第12回「金沢現代会議」 講師:姜尚中氏 玄侑宗久氏
2024年2月16日、第12回「金沢・現代会議」(主催:金沢市・鈴木大拙館)が金沢市文化ホールで行われ、鈴木大拙館アンバサダーによる講演、そして対談が行われました。
講演は、姜尚中氏(東京大学名誉教授・熊本県立劇場館長)が「激動の時代、本然に還る」、玄侑宗久氏(作家、福聚寺第35世住職)が「華厳という見方」というテーマでお話されました。
対談では、木村宣彰館長が聞き手を務め、当会議の継続したテーマである「現代に生きる・現代を生きる」をもとに語り合いました。
対談の前には、2012年10月18日に開催された、第1回「金沢・現代会議」の映像記録が上映されました。
今回の両講師をはじめ、上田閑照氏(京都大学名誉教授)、岡村美穂子名誉館長が加わった記念すべき第1回パネルディスカッションの場において、現代における人の生き方を語り合い、大拙の生まれた地である金沢から発信していく趣旨に聴講者からご賛同をいただき、継続的な開催が叶うこととなりました。
コロナ禍においても、幸いなことに、欠くことのない開催を実現し、今回12回を迎えることができたのは、当館としても大きな喜びです。
平日にもかかわらず、350名の方が参加して下さいました。
毎年楽しみにしてお越しくださる常連の方々、そして能登半島地震の被害に遭われた方々や関係者が、会場に集ってくださったことに感謝申し上げます。
第12回の講演・対談の記録映像は、令和6年4月6日、当館学習空間にて特設上映をおこないます。
なお、4月6日以降、同じく学習空間に設置している情報機器(iPad)にてご覧いただけます。