犀星つうしん

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5月7日

 外壁工事のための足場が組まれてから、猫の来館が増えてきました。今日はなんと2匹です。
 あろうことか庭の灯篭に乗っています。時々、灯篭の宝珠が落ちている事がありましたが、どうも彼らの仕業のようですね。猫好きの犀星さん、仕方がないと苦笑しているでしょうか。

 足場のため、通常と景観がだいぶ変わっております。ご理解のほどよろしくお願い致します。






灯篭に乗っています!


こちらを気にしている様子、、


4月28日
ひよどり


 今日もヒヨドリ来館です。
 お庭の池で水浴びをしてから枝に止まって、羽づくろいをしていました。
 そして、館内では「犀星愛鳥記」開催中です。

 外壁工事のため足場が組まれました。ご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほどお願いいたします。

 

       
       






お庭の池で水浴びのあと



一生懸命、羽づくろいをしていました


4月17日
       
       



 

 杏の実を発見しました。年々、実がなるのが早くなってきているようです
 昨年の開花は犀星のお命日である3月26日でした。今年は3月13日と半月近く早い開花でしたから、実も早いのでしょうか。吃驚です。
 今年もたわわに実をつけてくれることでしょう。

 4月下旬より、記念館は、外壁工事のため保護シートで覆われ、通常と景観が異なります。また、作業音が発生することもあり、大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い致します。

 

       
       






今年の杏、第一号です



知らない内にこっそり育っていたようです


4月15日
       
       
講座「野鳥との出会い」


 

 企画展「犀星愛鳥記」の関連イベントとして、講座「野鳥との出会い」を開催しました。
 日本野鳥の会石川代表の白川郁栄さんにお話しして頂きました。
 白川さんはカワセミに出会い、野鳥に興味を持つようになり、その鳥を "きっかけ鳥" と言うそうです。幼い頃から、カエルや虫、魚に親しみ、小さい生き物と遊んでいたと。犀星と一緒ですね。また、鶯の声や、目白の姿、嘴に蜜をつけた鳥を見ると、季節の移り変わりを感じると言われます。
 犀星が飼っていた鳥や、作品に登場する鳥の絵を見せながら、その鳴き声を聞かせてくれました。そして一羽一羽わかりやすく、解説されました。
 とても興味深い講座でした。

 

       
       






講師の白川郁栄さん



室生家で飼っていた鳥の絵を示し解説されました


4月10日
叡山苔


 

 4月に入りお庭の草木も葉が繁り、いつの間にか緑輝く季節になりました。
 犀星が好きだった杏も、青々としています。そして、今年も復活です。田端からやってきた叡山苔が、雨、雹、雪に耐え、屋敷神に向って元気に伸びてます。厳しい冬の間、枯れた状態となり、今年は難しいかもと心配していましたが、取り越し苦労でした。よかった!
 これから、もっともっと元気に伸びて、私達を楽しませてくれるでしょう。犀星さんも喜んでいるかなぁ。
 

       
       






少しずつ緑色が増えてきました



只今もりもりと復活中です


3月26日
犀星忌


 

 朗読会「二魂一体」抒情詩の世界へようこそ!
(2022年9月10日ナイトミュージアムの再演)

 今年の犀星忌も3月26日(犀星の祥月命日)の開催となりました。残念ながら雨宝院の杏の花は終わっていましたが、美しい調べをお届けしました。
 犀星、朔太郎の作品の朗読と「時無草」「犀川」「野火」の独唱。そして新たに楽譜が見つかった「寺の庭」(弘田龍太郎作曲)を披露しました。
「寺の庭」は雨宝院にぴったりの曲です。
 桜雨の一日でしたが、多くの方にご参加頂き、野田山で犀星も喜んでいる事でしょう。

 演者の方々、ご参加頂いた皆様ありがとうございました。
 

       
       






朗読:川瀬裕子さん、戸丸彰子さん



歌:石川公美さん、伴奏:田島睦子さん


3月13日
「杏」 開花!


