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2020年10月

博物館の紹介動画のお知らせ(金沢ナイトミュージアム)
2020年10月13日

 「金沢ナイトミュージアム2020」にて撮影された当館の紹介動画が公開されましたので、お知らせします。
 館内の様子や、現在開催中の企画展「市電が走った時代」などをご覧いただけます。

You Tube「vol 13 金沢くらしの博物館を訪れる」へのリンク
https://www.youtube.com/watch?v=yUPtSjLVqzI

金沢ナイトミュージアム2020へのリンク
https://www.nightkanazawa.com

120年前の貴重な写真
2020年10月10日

 このたび当館の建物である「石川県第二中学校」(国重文)が明治32年(1899)に完成した当時の貴重な写真が寄贈されましたので、10月10日より25日まで玄関ホールにて公開します。

 この写真は、建物の建築工事を請け負った福井の土岡名右衛門(なうえもん)が所蔵していたもので、孫の秀一氏が発見しました。尖塔の小窓、左手の生徒控所、校門の守衛所など今は失われた細部意匠や学校施設を見ることができます。

 なお、公開期間終了後はパネルにて紹介します。

2020年9月

「市電が走った時代」1.路線風景
2020年9月30日

 現在開催中の企画展「市電が走った時代」(~11月15日)の展示品を、テーマに分けてご紹介します。

 市電(路面電車)が金沢で開業したのは大正8年(1919)で、金沢駅~兼六園下を結びました。以後路線を増やしていきますが、工事に伴い道路も拡張され、大きく風景が変わりました。
 1枚目は「第二中学校前」(現・くらしの博物館)ですが、開業を祝う花電車が写っています。

 戦後も市民の足として広く利用され、2枚目の「石浦町」に写る大型の車両が導入され、既存の青電車に対して赤電車として親しまれました。
 3枚目は「片町」の電停ですが、当時は道路にホームがある場所は限られ、写真のように車の間を通って市電に乗りました。


 4枚目は「香林坊交差点」ですが、中央に円形の構造物があり、中にいる職員が市電の行先に合わせてポイントを切り替えていました。地元の人は「でべそ」と呼んで親しみました。

2020年8月

特別展「ハレ着の美と職人道具」、明日が最終日です
2020年8月29日

 子供から大人までの美しい紋付着物や、人間国宝・木村雨山が使用した道具や下絵などを紹介する特別展「ハレ着の美と職人道具」は、明日8月30日で終了です。
 厳しい残暑で気温が高い日が続きますが、お時間がありましたらぜひご来館ください。

 次回の展示は、昭和42年まで市内を走っていた「市電」や当時の街並み・観光地などを紹介する予定です。


 展示替え休館 8月31日(月)~9月4日(金)

 企画展「市電が走った時代」
  令和2年9月5日(土)~11月15日(日)

夏の風物詩「虫干し」
2020年8月22日

 今年も2階廊下で、館蔵品の着物を「虫干し」風に展示しています。見上げる形になりますが、様々な年代の子供用の着物がたくさん天井からぶら下がっていますので、見た目にも楽しめると思います。
 なお、奥に進むと大人用の着物も数枚あります。9月下旬まで展示する予定ですので、ご来館の際に見ていただければ幸いです。

2020年7月

「ハレ着の美と職人道具」3.女性用
2020年7月19日

 現在結婚式や茶道などに使われる「訪問着」は大正初期に生まれたもので、昭和初期頃まではこのような紋付着物が主流でした。
 1枚目は色留袖に見えますが、袖が少し長く裏地に赤が使われていることから振袖と考えられます。2枚目は着付けする前の様子ですが、裾模様が左右対称に染められていることが分かります。



 3枚目も振袖ですが、麻で作られた貴重な夏の紋付着物です。「戦前のくらし」で展示していますが、近くでご覧いただくと生地の透け具合を見ることができます。袖には老夫婦の生活を表す絵柄が染められています。


 4枚目は留袖ですが、かつては襦袢の上に2枚重ねて着ました。5枚目のように表は白を基調とした裾模様ですが、下襲(したがさね)は色鮮やかに同じ模様を染めています。歩く時などにわずかに見える程度のおしゃれですが、このような時代もありました。

