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その美しさから特に〈鏡花本〉と称された美麗な初版本をはじめ、原稿・書簡・俳句などの自筆資料の他、初出誌、関連の絵画資料など約2000点を所蔵しています。
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日本橋(にほんばし) 鏡花の書き下ろし小説「日本橋」の初版本。日本画家・小村雪岱(こむら・せったい)が初めて手掛けた鏡花本であり、雪岱にとって装丁家としての第一歩となった作品。 |
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由縁文庫(ゆかりぶんこ) いわゆる“袖珍本” (袖に入る大きさの本)の一冊。表紙から背表紙・裏表紙を1枚の絵で表現した雪岱らしい装丁。「龍潭譚」「夜叉ヶ池」などを収録。 |
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斧琴菊(よきこときく) 雪岱装丁の鏡花本の中でも、もっとも大胆で色鮮やかな一冊。表題の「斧琴菊」他、「燈明之巻」「神鷺之巻」「貝の穴に河童の居る事」などを収録。 |
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「註文帳」(ちゅうもんちょう)自筆原稿 明治34年発表の鏡花の怪談小説の代表作。現存する自筆原稿の前半部を所蔵。「註文帳」の“註”が原稿の時点では“注”であったことがわかる。鏡花は師の尾崎紅葉に指摘されて“註”に改めたと述べている。 |
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「婦系図」(おんなけいず)自筆原稿(「宵闇」の一部) 明治40年発表。原稿は散逸しており、現存が確認されている3枚のうち、1枚を所蔵。鏡花と妻すずとの恋愛を素材とするこの作品は、後に新派の名演目となり、新たに作られた二人の哀切な別れの場「湯島の境内」で人気を博した。 |
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泉豊春宛書簡 郷里の弟に宛てた書簡。出世作「義血侠血」発表から間もない頃であり、同作のヒロイン・滝の白糸に触れている。 |
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後藤宙外宛書簡 母方の従弟である能楽師・松本長の婚礼の様子を伝えたもの。花嫁の美しさを自筆のイラスト入りで記している。 |
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「買初に雪の山家の絵本かな」 | 「白魚にキスするよしもなかりけり」 | 「掌に花柚のせつゝ片折戸」 |
泉鏡花記念館
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