 今年も杏が咲きました。
 昨年は、犀星のお命日3月26日、一昨年は3月16日、今年はなんと3月13日。ずいぶんと早い開花です。
 今年は、厳しい冬でしたが、3月に入り暖かい日が続いたから、杏も待ちきれなくなったのでしょう。今朝、ロールカーテンを開けると、2つ、3つ、花が咲いていました。
 北陸の地にもやっと春がやってきました。もう少ししたら見ごろを迎えます。
 

       
       






飛行機雲と一緒に



一日後、一気に花が増えました


3月11日
企画展「犀星愛鳥記」


 館の主が生き物を愛した人だからでしょうか。お庭に鳥が飛んできて、池で水浴びをする姿がよく見られます。先日も夕暮れ近くにヒヨドリがやってきました。犀星の作品にも登場する鳥です。

 そして企画展が始まりました。その名も「犀星愛鳥記」。
 犀星の猫好きはよく知られていますが、鳥も好きで、自宅で飼っていました。
 犀星の目から見た鳥たちを小林重三の野鳥画と共に紹介します。
 また、企画展限定商品としてポストカードも販売しています。
 ご来館お待ちしております。
 

       
       






ちょこんとヒヨドリが・・・



「犀星愛鳥記」
たくさんの野鳥を紹介しています

1月28日
冬の庭


 金沢は、24日から雪が降り出し、気温がマイナスとなり、とても寒いです。
 そんな日、中庭のつくばいに目をやると、何と小さなつらら数本・・・
 つくばいの横にある椿の葉っぱに、つららが出来ています。一枚の葉に一つ。並んでいると可愛いですね。
 そして同じ日の犀川大橋からの様子です。川縁はすっぽりと雪に覆われています。

 どうか、暖かくしてお過ごし下さい。

       
       






お庭の椿にもかわいいつららが



犀川大橋から新橋に向かって
(手前は大橋の手すりです)

1月21日
冬の朗読会
「冬」

 季節は大寒となり、厳しい寒さが続いています。そんな冬の一日、朗読会を開催しました。
 作品は、この季節にぴったりな「冬」。朗読はお馴染みの押野市男さんです。登場人物により声音を変えての熱演です。調べはリコーダー。演奏は当館館長の水洞幸夫です。
 冬にちなんだ曲を選び、演奏して貰いました。見た事もないほど、大きなリコーダーからは、深く重々しい音色が響きます。
 寒い一日でしたが、温かみのあるリコーダーの音色にほっこりしました。

 ご参加頂きました皆様ありがとうございました。そして押野さん、何時もありがとうございます。

       
       

とても素敵な時間でした





感情のこもった朗読(押野市男氏)




静かな低音のバスリコーダー(水洞館長)
        

1月19日
新年を迎えまして

 令和5(2023)年が始まりました。
 本年もよろしくお願い致します。
 昨年は、犀星没後60年、館の開館20周年の節目の年でした。お陰様で記念した講演会、企画展に多くの方々にお越しいただきました。改めまして御礼申し上げます。
 3月5日まで開館20周年を記念した企画展「やわやわと20年~マニアック犀星への招待~」を開催しておりますので、さらに多くの皆さまにご来館いただければ幸いです。

 昨年末、金沢は寒波に見舞われ、クリスマスは雪かきに追われました。が、雪はこれからが本番です。大伴家持の「新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやしけ吉事(よごと)」の歌のように、
吉事がどんどん降り積もってほしいと願っていますが、実際の雪は、ほどほどに、とお願いしたいところです。
 今年は、何とか人数制限なく入館できる状況になれば… 新年の一番の願いです。

               

               館長 水洞 幸夫
       








犀星さんが好きだった椿が綺麗に咲いています
        

2023年1月5日
新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。
 

 昨年は犀星没後60年、記念館開館20周年と節目の年でした。今年は21年目。新たな気持ちで皆様をお迎えしたいと思っております。
 今年もよろしくお願い致します。       




         
 
        

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室生犀星記念館

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