過去の企画展

平成18年度

コレクション展
夢二・古都ものがたり コレクション展II【大阪柳屋編】
期間 平成18年12月22日(金)~平成19年4月8日(日)

 柳屋(柳屋書店)は明治43年大阪市東区平野町に開店し、諸作家の貴重な肉筆短冊とともに、夢二の作品や文房具などを豊富に取り扱った商店です。夢二デザインの専門店としては妻たまきの「港屋」がよく知られていますが、それが大正5年頃に閉店すると、実は、千代紙などを「柳屋」が譲り受け、さらに商品を展開したのです。

 夢二自身も、京都に住んでいた頃には直接柳屋へ足を運び、店主と手紙をやりとりするなど、その存在は夢二の京都時代において重要な位置を占めていました。

夢二の大正 ―オペラ・バレエで綴る抒情画譜
期間 平成18年9月30日(土)~平成18年12月12日(日)

 竹久夢二は300点近くものセノオ楽譜の表紙デザインを手がけ、西欧のオペラやバレエ音楽を絵の世界で表現しました。芝居好きの画家の関心は、自然と舞台芸術へも広がっていました。

 ディアギレフ率いるバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)は、1909年のパリ初公演以来、天才的ダンサー、斬新な振付、異国情緒溢れる衣装など、あらゆる魅力でパリジャンたちを夢中にさせました。舞台美術を手がけたバクストの画集、ダンサーの写真記事などは夢二の蒐集対象でした。夢二も憧れた、世界的なバレエ・リュス人気を今に伝える<薄井憲二コレクション>の北陸初披露です。

コレクション展
夢二・古都ものがたり コレクション展I 【京都二年坂編】
期間 平成18年6月24日(土)~平成18年9月24日(日)

 大正5年11月、竹久夢二は東京から京都に移り住みました。関西で暮らした期間は2年。決して長くはありませんが、人生の中で最もロマンチックな場面に富んでいるとして、夢二はこの時期を「京都時代」と呼んでいます。

 個展の成功や恋人・彦乃との同棲生活が彼の人生を幸福で彩りました。しかし、夢二に多くをもたらした京都時代は、同時に難病による彦乃との別れという大きな喪失感も与えた時期でした。

 夢二は京都で何を考え、何を思ったのか。当館のコレクションの中から、関西に関わるものを選び、夢二の京都時代をご紹介したいと思います。

金沢湯涌夢二館 高畠華宵大正ロマン館 交流展
華と夢 ふたりの抒情画家 ―高畠華宵と竹久夢二
期間 平成18年4月4日(火)~平成18年6月18日(日)

 竹久夢二と同時代人、高畠華宵(たかばたけ かしょう)――共に、大正から昭和初期にかけて時代を牽引した抒情画家です。彼らの絵筆のもとに、流行のファッションを身にまとい街のカフェーや並木道に佇む、数々のモダン・ガールが生み出されました。そこには画家たちの個性の競演ともいえる、華やかさがありました。

 本展は竹久夢二の作品と同時に「夢二のライバル」とも呼びうる華宵の作品を北陸の地において初めてご紹介するものです。華の人・華宵、そして夢の人・夢二――同時代を対照的に生きた彼らの競演をどうぞお楽しみください。