〔新収蔵資料紹介〕前田土佐守家の家老 生沼家
開 催 期 間 |
令和7年3月1日(土)~4月20日(日) ※月曜休館(休日の場合はその直後の平日休館) |
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開 館 時 間 |
午前9時30分~午後5時 (閉館30分前までにおはいりください) |
観 覧 料 金 |
一般 310円 65歳以上・障害者手帳をお持ちの方およびその介護人 210円(祝日は無料) 高校生以下無料 団体(20名以上)260円 |
主 催 | (公財)金沢文化振興財団 前田土佐守家資料館 |
協 力 |

前田土佐守家資料館では令和元(2019)年度に、七十余点の古文書群「生沼甚左衛門家文書(仮称)」を前田土佐守家に関連する資料として新たに収蔵しました。
生沼甚左衛門家は前田土佐守家の重臣です。前田土佐守家をはじめ、一定以上の禄高を有する加賀藩士家では、家格を維持し、家政を運営するために家臣たちを召し抱えていました。このように藩士に仕える家臣たちは藩主(大名)の陪臣と位置付けられます。彼らは藩士、すなわち藩主(大名)に仕える直臣と同様に、藩士を主家として使え、日々の仕事をこなし、その対価として給禄を食んでいました。家の規模や時代によっても異なりますが、年寄衆八家に代表されるような万石以上の加賀藩士たちは数百人の家臣を召し抱えていたようです。
このたび収蔵した「生沼甚左衛門家文書」は、加賀藩の陪臣の姿や前田土佐守家の家政の仕組みを明らかにする一助となるものです。本展では、これらを一堂に公開し、加賀藩陪臣の職務や暮らしぶりについて紹介します。