帰って行かれる感じもひがし茶屋街と隣接する当館だからこそ見られる光景…東料亭組合さん今年もありがとうございました!





新発見資料
 2017.1.27

 ご無沙汰しております。みなさまお変わりございませんか?寸々語、沈黙の間、東京方面へと出張に行ってまいりました。今回は、次回企画展のための資料借用と、先日メディアを賑わせました、鎌倉の川端康成記念館から発見された新資料の共同記者発表に紛れこむというお仕事です。
 企画展が終わったといえ、やはり今年度中はどうにも康成から離れられないようで、今回見つかった文士たち揮毫の書幅約60点のうち2点が秋聲先生によるもの。いずれもその来歴は康成自身が随筆に記してくれており、康成展開催のおりにも、おそらく2点はおありとのことですからもしお心あたりございましたらご一報ください~と遠慮がちにご依頼申し上げておりましたなんとその2点の新発見!先週康成記念会さまからお電話いただき「2点でてきまして~」と言われた際には「あの2点ですか!?」と食い気味に反応をしてしまったのです。その2点です。たしかにあった、あったのです…!
 そんなわけで、記者発表の席では記念会さまのお気遣いにより秋聲筆の書幅についてすこしお話もさせていただき、そのような晴れがましい場を初めて体験させていただきました。記念会さまありがとうございました。

 金沢関係では、秋聲のほか犀星さんの色紙も発見されまして、地元新聞にも大きく取り上げられました。秋聲のほうのものは、その文面自体はさして珍しいものではありません。
 「大宮の内まで聞ゆ網引すと網子ととのふる海人の呼声」「古き伝統と新しき生命」と、当館にも収蔵があるものですが、前者は康成本人が秋聲に依頼して書いてもらったもの、後者は康成本人が鎌倉の古書市で購入したもの、という収集の過程に大きな価値がございます。そのあたりまた場を改めましてご報告をさせていただきますが、秋聲サイドといたしましてもたいへんな新発見にて興奮しすぎた結果、記者発表にまつわる写真を何ら撮ってきませんでしたので、翌日うかがった徳田家にある康成揮毫の記念碑近影でご容赦ください(平成29年1月25日現在)→

 帰りの新幹線でも、ふと顔を上げましたら車両前方にある電光掲示板でこの発見の報が流れており、慌ててカメラを構えましたが間に合いませんでした。こんなこともうないかもしれないのに…!とひとり身悶えました。  





卯辰山碑に聴け秋の声(Ⓒ佐藤春夫)
  2017.1.22

 先日よりちょこっとだけメディアづいておりまして、文庫本の記事を新聞に載せていただいたり雑誌社さんが取材に来てくださったり、地元のケーブルテレビさんが撮影に来てくれたりしております。ありがたやありがたや…。
 と言いながらケーブルテレビさんは当館だけのことでなく、金沢の三文豪を順繰りに取り上げてくださる企画の一環にて、1月は犀星月間(ただいま放送中!)、2月は秋聲月間、3月は鏡花月間と、月のうち繰り返し館とその人とを紹介するミニ番組が放送される予定です。
 そんなわけでその撮影のためご来館くださったのですが、その前に朝一番で秋聲文学碑を撮りに卯辰山へ登ってこられたそうで、撮影隊のみなさまのまぁお体の冷え切っていること…!なんだかそんな山頂にちかいところに建っちゃっててごめんなさいね…!という気持ちになりました。お寒いなかわざわざありがとうございました。
 碑の除幕式も昭和22年11月18日(秋聲五回忌)の寒い日でした。たいへんな雨風だったそうで、式に出席してくれた林芙美子さんが「つむじ曲がりの秋聲が余計なことをするなと思ったのよ~」と笑ったというエピソードが伝えられています。いまこれだけ聞けば、ちょっとほっこりするいいお話なのですが、この話を伝える建てちゃったほうの実働部隊・加藤勝代氏(当時北國新聞記者)はその言葉に内心ドキリとしたそうです。自分たちは秋聲の望まぬことを、要らぬことをしてしまったのだろうかと…。

 そんな葛藤は何をするにつけ正直館といたしても常に胸の奥底に抱えていたりもするのですが、今や秋聲先生のお声をきけないことをいいことに、いつもいまそこにあるテンションでもってとりあえずやらかしてしまって後でそのご遺影に陳謝することになるのです。
 今日も今日とて、秋聲先生テレビですよ!テレビ!!とはしゃぎまわってすみません。ご本人のお気持ちはどうあれ、とにかくたくさんの方に見て知って触れていただきたいものですから…!