夏の建具、入りました
2020年7月8日

 毎年夏には「蚊帳(かや)」を展示していますが、今年は新型コロナウィルス対策のため、襖(ふすま)を「簾戸(すど)」に変えて夏らしさを演出しています。
 ふだんは1枚目のように開けていますが、2枚目のように閉めても風を通してくれるので、家の中を涼しくしてくれます。

 縁側には「簾屏風(すだれびょうぶ)」を置いています。庭からの日差しを遮りながら、風を通してくれます。今ではあまり使われなくなった昔の夏用品に親しんでいただければ幸いです。

2020年6月

「ハレ着の美と職人道具」2.初産帰り帽子
2020年6月28日

 昔は初めてのお産(初産)を母親の実家に帰って行うのが一般的でした。実家で様々な着物を用意して、1・2か月後に嫁ぎ先に戻る時に子供用のタンスに入れてもたせました。
 その時に1枚目の「初産帰り帽子」(ハル帽子・チョウハイ帽子とも)を赤ちゃんに被せました。2枚目のように紋付の着物を羽織らせ、祖母が抱いていったそうです。現在の宮参りに近い形ですが、当時は「四つ身」の着物が使われました。
 なお、この着物は大きな商家の子供が使用したもので、七五三などに使えるように3枚目の色違いの四つ身着物と羽織・袴も一緒に用意された珍しいものです。

 4・5枚目は女児用ですが、お揃いで帽子と四つ身の着物を用意しています。この風習は昭和初期まで行われたようですが、戦後はほとんど見られなくなりました。

 こうした育児用品を紹介するために、HP「学校の先生へ」の学習資料「昔のくらし」に「赤ちゃん」を追加しました。ぜひ、こちらも合わせてご覧ください。

「ハレ着の美と職人道具」1.一つ身
2020年6月22日

 現在開催中の特別展「ハレ着の美と職人道具」(~8月30日)の展示品の中からいくつかご紹介します。

 「一つ身」とは0~3歳用の着物のことで、背中を一枚の布で縫うのが大きな特徴です。
 1枚目の女児用着物(昭和初期頃)は袖が短く背中に紐がついており、0歳用と思われます。背中に「一つ紋」が入っていますので、お祝いの場で着られたと考えられます。

 2枚目の男児用着物(明治)は「五つ紋」が入っており、黒であることから最も格の高い着物と考えられます。こちらは実際に着た子供(1歳くらい)に合わせて肩や腰を大きく縫い上げてあります。
 おめでたい文様の松は定番ですが、3枚目では竹の代わりにタケノコが染められ、子供の成長を願っています。

 4枚目の女児用着物(明治頃)には、所蔵品の中では珍しい「三つ紋」が入っています。今回は帯(昭和10年頃)を結びました。3歳くらいの子供が着たと思われ、おめでたい鶴や松・梅を染めています。

2020年5月

メンコや旗源平を作って遊ぼう
2020年5月8日

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、自宅で過ごすこどもたちが楽しめるように、現在では手に入りにくくなった「メンコ」と「旗源平」のぬりえを制作し、公開しました。下記のリンクから用紙をダウンロードし、オリジナルの色にぬってみてください。遊び方も紹介しています。

 オリジナルの「メンコ」「旗源平」を作って遊んでみよう!
 詳細はこちら

 博物館は5月31日(日)まで臨時休館中ですので、ご注意ください。

2020年4月

臨時休館のお知らせ
2020年4月7日

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、令和2年4月11日(土)から令和2年5月6日(水)まで休館となりました。
 このため、現在開催中の企画展「ひな飾り展~内裏びな~」は4月10日(金)が最終日となります。

 次回企画展「端午の節句展~ヨロイカブト」は5月7日(木)より5月31日(日)まで開催予定です。

 ご理解のほどよろしくお願いいたします。

2020年3月

江戸風と京風
2020年3月30日

 江戸時代からおひなさまは江戸と京都で主に作られ、様式に特徴がありました。しかし、江戸で生まれた「玉眼」が後に京都に伝わるなど、しだいに違いが少なくなっていきました。
 今回の展示にあたり、女びなの手がない(袖が長い)ものを江戸風としましたが、館蔵品の大型のおひなさまの大半は京風でした。
 大正頃には東京でも女びなの手があるものが作られるようになり、見た目の違いで区別するのは難しくなっています。

