公式ブログ

徳田秋聲記念館さん
2014年3月29日
 先日、徳田秋聲記念館さんで調査をさせていただきました。実は、秋聲館さんでは平成26年度夏の展示で夢二をとりあげていただけるのです!!貴重な資料を拝見し、はじめは理性的な意見を心がけていたのですが、徐々に興奮が高まり、最終的に「いや~たまらないですね~」「これは夢二らしいですよ~」などといった、全く生産的でない感嘆しか発言できなくなってしまいました。こんな学芸員ではございますが、夏の展覧会を待ち遠しく思っています!
 その後、秋聲館の学芸員さん直々に、オープン間もない企画展「悩める文士の3.5ヶ月」をご案内いただきました。ところどころにちりばめられた秋聲先生のお姿を眺め、つぶやきに相づちをうちつつ、自筆原稿や愛用の品々をじっくり拝見しました。文豪の先生にも、こんなに生活感あふれるチャーミング(?)なところがあるんだ!と、楽しく鑑賞させていただきました。
  いつもは「夢二目線」から見る大正時代ですが、「秋聲先生目線」から見た大正時代はまた異なる魅力がありました。秋聲先生をとりまく100年前の空気のみならず、秋聲先生がご家庭などで醸し出していたであろう空気感までも、思う存分吸い込んで参りました。
 … さて、本日は笠井彦乃の誕生日でした。梅と桜の季節の間のこの時期は、年によって雪がちらついたりします。しかし、今年はとても良いお天気に恵まれ、たくさんのお客さまにお越しいたきミニカレンダーもご好評をいただきました。

(学芸員:C.K)


春ですね~
2014年3月27日
 湯涌にも梅が咲きました。 先週はまだ雪が降っていたのに今週から一気に春めいてきました。 ピンク色が目立って、気持ちも明るくなります。
  名品展の会期も残りわずかとなりました。まだの方はお早めに! …ちなみに3月29日(土)に展覧会をご覧いただいた方には、 お葉の誕生日を記念して、オリジナルミニカレンダープレゼントします!ぜひご来館ください!

(事務スタッフ :T.M)



テレビ収録中!
2014年3月19日
  我らの学芸員がテレビに出演します!
 撮影前には「緊張します~」と言っていましたが、撮影現場をのぞきに行くと、いつも通りの感じで、緊張している素振りは見えませんでした。 弦哲也さんの素敵な生の歌声も聴くことができました!!
 放送日については、またこちらでご案内しますのでお楽しみに!

(事務スタッフ:T.M)

「立雛之図」と笹舟さん宛のお手紙紹介&ギャラリートーク開催のお知らせ
2014年3月1日
  雛祭りが近づいてきました。昨年は、1階常設展示室内の特設コーナーでご覧いただいた「立雛之図」。今年は、2階の企画展示室内に展示中です。清水はつ代コレクションのなかの1点です。

  今回の展示では、夢二を支えた友人たちとの交流にも注目し、夢二が書いた手紙をたくさん展示しています。夢二が、この「立雛之図」を贈った印刷所「清文堂」のご主人・大槻笹舟にあてた手紙もあります。美人画が印刷された夢二デザインの便箋3枚に、大胆な筆文字で文章が書かれ、(夢二の?)指紋までべったりと付いているおもしろいお手紙です。要点をかいつまんで現代風に解釈するとこのようなものでしょうか…。

  昨夜は失礼しました。朝帰ってきましたよ。夜は京都の大槻さんのお宅で一泊したことにして、やっとなだめました。明日いらしたら逢いますよ。追伸、いろんな包み紙が欲しいです。

  ①どこかで一泊して朝帰りしたことで誰かを怒らせてしまい、その人をなだめるために笹舟さんをアリバイづくりの口実にしたよ、というお詫びかたがたの報告。
  ②明日いらっしゃるようでしたら、逢いたいのでよろしく。という挨拶。
  ③包み紙をおねだりしている。

  以上3本立ての内容です。「昨夜」のことを詫びつつ「明日」逢いますよ、という内容には、メールさながらのスピード感があふれています。どこで何のために一泊して、誰を怒らせてしまったのか、手紙の翌日に無事に夢二と笹舟が会えたのか、どんな包み紙が欲しかったのか、いずれも事の前後がとても気になります。  笹舟さんは、職人気質の頑固な芸術家肌の方でしたが、根はとても優しい方だったそうです。きっと、夢二のわがままや無理も聞いてあげるような、包容力のある方だったのでしょう。 「立雛之図」は、大槻笹舟の長女・清水はつ代さんに贈られた作品なので、笹舟さんの優しい人柄を思いながら、上品ななかにも柔和でかわいらしいお顔が描かれたのではないかと想像してしまいます。「立雛之図」と気になるお手紙は、会期中(~平成26年4月6日(日))公開しています。

  明日、3月2日(日)は、10時より名品展のギャラリートークを開催します。当館館長が、展示の見どころを詳しく解説します。ぜひぜひご参加下さい。

(学芸員:C・K)

ミニカレンダー制作中です!
2014年2月21日
 毎回恒例となった夢二と、夢二と関係の深かった女性たちの誕生日に入館者へプレゼントしているオリジナルミニカレンダーを只今制作しています。 3月11日はお葉の、29日は彦乃の誕生日です。夢二の描く女性はもちろん、子どもも動物もとても愛らしく、毎回どの図案にするか迷ってしまいます。
 こちらは今回採用されなかった「玉のりのジョウカァ」。こんな絵も描いちゃう夢二の多才ぶりに驚かされます。 ご期待くださ~い!

(事務スタッフ:T.M)

本日より通常開館しています
2014年2月8日
今日、明日は毎月8,9日「わくわくの日」
(湯涌→ゆわく→ゆ89の語呂合わせです)として
ご入館された方へポストカードをプレゼントしています。
夢二館前広場も雪遊びにちょうどいい積雪となっています。雪道の運転は十分お気をつけください!

(事務スタッフ:T.M)

テレビ番組と休館のお知らせ
2014年2月2日
 2月3日(月)から7日(金)まで館内燻蒸作業及び資料整理のため、休館します。

休館中ではありますが、テレビ番組での放送がありますのでご案内します。
◆NHK「かがのとイブニング」(石川県域向け)の「カルチャー百万石」 放送予定 日時: 2月6日(木)、27日(木) いずれも 18:10~19:00 (このうち5分程度放送)

8日(土)からは通常通り開館します。番組でご紹介した作品をぜひご覧いただきたいです。皆様のお越しをお待ちしております! (黒猫も節分仕様です♪)

(事務スタッフ:T.M)

氷室の仕込み
2014年1月27日
 26日(日)は氷室の仕込みでした。
 雨からみぞれに変わる頃、雪詰めが始まりました。 当日は、あいにくの天候にも関わらず、雪詰めに参加しようとたくさんの人が集まりました。

 夢二館内でも、クイズラリーを実施しました。
 その名も、「めざせ!!夢二マスター」。 小学生から大人まで多数の来館者が挑戦し、オリジナルグッズをゲットしました。
  

(事務スタッフ:M.N)

テレビ番組のお知らせ
2014年1月23日
  現在開催中の展覧会を、金沢のケーブルテレビの番組内でPRさせていただけることになりました!

 ◆番組:「まちスタ530」
     (北國新聞ニュース24(地デジ9ch)/毎週月〜金/17:30〜19:00放送)内、
     『ねぇねぇ! 聞いてたいまん』
 ◆日時:1月27日(月)18:20〜18:30頃(約8~10分間)

  展示中の名品たちの魅力を、余すところなくお伝えしたいと意気込んでいます。
  そして、氷室の雪詰めは、いよいよ今週末の日曜日に開催されます。このブログ内1月19日の記事にありましたが、当館では夢二について楽しく学ぶことができるクイズラリーを実施します。参加者の方にはもれなくオリジナルグッズを進呈いたしますので、ぜひご参加下さい!   

(学芸員:C・K)

26日は氷室の仕込み(雪詰め)です
2014年1月19日
 湯涌の風物詩・氷室の雪の仕込みが次の日曜日に開催されます。
 先週からの寒波で積もった雪も少し溶けはじめ、街中よりは雪がありますが、仕込む分の雪が残るか心配していましたが、 本日は朝から雪がたくさん降り安心しました。仕込みは体験もできるそうです!詳しくは湯涌温泉観光協会のHPをご覧ください。
 当日、夢二館ではクイズラリーを実施します。館内は暖かいです。外で冷えた体を温めに、ぜひチャレンジしに来てください!!(入館料のみ必要です)

※画像は2年前の氷室の仕込みです。
  25年の分はないようでした…
   


  

(事務スタッフ:T.M)

寒~い!寒波到来
2014年1月11日
 全国的な寒波到来で、湯涌もずんずん積もる、です。
 そんな雪降る中、一瞬の晴れ間がありました。兼六園の雪吊りにも劣らない自然美でした。 湯涌へお越しの際は、雪道に十分お気をつけください!  


  

(事務スタッフ:T.M)

偉人筆跡カレンダー
2014年1月10日
 竹久夢二美術館・弥生美術館さんのブログ(2013年12月19日付)でご紹介されておりました、ミサワホームの「偉人筆跡カレンダー」。今年は生誕130年・没後80年にあたる竹久夢二が抜擢されました。夢二のペンの運びがよくわかる素描などの魅力はもちろん、文字や数字も毎月違ったものになっていて、どのページにも夢二の魅力があますところなく溢れています。

 当館もご協力させていただき、所蔵作品何点かを取り上げていただきました。そのカレンダーが、このたび文部科学大臣賞と審査員特別賞を受賞されたとのご連絡を、制作に携わった方よりいただきました!新年早々のおめでたいお知らせに、館内が沸き立ちました。  
  カレンダー掲載作品のうち、懸紙「誕生の為に」と素描「ベルリンの婦人」の2点が、企画展示室内で開催中の「総合図録刊行記念 金沢湯涌夢二館名品展―後期「京都時代から最晩年まで」」にて展示されています。

 当館での販売は行っておりませんが、詳細はこちらでご確認ください(残念ながら、北陸近辺ではお取り扱いがないようです)。カレンダーは、インテリアとして飾ってもおしゃれですし、掲載作品の解説文も収められていますので夢二のことを詳しく知りたい方にもお楽しみいただけます!