「ごミュ印帖」新発売!
  2017.1.21

 金沢には大小さまざまな美術館文学館が雑に数えて20館強、それもさほど遠くない位置関係で林立しています。当館といちばんのご近所はなんといっても川をはさんであっちとこっちの某K記念館さんですし、同じく三文豪のひとり・室生犀星記念館さんへもさくさく頑張って歩けば一時間ほどで行けなくもありません(お天気がよければですね!バスをお使いくださいね!)。その間にも文芸館やら蓄音器館やら寺島蔵人邸やら中村記念美術館やら鈴木大拙館やらふるさと偉人館やら老舗記念館やら前田土佐守家資料館やら、とにかく似たような規模の施設がたくさんありますもので、脇目もふらずガムシャラに犀星館まで歩いてゆけば一時間で済みますが、アラアラこんなのもあるよ…とちょっとでも脇目をふろうものならそれこそ数珠繋ぎにあれよあれよとどこぞかへ連れてゆかれ、何の星座を描いているのか、犀星記念館までの道のりが結果4泊5日くらいになってしまう恐れもございます。おまけに湯涌方面まで視野に入れれば軽く一週間くらいは必要になるのではないでしょうか。一度では決して済ませられませんので、二度三度、季節を変えて金沢旅行、計画していただけましたら幸いです。
 
 そうしていろいろな館を訪問される際には、是非本日新発売の「ごミュ印帖」(3種・各1620円税込)を携え、各館にあるスタンプを集めて金沢の思い出となさってください。神社仏閣で御馴染み「ご朱印帳」のミュージアムバージョンです。画期的です。「歌ひとつ覚えるたびに星ひとつ熟れて灯れるわが空をもつ」(Ⓒ寺山修司)の精神にて、ご利益はひとつひとつと星が繋がり徐々に明るく賑やかになってゆく皆様方各人の星座もつ空ということで何卒…。
 そんなステキなお品ですが、何せ言いにくいのが難点で「今日からごむいんちょう発売ですね!」「ぎょみゅいんちょう、ここでいいですか?」などと朝から職員誰ひとりとして正解をたたき出せずにおります。今のところ強引に押し切る方向で暗黙の了解としておりますが、あるいはページが全部埋まったら、徳が積まれてスラッと言えるようになるのかもしれません。
 


 


「新世帯」新発売!
 2017.1.20

 フリなのかそうじゃないのか、微妙にその制作の感じを匂わせながらその実、作っている記念館事務室周辺にしか匂ってこない程度の地味な宣伝をしておりましたオリジナル文庫の新作がようやく本日発売となります!お待たせをいたしました!

 記念すべき第10弾は『新世帯』と題しまして表題作およびその他4編を収める中短編集です。既刊分のつづきとして短編傑作集3とするには「新世帯」などちょっと長めかな?これは中編の域かな?と迷った末に、5編を含む謎の『新世帯』となりました。これも先日すこし話題にのせておりました「犠牲者」、関東大震災時にたまたま金沢に帰っていた秋聲の心情を描く「不安のなかに」などもようやく文庫化が果たされ、これを機にすこしでも多くの方のお目に触れることをただただ願うばかりです。
 今回もうひとつ特別なことといたしまして、カバーに超一流のデザイナーチームをお迎えすることが出来ました!ひがし茶屋街でお店を構えていらっしゃる彫金師・竹俣勇壱氏がヨッシャ秋聲で天下とろうや!!くらいの勢いで一肌も二肌も脱いでくださりコーディネイトを担当(表紙スプーンが竹俣氏作です!)、その名のもとに料理家・渡辺有子氏、写真家・雨宮秀也氏、デザイナー・山口美登利氏、そして帯には塗師・赤木明登氏と、それぞれが超一流の〝チーム竹俣〟が集結のうえ、期間限定の〝チーム秋聲〟として素晴らしい才能をこの本にぶつけてくださいました。

 いちおう二人分用意された食事…だけれどもその食卓はどこか寒々しく、背表紙によって分断された二人の視線…現代版「新世帯」です。モダン、モダンです…!秋聲文学の現代性を見事を表現してくださったといって過言でありません。
 これまで館のなかだけでコチョコチョと狭く小さく行っていた仕事にたくさんの方がかかわってくださるようになったことも大きな喜びの一つです。この仕事がより多くの方に届きますよう!本日より通販も開始です!

