犀星つうしん

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10月12日
「犀星生誕130 犀星詩コンサート」

 台風で被害に遭われた方々、お見舞い申し上げます。

 犀星生誕130周年を記念し、金沢21世紀美術館シアター21でコンサートを開催しました。
 朔太郎や中也らの近代詩をテーマとしたCD「ぽつねん」を制作された原田節さんと谷川賢作さんのユニットで犀星詩を歌って頂きました。
 初めて聴くオンド・マルトノ。フランス人モリース・マルトノによって発明された電子楽器で色々な音色を奏でることができる、まさにミステリアスな楽器です。その世界的奏者である原田さんに演奏して頂きました。多彩な音色と体に伝わってくる振動は、今までに経験したことのないもので、新鮮な驚きでした。
 谷川さんは今回のコンサートのために新曲「犀川」「好きならしかたがない」「永遠にやって来ない女性」を作曲して下さいました。谷川さんの朗読で「かもめ」を、そして「犀川」を歌うという演出は面白く、また想像の世界が広がりました。
 最後はシャンソンを熱唱され、とても楽しいコンサートになりました。
 台風の被害が心配された中でのコンサートでしたが、多くの方にご参加頂き、ありがとうございました。

 原田節さん、谷川賢作さんありがとうございました。


ピアノとオンドマルトノ


オンドマルトノを演奏しながら
感情を込めて歌われる原田さん


優しいピアノの音色を奏でる谷川さん
  
素敵なステージでした★


9月28日
「室生犀星句への招待」

 本日の講座「犀星」は、俳諧研究者の山根公氏に標記の題でお話をしていただきました。

  まず、犀星の「幼年時代」などに登場する隣家の飴屋が、山根氏の母方の実家だったということで、特別な親しみを持って犀星文学を読んでいると自己紹介がありました。

 参加者と一緒に犀星の俳句を唱和しながら一句一句鑑賞し、活気ある講座となりました。

  長女登園    
 桃つぼむ幼稚園までつきそひし

(解説)桃のつぼみと長女のかわいらしさ、明るい春の陽光、思いがけず長女と歩いて弾む心などがすべて表現されています。

 この長女、朝子さんが書いた掛軸や色紙など、いろいろな資料も見せていただきました。

 とても楽しいひとときでした。


講師の山根 公さん


9月7日
新内流し「すみれ」@千日町

 ナイトミュージアム第三弾は新内ながし。

 昨年は雨模様で犀川大橋からながせなかったのですが、今年は快晴で見事リベンジできました。

 夕方の犀川大橋は川風も吹き、少し涼しくなり三味線の響きに耳を傾けながらそぞろ歩き。街に三味線の音色が溶け込んでゆきます。
 犀星が育った雨宝院では境内で演奏されました。ご住職が本堂の前の灯りをともして下さり、何ともいえない風情です。少年犀星君が「何がはじまるの?」と顔を出しそうです。

 館内では、ぞくっとする「しゃりこうべ」を、柔らかい三味線の音色に合わせ、紋弥さんがしみじみと語られました。新内になるとまた一味違った雰囲気になります。

 紋弥さん、千弥さんありがとうございました。


「しゃりこうべ」は、ちくま文庫
文豪怪談傑作選 室生犀星集「童子」で読めます!


犀川大橋からスタート!


ご近所を流しながら歩きます。


左:紋弥氏 右:千弥氏


9月1日
犀星の叡山苔

 犀星の田端の家の庭に植えてあった叡山苔の子孫が金沢にやってきました。
 田端文士村記念館の石川さんがはるばる東京の田端から持って来て下さいました。
 石川さんからのバックからは、プランター、土、じょうろ、叡山苔と次々に出てきます。そして手早く、上手に植えて下さいました。そしてたっぷりと水を与え館の中庭に置きました。

 叡山苔とはイワヒバ科のシダ植物だそうです。水やりと日当たりに注意して育ててればどんどん増えていく強い植物だそうです。
 犀星はこの叡山苔がお気に入りだったのか、田端から引っ越した馬込の家の庭にも沢山植えてありました。
 叡山苔の緑の葉が犀星が好んでいたつくばいの横で風にゆれています。生涯を通して庭造りが趣味だった犀星も喜んでいるのではないでしょうか。

 大切に育てていきます。

 田端文士村記念館の皆様ありがとうございました。


苔を植えてくれました!