(学芸員:C・K)

新年第1回目のギャラリートークでした
2014年1月7日
 1月5日に新年初のギャラリートークが行われました。行事の記録係として、カメラをさげて参加しました。夢二館の職員として夢二のことはまぁまぁ知っているつもりでしたが、専門に研究している学芸員・川瀬さんの解説を聞いていると「そうだったのか~」と思うことが多々ありました。 特に、絵でもない書簡。夢二から親交のあった方々へのお手紙ですが見ているだけでは全く興味が湧きませんし、読めません。(書簡には翻訳が付いています。ご安心を!)書体から難しいことが書かれているのかと思いましたが解説を聞くことでそうでもないことがわかり、その手紙が書かれた背景や受け取った相手との関係、夢二の人柄が垣間見えた気がします。

 またチラシにも使われている美人画「ほたる」が当館で5本の指に入る名作だったことも本日知りました!見どころポイントの着物の柄や、足元の巻物などなど…(たくさんあります!)を教えてもらうと、また違った目で鑑賞することができます。  

 そんなギャラリートークは2月2日(日)と3月2日(日)のあと2回ありますのでぜひご来館下さい。 個人的には、1階の常設展示室内の夢二と親交のあった方々をご覧頂いた後に参加すれば、また楽しめると思います。お待ちしています!
  

(事務スタッフ:T.M)

謹賀新年
2014年1月2日
 旧年中は格別の御厚情を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます

(職員一同)

  お正月らしい夢二の挿絵「江戸名所日本河岸 みかんの初荷」。これは、夢二の詩画集『昼夜帯』に掲載された作品です。昨年、たまき&夢二の誕生日に先着50名様にお配りした当館オリジナルミニカレンダーのイラストレーションとしても使用しました。
 お代官様(?)の指事にしたがって、棒人間のような商人達がせっせせっせとみかん箱を土蔵に運び込んでいます。後ろには凧揚げ、出初め式で技を披露する町火消しのはしご登り(金沢の加賀鳶そっくり)がいて、馬(今年の干支!)に乗っている武士たちも橋をわたっています。なんともお正月らしい光景です。
 夢二と言えば、美人画・デザイン・子ども絵の三本柱が有名ですが、この作品のようにラフなスケッチのようなものもたくさんあります。小品ながら、なかなかに味わい深いものです。     

(学芸員:C.K)

年末年始も開館します
2013年12月28日
 毎年恒例の門松がお目見えです。
 27日に撮影した写真と28日に撮影した写真の比較をしますと…本日は寒波の影響で、真っ白に!昨晩からの雪にもかかわらず、本日は朝から多くのお客様にご来館いただいております。  

   当館は、年末年始も通常通り開館しております。ご近所の金沢湯涌江戸村も開館のうえ、さまざまなイベントが開催されています。年末年始の湯涌は、湯涌温泉・江戸村・夢二館の三点セットでお楽しみいただけます。
 
 本年中もたいへんお世話になりました。みなさまどうか良いお年をお迎え下さい。     

(学芸員:C.K)

クリスマスコンサートのご報告
2013年12月25日
 当館、夏の恒例行事として開催しております「よみがえる大正・昭和の楽曲」を「クリスマス特別篇」として、12月22日(日)に開催しました。当日は雪がちらつき、ホワイト・クリスマスコンサートになりました。

 歌手・東朝子さんの歌声とピアニスト・押田真澄さんの演奏は、80~100年ほど前の楽譜から、当時の楽曲を現在に復曲するという研究に裏付けられた、大変貴重なものです。この度も、とても素敵な歌声と演奏で、うっとりと聞き惚れてしまうようなコンサートでした。ちなみに、東さんは赤いラメのドレス、押田さんは緑のラメのドレスで、クリスマスムード漂う衣装でご出演いただきました。そして、ピアノは富山県にある竹田楽器さんよりご提供頂きましたライト付きでレトロ調のもので、当館のロビーが、まるで大正・昭和に洋館で開かれたようなパーティーさながらの雰囲気に一変しました。

 このたびのコンサートは「クリスマス特別篇」ということで、セノオ楽譜(大正~昭和初期にセノオ音楽出版社から発行された楽譜シリーズ)に おさめられたクリスマスムードただよう独逸民謡やキリスト教の音楽、さらに東さんの選曲で、日本ではあまり耳にすることのない1930年代にドイツで活躍していた 作曲家K・ワイルの曲も、情熱的に歌っていただきました。
「夢二が晩年にさしかかる頃に訪れたベルリンの町で流行していたので、夢二も耳にしたのではないでしょうか?」とのこと。貧しいなかでヨーロッパの町を旅した傷心の夢二が聞いたのであれば、さぞかし心にしみたのでは無いかと思います。

 ご出演くださいました東さん、押田さん、そしてご来館下さいました皆様、ありがとうございました。
    

(学芸員:C.K)

収蔵名品展―後期、本日オープン!
2013年12月21日
 特別展「山名文夫と夢二」が15日(日)に閉幕しました。会期中には多くの方にご来館いただき、嬉しい反響をいただくことができました。特別展が始まった頃はまだ紅葉もしていなかった湯涌ですが、今では雪がちらつき冬化粧がはじまっています。
 さて、本日21日(土)よりオープンしましたコレクション展のタイトルは、総合図録刊行記念 金沢湯涌夢二館名品展―後期「京都時代から最晩年まで」。夏に開催しました前期展では、『金沢湯涌夢二館収蔵品総合図録 竹久夢二』に掲載した約760点より、夢二の初期から円熟期にさしかかるまでの作品と生涯をご紹介しました。それにひきつづき、今回は、円熟期から最晩年までをひと区切りとして110点を展示しています。絵画作品はもちろんのこと、今期の隠れた名品として、たくさんの手紙を展示しています。夢二の書いた柔らかくも力強い文字は、「夢二式美人画」と同じくらいに魅力のあるものです。
 そして、展示空間としては、つい一週間前まで開催していた特別展と比較すると、「夢二館らしい空間」に仕上がったように思います。作品と展示空間のつくりかたによって、山名展のようにおしゃれな昭和モダンの空間にも、そして今回の展示のようにしっとりとした大正ロマンの空間にも変化します。その違いも、お楽しみいただきたいと思います。
 ここで、イベントの告知です。明日12月22日(日)は10:00からギャラリートークを、そして14:00からはセノオ楽譜コンサートをクリスマス特別篇として開催します。どうぞ、ふるってご参加下さい。
  

(学芸員:C.K)

特別ギャラリートークのご報告
2013年12月9日
 12月7日(土)に、資生堂アートハウス・企業資料館の丸毛敏行様をお招きして特別ギャラリートークを開催しました。歴史ある企業の視点から、現在の展示作品を中心に、興味深いお話を伺いました。
 お話のなかでも、「花椿マーク」についてのトピックは特に印象的でした。ここで簡単にご報告します。まず、このマークが出来るまでは、勇壮な鷹が商標だったということにビックリ。
そして、大正時代に社長さんが自ら「花椿マーク」の原型をデザインされ、山名文夫が現在のかたちに整えたということです。山名は「花椿マーク」について、「企業ポリシー」の原点となるもので、「資生堂的心情のシンボル」だと語っていたとのこと。当時の社長さんは、企業のデザインをとても大切に思い、「意匠部」を設立して、「商業デザインを芸術にまで高める」という偉業を成し遂げられたそうです。その社長さんが大切に育て、守ってきた企業デザインは、山名を含む資生堂のデザイナーの方に脈々と受け継がれ、現在につながっているのですね。 …そういった歴史を知る事が出来、改めて企業デザインの奥深さに触れることが出来ました。 さらに、昭和5年に夢二を中心とする創作人形の作家集団「どんたく社」が資生堂ギャラリーで開催した「雛に寄する展覧会」についてもお話いただきました。昭和4年に入社した山名は、その展覧会の会期中には資生堂でお仕事をしていました。もしかすると、山名は、憬れの夢二と会場で会っていたかもしれない…というお話もありました。もしもふたりが会っていたら、どんな話をしていたのでしょうか?とっても気になり、想像がふくらみました。

 とても素敵なお声でお話いただき、あっという間に時間が過ぎていきました。お話いただきました丸毛様、そしてご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
 ちなみに、現在の展覧会は15日(日)まで。最後の週に突入しています。皆様のご来館をお待ちしております。  

 
    

(学芸員:C.K)

12月になりました♪
2013年12月5日
 今年も残すところ、あとひと月となりましたね。
  夢二館もクリスマスムードが高まってきています。
 いくつになってもクリスマスと聞くと心がわくわくします。
 
 今週末の12月7日(土)の午後には特別ギャラリートークがありますし、22日(日)には「クリスマスコンサート」を予定しています。

 
 12月は16日から20日は展示替えのため休館しますが、年末年始は通常どおり開館していますので、みなさんでぜひ遊びに来てください。  
(←黒猫ちゃんに帽子をかぶせてみました♪)

   

(事務スタッフ:T.M)

食べたい食べたいガルバルジー
2013年11月25日
 11月22日にNHK教育テレビ グレーテルのかまどをみました。
 お菓子を作る番組なのですが、今回は「竹久夢二のガルバルジー」ということで、夢二もよく食べていたという干しブドウのたくさん詰まったビスケットが紹介されていました。
そのお菓子が「ガルバルジー」なのです!!
 
