木竹 人形 染織 彫刻
![]() |
共筒茶杓 江戸(17世紀) |
遠州の綺麗寂好みが表れた端正な姿と景色を備える茶杓。筒に「本安房守様小堀遠江守」とあり、遠州から加賀藩臣の筆頭本多家初代政重(1580~1647)に贈られたもので、その経緯は不明であるが、遠州と加賀藩は関わりが深かった。 |
![]() |
茶杓 室町(15~16世紀) |
節が無く左右対称な初期の竹茶杓。珠徳は室町時代の茶杓師で、茶人村田珠光の門人という。筒の書付は四代久田宗也、内箱書付は五代久田宗悦、中箱書付は両替町久田家七代耕甫。 |
![]() |
共筒虫喰茶杓 桃山(16世紀) |
虫喰のある竹を用いた侘茶杓で過不足がない自然な姿に利休好が表れている。筒は竹の表皮を全て落とした真筒で利休の〆印がある。替筒は表千家五代随流斎宗佐作、共筒の箱は佐川田喜六書付、替筒の箱は裏千家八代一燈宗室書付。 |
![]() |
友禅花鳥文振袖 昭和23年(1948) |
松竹梅、桜、菊、つがいの鶏、鴛鴦、鷺など、様々な花と鳥が力強く華やかに描かれている。このような生命力あふれる作風は昭和20年代の作者の特色である。木村雨山は金沢で活躍した友禅作家、昭和30年、人間国宝に認定される。 |
![]() |
木彫加彩人形 雅韻 昭和58年(1983) |