苔は中庭にあります。見つけてね!


ささやかな贈呈式を行いました。


8月1日
 犀星誕生日・開館記念日
杏ジャム試食会


 犀星のお誕生日で開館記念日である8月1日。そして今年は記念すべき生誕130年です。

 今年も雨宝院のご住職が収穫して下さった杏でジャムを作り、ご来館頂いた方にご試食頂きました。お味はいかがでしたでしょうか。毎年微妙に違います。食べ比べてみるのも一興ですね。

 そして「犀星の詩に九谷焼の絵付けをしよう」展が始まりました。犀星が書斎で骨董品などを飾っていた棚に小学生の皆さんが絵付けをしたお皿を展示しています。指導・焼いて下さったのは九谷焼作家の河村澄香さん。犀星の詩の横に動物やお花など、色あざやかな絵が描かれています。記念館はいつもと違う展示品で華やいでいます。

 18日(日)まで1階の心風景で展示しています。
 ご来館お待ちしています。  



お味はいかが?




可愛い作品に仕上がりました♪



7月27日
 ナイトミュージアム・コンサート
「唄とピアノでつむぐ犀星の世界 vol.2」


 ナイトミュージアム第2弾は昨年に続き高雄飛さんとアサミさんによるコンサートです。

 犀星詩が、高さんの澄んだ歌声とアサミさんのよく響くコーラスで唄われました。

 今年はさらに、犀星の親友であり、また生涯文学の友であった萩原朔太郎の詩も唄われました。高さんの豊かな感性で犀星とは、違った感じの曲に仕上がり、新鮮な驚きを感じました。

 今宵披露された「小景異情」は日本酒のCMにも使われているとか。100年の時を経て、高さんの曲により、また新に犀星の詩の魅力が広がったのではないでしょうか。きっと泉下で犀星も喜んでいることでしょう。

 台風の影響で大雨の中、ご参加頂きました皆様ありがとうございました。

 高さん、アサミさんありがとうございました。



犀星の本をバックにしたステージ


響き渡る息の合った二人の歌声♪



左:高雄飛さん、右:アサミさん


7月14日
 犀星の詩に九谷焼の絵付けをしよう!

 犀星生誕130周年に因み、金沢市主催による「犀星の詩に九谷焼の絵付けをしよう」がLabo白菊のいろどりやにて開催されました。

 講師は犀星くんピンバッチ、根付けの作者で陶芸作家の河村香澄さんです。

 絵付けをするのは金沢市内の小学生。犀星の詩が書かれたプレートに思い思いの絵を書いていきます。どんな作品ができあがるでしょう。きっと犀星も楽しみにしていることでしょう。
 できあがった作品は、記念館で8月1日から18日まで犀星が使っていた棚に展示されます。 お楽しみに。



真剣に説明を聞くこどもたち


どんな絵を描こうかな?


焼き上がりが楽しみだね!


7月6日
生誕130周年記念展「犀星発句道」
2019年7月6日(土)~11月10日(日)


