企画展

第11回企画展
谷口吉生の建築 
―静けさと豊かさの創造― 
The Architecture of Yoshio Taniguchi – Designing Tranquility and Plenitude

期間:2025年7月6日(日)~2026年1月18日(日)

ごあいさつ

本建築館の設計者であり名誉館長であった谷口吉生氏は昨年12月16日に逝去されました。父吉郎氏の志を継ぎ、金沢の地に思索をめぐらせてきた吉生氏の存在はこの町がもつ深い精神性をきわだたせる上で大きな意味がありました。このたび、吉生氏の建築作品を振り返り、金沢との繋がりの上に氏が実現しようとした新たな空間を追体験することを目的に、展覧会「谷口吉生の建築 ― 静けさと 豊かさの創造 ―」を企画しました。伝統と現代をともに胚胎した一群の作品をあらためて肌で感じ、凛とした吉生氏の姿を思い浮かべながら金沢へのメッセージを読み取っていただければ幸いです。一足先にあの世に旅立たれた吉生氏へのはなむけとさせていただきます。

谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 館長
三宅理一

開館時間 9:30 – 17:00 (入館は16:30まで)
休館日 月曜日 (月曜日が休日の場合は直後の平日)/年末年始 12月29日から1月3日
※7月7日(月)および10月27日(月)は開館、10月28日(火)は休館いたします
企画展観覧料 一般800円[700円]、大学生・65歳以上600円、高校生以下無料
※[ ] は20名以上の団体料金
※本料金で常設展示もご覧いただけます。
※学生の方は入場の際、学生証をご提示ください

  • 主催 : 谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館
  • 監修 : 谷口建築設計研究所
  • 企画協力 : 白川裕信(白川アトリエ)
  • 協力 : 金沢美術工芸大学、金沢市立玉川図書館、鈴木大拙館

学芸員による展示解説

当館学芸員が第11回企画展と常設展をご案内します。
※ 企画展観覧料金のみ (事前申込不要)

2025 7月12日(土) 14:00~15:00
8月9日(土)
9月6日(土)
10月11日(土)
11月1日(土)
12月13日(土)
2026 1月10日(土)
   

第11回企画展 建築フォーラム1 「静けさと豊かさの継承」

谷口吉生と仕事を共に取り組んだ建築家と、谷口と「私の履歴書」をまとめ上げた記者とともに、谷口吉生の建築設計活動について振り返り、谷口の「静けさと豊かさ」という言葉で表される研ぎ澄まされた精神を分析する。

日程 令和7年7月20日(日)14:00~16:00
会場 金沢市文化ホール 大会議室
登壇者
(敬称略)
飯田 善彦(元 計画設計工房所属、アーキシップスタジオ)
窪田 直子(日本経済新聞社編集委員兼論説委員)
三宅 理一(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館館長)
定員 120名(事前申込・先着順)
参加費 1,000円(金沢建築館ファンクラブ会員は500円)
申込方法 事前WEB申込(先着順) ⇒申込フォームはこちら
6月27日(金)12:00~

第11回企画展 建築フォーラム2 「鈴木大拙館-無を形にする」

鈴木大拙の思想を谷口吉生はいかにして空間に落とし込んだのか、鈴木大拙が影響を与えた数多くの作家や創作物にも焦点を当て、大拙の思想と建築表現との関連について解読し、哲学者を顕彰するミュージアムとしての特質を検証する。

日程 令和7年9月13日(土)15:00~17:00
会場 金沢市文化ホール 大会議室
登壇者
(敬称略)
浅田 彰(京都芸術大学教授)
安藤 礼二(多摩美術大学教授)
三宅 理一(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館館長)
定員 120名(事前申込・先着順)
参加費 1,000円(金沢建築館ファンクラブ会員は500円)
申込方法 事前WEB申込(先着順)

※ 申込画面へのリンクは準備中です。

第11回企画展 建築フォーラム3 「金沢を育んだ谷口吉郎・吉生」

谷口吉郎・吉生の建築家親子が2代に渡って建築文化の醸成に貢献した金沢。2人が金沢に遺した功績を振り返るとともに、今後そのレガシーをどのように継承していくか、ともに考える。

日程 令和7年11月22日(土)18:00~20:00
会場 谷口吉郎・吉生記念金沢建築館
登壇者
(敬称略)
水野 一郎(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館前館長)
五十嵐 太郎(東北大学大学院教授)
三宅 理一(谷口吉郎・吉生記念金沢建築館館長)
定員 30名(事前申込・先着順)
参加費 1,000円(通常開館17時までの企画展観覧料を含む)
申込方法 事前WEB申込(先着順)

※ 申込画面へのリンクは準備中です。