過去の企画展

平成17年度

金沢湯涌夢二館収蔵品展
夢二の絵具箱 ―ゆめじ色、好きな色。
期間 平成17年12月13日(火)~平成18年3月26日(日)

 竹久夢二の絵具箱の中には、今でも使い古された多くのチューブが転がっています。夢二はいったいどんな色を愛し、好んで使ったのか?私たちの興味をかりたててくれます。夢二はどのような「色」で対象を描き出したのでしょうか。今回の展示では、「夢二式」と呼ばれるそのスタイルを「色」をテーマに探っていきます。

 今回は特別プログラムとして、夢二の作品をもとにしたグリーティング・カード「夢二画ぬりえ」をご用意しました。いま話題の<大人のぬりえ>としてもお楽しみいただけます。

金沢湯涌夢二館開館5周年記念特別展
夢二北陸・東北の旅
期間 平成17年10月1日(土)~平成17年12月5日(月)

 生涯にわたって旅を続た竹久夢二は、単に旅が好きだったというよりも、心のふるさとを持たない「流人(るじん)」であったと言えるでしょう。

 中でも夢二は、北陸や東北に惹かれ、何度も訪れています。心にいつも深い傷を持つ竹久夢二にとって、北国の人々とその風土が持つ、えもいわれぬ寂しさ、優しさに、心震える何かを感じたのではないかと思います。北陸・東北には、多くの作品が残されていますが、その完成度は夢二の作品の中でも群を抜いています。

 本展が、竹久夢二にとっての「北方」「北」の意味と、作品への影響力を新たに問い直す場になってくれたらと願っております。

金沢湯涌夢二館収蔵名品展
小図録『夢二―ココアの匂い、里居の朝。―』発刊を記念して
期間 平成17年6月18日(土)~平成17年9月25日(日)

 金沢湯涌夢二館はおかげさまで開館5周年を迎えました。この間に名作と呼ぶにふさわしい作品もかなり収蔵品に加えることができました。そこで、5年という節目を機に、その作品の数々を是非皆さんにご紹介しようと、小さな図録『夢二』を発行しました。

 本展では、『夢二』に収録された収蔵品の内、さらに選りすぐったものばかりを展示します。夢二ならではの情感あふれる美人画の肉筆や、初期の美しい水彩画、書簡やグラフィック・デザインをはじめ、秘蔵の逸品、二曲一双の屏風「七夕」も展示します。また、本年寄贈を受けた、夢二の姉・松香の黒留袖と帯も、初公開となります。

金沢湯涌夢二館開館5周年記念特別展
ミュシャと夢二のなかのアール・ヌーヴォー
期間 平成17年4月9日(土)~平成17年6月12日(日)

 アール・ヌーヴォーは19世紀末、視覚的にメッセージを伝える芸術として流行しました。アルフォンス・ミュシャはその代表的な画家です。ヨーロッパで流行したアール・ヌーヴォーは日本でも明治末から大正期にかけて、新しい表現として多くの画家たちが影響を受けました。竹久夢二もその一人です。しかし、夢二はあくまで夢二らしく、アール・ヌーヴォーの華やかさと、しっとりとした浮世絵的な世界を上手く融合させています。

 本展では堺市立文化館アルフォンス・ミュシャ館のご協力を得て、ミュシャのオリジナル作品を夢二の絵とともに展示します。ミュシャの絵と比べていただくことで、夢二がとらえたアール・ヌーヴォーの真髄を感じ取っていただけるのではないでしょうか。