                販売準備感すごい→






和傘をめぐるOTOKOTACHI Part2
  2017.1.19

 先日、標題の展示会を観覧してまいりました!以前の話題にもあげておりました企画展「ひがし茶屋街と秋聲」で、展示室のディスプレーにご協力をいただいた和傘作家の山田ひろみ先生と職人仲間五人衆による展示会です。
 そのおひとりとして以前の「黴を語る」イベントに講師としてお越しくださいました森川千春先生も生きた黴を出品されており、おかげさまで大好評をいただきました黴イベント第2弾のありやなしやを出先でこっそりとご相談…あ、ええ、生きた黴です。

 なら死んだ黴というのを見たことがあるかと言われるとちょっとモゴモゴしてしまいますが、森川先生の出品されている黴たるや、センチュウなる細長い生き物を捕食のためつかまえているまさにその場面を顕微鏡でお客さんに見せるといったこれぞまさに生きた展示…!旭○動物園的な・・・!!(ちなみに平成18年、八木書店『徳田秋聲全集』の完結に対し授与された第54回菊池寛賞の同時受賞は旭山動物園とご存じ「徹子の部屋」です。徹子さんは秋聲原作『縮図』の舞台にもご出演歴あり・・・)とにかく黴のもつそんなアグレッシブな一面を見せつけられてはあえて〝生きた黴〟と表現したくなるというものです(ビューンとは動きません。黴の仕掛けた罠にセンチュウがひっかかってウゴウゴしているさまが見えます)。
 アアアアつかまえていますね…!と思いがけず大きな声が出てしまい、優美な和傘に酔いしれている他の皆様方には申し訳のないことをいたしました。しかも森川先生はそんな黴ブースのいっぽう、手作り万華鏡コーナーをも左手に抱えていらっしゃるのだからちょっともう頭の整理がつきません。と言いながら黴と万華鏡だなんてまるで秋聲と某K花先生のようですね…実にうまいこと出来た世の中ですね…

 同展は22日(日)まで。10:00~18:00(最終日は16:00まで)、石川近代文学館さんお隣しいのき迎賓館にて入場無料です!





親心子心
 2017.1.15

 前回の記事中、「心馳せ」という言葉を変換しようとして「子転ばせ」と出てきたときには愕然といたしました。よりによっていたいけな子どもを…!非道というほかありません。
 当館で子どもといえばまずは秋聲ご長男・一穂さん。先日からこちらに何度もご登場いただいておりますこの方の生涯と業績を、次回3月からの企画展でご紹介する予定です。
 秋聲の出世作「黴」にその誕生前後の様子が描かれていることはよく知られたところですが、それがなかなかな書きざまでありますもので、大人になってご自身で読まれた際にはかなり複雑な思いを抱かれたようです。くわえて一穂さんも父と同じ小説家の道を志し、そうすると出てくるのはやはり二世問題…偉大なる父・秋聲の影があまりにも大きいことは想像に難くありません。
 秋聲没後はその家と作品と遺品を守り、そのご尽力のおかげさまで当記念館が建ちました。いかに偉大な人物でも、いかに顕彰したくっとも、なにせ資料がないことには記念館は建ちません。その点、秋聲本人が約40年を暮らした家自体がそのまま残されているだなんて、数多いる文豪のなかでも超のつくレアケース!そんな一穂さんの思いを継承し、今もその家屋にお住まいでいらっしゃる秋聲の子・一穂さんの子であるところの名誉館長に、いろいろと資料のご相談をさせていただきながら毎度の企画展が開催されているわけです。
 秋聲先生はああ見えて子煩悩でいらっしゃるので、出来るだけ子の転ぶことのないようアレやコレやと思いをめぐらせている様子が作品に溢れんばかりに描かれています。いや愛されていることはわかるけれども、そうして何でもかんでも書かれることで子としては一回転ばせられている部分もあるんじゃないかなどうかな!と外野はそう勝手なことを思ったりなんだりもいたしますが、結局のところ親子の愛は各ご家庭それぞれ。次回展示でその形、感じてみてください。



