過去の企画展

平成27年度

金沢湯涌夢二館リニューアル記念特別展I
夢二式美人そろいぶみ -大正・昭和モダン文化の華々
期間 前期 : 平成28年3月12日(土)~平成28年4月24日(日) 
           後期 : 平成28年4月29日(金・祝)~平成28年6月12日(日)
 竹久夢二(1884-1934)が生涯描き続けた美人像は、当時「夢二式美人」という言葉を生み、社会現象になるほどのインパクトを与えました。夢二の身近な女性たちをモデルに理想化された美人画は、今なお多くの人の目を楽しませ心を潤す魅力を持っています。平成28年3月のリニューアルオープン記念特別展として、春と秋の2回に分けて「夢二式美人画」の魅力を紹介します。

 その第1弾では、前期に大正14年より夢二と親交を結んだ歌人・佐々木正一郎旧蔵の《晩春感傷》や《三味線》など一部が当館蔵となった名品群「佐々木正一郎コレクション」を約20年ぶりに一般公開します。また、後期に富山県朝日町所蔵の六曲一隻屏風《四季の女》を中心とした肉筆美人画の優品を展示します。

 若い頃より女性像を描き続けた夢二が、壮年期を迎えてどのような表現に行き着いたのか、大正中期以降に描かれた珠玉の美人画を展示することによって、改めてその実態に迫ります。  

金沢湯涌夢二館特別展
「夢二の子ども絵Ⅲ」
期間 平成27年8月22日(土)~平成27年11月23日(月・祝)
 
竹久夢二(1884-1934)の「子ども絵」は、懐かしさと温かさを感じさせる魅力にあふれています。
 彼は自身の幼少期の追憶を託して、子どもの姿を描き、次男不二彦を自ら育てながら子どもたちのために作品を描きました。
 この度の企画では、少年 ・ 少女向けの絵雑誌や絵本が数多く刊行された大正 ・ 昭和初期に注目します。彼が表紙絵や挿絵を手がけた、婦人之友社発行の『子供之友』や『新少女』などの絵雑誌とその原画に加え、夢二が創作、装幀した絵本を中心に展示します。 一方で、19世紀末から20世紀初頭は、欧米で驚くほど質の高い絵本が数多く出版された時代でした。 それらのなかから、代表的な絵本や夢二が目にして影響を受けた海外の絵本も、同時にご覧いただきます。
 当館では過去に二度「子ども絵」の展覧会を開催しており、今回はそれに続く第三弾です。肉筆作品とともに、大正から昭和初期に出版された絵雑誌と絵本の世界をお楽しみください。


トガワコレクション新収蔵記念/北陸新幹線開業記念展
「夢二の旅」 ~鉄道と船の旅路をたどる~
期間 平成27年4月18日(土)~平成27年8月16日(日)
 竹久夢二(1884-1934)は、生涯にわたり旅を続けた詩人画家です。
一箇所にいたたまれない寂しい「流人(るじん)」の心境は夢二を旅へといざないました。 日常を離れた旅は異国趣味と懐古趣味を刺激し、客人を歓待する友人のあたたかさは疲れた心を癒しています。そのような旅は、新たな画題に出会う機会であり、 名品を生み出す原動力でもありました。
 日本国内にとどまらず、夢二は晩年に念願の欧米を旅行しています。アメリカ・ロサンゼルスで夢二と親交を結んだ詩人・外川明(1903-1980)が 愛蔵していた「手」「晶子チャン」は、アメリカで制作された知られざる優品です。この2点を新収蔵「トガワコレクション」として、本邦初公開します。 また、中右瑛氏所蔵「欧米スケッチ」なども展示します。
 会場では、作品や資料などから、鉄道や船で移動することの多かった夢二の旅の足跡をたどります。