金沢蓄音器館

館長ブログ ほっと物語

2020年12月

その337蓄音器、裕次郎と共演?

 
1122日、21世紀美術館のシアター21で「まるびぃシネマ・パラダイス」が開かれた。7回目を迎えるフィルム映画祭だ。
今年は邦画4本が上映された。バリアフリー音声ガイドが導入され、見えない・見にくい方々も映画を楽しめる試みもなされた。

 
このイベントでは、昭和32年制作の石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」が上映された。

この企画の段階で映画史に残る劇中音楽を蓄音器で楽しめないかと相談を受けた。

確かにこの時代はドーナツ盤と呼ばれる45回転のEP盤も出ていたが、まだSPレコード全盛期で、当館でも裕次郎が歌っている同名の盤を収蔵している。しかし、このSP盤だけを会場でかけるのでは物足りない。

そこで、丁度このころは雪村いづみ、美空ひばり、江利チエミの三人娘の人気絶頂時と重なるので一緒に曲を聞ければその時代にタイムスリップできるのでは?と提案した。

裕次郎と三人娘が蓄音器と共演するのだ。

相談にみえた学芸員、ボランティアの大学生は「それは!」と、賛同。

映画終了後に蓄音器を楽しむ時間を入れることになった。

音の違いもわかるようと卓上型だけでなくポータブル型蓄音器も準備した。

ボランティアの大学1年の男子学生と3年生の女子学生の熱心な手伝いでスムースな進行になった。
コロナ禍で学校へ満足に行けない学生にとって貴重な体験、社会勉強になったのではと思う。

 

ところで小生もこの映画を見た。映画の中ではSP盤ではなく、EP盤が映っていた。当時の先端を行くレコードが登場していた。 


まるびぃシネマ・パラダイスのパンフレット

蓄音器の音色を聴く

シアター21館内 コロナのため席を空けて

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