活動内容


イベント

令和6年度 思索体験プログラム「旅・思索への誘い ―夜城編―」を開催しました

(令和6年6月1日)

毎年、金沢百万石祭りにあわせ開催している夜間プログラム「旅・思索への誘い 」。
閉館後、思索空間と外部回廊を限定開放し、
特設の椅子にすわりながら特別な時間をあじわっていただく「思索体験」を提案しております。
石川・金沢への旅人、そして、地域住民の方々、あわせて26名の参加者をお迎えした今回、大拙の語る「故郷」の文章を紹介するとともに、 当館をイメージしてつくられたショコラ2種、および、土地・季節にちなんだワンドリンクを提供しました。

 ・特製ショコラ 「動」/「静」(2種)(ロンシャン・金沢市)
 ・ワンドリンク 「純米吟醸OMACHI」(宗玄酒造・石川県珠洲)
         「のトニック」(3種)(のとジン・石川県珠洲)

珠洲の地は、大拙が飯田小学校にて教鞭を執っていたという
縁によります。能登は、若き大拙―10代の貞太郎時代ーが過ごしたところでもありました。

なお「夜城編」の題は、メーテルリンクの作品『青い鳥』の「夜の城」に由来します。
夜の城とは、この世の謎を守る【夜】の女王がすむところ。
作品には、主人公チルチルが青い鳥を探す使命感から、古い城内にひそむ扉を次々と開けていく場面が描かれています。 「おそれ」「幽霊」「病気」そして「戦争」など、恐るべき人間の悪や災害という秘密を 【夜】が長く守ってきたことがあきらかにされていきます。その最後に、唯一開けてはいけないと告げられた扉にチルチルは挑みます。
今回は、その扉に挑む場面や扉の奥にあったものについて紹介しました。

「旅・思索への誘い」は秋にも開催します。
今年は「藹藹編」と題し、10月12日(土)を予定しています。
菊月の静かな「思索」を愉しむひとときを提案いたします。

 「【夜】はこの世の謎を守る門番なんだよ。
  この世には絶対に謎が必要だからね」

        メーテルリンク『青い鳥』(江國香織・訳)講談社 青い鳥文庫より








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