金沢市内で100年以上続く老舗が加入する「金澤老舗百年會」の協力で、2階の展示場に各老舗に伝わる道具類(生産道具・生活道具など)を展示しています。年3回入れ替えを通じて、老舗の文化をお伝えします。
金沢で商売を始めて三代以上100年を超えて市民から親しまれ愛されてきた「老舗」が集う会です。
昭和55年に金沢商工会議所が創立100周年を記念して、市内で100年以上の歴史を持つ老舗124社を表彰したことがきっかけで、昭和59年に有志が設立を提唱し、54社で設立されました。
肉・豆腐・魚・醤油・あめなどの食品関係、料亭・旅館、仏壇・漆器・大樋焼などの伝統産業、印鑑・印刷・書籍などあらゆる分野の老舗が加入しています。
金沢では嫁入りする日の朝に、嫁ぎ先の仏壇参りをします。その時に花嫁がくぐる美しい加賀友禅ののれんがあります。一生に一度しかくぐらないため、美しいまま残されています。
こうしたのれんを市内各地から集めて、期間限定で展示を行っています。好評のため、今後も継続して開催していく予定です。
金沢では娘が嫁ぐ際に手縫いの毬を魔除けとしてもたせたそうですが、その技が伝統工芸品として受け継がれています。北國文化センター加賀花てまり教室の協力で美しい花てまりを展示します。
好評のため、作品を入れ替えて継続して開催していく予定です。