 番組内でも甘党と紹介されていた夢二が、湯涌で詠んだ13首の短歌のひとつに
「吾がためにつくるコヽアの匂ひより里居の朝の秋立ちにけり」
という1首があり、湯涌滞在中もココアを飲んでいたそうです。もしかしたら、ガルバルジーも一緒に食べていたかもしれませんね。
 私もガルバルジーを食べてみたいです・・・。うちにはオーブンがないので、作ってくれる方いませんか?・・・失礼しました。

(※写真はイメージです)

 尚、 NHKEテレ「グレーテルのかまど」は、再放送が 11月28日 (木)
午後0:25~午後0:50 にあるようですので、見逃した方はぜひご覧くださいませ!  
  

(事務スタッフ:T.M)

女性像と葡萄マークの唐草
2013年11月17日
 
 唐草模様と山名文夫の作風は、切っても切れない関係があります。山名の画風をたどっていくと、戦後になってから、その女性像の髪や洋服に唐草の描線があしらわれることが多くなります。現在展示中の「資生堂企業広告「私の美人像」シリーズ⑤」(昭和54年)や女性の裸体が唐草模様で表現された「唐草幻像」(昭和48年)などは、よりはっきりとその特徴がわかります。

 実は、山名の唐草の曲線は、女性像以外にもみることができます。その典型的な例が「新潮文庫」の葡萄マークです(徳田秋聲記念館さんのブログ「寸々語」(2013年10月12日付)で触れていただいた話題です)。大正3年に創刊された新潮文庫ですが、その後何度かデザインを変更して、昭和25年に山名がデザインした葡萄マークを取り入れて現在のかたちになったそうです。葡萄の葉っぱや蔓の強弱がみられる唐草の描線は、まさに山名のスタイルですね!

 ~お知らせ~
 11月15日にお知らせしました「特別ギャラリートーク」の内容が、若干変更になりました。詳しくはイベント情報をご確認下さい。なぜ山名が盛んに唐草の描線を使用したのか…そのヒントは資生堂さんでのお仕事に隠されています。12月7日には、そのあたりについてもお話いただく予定です。ご期待下さい!  

   

(学芸員:C.K)

特別ギャラリートーク開催決定!!!
2013年11月15日
 特別展「山名文夫と夢二」も、残すところ1ヶ月となりました。オープンの日には緑が目立つ風景でしたが、 ロビーのガラス窓から、はらはらと落ち葉が見られ、めっきり寒くなってきました。   
 さて、資生堂アートハウス・企業資料館さまのご協力をいただき、会期終了間近の12月7日(土)に、 特別ギャラリートークを開催することとなりました!(詳しくはコチラ)  
 資生堂アートハウス・企業資料館の丸毛 敏行(まるも としゆき) 氏をお招きし、資生堂に縁のある観点から、特別展示室内で作品を前に、解説していただきます。山名が在籍した資生堂意匠部に関することや山名が現在の形にデザインした資生堂のシンボルマーク、花椿について…など、貴重なお話をうかがえるチャンスです。
 
 当日は入館料が必要ですが、事前申し込みは不要ですので、どなたでもご参加いただけます。ふるってご参加下さい!
   

(学芸員:C.K)

「第3回金沢ADC賞」に入選!
2013年11月14日
   
 特別展「山名文夫と夢二」のディスプレイデザイン(ヨシダ宣伝株式会社さんに担当していただきました)が、「第3回金沢ADC賞」の「F環境・空間部門」に入選したとのことです!

 今回のポスターやチラシのメイン画像はとてもシンプルな線描でしたが、ヨシダ宣伝デザイナー・吉野武さんのアイデアで、それが引き立つような素敵なタイトルデザインの空間をつくっていただきました。写真はその一例です。何度もうちあわせを重ねたうえで実際に空間ができあがったときの感激が、吉野さんからの受賞のお知らせとともによみがえってきました。ちなみに公開審査には、資生堂のデザインでも多くの名作を残していらっしゃるグラフィックデザイナー・仲條正義さんがいらしたそうです。  

 
 実は、昨年の「第2回金沢ADC賞」では、金沢美術工芸大学と当館のコラボレーションによるオリジナルグッズ「夢二バッヂ」(限定商品のため完売しました)がパッケージデザイン部門で受賞しておりました。 夢二や夢二に関係のある作家の作品が、現代のデザイナーさんたちの手によってかたちを変え、改めて多くの方に注目していただけるのはとても嬉しいことです。
 
  

(学芸員:C.K)

資生堂さんのFace Bookにてご紹介いただきました
2013年11月11日
  資生堂さんのFace Book (11月6日付)にて、特別展「山名文夫と夢二」をご紹介いただきました!

 明治5年(1872)に日本初の洋風調剤薬局として創業され、現在は化粧品会社として知られるこの会社で、山名は昭和4年(1939)から新聞広告やポスター、パッケージなどたくさんのデザインを行いました。この度の展覧会では、資生堂企業資料館アートハウスさんに多大なご協力をいただき、所蔵されている貴重な作品を数多くお借りしました。
 

 そのうちの一点をこの場でご紹介します。昭和7年(1932)に資生堂の販売促進用として作成された「うちわ」は、山名のイラストレーションです。 右上にある色紙の意匠のなかには「東京新風景 銀座之夜景」とあります。浮世絵風の意匠ではありますが、画面からは昭和初期のモダンな雰囲気があふれだしています。
銀座の夜の街を洋装で闊歩する断髪のモダンガール。背景に目をうつすと、路面電車や車があり、背広に身を包み帽子をかぶった男性がガス灯に照らされた夜の街路を行き交っています。
そして、画面の左側には「資生堂石鹼 資生堂歯磨」の看板が掲げられた建物が…それをよく見ると、道に面した入り口に「SHISEIDO」とあり、ショウウインドウもあります。これは、当時の資生堂さんの社屋なのです!日本髪の女性とともに洋装の男性がなかをのぞき込んでいる様子も見られます。資生堂が、モダン文化の発信地としてどれほど大切な役割を果たしていたのか、気づかされるような一点です。

 さて、資生堂さんのFace Bookに数多く寄せられたコメントのなかに「巡回の予定は?」とありました。当館ではFace Bookページをもっておりませんのでこの場で少し補足を申しますと…残念ながら巡回の予定はございません。12月15日(日)が最終日になります。これからの金沢は、山の紅葉と海の幸の両方が楽しめる季節になって参ります。ぜひ、金沢にある当館に足をお運びいただき、それと同時に金沢の観光を楽しんでいただきたいと思います。そして、山名文夫を紹介する企画展とあわせ、常設展示室では竹久夢二の魅力もご紹介しております。山名の芸術活動の原点とも言える、夢二についても堪能していただきたいです。
  

(学芸員:C.K)

ラジオ番組&期間限定展示のお知らせ
2013年11月8日
   先日、特別展「山名文夫と夢二」について、ラジオかなざわのアナウンサー・宮林典子さまにお越しいただきました。
 現在開催中の「山名文夫と夢二」展を取材していただき、11月9日(土)と16日(土)の二回にわけて放送される予定です。※地域限定の番組です。  

 ◆ラジオかなざわ 78.0MHz「ちょっときいてたいま!」    
放送予定日時: 11月9日(土)10:00~10:30 (このうち冒頭数分間放送)   
           11月16日(土)10:00~10:30 (このうち冒頭数分間放送)
 

 収録を終えてから、宮林さまより「取材に伺って、作品を見て、気持ちが若返りました」と嬉しいお言葉をいただきました。学芸員冥利に尽きる!といったところです。
 収録の際には、当館の寄託品「どれみふぁそれ」を期間限定で公開していることについても、ご説明いたしました。これは、大正6年に金沢で「抒情小品展覧会」が開催された折、金沢在住の少女が、そのお父さんを介して夢二に絵の制作を依頼して描かれた作品です。現在の特別展の会期が終了するまでの公開となります。この機会にぜひ、山名が描いた大人っぽい女性像と、夢二のあどけない少女とを見比べていただきたいと思います。
  

(学芸員:C.K)

「花咲く湯涌まるごとフェスタ秋祭り」終了
2013年11月7日
   11月3日(日・祝)に、「花咲く湯涌まるごとフェスタ秋祭り」が開催されました。
 当日は朝から多くの人でにぎわい、スタンプラリーを楽しむ皆様の姿が多くみられました。 会場付近では食べ物などの販売やライブなども行われ、賑やかな一日となりました。
 夢二館では夢二クイズなどを開催しました。江戸村ではかかしの大集合などもあったようで、家族連れの方々にも楽しんでいただけたようです。 お天気がもってくれたので、本当によかったなぁと思いました。 

(事務スタッフ:M.T)

11月3日は「花咲く湯涌まるごとフェスタ秋祭り!」
2013年10月30日
 
 11月3日(日・祝)は湯涌地区で開催される
「花咲く湯涌まるごとフェスタ秋まつり」にあわせて、当館も入館料が終日無料となります。
 館内では午前10時より、学芸員によるギャラリートークを実施します。特別展「山名文夫と夢二」をご覧いただきながら、資生堂デザイナー・山名文夫について夢二への想いを交えながら解説します。お気軽にご参加下さい。
  また、夢二が実際に歩いた湯涌の道をみんなで歩く散策ツアーもあります。 その他、湯涌で最近注目されている案山子を集めての展示や、スタンプラリーなど様々なイベントが開催されます。秋の湯涌はとても心地よいです。
みなさま遊びに来てください♪  
 

