展示・イベント

第2回企画展
日本を超えた日本建築
  ― Beyond Japan―
 」
槇文彦/磯崎新/谷口吉生/伊東豊雄
安藤忠雄/隈研吾/SANAA/坂茂

期間:2020年3月20日(金・祝)~8月30日(日)

詳細

 第2回特別展「日本を超えた日本建築―Beyond Japan―」では、日本を超えて世界の異なる環境や社会の中で、ふさわしい建築として称賛されている、日本を代表する建築家の8作品を模型や映像、写真で紹介します。
 昭和初期に初めて日本の建築家によって外国に建てられた日本建築は、今や世界が認めるグローバルな建築となって、世界の建築文化に刺激を与え続けています。本特別展では、これらの「日本を超えた日本建築」ともいえる作品をとおして、現代建築の新しい潮流と建築の未来について考えます。

主な展示建築作品

安藤忠雄:ライトウッド659 [アメリカ、シカゴ 2018]
磯崎新:ウフィツィ・ロッジア [イタリア、フィレンツェ 1998-2024]
伊東豊雄:台中国家歌劇院 [台湾、台中市 2005-2016]
隈研吾:ヴィクトリア&アルバート・ミュージアム ダンディ [スコットランド、ダンディ 2019]
SANAA:ルーヴル・ランス [フランス、ランス 2005-2012]
谷口吉生:ニューヨーク近代美術館 [アメリカ、ニューヨーク 2005]
坂茂:オメガ・スウォッチ本社 [スイス、ビール/ビエンヌ 2019]
槇文彦:4ワールド・トレード・センター [アメリカ、ニューヨーク 2015]

開館時間 9:30 – 17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜日 (月曜日が休日の場合は直後の平日)
企画展観覧料 一般:800円、団体(20名以上):700円
65歳以上または障がい者手帳を
お持ちの方およびその介護人:600円
高校生以下:無料
※常設展も同時に観覧できます

作品解説

当館学芸員が今回の8作品について、より多くの方に親しんで頂けるようキャッチコピー付きで簡単な解説としてまとめました。
第1弾から第8弾まで順に入れ替えで更新して参りますので、今回の企画展をご覧いただく参考にお使いください。



=第2弾=
美術館広場の新門、再び動き出す

ウフィッツィ・ロッジア
Uffizi Loggia,Florence
計画年 : 1998-
場 所 : イタリア、フィレンツェ
建築家 : 磯崎 新

イタリアのフィレンツェにあるウフィッツィ美術館の新しい回廊の計画です。 敷地であるカステラーニ広場は、かつて美術館のための荷さばきに使われていましたが1998 年、過密になっている美術館入館者の流れをさばくため、この広場側に新たな出口を設け、同時に広場そのものを改めて構築する提案を求める国際設計競技が開催されました。その結果、傾斜のある石畳の広場にスチールとガラスでできた扇形屋根が差し掛かる磯崎氏の案が選出されました。時代、素材は違っていても、美術館入口手前にあるシニョーリア広場のロッジア・デイ・ランツィ(ランツィの回廊)を思わせる案です。 2001 年には設計業務契約が締結され、現在実施設計も終了していますが、政権交代や財政難により着工されていません。しかし、近年ウフィツィ美術館の年間来場者数が200万人を突破したことで、この計画は実現に向けて再び動き出そうとしています。

 

写真クレジット
 左:©Courtesy of Arata Isozaki & Associates  右:当館撮影 

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