 今月よりはじまった企画展は、犀星の俳句に焦点を当てた展示です。

 犀星は十代で俳句に目覚め、熱中しました。
 そのことは、当時の地元新聞に600句もの犀星の俳句が掲載されていることからもわかります。

 俳句によって研ぎ澄まされた感性と言葉の感覚は、詩や、小説に犀星独特のことばづかいとなってあらわれています。

 生涯続けた句作、芭蕉の研究、新しい俳句への提言など、犀星と俳句の長くて深いつきあいを振り返ります。

 会期中、俳句の投句箱を設けています。入れて頂いた作品は、展示室内に掲示いたします。
 みなさまの俳句をお待ちしています。



犀星自筆の掛軸や短冊を多数展示



投句コーナー


6月15日
 杏ジャムづくり

 今年も無事に雨宝院の杏の実がなり、ご住職が収穫して下さいました。毎年ありがとうございます。

 そしてジャム作りました。またひと味違うジャムに仕上がりました。

 8月1日犀星の誕生日であり開館記念日に、ご来館頂いた方に試食して頂きます。

 今年は犀星生誕130周年。

 まずは1日の杏ジャム試食会。3日、4日は「おめでとう犀星さんクイズ」。クイズに正解された方に杏のお菓子をプレゼントします。ぜひご参加下さい。

 これからいろいろなイベントが目白押しです。
 ご来館お待ちしています。



立派な杏を頂きました


ぐつぐつぐつ...ぐつ...


じゃーん!試食会に来てね!


4月27日
 金沢ナイトミュージアム
朗読会「水の中」


 今年度、最初のナイトミュージアムは朗読会です。数年前に二階堂ふみさん、大杉漣さんで映画化された『蜜のあはれ』の続編です。
 「おじさま」と成長した少女の化身である「金魚」、そして新に登場するおじさまの「若い女友達」との会話劇です。
 新緑が美しいお庭を眺めながら始まります。

 朗読は北陸放送アナウンサーの川瀬裕子さん。よく通る声で可愛らしく、ちょっと小悪魔的に金魚を演じて下さいました。一方おじさまと若い女友達の二役は、おなじみの当館朗読ボランティアの押野さん。犀星さんっぽいおじさまの後、声色をかえ、若い女性に変身。見事な女役でした。
 朗読後、お二人が作られた「あいうえお作文」を披露。「あいうえお作文」とは、「あいうえお」それぞれの文字で始まる言葉を使って物語をつくるという言葉遊びです。押野さんはサ行、川瀬さんはマ行を使ってほっと和むような光景を読んだ作文を披露して下さいました。皆さん納得されたようにうなずきながら、聞いておられました。

 川瀬裕子さん、押野市男さんありがとうございました。

 次回のナイトミュージアムは7月27日を予定しています。内容は今しばらくお待ち下さい。お楽しみに。



押野市男さん と 川瀬裕子さん


ボードの字は押野さんの手書きなんです。


蜜のあはれ 魚拓!!
 ご参加ありがとうございます!


3月23日
犀星忌

 犀星が育った雨宝院で犀星忌が行われました。まるで犀星忌を待っていたかのようにお庭の杏の花が咲きました。

 高山光延住職による法要の後、金沢クラリネットクワイアーのメンバーによるミニコンサートで、モーツァルトの「ティヴェルティメント」とお花に因んだ童謡を演奏して下さいました。一足早い春の訪れが感じられました。

 犀星詩について詩人の井崎外枝子さんと上田正行館長によるトークを交え、グループ「漣」の方々が朗読して下さいました。幼い犀星も佇んでいた本堂で聞くと、より犀星を身近に感じられます。

 また、昨年から販売されている清香室町さんの和菓子「犀月」を、田中尚之社長が犀星忌のためにお持ち下さり参加された方々にお配りしました。この「犀月」は雨宝院から見た犀川にかかる月をイメージした和菓子で、犀星の詩「七つの魚」がパッケージに使われています。やさしい味の和菓子です。

 金沢クラリネットクワイアーのメンバーの方々、井崎外枝子さん、神田洋子さん、村井万利子さん、清香室町さんありがとうございました。



県内外からたくさんご参加いただきました


金沢クラリネット・クワイアーの方々


グループ「漣」による朗読


清香室町のお菓子「犀月」


3月21日
 杏、咲きました。

 犀星が好きだった杏の花が咲きました。蕾が濃いピンク色に綻び始めてから、今か今かと待っていましたが、5月かと思うほどに温かかった日に咲きました。今年は犀星が育った雨宝院の杏も一緒に開花です。杏が咲くと記念館の庭も華やぎます。
 3月26日は犀星のお命日。杏の見頃かもしれません。
 ご来館お待ちしています。