(事務スタッフ:T.M)

記念講演会「山名文夫と主情派」のご報告
2013年10月29日
 10月27日(日)、筑波大学教授・五十殿利治先生をお招きし、記念講演会を開催しました。

 山名文夫が昭和初期に所属していた「主情派美術会」。現在、展示室にはその第1回展目録と第2回展出品の油彩画、 そしてその会の動向がうかがえる冊子『柳屋』を展示中です。さて、その「主情派」とはなんぞや?という私たちの疑問に対し、 五十殿先生には1時間のご講演のなかで、豊富な資料を惜しみなくスライドに流していただき、親しみやすくお話いただきました。
 

 作品だけを鑑賞して自由な感想をもつのは、美術館での大きな楽しみです。ですが時折、その作品がどのような展覧会で発表されたのか、作者はどのようなことを考えて描いたのか、想像することがあります。本来であれば、このようなことは想像しかできないようなものですが、五十殿先生はこの度のご講演で、昔の雑誌資料を読み解き、「主情派美術展覧会」の会場風景写真などをもとに、詳しく伝えて下さいました。そのお話には、幅広い年齢層の方々が引き込まれていました。さらに、講演会終了後の質疑応答では活発な意見交換が行われ、とても充実した会となりました。
 つくばよりはるばるお越し頂きました五十殿先生、そしてこの度の講演会にご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました!  
 

(学芸員:C.K)

記念講演会「山名文夫と主情派」開催のお知らせ
2013年10月18日
 10月17日の記事にありました油絵《私達がリーザと呼んでいた薔薇の女》は、山名が所属していた「主情派美術会」が開催した「第2回主情派美術展覧会」の出品作品です。展覧会は、昭和4年(1929)、竣工して数年の東京・丸ビルで開催されました。
 その「主情派美術会」には、金沢三文豪の泉鏡花が著した美麗な本…いわゆる「鏡花本」の装幀を数多く手がけ、鏡花著「山海評判記」の挿絵を描いた小村雪岱も所属していました。その他、岩田専太郎、恩地孝四郎など約24人が名を連ねています。この会は、当時の挿絵画家たちを中心とする美術研究会だったそうですが、「主情派」とはなんぞや?と疑問が残ります。
 来る10月27日(日)13時半~、「主情派」とは何か、その時代背景を含めて、筑波大学教授・五十殿利治氏をお招きし、ご講演いただきます。
 大正ロマンに憧れ、昭和モダン文化の先端を行った山名文夫は、グラフィックデザイナーとして有名です。しかし、この度の記念講演会では、グラフィックデザイナーとして大活躍する以前の山名の動向について、詳しくうかがうことの出来る貴重な機会となります!
 事前申し込みは不要ですので、こぞってご参加下さいませ。  
 

(学芸員:C.K)

ラジオ番組のお知らせ
2013年10月17日
 
 特別展「山名文夫と夢二」について、エフエム石川の森下さち様にお越し頂き、お話させていただきました。放送日時は以下のとおりです。※地域限定の番組です。  

 ◆エフエム石川 「PEOPLE&CITY I♡KANAZAWA」    
   放送予定日時: 10月27日(日)18:30~18:55 (このうち冒頭10分程度放送)

 今回のお話では、展覧会場のコーナーごとに、魅力的な作品を選んでご紹介しました。
 会場風景から…手前に見えます小さな額装の作品が、雑誌「CHOCOLATE」の扉絵や挿絵の原画です(これはぜひ会場でご鑑賞頂きたい作品です)。奥に見える大きな油絵は、特別展のメイン作品のうちの一点《私達がリーザと呼んでいた薔薇の女》です。森下さまは「ダークな印象」とおっしゃっていました。夢二に代表される大正ロマンの時代から昭和モダンの時代に移りかわる、その境目の証人のような女性像です。そして、戦後の作品は、色っぽくて怪しげな女性像からロマンチックで快活な印象の女性像まで、幅広い作風の変化があります。…全貌はぜひ、ラジオ番組にてお聞き下さい!

 そして、10月11日の泉鏡花記念館さんブログ、同12日の徳田秋聲記念館さんブログにて、ただいま当館で開催中の展覧会について、ご紹介頂きました!それぞれの記事で言及いただいたことに関する小ネタは、今後、当館のブログにて追加でご説明させていただきたいと思っています。  
 

(学芸員:C.K)

第3回ぼんぼり祭り
2013年10月16日
 
 第3回ぼんぼり祭りが開催されました。
 当日は雨も降ったり止んだりの生憎の天候でしたが、湯涌温泉街は朝からたくさんの人でにぎわい、トータルで1万人もの花咲くいろはファンが集まっていたそうです。
 当館では白雲楼ホテルの写真・花咲くいろはパネル展を開催しました。
 また、たくさんの方に特別展「山名文夫と夢二」をご観覧いただき、新しく夢二のファンになったと話されるお客様の声を聞き、職員一同ニヤリとしております。









 マーチングバンドやブラスバンドの演奏も行われ、アニメソングの演奏にはたいへん盛り上がっていました。 クライマックスのぼんぼり行列には、人・人・人(男性多いです!)で夢二館前広場も道も埋め尽くされ、山野金沢市長の「来年も開催します!」という一言に大歓声が沸き起こり、花咲くいろはファンの熱狂を感じた一日でした。また来年もみなさまにお会いできることを楽しみにしています。  

(事務スタッフ:T.M)

特別展「山名文夫と夢二」いよいよオープン!
2013年10月5日
 
 さて、ついに本日より秋の特別展が開催となりました。 展示室内がすっかり空になった9月30日、次の作品を展示するためのセッティングを行った10月1日、作品を設置した10月2日、パネルやキャプションを設置した10月3日、 そして照度調節と最終確認を行った昨日。…充実した5日間でした。
 
 今回とりあげるのは、グラフィックデザイナーの山名文夫(「やまなふみお」ではありません。「やまなあやお」です)。 名前こそ有名ではありませんが、みなさま一度は必ず目にしたロゴマークや広告のデザイナーです。「なぜ夢二館で山名文夫について展示をするのか?」ということについては、 9月9日の記事に書いたとおりです。  

 本日午前中より、さっそく金沢学院大学文学部1年生の学生さん約40名に解説をさせていただきました。 付き添いの先生のご指導のもと、とても熱心にお話を聞いていただきました。自由観覧の時間に、「この描線がやばい!」とつぶやきながら作品を食い入るように ご覧になっていた男子学生の姿、「こんなに細かい線ばっかり描いてたらはげてしまう~」と談笑されていた女子学生のコメント、そしてその後ろに「そうでしょう、 そうでしょう」とニヤニヤしながら見守る学芸員の影…。貴重な原画や印刷作品について嬉しい反応をいただき、無事特別展をオープンできた喜びもひとしおでした。

 そして、もちろん竹久夢二の作品も出品しております。
雑誌口絵やセノオ楽譜に描いたセンチメンタルな女性像が目白押し!ローマ字使いが斬新な、夢二の著書も必見です。 しかも、今回は展示空間に実験的な試みを行ってみました。おなじみのタイトルパネルも今回はひと味違います!タイトルパネル以外にも、実際の展示空間でしか味わえないようなしかけが随所に施されていますので、そちらもあわせてお楽しみ下さい。

(学芸員:C.K)

まいどさんの金沢クイズ
2013年9月30日
 9月29日(日)に当館収蔵名品展が閉幕しました。この度も多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。当館ホームページのトップページは次回展覧会の情報に模様替えしました。そして展示室も次回展覧会のモードへと移りかわっております。

 さて、先日、テレビ金沢の番組「かなざわびより まいどさんの金沢クイズ」に出演させていただきました。金沢の観光スポットを解説して下さるボランティアガイドの「まいどさん」としてご活躍中の武野一雄さんとお話をさせていただき、ほのぼのとした雰囲気で楽しい撮影でした。
 番組は2部構成になっておりまして…
①まいどさんが市内を歩いている方にクイズを出題する、その場で答え合わせ。
②湯涌まで来て下さったまいどさんに、その答えについて少し詳しく学芸員が解説する。
…といった内容でした。番組の詳細は下記のとおりです。金沢通(かなざわつう)への第一歩!ぜひご覧下さい。

  ◆テレビ金沢「かなざわびより まいどさんの金沢クイズ」(石川県域向け)     
  放送予定 日時: 10月5日(土)、19日(土) 午前11:40~11:45 

(学芸員:C.K)

夢二in徳田秋聲記念館
2013年9月18日
 
 先週金曜日は学芸員会議で金沢市東山にある徳田秋聲記念館へ行って参りました。現在開催中の企画展「徳田秋聲らしからぬ!~しゅうせいとこどもむけよみもの~」(~11月4日)では、自然主義の大家・徳田秋聲が子ども向けに執筆した作品が紹介されています。   

 展示室内では、われらが夢二の装幀、挿絵も堪能することが出来ます(詳しくは「寸々語」013.7.25をご覧下さい!)。そこに、ひときわ目をひく大きなパネル…夢二の特異なデザインセンスで優雅に装飾された「秋聲先生とお子さん」のスナップ写真が…。団らんの様子が写されたお写真のまわりには、何故か世紀末のフランス的香りただよう曲線…アールヌーヴォー調のねぎ坊主?キノコ?が繁茂しております。根元には、「Y.T」と小さくイニシャルも!これは大正2年の作品ですが、遡ること8年前、雑誌『ハガキ文学』2巻17号(明治38年)にて夢二が懸賞募集の絵葉書図案で一等賞をとった作品を彷彿させます。秋聲先生のご家族のお写真とアールヌーヴォーの絶妙な調和(?)には、開催後間もなく伺った際に秋聲館の学芸員さんも苦笑されていたことが納得されます。
 

  そして、同企画展の開催と同時に発売された秋聲館さんのオリジナル文庫には、夢二の挿絵が何点か掲載されています。夢二は挿絵を描くにあたって、「小説や詩歌の補助」のような作品よりも自分自身の「感傷の記憶」を描きたいと主張しています。なるほど、不安げな子どもの表情や背中で何かを語る子どもの後ろ姿は、単なる小説の「補助」ではなく、子どもの感傷を代弁するかのような情感に満ちています。夢二は、秋聲先生の作品を読み込んで作画に挑んだのではないでしょうか。 9月21日(土)からは、金沢三文豪のイベントも開催されるそうです。秋聲先生の少年・少女向け作品をご堪能いただきつつ、夢二の奇抜なデザインセンスと「子ども絵」の世界も同時にお楽しみいただきたいと思います!  
 