 


待ち合わせ好き
  2017.1.14

 きのう受付まわりで業者さんとお話ししておりましたら、受付さんからちらちらとものすごく視線を感じ、あらうるさかったかな…とちょっとシュンとしたりもしていたところ、業者さんがお帰りになったのち受付さんからチョチョイと呼ばれ、叱られることを覚悟しながら寄っていって「さっきね、若い女性おふたり連れが来てね、先に入ってらしてね、そのあと男性がおふたり来てね、待ち合わせだったんですよ。ここで、待ち合わせ」との報告を受けたときのこちらの心持ち、おわかりいただけるでしょうか?

 「ま、待ち合わせ…!!」
 
 この心を一言で表すならば「ズキューン!!」です。なんと素敵な響きでしょうか、待ち合わせ…!あとからいらした男性がお連れさまを探しているふうで、受付さんは我慢しきれず「待ち合わせですか!?」とやや興奮気味に訊いてしまったというから、当該のお客さまにはちょっと不審に思われたかもしれません。が、そのときの受付さんの目はきっとどこの受付さんよりキラキラしていたはず。
 待ち合わせ場所になれる喜び×文学館で待ち合わせる素敵さ=ズキューン!!です。それも、つねづね待ち合わせに使っていただけるような館でありたい、と周囲に洩らしていたところのそれをきちんと拾って懐に入れていてくれた受付さんの心馳せ×決して叱ろうと思って視線を送ってきていたわけでなく「すぐ言いたかったけどお話し中だったから…」との二段構えのお心馳せ…!
 
 もしかしてものすごく伝わりにくいお話をしているかもしれません。単純に当館職員が勝手にうれしいだけの出来事なのですが、騙されたと思ってぜひ今度記念館で待ち合わせをしてみてください。わくわくした目で受付さんがこっちを見てきます。
 
←待ち合わせに最適なロビーもありますゆえ!!





たぶんあと2回は行く
   2017.1.11

 年末にこの欄でご紹介した石川近代文学館さんの企画展「作家と石川近代文学館―文学館を支えた人たち―」を観覧してまいりました。
 いやいや圧巻!こちらが勝手な康成脳でうかがったせいもありますが、しょっぱなから秋聲生誕百年記念展を訪れている康成先生のお写真だなんて、そんな…!もうちょっと助走を!助走をください…!!
 この時点で早くも武者震いが止まりません。その後も惜しげもなく展示されている、秋聲のお軸に見入る康成、秋聲ご長男・一穂さんと談笑する康成、一穂さんご次女・章子さんといままさにテープカットをせんとする康成、とそれを後ろから見守る一穂さん…などなどめくるめく超貴重アルバムコーナーに、当方まったく川端家あるいは徳田家のお身内ではないながら目頭も胸もギュッと熱くなる思いがいたしました。防犯カメラに終始ブルブルぶれて映っている不審人物がおりましたならそれが秋聲記念館です。サーモグラフィでやけにカッと赤く映っている人物がおりましたならそれも秋聲記念館です。
 あまつさえ伊藤整日本近代文学館理事長とともに文学館設立について県知事に陳情中のお写真まであり、さすが日本で二番目に古い文学館の記録&保存魂はぬかりありません。当館などいつも終わってからアッ写真撮ればよかったぁ~となってばかりのうっかり魂で出来ておりますのでこれは見習わなければなりません。その一瞬は二度と帰ってこないのです。
 その他当館館長の若かりし頃のお写真にワッとなるなど、ちょっとローカルな楽しみ方をしてしまいましたがそうでなくともさすがの所蔵品、しかも初公開となる品々が多数お目見えしておりますので是非是非ご観覧くださいませ。新保千代子初代館長の熱意に突き動かされ、協力を惜しまなかった文学者たちの錚々たる顔ぶれ(自筆資料)がそこにあります。



