近代日本を支えた偉人たち 【山本 良吉】
業績紹介 | 年譜 |
校長として新しい教育を実践した教育者
山本 良吉 (やまもと りょうきち)
明治4(1871)年~昭和17(1942)年
石川県金沢市鶴間谷生まれ
石川県金沢市鶴間谷生まれ
山本良吉は京都や静岡の旧制中学、学習院などで修身などを教え、その後、私立武蔵高等学校の教頭、校長として同校草創期に力を尽くした教育者です。
良吉が長年教育に携わるなかで主張してきたことは、武蔵高等学校の三理想となっています。
一、東西文化融合のわが民族使命を遂行し得べき人物を造ること
二、世界に雄飛するにたえる人物を造ること
三、自ら調べ自ら考える力を養うこと
良吉は非常に厳しい先生でした。しかし、その厳しさは「生徒のためになる」と考えたからです。最初は反発した生徒もいましたが、先生の気持ちがわかるようになると、先生を慕い尊敬し、学校を卒業した後も家に訪ねてくる生徒がたくさんいました。
『晁水先生遺稿』 | 内田泉之助、1951 |
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『山本良吉先生伝』 | 上田久、1993、南窓社 |
『祖父・山本良吉訪欧日記』 | 尾形健、1995、日本放送教育協会 |
『思想のレクイエム』 | 浅見洋、2006、春風社 |
- 武蔵学園記念室
山本良吉が創設に尽力した旧制武蔵高等学校(現・武蔵学園)の歴史に関するホームページです。 - 石川四高記念文化交流館