企画展


金沢湯涌夢二館特別展
竹久夢二と不二彦 -竹久家コレクションの初公開-

「竹久夢二と不二彦」・表 「竹久夢二と不二彦」・裏

 「描くことが生きること」という竹久夢二(1884-1934)は、常にスケッチブックを携帯して心動かされる人物や情景を探し、描きました。そして、心惹かれる画像や情報の収集に対しても余念がありませんでした。心に感じたもの、目に映るものを柔軟な感性で絵画や詩として発表した結果、他に類を見ない「夢二式美人画」を確立し、子ども絵やデザインの分野でも才能を発揮して、大正ロマンを代表する詩人画家となりました。
 本展では、夢二の次男・不二彦とその遺族が秘蔵していた作品・資料類から成る「竹久家コレクション」が当館に寄託されましたので、その一部を公開します。そのコレクションのなかから、金沢滞在時に北陸各地を描いたスケッチブックのほか、美術雑誌の切り抜きや古裂などを集めた貴重なスクラップブックを初公開します。さらに、夢二旧蔵の雑誌や冊子、絵葉書などもあわせて展示します。このコレクションは、芸術家としての夢二の感性と現実社会が接触した瞬間を切り取ったなまなましい断片であり、その証といえます。
 竹久不二彦(1911-1994)は、母親である岸たまきと別れた後、父親の手元で愛情をうけて育てられました。幼少期には絵のモデルや童話・童謡の聞き手として夢二の創作活動の源となり、青年期には夢二の精神性を引き継いで、「榛名山美術研究所」の設立構想を実現するために奔走しています。夢二の没後は、戦後まもなく「拓北開拓団」の団長として北海道の門別(現沙流郡日高町)で開拓生活を送り、後に富川中学校と高校で美術教師を務め、帰京後はグラフィックデザイナーとして活動する傍ら、夢二の遺作展や画集の出版などを通して父の顕彰活動に励みました。本展覧会では、親子合作の手作り雑誌や手紙などから見えるふたりの親子関係を紹介し、不二彦の作品も多数展示します。

【関連イベント】
          ☆月例ギャラリートーク 
           2018年9月30日(日)、10月7日(日)、11月4日(日)、12月2日(日)、2019年1月6日(日)
            各回14:00~(40分程度)     
        
          ①特別ギャラリートーク
           2018年9月29日(土) 11時~11時40分
           出演者:竹久都子(不二彦夫人)、竹久みなみ(夢二の孫)、坂原冨美代(笠井彦乃姪)、
                 太田昌子(館長)(敬称略)

          ②湯涌(ゆ・89)でわくわくしよう
            当館オリジナルポストカードプレゼント♪              
            2018年10月8日(月・祝)・9日(火)、11月8日(木)・9日(金)、12月8日(土)・9日(日)、
            2019年1月8日(火)・9日(水)

          ③金沢ナイトミュージアム 
            夜間開館&「第8回ぼんぼりまつり」ポスター展開催
            2018年10月8日(月・祝)~20時
             観覧料金:終日無料
          (※10月7日(日)開催予定でしたが、台風25号の影響のため順延となりました。)


          ④街歩き「夢二の歩いた金沢」
            開催日:10月20日(土)9時 尾山神社集合
                 (昼食なし・全行程徒歩移動)
            参加方法:要申し込み *10月2日(火)より電話受付開始
            参加費:不要
            定員:先着20名程度(定員になり次第締切)
            問い合わせ先:金沢湯涌夢二館 TEL:(076)235-1112
       

会期 平成30年9月29日(土)~平成31年1月14日(月・祝日)
※お知らせ 当館は平成31年1月15日(火)~から同年3月下旬まで、
       工事のため長期休館いたします。
時間 9時~17時30分 (入館は17時まで)
観覧料金 一般:300円 団体(20名以上):250円
65歳以上:200円 高校生以下:無料