 


受付終了
  2017.1.10

 本日朝9時、お座敷あそびの参加申込み受付を開始いたしました!と同時に終了いたしました!まさに怒涛の、といった表現が適当でしょうか、9時と同時にプルルルルの嵐…!!受話器を置いたら取る置いたら取るの繰り返しで息つく間もなく定員に達し「受付終了ですッ!!」との怒号が事務室内に響き渡りました。お申し込みくださった方、ありがとうございました。朝イチだったものですから発声の準備が間に合わず、カッスカスの声でご対応申し上げましたこと、何卒ご許しください。
 また先着に間に合わなかったみなさま、申込み不要で当日立ち見可です。ただ何せ狭い館内ですので万一混乱が予想される場合には、入館制限をかける可能性がございます。何卒ご了承ねがいます。
 そんなわけで午前中しばらくは先着15名様で締め切ったあとのコール音にたいそう怯えて暮らしていたわけですが、16名様目になろうかというお電話がかかってきた際、お断りせねばならないという申し訳なさにビクビクしながら出て相手が当館館長だったからといって「なんだ館長かぁ~~!」だなんて部下としてあまりに非礼なふるまい、電話も落ち着いた午後になってようやく反省しております。
 なに?なんかあった!?と、いつも優しい館長は今日も許してくれました(たぶん)。

 いつかの茶屋街展の際にもご紹介したような気がいたしますが、秋聲先生のひがし茶屋街での目撃談が井上雪さん『廓のおんな』なる書籍に書かれています。秋聲先生のお好みは、牡丹の花のような華やかな芸妓さんでなく、襖の陰に隠れているような幽霊みたいな芸妓さんであったそう。そんな女性の背後にあるストーリーに何より関心が向いたのかもしれません。
 現在のひがし茶屋街には14名の芸妓さんがいらっしゃいます。どなたがご出演になるかは当日のお楽しみ。

 お座敷にあってさえ基本ポーカーフェイスの秋聲先生はいっつもつまらなそうなお顔をしてらしたとのこと、記念館一味といたしましてはそんなシュウセイズムも継承したいところですがやはりそこばかりはとても真似できそうにありません!





左義長2017
  2017.1.9

 本日、ご近所の宇多須神社さんで左義長が行われました。地域により「どんど焼き」などとも呼ばれるそれ、金沢では「左義長(さぎちょう)」と呼ばれております。

 年末年始にかけ玄関先にかけておりました注連飾り(当館は亀/くらしの博物館2016年12月26日ブログ参照)をいちばんの新人職員に燃やしてきてもらいました。ただの使いっぱしりではありません。なかなか自分の住まう地域以外の左義長なんて見る機会もないでしょうから、との先輩職員による気遣いです。寒いからとかでは決してありません。

 さて、寒いといって、今年の金沢もスキーヤー達のために雪山の状況を心配する秋聲先生のお心持ちが意外すぎるでお馴染みの「雪のない春」(秋聲随筆題・昭和7年1月)でございます。毎年そんなことを言っているような気もしながら、いつかは雪のなかをさくさく宇多須神社まで歩いた記憶もございますので、そんな年ばかりではなかったのでしょう。毎年のことながら毎年わすれて2月に入ってドカンと大雪、毎年あたふたするのです。
 毎年のことといえば、ちまちまとお座敷あそびの準備を進めるなかで、アレ?畳は?何枚いるのだったかな?と過去の記録写真を見返したりなんかしております。毎年のことなのに覚えられない鳥あたま…酉年だけにね…フフ…(明日より受付開始です!)。ちなみに当館のお座敷こと秋聲先生の再現書斎は六畳間。芸妓さんをお招きするにはちと狭いがために簡易畳をサロンかどこかに設置予定です。それはそれとして新年を迎えましたので、この書斎のお軸をかけかえました。「元朝の心寂(すさ)びぬ午(ひる)さがり」、せっかくの秋聲自筆ですが極めて字が小さく肉眼での判読はまず不可能かと存じます。だったら見えるようにすべきところ、そのあたりが書斎床の間を縁側から覗き込むといういかんともその距離の埋めがたい展示構造の問題にして、結果狭いっちゃ狭い、広いっちゃ広い、伸縮自在の宇宙をはらむ六畳間です。