お天気がいいので蕾が一気に開きます

3月13日
豆本のアクセサリー

 犀星詩集がアクセサリーになりました。犀星作品をおしゃれに身につけてみませんか。

  昨年は、犀星の代表作であり詩人としての出発点となった『抒情小曲集』『愛の詩集』発刊一〇〇年でした。そして今年は生誕130周年です。それを記念して『抒情小曲集』が豆本ブローチに『愛の詩集』『第二愛の詩集』が豆本ペンダントになりました。
 『抒情小曲集』や『愛の詩集』の装幀をモチーフにデザインし、本文には、犀星の詩が印刷されています。『抒情小曲集』のブローチには、皆様ご存じの「小景異情 その二」や「犀川」の詩が印刷されています。そして『第二愛の詩集』のペンダントは背表紙に革を使って凝った作りになっています。

 7日から「旅する犀星―京都・鎌倉編-」がスタートしたその日から販売をはじめました。
 そして13日には制作者の豆本作家若井将代さんに来て頂き記者発表をしました。
 一つ一つ手作りのオリジナル商品で、おしゃれでシックに仕上がりました。
 若井さんありがとうございました。

 ブローチ 1200円(税込)
 ペンダント1500円(税込)




新しいグッズ!豆本アクセサリー
左がブローチ、二つはペンダント


記者さんが取材に来てくれました


豆本作家の若井さん

3月7日
企画展「旅する犀星~京都・鎌倉編~」

 3月7日より、新企画展がはじまりました。
 「旅する犀星」の第三弾です。

 今度の旅はまず京都。
 大正2年の1月から2月にかけて、23歳の犀星は京都に1ヶ月も滞在します。
 その間あてもなく加茂川や祇園、紫野などを彷徨し、 夜は友人の下宿で詩を書いて過ごしました。このとき書かれた、未発表の詩の原稿も展示しています。

 この1年後、同じように前橋でも過ごしたことはよく知られています。

 40代になった犀星にとっては、京都は庭園の町。
 憧れでもあり、怖いような存在でした。
 昭和9年1月、京都でのラジオ放送への出演をきっかけに庭園めぐりをします。
 犀星の「京洛日記」に沿って、その紀行を紹介しています。
 昭和11年秋にも、庭園めぐりに出かけています。

 鎌倉は、徳田秋聲との日帰り二人旅。
 二人が書いたエッセイや、二人の手紙から、その昭和13年の旅を紹介しています。
 仲よく「ああ、楽しかった。(意訳)」と書いているのが印象的です。

 なお、今回の企画展は、2002年の開館時から数えて、第50回目となります。
 記念に、チラシ画像を一覧できるパネルを作りました。

 ついでながら、展示替え休館中に、 トイレも少々工事をしました。
 照明や器具を換えたり、手すりをつけたりして、ぴかぴかになりました。


企画展「旅する犀星」
第三弾 京都・鎌倉編


犀星と秋聲が旅した場所とは...




50回分のチラシを集めてみました!


2月14日
バレンタインデー

 昨年に続き、今年もバレンタイン企画として期間中ご来館頂いたお客様に犀星の詩のカードとプチチョコをプレゼントしました。

 今年は天候にも恵まれ、沢山の方にご来館頂きました。期間中、男性の方にもご来館頂き記念館は賑わっていました。ありがとうございました。

 来年も・・・・
 何かとチョコがお好きだった犀星さんですから、ご期待下さい。

 まだまだ寒い日が続きます。
 暖かくしてのご来館お待ちしています。




犀星からの甘~いプレゼント!


どんな愛の詩でしたか?


1月5日
あけましておめでとうございます!

 遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
 今年は晴れ間も覗く穏やかなお天気のお正月となりました。街中は2日から、観光客や帰省客で大変な賑わいでした。

 記念館は例年通り4日から開館致しました。4日は沢山の方にご来館頂きました。ありがとうございます。

 本年は犀星生誕130年。皆様に楽しんで頂けるような企画展やイベントを企画しております。
 どうぞ今年もよろしくお願い致します。




室生犀星記念館もお正月気分です



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室生犀星記念館

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