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企画展情報
企画展示室
文学、演劇、映画、そして現代アートやサブカルチャーなど、
ジャンルを超えて広がり続ける泉鏡花の世界。
さまざまなテーマによる企画展を通して、鏡花の魅力をより深くご紹介します。
展覧会情報
企画展「『露宿』を読む―泉鏡花と関東大震災」

大正十二年九月、大地震。火を避けて露宿二昼夜、家内皆無事。提灯のあかりをたよりに、徹宵、「露宿」「十六夜」を書く。 ―泉鏡花年譜より
今から百年前の大正12年(1923)9月1日、午前11時58分に発生した大激震に東京麴町区下六番町の借家で遭遇した鏡花。余震と類焼を怖れ、夫人とともに二昼夜を過ごした公園での避難生活を始めとする震災体験は、主に同年発表の「露宿」「十六夜」「間引菜」の三作にまとめられ、その鋭い観察力と批評眼を今に伝えています。
未曾有の災禍に直面した人々の姿を写す渾身のルポルタージュであると同時に、美と幻想の作家にふさわしい超常性をもあわせ持つこれらの作品を通して、鏡花文学の本質とは何かを問う展覧会です。
開催期間
令和5年(2023)年6月1日(木)~9月18日(月・祝)
※8月15日(火)は臨時開館、8月16日(水)は臨時休館いたします。
主な展示
泉鏡花「露宿」自筆原稿 当館蔵
泉鏡花筆 震災関連作草稿 当館蔵
徳田秋聲・室生犀星・竹久夢二等震災関連作資料
吉田初三郎画「関東震災全地域鳥瞰図絵」(大正13年 大阪朝日新聞附録) 当館蔵
『大正震災志』(内務省社会局 大正15年)当館蔵
浅草十二階遺構煉瓦 当館蔵
等、計30点程度
次回企画展
鏡花生誕150年記念特別展「再現! 番町の家」
令和5年10月1日(日)~11月26日(日) ※予定

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