金沢蓄音器館

館長ブログ ほっと物語

2020年7月

その323蓄音器館で無観客コンサート


令和265日、当館で初めて無観客でコンサートを開いた。

コロナ禍のために5月一杯まで休館、さらに6月は予定していたイベントもすべて休止となった。
これではいけない、出演の機会を失ったプレーヤー、アーティストの方々を応援しようと考えた。

 

まずはピアノ演奏の田島(たじま)睦子(むつこ)さん。
金沢市在住の若手ピアニストは当館で「モーツアルトのすべて」と題したピアノソナタを続けていた。毎回定員50人の会場は満席で、キャンセル待ちのお客様が出る人気だ。
その後「まだら模様のベートーベン」とタイトルをかえ、8回を終えて9回目を迎えるところでコロナのため中止を余儀なくされた。

 

今回は、来館できない方々にその演奏を楽しんでもらおうと、「英国国歌の7つの変奏曲より/ベートーベン」とリムスキー・コルサコフの「熊蜂は飛ぶ」の2曲を演奏してもらい、YouTubuにアップすることにした。
「熊蜂は飛ぶ」ではチェロのカザルスの演奏したSP盤も王様である
「ビクター・クレデンザ」蓄音器でかけた。

「カザルスVS.田島睦子」は他では聞けない夢の競演だ。

 

また、第2弾としてジャズシンガーの堀夏奈子(ほりかなこ)さんに登場してもらった。
地元出身の彼女もまた「おしゃれにスタンダード・ジャズ」と題したポピュラー、ジャズのピアノと歌の生演奏を2か月に1度開いている。
10年以上続いており、彼女にも多くのファンがついている。

今回は竹内まりや「いのちの歌」、堀さんのアレンジで唱歌「ふるさと」、そして自作自演の北陸新幹線のうた「かがやき」の3曲を歌った。
いくつかの大病を克服して唄う彼女に、画像をご覧いただいた方々から惜しみない拍手がたくさん送られたに違いない。

コロナなどに負けないとの想いを強くした無観客コンサートだった。

是非、YouTube「金沢ナイト・ミュージアム」をご覧いただきたい。https://www.youtube.com/watch?v=L_1DjwePDKw

そして、今度は来館されて、生に触れてと願っている。


田島睦子さんの演奏
SP盤は蓄音器の王様「クレデンザ」を使用




カザルスのチェロ演奏の「熊蜂は飛ぶ」
SPレコードと解説説明書




堀夏奈子さんと演奏の打ち合わせ

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