(学芸員:C.K)

夢二館にかかしが登場!
2013年9月15日
 
 連休の初日より、夢二館に新しいパートナーが加わりました!
なんと、黒船屋のかかしさんです。日本人らしく着物をお召しになり、座っている箱にも「黒船屋」の文字が・・・。そして、ちょっと小ぶりですが、ちゃんと 黒猫も抱いています。なんとも愛らしいかかしさん。
 毎日、当館の入り口にて、みなさまのお越しをお待ちしています。ぜひ会いに来てあげてください。よかったら記念撮影もしてあげてくださいね。(明日9月16日と23日は祝日ですので、65歳以上の方は無料になります。ぜひどうぞ。)
  

 ちなみに、湯涌には『湯涌ゆず街道・かかしファンクラブ』があります。このファンクラブは、石川県金沢市の奥座敷、湯涌温泉にいたる県道10号線、通称「湯涌街道」また「ゆずの道」と呼ばれる街道沿いの田園風景の中に、沢山のかかしのあるユニークな風景を作りたい。そんな思いを持つ人たちで作られたファンクラブです。

 今回このかかしさんも、ファンクラブの協力を得て制作されました。【制作の様子はこちら】
もしかしたらもう1体くらい、夢二館には新しいかかしが現れるかもしれませんし、これから11月頭にかけて、湯涌街道にはたくさんのかかしが並ぶことと思います。そんな楽しい風景を見に、ぜひ皆様で湯涌にいらしてくださいね。

 ちなみに、9月24日~10月15日は、夢二が生涯愛した女性「彦乃」と、湯涌温泉に滞在していた時期になります。夢二が感じた季節の湯涌の空気を、愛しい人と感じてみてはいかがでしょうか・・・。

(事務スタッフ:M.T)

特別展「山名文夫と夢二」のご案内
2013年9月9日
 
 先日、10月5日(土)~12月15日(日)の期間で開催予定の特別展「山名文夫と夢二」の広報物が納品されました。 シンプルに、かつシックで可愛らしい雰囲気を目指しました。色を決めるにあたり、印刷会社の方に様々な案を出していただき、 館長・副館長をはじめ事務職員ともども、頭を突き合わせ、うなりながら色を決定しました。












 山名文夫(やまな あやお)は、資生堂化粧品の繊細なイラストレーションの広告で有名なグラフィックデザイン界の大御所です。 夢二より13歳年下の彼は、若い頃に夢二の大ファンでした。夢二の影響を受けて絵と詩の制作を開始したと、あらゆる場面で述べています。

 例えば…
「中学へ行くようになって、ぼくは、竹久夢二の絵に夢中になってしまった。」
「夢二の無類の叙情に骨抜きにされた」
「学校が引けると、予習もほったらかしで、夢二の絵のついている雑誌をひらき、画用紙を取り出して模倣を試みたものである。」
「夢二の詩や小説も好きでたまらなかった。」
「私のイラストレーションが、竹久夢二に他愛もなく傾倒するところからはじまった」
 山名文夫は以上のような文章を残しています。これを読んでいただくと、どれだけ夢二のことを好きであったのか、溢れんばかりの愛が感じられます。 夢二の絵に夢中になり、夢二の詩や小説を読み込んでいる学芸員にとっては、はげしく同感せざるを得ません。

 会場では、夢二の作品とともに、北陸ではめったに見られない山名文夫の作品を一挙に展示します。「金沢湯涌夢二館で開催するから意味がある」展覧会になるよう心がけ、準備中でございます。

 また、会期中には、近代美術史がご専門の筑波大学教授・五十殿利治氏をお招きして、記念講演会の開催を予定しております。 日時は、10月27日(日)13:30~1時間程度です。貴重な機会に、ぜひ足をお運び下さい。  


(学芸員:C.K)

富士見高原療養所
2013年8月28日
 この夏公開されたアニメ映画「風立ちぬ」。金沢市内の文化施設・室生犀星記念館ではミニ特集展示が開催され、 くらしの博物館ではブログ(2013年8月2日の記事)で話題になっていました。

 映画の作中には、「富士見高原療養所」という長野県にある療養施設が出てきます。結核にかかってしまった夢二は、そこで正木不如丘院長の診察を受けて昭和9年(1934)1月から入院し、亡くなるまで9ヶ月足らずの療養生活を送っています。夢二や小説「風立ちぬ」の作者・堀辰雄が入院した古い病棟は解体工事がはじまったそうですが、当館のミニシアターでは、療養所写真やバルコニーで毛布にくるまり日光浴をする夢二の写真、そして療養所で夢二を看た看護婦さんのインタビューが紹介されていますので、当時の療養所の雰囲気をうかがうことができます。

 現在は名品展・前期を開催中ですが、名品展・後期は平成25年12月21日(土)からの開催を予定しています。後期展では、療養所のベッドの上でもスケッチブックに鉛筆を走らせていたという夢二が描いた最晩年の風景画《山の道》と《自画像》も展示予定です。










 夢二が亡くなったのは今から79年前の9月1日早朝のことでした。8月も残りわずかになり朝晩の涼しさを感じる頃、「夢二忌」が近づいているんだなぁと、しんみりした気持ちになります。
 

(学芸員:C.K)

歯を磨く子ども
2013年8月21日
 
 お盆の期間中は、当館にも、ご家族連れでかわいいお子さんがたくさんいらっしゃいました。
 今回の展覧会では、夢二の「子ども絵」を代表する作品「歯を磨く子ども」を展示しています。これは、外国の絵本を思わせる洋服を着た兄妹(?)が、ならんで歯を磨く、愛らしいものです。京都で歯医者を営んでいた堀内徹さん、清さん父子のお家に贈られた作品で、長年診察室に飾られ、ご家族でとても大切にされていた作品でした。

 小さな手に握られている「歯ブラシ」…いつから日本で使われていたのかしら?と疑問に思い調べてみたところ、ヨーロッパでは、日本に先駆けて1800年代には一般的に使われるようになったそうです。その頃、日本はまだ房楊枝というものを使って歯を磨いていたとのこと。その後、大正3年(1914)頃には、ようやく日本でも歯ブラシが本格的に製造されるようになったそうです。 「歯を磨く子ども」は大正5年に描かれたので、時代の先端を行く歯磨きの様子と言えそうです。
 

 ちなみに、この作品は、現在当館1階ロビーにて開催中のぬり絵のモチーフになっています。昨年に引き続いて、ぬり絵第二弾となりました。「女の子のお洋服はかわいくぬって、男の子はかっこよくぬってあげるんだよ!」と、意気込みを語って参加してくれるお子さんもいらっしゃいました。 さて、夢二の作品では、プラタナスの葉はすっかり枯れた茶色になっていますが、夏真っ盛りの今、完成したぬり絵の葉は、生き生きとした緑色で塗られたものが多くみられます。 完成作品は、階段の踊り場に展示中しています。個性的なぬり絵が増えていくのを職員一同で楽しみつつ、毎日を送っています。 入館いただいた方は自由にご参加いただけるぬり絵。9月1日まで好評開催中です。  

(学芸員:C.K)

元気いっぱいの子猫たち
2013年8月19日
 
 夢二館斜め向かいの駐車場の隅に黒猫一家が暮らしています。最近産まれた4匹の子猫たちはとても愛らしいです。 灰色が2匹、白と黒、茶と黒のミケが2匹います。 連れて帰りたい衝動を抑えつつ、親猫に嫌がられながら毎日子猫たちの様子を見に行っています。  

(事務スタッフ:T.M)

うちわ作り in 金沢湯涌江戸村
2013年8月12日
 
 猛暑のなか、お隣の金沢湯涌江戸村にて8月10日(土)・11日(日)の2日間連続で「うちわづくり」を行いました。
 
 竹製の団扇(うちわ)に、夢二の千代紙や夢二館を含む県内外各所の展覧会チラシなどを切り貼りして、オリジナル団扇をつくっていただきました。  

 日曜日は、江戸村近くの「みどりの里」でお祭りが開催されており、江戸村は入園無料でした。完成したうちわを持って夢二館へ来て下さるご家族もいらっしゃいました。 夢二以外のチラシと夢二作品のコラボレーションや、うちわの端っこに吹き流しのようなリボンをくっつけるなど、自由な感性に触れることができました。 江戸村の技師さん、スタッフさん、そして夢二館のスタッフが中心となり運営されたイベントでしたが、様子をうかがいにいったところ、4歳の女の子が学芸員の膝のうえに座ってくれるという和やかなハプニングもありました。普段、大人の方が多くいらっしゃる夢二館では、体験できないひとときでもありました。

 夢二の千代紙で作られたうちわと一緒にパチリ!とてもかわいいうちわができましたね。
楽しい時間をありがとうございました。  

(学芸員:C.K)

テレビ番組のお知らせ
2013年8月1日
 
 特別展「鰭崎英朋-刹那の美を描く」が閉幕して早2週間強、そして当館収蔵名品展が開幕して早2週間弱…早いものです。
 この度の展覧会「収蔵品総合図録刊行記念 金沢湯涌夢二館名品展-前期 「心の故郷」湯涌の日々まで」は、 当館の収蔵品総合図録刊行記念として開催のはこびとなりました。夏の前期展と冬の後期展の二期に分けて、名品を選りすぐって展示いたします。
 
 
先週、 NHK金沢アナウンサー・二見和男さんにお越し頂き、ローカル番組「かがのとイブニング」のコーナー 「カルチャー百万石」の取材にご協力させていただきました。ベテランアナウンサーの二見さんに誘導して頂きながら、緊張の面持ちで、 展覧会の見どころをご紹介しております。制作スタッフの方々がこだわり抜いて撮影された、各作品の美しい映像も必見です!

