企画展

秋聲没後80年記念企画展「自筆原稿一挙公開」

会期 前期 令和5年11月11日(土)~12月28日(木)
   後期 令和6年1月6日(土)~3月10日(日)    
            ※火曜定休(祝日の場合翌平日)
※12月29日(金)~1月5日(金)は年末年始および前後期展示替え休館            

 

詳細


 徳田秋聲は一度書いてしまった作品にまったく執着しない作家でした。読み返すことも好きでなく、自分の作品の載った雑誌類も、まめに保管するタイプではなかったようです。
 そのため千も二千も超えると言われる作品数に対し、現存する原稿はそれほど多くはありませんが、秋聲没後、長男一穂が古書店から買い戻したもの、何らかの理由で本人が手元に留めおいていたものなどが徳田家から当館に寄託・寄贈され、館で収集したものとあわせて大切に保管されています。これまでさまざまな企画展のテーマに照らし数点ずつ公開して来たそれらを、令和5年、秋聲没後80年を記念して一挙公開いたします。
 貴重な完全原稿をはじめ、書きかけ、書き損じの草稿類など生々しい筆の跡から、秋聲の残した名編をご鑑賞ください。



展示品の紹介 


《前期》
「山の手」
「骨甕」
「序にかへて」(安成二郎『女と悪魔』序文原稿)
「古い家と人」(「余震の一夜」)
「風呂桶」
「土に癒ゆる」
「青い風」
「赤い花」(未定稿を含む)
「日本のもつ最も好(よ)きもの」

《後期》
「別室」
「妹の縁談」
「めぐりあひ」
「少年の哀み」
「遠足」
「きのこ」
「お蝶夫人」
「部屋、解消」
「掉尾の偉観」(未定稿)
「古里の雪」

《通期》
「乳母の里」
「仮装人物」(未定稿を含む)
「灰皿」
「喰はれた芸術」(タイトル部分のみ)
「縮図」(未定稿を含む)

※上記はすべて原稿資料を指します。
※部分的に現存するもの、書き損じ等を含みます。
※通期の資料は、前後期で展示箇所を変更いたします。




今後のスケジュール
(会期中)
年末年始休館
12月29日(金)~1月5日(金)
展示替え休館 3月11日(月)~15日(金)
次回企画展 「レコオドと私」vol.2       (予定) 3月16日(土)~7月中旬



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金沢文化振興財団