その421「 |
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RYOさんは本年2月21日の16時、来館者の1人として「蓄音器の聴き比べ」に参加。そこでの出会いがことの始まりだった。
輪島では、ある飲食店に泥が溜まり、ご主人が倒れてしまい、その奥さんが後片付けの応援を頼んできていた。
ゴメンナサイ。何で、私、ここで泣いちゃうんだろう。
さあ、私の好きな昭和歌謡が詰まっているこの蓄音器館でこれからライブです!」と語り、スタート。
RYOさんは「今日は皆さんの笑顔を見れてよかった!!」
暖かい能登への想いが溢れたライブだった。 |
ライブのひとこま 「野良ニンゲン」、「双六」のサイン入りレコード 2人揃って記念写真を |
その420「二流品『ギア&イーグル蓄音器』の修理」 |
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蓄音器の木製本体は、ばらけていたのか接着ボンドでかろうじて引っ付いていた。ボンドははみ出た箇所が多く、その状態で固まっていた。
蓋をとると、その裏面に「ギア&イーグル」と商品名のシールが貼ってあった。初めてみる名前だった。(「イーグル」ならコロムビアの前身である日蓄が昭和2,3年に使用した蓄音器のブランド名だが、それをまねたのだろうか)
アームの根元の形状はビクターに似ていた。長いプラスネジを使い、本来穴のない金属の部分に無理やり穴をあけてアームは取付られていた。こんな箇所に穴を開ければ音漏れするのに。
蓄音器は、通常マイナスネジが使われるのだが,この蓄音器は各所にプラスネジだ。修理の際の苦労の跡がうかがわれる
針を取り付けるサウンドボックスは「COLOMBIA」ではなく「COLOMBIC」と書かれていた。ニセモノだ。
ラッパも金属部と木製部の接続をガムテープで巻いた修理した跡があるが、これでは音漏れするだけ。
たいへんな修理になる。廃物にしようか?幸いゼンマイは切れていなかったのが救いだ。二流品の一つとして修理してみよう。
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蓋裏にあるロゴマーク ターンテーブルを外した全形 ガムテープで取り付けられたラッパ サウンド・ボックスには「COLOMBIC」 |