  ◆NHK「かがのとイブニング」(石川県域向け)の「カルチャー百万石」
放送予定 日時: 8月1日(木)、8日(木)、15日(木)、22日(木)
いずれも 18:10~19:00 (このうち5分程度放送)
 
 
 ちなみに、7月4日の記事でお伝えしましたパネルも無事に完成しました。『夢二画集 花の巻』は、手前が作品、奥が内容を紹介するパネルです。「花の巻」以外にも、全8冊の「夢二画集」を同じように紹介しておりますので、会場でご覧いただきたいと思います!日本画や油絵を描きはじめる前の、若き日の夢二が描いた「コマ絵」もご堪能いただけます。
 

(学芸員:C.K)

7月21日のイベントを終えて
2013年7月27日
 
 夏休みに入って早一週間が経過しましたね。
 更新が遅くなってしまいましたが、7月21日(日)の午後、セノオ楽譜のコンサートが開催されました。 東氏が夢二の作詞した曲を歌われ、押田氏がピアノ伴奏をされました。個人的な感想としては、静かな曲が多かったように思いますが、 明るい曲もあり、セノオ楽譜の画像を見ながら聞けたので、皆様も曲の雰囲気をイメージできたかと思います。
 


    夕方からは、浴衣着付け教室が開催されました。みんなで一緒に着付けをしながら、ああでもない、こうでもない、と、楽しい時間になりました。 参加者の方と館の職員での記念写真をパチリ!みんなで並んでみると、やはり浴衣は素敵ですね。


 7月21日はぼんぼり祭りの点灯式で、入館無料ということもあり、とてもたくさんの方にご来館いただきました。ありがとうございました。
 
 

(事務スタッフ:M.T)

おたまじゃくしの大移動
2013年7月19日
 
 展示替え最終日の本日、おたまじゃくしの大移動が行われました。
 前回の記事でもお知らせしましたように、当館の前の池には、モリアオガエルのおたまじゃくしが約200匹ほど泳いでいます。 このままでも自然に成長するかもしれませんが、池のすぐ横は車が通る場所なので、せっかくカエルに成長しても、車に轢かれてしまうかもしれません・・・。 それではあまりにもかわいそう!と、当館のスタッフが立ち上がり、おたまじゃくし救出作戦が開始されました!
 
 まずは、おたまじゃくしに愛着のあるT.Mさんが素手で挑戦。しかし、何度やっても逃げられてしまいます。 そこで今度はタモを使っての挑戦です。こちらは割とすぐに救うことができ、端の方に逃げたおたまじゃくしもすんなりとゲットできました。 (ここだけの話、なんとKさんは素手で5匹いっぺんにゲットしたそうです!)

   バケツに入れられたおたまじゃくしたちは、近くの玉泉湖に無事に放流されました。玉泉湖では、別のおたまじゃくたちが迎え入れてくれたそうです。ここなら車も来なくて安全ですね。
 まだまだおたまじゃくしたちは、当館の前の池でたくさん泳いでいますので、どうぞのぞいてみてくださいね。


 
 さて、本日で休館日も最終日。明日より、『総合図録刊行記念 金沢湯涌夢二館名品展-前期「心の故郷」湯涌での日々』が開催されます。湯涌にゆかりのある作品も並びますので、ぜひご覧ください。
 ちなみに、7月21日(日)は湯涌ぼんぼり祭りの点灯式に合わせて、開館時間を20時30分まで延長、終日入館料が無料になります。これを機にぜひご来館ください。

 尚、同じく明日より『湯涌わくわくめぐり』のスタンプラリーも昨年に引き続き開催します。 こちらは『金沢湯涌夢二館・金沢湯涌江戸村金沢湯涌創作の森』の3つの施設をめぐると、もれなくプレゼントがもらえるという企画です。いよいよ明日から夏休みですね。 お友達同士やご家族で、涼しい湯涌へ遊びにいらしてください。おまちしております。
 

(事務スタッフ:M.T)

おたまじゃくし
2013年7月15日
 
 館の前の池では、モリアオガエルのおたまじゃくしたちが着々と成長しています。
 水面まで上がってきて呼吸する様子も見られます。肺呼吸の準備でしょうか。本日足が生えてきたことも確認できました。 池から巣立つ日も近そうです。毎日、成長を確認することが職員の日課となっています。


(事務スタッフ:T.M)


 館の外では、モリアオガエルとおたまじゃくしで盛り上がっていますが、私は正直苦手です・・・。湯涌では虫さんやカエルさんとも共存しないといけないのはわかっていますが、やっぱり苦手です。ごめんなさ~い(汗)。
 さて、気を取り直して、明日7月16日(火)~19日(金)まで、展示替えの為休館となります。
7月20日(土)からは、『総合図録刊行記念金沢湯涌夢二館名品展-前期「心の故郷」湯涌の日々まで』を開催します。どうぞご期待ください。  


(事務スタッフ:M.T)

七夕コンサートと七夕図屏風
2013年7月8日
 
 7月7日、北陸胡琴愛好会の皆様をお招きし、「揚琴と二胡で奏でる 七夕コンサート」を開催いたしました。 朝は大雨でしたが、午後には次第に晴れ間も見られ、多くの方にご来館頂き、コンサートは大盛況となりました。
 揚琴、笛子、二胡という中国の楽器の音色は、まるでキラキラとした星のように美しいものでした。 そして、二胡による竹久夢二作詞「宵待草」の独奏は、とても切ない雰囲気で、まさに「抒情」そのものと思われるような音色でした。
 北陸胡琴愛好会の皆様、そしてご来館いただきました皆様、ありがとうございました!

 さて、7月6日から、「七夕図屏風」の特集展示がはじまりました。
昨年には、静岡市美術館へお貸し出しさせていただく機会に恵まれ、当館を離れて多くの方にご覧頂いた名品です。 今年は、旧暦の七夕間際の8月11日(日)まで、常設展示室内で皆様のご来館をお待ちしています。
 そして、七夕を扱った有名な作品では、『婦人グラフ』(大正15年7月号)の表紙絵があります(こちらは展示しておりませんのでご注意下さい!)。 徳田秋聲記念館のブログ「寸々語」にて紹介されている一筆箋に使用された作品です。 ひたむきでしたたかな女流作家・山田順子(夢二は「ゆきこ」とニックネームをつけていました)は、夢二に装幀をお願いして『流るゝまゝに』を出版し、 ふたりは一時期恋仲でもありました。恋に生きてその経験を作品にあらわした夢二は、七夕の飾り付けをする女性の姿をたくさん描いています。 全員が恋愛成就をお願いしているように見えるのは、気のせいでしょうか?なんともロマンチックな作品ばかりです。  

(学芸員:C.K)

次回コレクション展 「心の故郷(ふるさと)」湯涌の日々まで 準備中
2013年7月4日
 
 7月20日(土)より開催されるコレクション展では、弱冠19歳の竹久茂次郎青年の筆跡から大正6年の湯涌滞在中の作品に至るまで、 当館の名品でご紹介する展覧会です。

 夏と冬の二期に分けて、総合図録のなかから精選した作品を展示いたします!
チラシとポスターは、先週金曜日に無事納品されました。 現在は、展覧会場に掲示する解説文のパネルについて、設営会社のデザイナーさんと相談しつつ、校了に向けて走っております。
 
 そこで、言葉足らずでこちらの意図が伝わらなかったデザインについて、イラストを描いて説明しようと努力したところ…画力が乏しく、 夢二式美人どころか人間にも見えない有様。ふためと見られない惨状に、夢二も閉口しつつ苦笑しながら見守ってくれていることと信じております。


 明治42年に初めて世に出た夢二の画集『夢二画集 春の巻』は、シリーズとして8冊が刊行されました。そのなかでも、 『夢二画集 花の巻』(明治43年刊)は、かわいらしい本のサイズ(文庫本程度)で中身も可憐な美女がそろい踏みの素敵な一冊です。

 お手にとってご覧頂くことができませんので、ごくわずかな頁だけでも…雰囲気だけでもご覧いただきたいと思い、 夢二の詩や随筆風の文章も抜粋しつつ作りはじめたのがこのパネルです。会場でのお披露目を目指し、鋭意準備中です。  

 
 

 
   

(学芸員:C.K)

氷室開きが行われました
2013年7月1日
 
 
 6月30日(日)、氷室開きが行われました。
 夢二館の前の広場では、太鼓・大正琴などの演奏もあり、
多くの人でにぎわっていました。
 氷室小屋から切り出した雪は夢二館前広場まで運んだ後、薬師寺へ奉納されます。
 

 薬師寺内では、奉納された雪の一部を茶釜の中に入れ、そのお湯を使ったお茶が振る舞われました。 最後の奉納まで見届けると無病息災の想いが強く伝わったように感じます。
 まだ見たことのない方は来年ぜひ!  
 