一番大きな古今びな
2020年3月23日

 館蔵品の中で最も大きなおひなさまは、幕末の「古今びな」です。江戸中期以降に様々な様式が作られますが、最後に出た古今びなが現代にいたる姿の原型となっています。
 男びなの高さは冠を含めると約40センチあり、首には「四」番の墨書があります。一番が最も大きく、館蔵品は十番(約15センチ)まで確認されていますから、かなり大きい方になります。

 企画展「ひな飾り展~内裏びな~」は、4月12日(日)までご覧いただけます。

2020年2月

企画展「着物を洗う・縫う」、明日が最終日です
2020年2月15日

 洗濯の歴史や裁縫道具などを紹介する企画展「着物を洗う・縫う」は、明日2月16日で終了です。
 例年にない暖冬で最高気温が15℃近い日が続き、館の前の梅も開花しました。明日も気温が高く活動しやすい日になりそうですので、お時間がありましたらぜひご来館ください。

 次回の展示は、おひなさまをたくさん展示する予定です。


 展示替え休館 2月17日(月)~21日(金)

 企画展「ひな飾り展~内裏びな~」
  令和2年2月22日(土)~4月12日(日)

旧正月を祝う加賀万歳
2020年2月1日

 本年は2月1日におめでたい正月を祝う郷土芸能の「加賀万歳」を実演していただきました。かつてはこのような座敷で舞われていたそうで、往時の姿を再現する形となりました。
 まずは定番の「式三番叟」。京都に都を建設するために大工や道具、木材などを集める内容になっていますが、言葉が少し難しい演目となっています。
 続いて「令和金沢新名所」「北国下道中」と定番の演目。そして「魚尽くし」と「北陸新幹線」と盛りだくさんでしたが、熱心なお客様が多く、最後にはたくさんのご質問もいただきました。
 記録的な暖冬ということもあり、雪景色はありませんでしたが、例年よりも多くのお客様に来ていただきました。

2020年1月

着物で旗源平
2020年1月13日

 1月の着物イベントは、みんなで金沢の正月遊び「旗源平」を体験しました。たくさんのお子様が来館しましたのでステキな写真を紹介します。
 詳細は着物体験アルバムでご覧ください。






 ◆◆次回は2月29日(土)~3月1日(日)
   「着物でおひなさまと記念撮影」を開催します◆◆
 対象年齢:0歳~小学生
      2月11日(火)9時半受付開始

「着物を洗う・縫う」3.和裁
2020年1月7日

 新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。新年第1弾は、引き続き展示の内容を紹介させていただきます。

 着物を縫うことを「和裁(わさい)」と言い、かつて家で着物を仕立てた時代は裁縫箱も大事な嫁入り道具でした。今回は明治(手前)・大正(左奥)・昭和(右奥)の3つの時代の裁縫箱を紹介しています(1枚目)。しだいに引き出しなどが充実して、使いやすくなっていきました。
 昔の糸巻は木製で、自分で糸を巻いたりしましたが、後に紙製に変わりました(2枚目)。

 和裁の基本は運針ですが、「指貫」を中指にはめて針を押しました(3枚目)。金沢に美しい「加賀指貫」がありますが、現在では貴重なものになっています。
 かつて学校では早くきれいに縫えるかを競ったそうで、今回は当時を知る人が再現した見本を紹介しています(4枚目)。

 縫う時に布がたるまないようにする「くけ台」も和裁に欠かせない道具でした(5枚目)。針山がついたものもあり、使わない時は折りたたんで収納しました。
 着物を本格的に縫う前に小さな「雛形(ひながた)」を作りました。館蔵品では大正8年(1919)頃のものが最も古く、学校が記した「可」などの評価が付けられています(6枚目)。

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金沢くらしの博物館〒920-0938  石川県金沢市飛梅町3-31(紫錦台中学校敷地内) TEL / FAX:076-222-5740
MAIL:kurashi@kanazawa-museum.jp

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