例年のくせに飛び込み
  2017.1.6

 各館のHPに生息する「展示日程の一覧(PDF)」ボタンの存在をお知らせしたそばからさっそくお詫びを申し上げねばなりません。当HPイベントページにいつのまにやら素知らぬ顔でアップされております「秋聲とお座敷あそび」、上記一覧に掲載されておらぬのでございます…!最終的にと言いながらぜんぜん最終的な情報でなかったこと、心よりお詫び申し上げます。

 何故載っていないか、単純に掲載締め切りまでに開催日の調整が間に合わなかったため…。いまスカッときれいに空欄になっているところへ「秋聲とお座敷あそび」飛び込んでまいりました。ただ、毎年のことながら座席は先着15名様限定という超狭き門となっておりますので、そもそもの情報の出し方が卑怯だったくせにその同じ口からまったく言えた義理ではないのですが「10日9時より電話受付開始」と、おのおの方お心に留め置いていただけましたら幸いです。またご遠方の方には重ねてお詫びを申し上げます。

 さて、お座敷あそび、ひがし茶屋街の芸妓さんをお招きして、ちょっと敷居の高く見えるそのあそびを気軽に体験してみよう!という催しです。ただの「お座敷あそび」ではお茶屋さんへ赴くのと変わりませんので「秋聲と」と無理くりタイトルにくっつけておりますが、とくに秋聲役の人とかはご用意しておりません。内容はいたってふつうのお座敷あそびながら、会場がお茶屋さんでなくまさかの秋聲記念館というところで、ひとえに秋聲先生と東の廓との海よりも深いご縁でもって実現している企画ですよ!秋聲先生の存在なくしてはいかにご近所だからとてお招きする義理のない、そうか!秋聲先生もかつて体験したところのそれであるか…!!とのアピールのための「秋聲と」です。もともと狭いサロンに畳をひいたりなんだりするせいで厳しい入場制限をかけておいてそのうえほんとうに申し訳ないのですが、もし当日16個目の座席あらばそんな気持ちでなにとぞ空けておいてくださいませ…。
 




あけまして
  2017.1.4

 おめでとうございます!

 長らくお休みいただいておりましたが、本日1月4日より秋聲記念館通常通り開館いたします。ちなみに定休日はございません。ふつう美術館博物館のたぐいは月曜休館がほとんどのところ、当館を含む金沢文化振興財団所属施設の多くは展示替えと年末年始のみのお休みとなっております(例外ございます、ご注意ください!)。
 そんなサイクルで生きていると、調べもののため元気に図書館いってきまーす!と出かけていって、まさかの玄関先で月曜休館の張り紙を喰らうといった悲しい現実に出会すことも多々ございます。ええ、つい先日の出来事です。そんなときには月曜休館かーい!!と思わず玄関先で叫びたくなってしまうのですが、自館の常識が世間のソレと思ってはいけませんね…他館さまのお休みを把握しておかなければなりません。

 とはいえご近所の文芸館さんですら張り切って電話をかけて、アレ?通じない…アッ火曜休館かーい!といまだに電話口で叫んだりなんかもしております。文芸館さんと江戸村さまは火曜が休館(村?)、大拙館は月曜休館、夢二と土佐と老舗と江戸村は年末年始もやっている…ここにプラス展示替え休館があったりなんだりしてもう最終的に各館HPのだいたい下のほうにひっそりとある「展示日程の一覧(PDF)」とのボタンを試しに押してやってくださいませ!月ごとの全館の休館ならびにイベント情報がざっとご覧いただけます。
        ↑コレ!!

 そんな便利なものもありながら、この欄では初めてご紹介申し上げた気がします。ただ各館のHPの雰囲気を壊さぬようにとほんとうに慎ましやかに生息しておりますので、薄グレーのボタン、大声をたてずにそっとさがしてみてください。

 と、そんなテンションで今年も活動してまいります。また一年、何卒よろしくお願い申し上げます。 




 

 

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