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学習資料「昔のくらし」
冬に使う道具
ゴザボウシ | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | ボウシという名前ですが、体がすっぽり隠れます。ゴザは風を通さず軽いので、雪の時にこのゴザボウシを上にかぶりました。雨が降った時もカッパ代わりに使ったそうです。 | |
今は? | コートと帽子の組み合わせや雨用カッパなど |
コシキダ | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和初期 (60年ぐらい前まで) |
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使い方 | 雪が積もったら、このコシキダで雪すかしをします。絵を描いた小さな子供用もあり、雪遊びにつかったりしました。ハンパコと呼ぶ人もいます。 | |
今は? | 除雪用スコップ |
深沓(フカグツ) | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和初期 (60年ぐらい前まで) |
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使い方 | ワラグツのことを、金沢では深沓(フカグツ)と呼びます。軽くて雪に沈みにくいので、雪が積もったらはきました。 | |
今は? | ゴム長靴 |
雪下駄(ユキゲタ) | ![]() |
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使用年代 | 明治~昭和初期 (60年ぐらい前まで) |
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使い方 | 下駄の歯に鉄製のとがった金具をつけて、滑らないようにしています。金具だけでなく、ゴムの滑り止めなども使われるようになりました。 | |
今は? | 滑り止めつきの靴、ゴム長靴など |
竹下駄(タケゲタ) | ![]() |
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使用年代 | 明治~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | きんかんなまなまな道(雪が踏み固められたりして凍った道)を滑って遊ぶための下駄です。うまくいくと、スケートのようにスピードが出ました。 | |
今は? | 道路で遊ぶのは危ないのと、きんかんなまなまな道がへったので、なくなりました。 |
竹スキー(タケスキー) | ![]() |
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使用年代 | 明治~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 竹を曲げて、先にひもを通しただけのスキーです。スキー場ではなく、雪の積もった坂道などで滑りました。足は固定しないので、滑れるようになるにはコツが必要です。 | |
今は? | 雪が昔より少なくなり、危ない遊びなので、なくなりました。 |
行火(アンカ) | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和初期 (80年ぐらい前まで) |
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使い方 | 昔のコタツで、火入れの中に火を入れ、上に布団をかけて温まりました。「行火」は手足を温める道具のことなので、いろいろなものがあります。 | |
今は? | 電気コタツなど |
置き炬燵(オキゴタツ) | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和初期 (60年ぐらい前まで) |
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使い方 | 木枠の中に陶器の火入れが入っています。昔のコタツは、木枠の上に布団をかけるだけで、テーブル板はありませんでした。 | |
今は? | 電気コタツ |
湯たんぽ(ユタンポ) | ![]() |
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使用年代 | 室町~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 夜寝る時に布団の中で足を温める道具。中国から入ってきたもので、昔は陶器で作られていました。大正時代になると、今のようなブリキの湯たんぽが登場しました。 | |
今は? | 素材がプラスチックやジェルなどに変わりました。電気アンカなど。 |
ころころこたつ | ![]() |
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使用年代 | 大正~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 湯たんぽと同じ役割ですが、中に火が入っているので、ねぼけて蹴飛ばしたりしても火事にならないように、中の火入れがくるくる回るようになっています。 | |
今は? | 電気アンカなど安全な物に変わりました。 |
豆炭行火(マメタンアンカ) | ![]() |
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使用年代 | 昭和 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 湯たんぽと同じ役割で、豆炭を中に入れると、一晩中温まる事ができます。そのまま使うとやけどするので、布袋などに入れて使いました。 | |
今は? | 電気アンカなど |
参考画像
![]() 中の様子 |
![]() 専用のカバー |
![]() 豆炭(大正9年に発明) |
電気行火(デンキアンカ) | ![]() |
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使用年代 | 昭和 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 湯たんぽと同じように使います。火をつかわずに、電気で温度調節ができるので広まりました。古い物は周りを木でおおってあります。 | |
今は? | 表面を布で覆うようになり、やわらかい素材の物も登場しました。 |
懐炉(カイロ) | ![]() |
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使用年代 | 江戸~昭和初期 (70年ぐらい前まで) |
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使い方 | 木炭の粉に桐などの灰を混ぜて火をつけると、じわじわと長く燃えます。これが懐炉灰で、江戸時代からありました。小さな金属製の容器に入れて、懐などに入れて温まりました。 | |
今は? | 使い捨てカイロなど |
白金懐炉(ハッキンカイロ) | ![]() |
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使用年代 | 大正~昭和中期 (50年ぐらい前まで) |
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使い方 | 大正時代末期に発明されたもので、火をつけると、白金(プラチナ)がベンジンに反応して熱くなります。中に入れるベンジンの量で、燃える時間の調節もでき、最大24時間ポッカポカになります。ポケットに入るくらい小さいです。 | |
今は? | 使い捨てカイロなど |