   


(事務スタッフ:T.M)

晴耕雨読
2013年6月26日
 
 今年は梅雨が遅いと心配していましたが、ついに北陸も数日前から梅雨入りし、先にブログで紹介しましたように、珍しいカエルが当館の前にも遊びに来てくれました。
 さて、「晴耕雨読」という言葉があります。晴れたら外で農作業をして、雨が降ったらお家のなかで読書をすることを表した四字熟語です。
 

 読書といえば…英朋も夢二も、室内で読書をする女性の姿を数多く描いています。 なかでも、今回ご紹介したい作品は展覧会チラシにも掲載した「嫁」(大正6年)と「UNKNOWN WORLD」(明治45年)です。 もはやタイトルだけで、どちらの作者がどちらの作品を制作したのか、お察しいただけることと思います(夢二は日本画の作品にすら、 縦書きで「YUMEZI」とサインをしてしまうほど自由な発想の持ち主です)。どちらの作品にも、行燈(あんどん)の光のもとで、一心に本を読む女性の姿が登場しています。
 

 
 英朋の「嫁」は、縫い物をする女性と一緒に描かれていて、行燈の影がうっすらと床に落ち、おだやかで静謐(せいひつ)な時間の流れが感じられます。
画像ではわかりづらいのですが、女性はほとんど等身大に近いくらい大きく描かれていて、見応えある大作です。弥生美術館学芸員の松本さんによりますと、 定規や髪の毛の最終仕上げができていないことから、未完成の作品とされています。そして、この作品が「芸術社」という日本画研究団体の展覧会に出品され、 当時この絵を見た人から、技巧や人物の表情については優秀だけれども油絵の表現を真似て「光」と「影」を日本画の画材で表現しようとしたところがよくないと批判されたことも指摘されています。 この陰影の表現は、当時の正当な日本画の描き方からすると、批判されるほどに斬新なものだったんですね。  

  さて、夢二の「UNKNOWN WORLD」は、夢二が作画して文章も執筆した和綴じの本『桜さく島 見知らぬ世界』の口絵で、木版刷りの作品です。
こちらは、木版画という技法も影響して、ほとんど奥行きが感じられない平面的な表現です。「嫁」の作中で読書する女性とほとんど同じポーズです。 一見すると、しっとりとした和のテイスト漂う作品に見えます。しかし、よく目をこらすと…女性の右手には指輪が光り、後ろの屏風にはチューリップが咲いています。 そして、左下には「UNKNOWN WORLD」と英語表記でタイトルが書かれています。夢二の作品は、どことなく漂う「異国情緒」が特徴ですが、この作品でもそのような世界観が全面にあらわれています。  
 

 
 ついつい外出するのがおっくうになる梅雨の時期。 それこそ「雨読」したくなるような日が続きますが、少し足を伸ばして美術館や文学館などの屋内施設でゆったりとした時間をお過ごしになってはいかがでしょうか?   
 
   

(学芸員:C.K)

雨の湯涌
2013年6月21日
 
  晴れ間が続いた6月でしたが、ようやく、梅雨らしくなってきましたね。  普段は雨が好きではない私も、さすがに雨が降ってくれてほっとしています・・・。  
  今日は、館内の前の広場の木に、白い小さなものがぶら下がっていました。それは毎年のように現れる「もりあおがえるの卵」です。 葉っぱの先にぶら下がっていて、大きくなってきたら落ちてしまうのですが、実は落ちた時にちゃんと、水の中に落ちるような場所を選んでいるんです。 もりあおがえるも、なかなか賢いものだなぁと思いました。
 自然いっぱいの湯涌、ますますいいところだなぁと実感しています。今の時期の緑もとても美しく、目にも優しいと思います。
 そんな自然豊かな「湯涌」に、どうぞ遊びにいらしてくださいね。皆様のご来館をお待ちしております。
 
   

(夢二館スタッフ:M.T)

講演会&ギャラリートーク「挿絵画家英朋」に伺ってきました
2013年6月3日
 
 

61日(土)に泉鏡花記念館で開催された、松本品子氏(弥生美術館学芸員)の講演会&ギャラリートーク「挿絵画家・英朋」に伺ってきました。すでに 泉鏡花記念館のブログで詳細に紹介されておりますが、 その感動をこの場でもお伝えしたいと思います。

さて、学芸員の仕事のなかでも、展覧会の企画・開催は一大メインイベントです。出品作品を選ぶことや展示する場所を決めるのと同じく、作家紹介パネルや作品に添える解説パネルを執筆することは、展覧会準備のなかで大きな割合を占めます。そこで、解説文を書くためにとても重要なことが、紹介する内容について調べることです。「鰭崎英朋―刹那の美を描く」展を準備するにあたって、ページがはずれかかるほど何度も読み返したのが、松本さんのご著書でした。夢二についてはたくさんの本が出ていますが、鰭崎英朋についての専門的な本は、松本さんが携わられた書籍しかありません。

松本さんの講演会&ギャラリートークは、松本さんの生の言葉で、現代の我々の心にも直接響いてくるものでした。既に亡くなった作家や画家を紹介する際、彼らの活動や主張を代弁することは、学芸員の使命とも言うべき仕事ではないかと思います。松本さんのお話で、挿絵画家として活動した英朋の生き様が蘇ってきたかのように感じ、素敵な時間を味わうことが出来ました!!       

(学芸員:C.K)

ラジオ収録と双六
2013年5月23日
 
 本日、ラジオかなざわのアナウンサー・宮林典子さまにお越しいただきました。
 現在開催中の「鰭崎英朋-刹那の美を描く」展を取材していただき、6月8日(土)に放送される予定です。放送時間は6~7分と聞いておりましたが、話に熱が入りすぎてしまい、 ついうっかりとその倍・・・13分ほどお話してしまいました。編集していただき、以下の日時に放送される予定です。 ※地域限定の番組です。
 ◆ラジオかなざわ 78.0MHz「ちょっときいてたいま!」
   放送予定日時: 6月8日(土)10:00~10:30 (このうち6~7分程度放送)

 宮林さまに熱く語ってしまった作品のうちのひとつ・・・今回の展覧会で、『続風流線』口絵や屏風「嫁」に迫るほどの話題を呼んでいる作品があります。それは、大正時代に刊行された雑誌附録の双六です。英朋が描いた双六のタイトルは、「新世帯双六」。女性向け雑誌『婦人界』の大正7年新年号に発表されました。そして、夢二の方は「家族双六」というタイトル。少女向け雑誌『新少女』の大正5年新年号の附録です。
 英朋の「新世帯双六」は、「新婚旅行」からはじまり、途中に「同窓会出席」などのイベントをはさんで、ゴールは「お雑煮」というリアリティあふれる様子。いそいそと立ち働く新妻の様子が、細かく描かれています。座敷に和服といった、大正時代の家庭生活が描かれていますが、ガスコンロらしきものやオーブンらしきものもちらりと見えています。
 一方、「お正月」からはじまり、「夏期休暇」などのイベントを経て「クリスマス」でゴールする夢二。洋服を着た子どもが描かれ、ベッドやテーブル・椅子などのモダンな様子が満載で、 当時の一般家庭とは思えないような、ややメルヘンな様子です。
 

 ちなみに、ふたつの双六は、それぞれ東京の弥生美術館・竹久夢二美術館のご所蔵で、今回の展覧会のために、特別にお借りした作品です。残念ながら、とても貴重な作品ですので、実際に遊んでいただくことができません。ですが、英朋と夢二の美人画の競演に目が疲れた時には、この作品の前で少しお休みされて、お気に入りの一コマをお探しになることをオススメします!ずいぶんと細かい描写がされていますので、会場にお越し頂きじっくりとご覧いただきたい作品です。  
   

(学芸員:C.K)

第27回 青葉のお楽しみ市がありました
2013年5月21日
 
 
 第27回・青葉のお楽しみ市が5月19日にありました。
 当日は朝早くから大勢の人で賑わう中、 夢二館でもテントで夢二グッズの販売をしました。いろんなお店がたくさん並び、おいしいものもたくさんありました。中でも秀峰閣さんの加賀蓮根コロッケは、スタッフ内でも人気がありました。 他にもバルーンアートなどのイベントが行われており、子どもたちは作ってもらった動物のふうせんを、とても嬉しそうに持ち歩いていました。

 館内では、5月4日に引き続き、シルクスクリーンで夢二図案のハンカチを作るイベントも開催しました。前回はお子様の参加が多かったのですが、今回は大人の方にも多数ご参加いただきました。

 
 夢二というと、美人画のみのイメージになりがちですが、
実はデザインという言葉がまたなかった時代に、デザインというものを生み出していた人でもあります。かわいいデザインやかっこいいデザインも、夢二の作品の中ではとても大切なものです。 
 今回はハンカチづくりを通して、少しでも夢二のデザインを身近に感じてもらえることができたかな、と思っています。これからもご来館の皆様に、夢二を身近に感じていただけるような、楽しいイベントをスタッフみんなで考えていければと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。
     

(夢二館スタッフ:M.T)

『花美術館』Vol.30 特集竹久夢二 好評発売中!
2013年5月9日
 
  雑誌『花美術館』Vol.30「特集竹久夢二」4月末に発行され、好評発売中です。

特集ページでは、夢二の作品世界がもつ奥深い魅力が満載です。 当館収蔵品のカラー図版やこれまであまり公開されてこなかった夢二のスナップ写真なども掲載しています。当館館長と学芸員も原稿を寄せさせていただきました。
 夢二が大正6年秋に3週間ほど滞在した湯涌での思い出をもとに、最愛の恋人・笠井彦乃にささげられた歌集『山へよする』(大正8年)におさめられた十三首の歌も、当館の監視員さんが撮影された湯涌の豊かな自然風景を背景に、紹介されています。

当館ミュージアムショップでも販売しておりますので、ご興味がありましたら、ぜひお手にとられてください。

     

(学芸員:C.K)

夢二図案のハンカチ作り体験
2013年5月4日
 
 
 本日は、夢二のデザインをつかったハンカチ作りの体験を行いました。
 図案は二種類ご用意しました。
 ひとつは、大正11年に夢二の友達・西出朝風(にしで ちょうふう)に三女が誕生したとき、内祝いの品をつつむ掛紙(かけがみ)のために夢二が描いた図案です。西出朝風は、加賀市大聖寺出身で口語短歌の普及につとめた方です。掛紙のデザインをよく見ると豆から、小さな子どもが顔をだしています。
 そして、もうひとつは、大正時代に夢二がデザインした商品をあつかった東京の「港屋」や大阪の「柳屋」などで販売された千代紙です。赤と緑が鮮やかな、唐草模様が素敵なデザインです。
 
 ハンカチにするにあたって、原作から少しアレンジを加えた部分もありますが、夢二のタッチや作品の雰囲気、そして微妙な色味まで、創作の森・スクリーン工房の先生によって丁寧に再現していただきました。もとは、どちらも和紙に木版で摺られたものですが、今回は一昔前に年賀状印刷の定番だった「プリントゴッコ」と同じ原理で印刷する版画技法「シルクスクリーン」でハンカチに刷りました。今回は、専門的な道具と特殊なインクを駆使しています。
 
 スクリーン工房の先生による親切なご指導で、小さなお子さんも楽しんで体験されていました。体験された方は、その仕上がりに大満足のご様子でした。「自分でつくったものには愛着がわきます!」とのこと。
 千代紙や封筒、手拭いなどたくさんの身の回りの品々をデザインした夢二は、大量生産ではなく、手作りの大切さを主張していました。そのような意味で、今回の体験は夢二の精神をうけついだものになったと言えそうです。  

 ハンカチ作り体験は、5月19日(日)の湯涌青葉のお楽しみ市の日にも開催します。この機会を逃した方は、ぜひ次回にお越し下さい。  
 
     

(学芸員:C.K)

GWは湯涌へ!
2013年5月1日
 
 今日から5月です。
 泉鏡花記念館との共同開催の特別展「鰭崎英朋―刹那の美を描く」を開催中の夢二館では、 湯涌の人形作家さんによる吊るし雛ならぬ、「吊るし五月人形」を受付で飾らせていただいています。 とても愛らしいお人形で、よく見ると、ちまきまで下がっています!
 
 さて、GW後半の3日(憲法記念日)、4日(みどりの日)、5日(子どもの日)は、65歳以上の方は入館無料という特別な日にあたります。 また、高校生以下の方は、常時入館無料です。

  ここで、GW中のイベントのお知らせです。
 
 金沢湯涌夢二館では、4日に夢二のデザインした千代紙などをもとにした、 シルクスクリーンのハンカチ作り体験を開催します。
講師は、金沢湯涌創作の森・スクリーン工房の先生です。
 夢二の図案を使って、楽しくハンカチを作ってみませんか?

 そして、GW中は、夢二館から徒歩約8分のところにある「金沢湯涌江戸村」 でも多くのイベントが行われています。夢二館のハンカチづくりが体験できる4日には、カゴを被って尺八を吹く虚無僧(こむそう)がやってきて、 手裏剣とブーメランを園内で飛ばして遊ぶことが出来るとのこと。 とても楽しそうです。 金沢湯涌創作の森では、版画や染色の体験はもちろんのこと、大きな竹のブランコでも遊べます。
 GWはぜひ、ご家族で湯涌へお越し下さい!  
     

(学芸員:C.K)

「挿絵画家英朋」 講演会&ギャラリートークについて
2013年4月30日
 
  泉鏡花記念館で「挿絵画家英朋」という講演会とギャラリートークが6月1日に開催されます。尚、チラシに記載されている時間が変更となっているため、ご確認ください。
 
 日時:6月1日(土)14:00~15:30 → 6月1日(土)10:30~12:00
 場所:泉鏡花記念館
 講師:弥生美術館学芸員 松本品子氏
 定員:30名(要入館料/要申込)
 ※参加希望者は5月21日(火)9:30~電話にてお申し込みください。
  (泉鏡花記念館 Tel:076-222-1025)

 ※開催場所とお申し込み先は、、泉鏡花記念館となっております。 お間違えのないようご注意下さい。  
     

(学芸員:C.K)

スタンプラリー図録引き替え終了のお知らせ
2013年4月25日
 
  鰭崎英朋展の会期中限定で開催中のスタンプラリーについて、お知らせです。 景品としてご用意しておりました鏡花館と夢二館の図録引き替えは、定員の50名に達しましたので、終了いたします。 オープン後まもなく、多くの方にご来館&ご参加いただきまして、ありがとうございました。ポストカードセットは、 両館をまわりスタンプを集めて下さった方に、ひきつづきプレゼントしておりますので、ふるってご参加ください!!  

     

(学芸員:C.K)

鰭崎英朋展オープン!~泉鏡花記念館見学記
2013年4月24日
 
 東京の弥生美術館・竹久夢二美術館のご協力を得て準備をすすめてきた鰭崎英朋展がオープンして、早4日が経ちました。 この度の特別展は、泉鏡花記念館と初の連携事業としての開催です。
 さっそく当館に来て下さった鏡花館学芸員さんに、鏡花館のブログでご紹介いただきました! 英朋と夢二は、英朋と鏡花のように個人的な関係があったか不明です。 しかし、ふたりは同時代に印刷美術の分野で活躍した美人画家であるという大きな接点があります。
 さて、昨日は鏡花館へうかがってきました。すべての展示室を活用された展示は圧巻です!! 鏡花館学芸員さんの解説を独り占めしての見学は、至福のひとときでした。 これまで、鏡花といえば「潔癖」で「お固い」イメージだったのですが…英朋と一緒に紙くずが散乱した座敷に寝転ぶ写真や英朋を「えいさん」と呼ぶ書簡まで展示され、 鏡花の意外な一面をのぞき見ることができました。
 また、鏡花の世界観を視覚化した『鏡花本』の制作にあたり英朋が描いた下絵や、色の指示が入った試し刷りの木版画などからは、 英朋の「絵師」としての技量の高さと当時の印刷技術の高さがうかがえます。さらに、完成された挿絵を絶賛する鏡花の書簡などもあり、互いの作品を通して親交を深めていくふたりの様子がひしひしと伝わってきます。英朋と鏡花の気持ちに寄り添えるような、とても濃厚な時間を過ごすことが出来ました!

 オープン時から引き続き、鏡花館と夢二館をまわると素敵なプレゼントがもらえるスタンプラリーも開催中です!この機会にぜひ、両館へお立ち寄り下さい。
     

(学芸員:C.K)

明日から特別展です
2013年4月19日
 
 明日より、泉鏡花記念館との連携事業の特別展「鰭崎英朋-刹那の美を描く」を開催します。北陸初となる英朋の展覧会ですが、本当に美しい絵が沢山あり、夢二との対比もなかなかおもしろく、見応えのある展示となっております。みなさまぜひご来館ください。

 尚、明日よりスタンプラリーも開催されます。泉鏡花記念館と当館の両方にご入館いただき、チラシに両館のスタンプを押された方、先着50名様にどちらかの館の図録をプレゼント!そして先着1000名様には、今回特別に制作したオリジナルポストカードをプレゼントいたします。
この機会にどうぞスタンプラリーの方もお楽しみください!

 明後日4月21日(日)の10時からは、学芸員によるギャラリートークも開催予定です。みなさまのお越しをお待ちしております。
     

(夢二館スタッフ:M.T)

端唄の会を終えて
2013年4月12日
 
 先日、4月7日(日)に『江戸情緒(端唄)で夢二の魅力をうたう』のイベントが開催されました。


 昨年に引き続き、藤本流端唄 『ふじ与会』のみなさまに演奏していただきました。 演奏曲目は、宵待草・湯涌音頭など、地元の方になじみ深い曲もあり、大変素敵な時間となりました。


 当日はお天気の心配な日でしたが、地元の方を始め、大変沢山のお客様にご来館いただきました。皆様ありがとうございました。中でも演奏中に小さなお子様が踊り出したり、 このイベントのために遠方から足を運んでくださったお客様がいらっしゃったりして、皆様にお楽しみいただけたようでよかったです。    


(夢二館スタッフ:M.T)

春の到来
2013年4月3日
 
 新しい年度になりました。出会いと別れの季節でもある春ですが、入学式や新社会人の方々の初々しい姿を拝見しつつ、新たな気持ちでがんばろうと思えるような季節ですね。

 さて、当館では4月7日(日)に、『江戸情緒(端唄)で夢二の魅力をうたう』というイベントを開催いたします。藤本流端唄・ふじ与会のみなさまに演奏していただきます。夢二作詞の「宵待草」を始め、湯涌音頭なども演奏されます。三味線などの和楽器を使った生演奏や、地元湯涌の方も出演されますので、みなさまぜひご来館ください。
       

(夢二館スタッフ:M.T)

もどる

HOME