当館の収蔵品や秋聲の生涯とその作品、ゆかりの場所などを豊富なカラー図版で紹介しています。
収録作品:光を追うて
昭和13年発表の自伝小説です。
収録作品:死後/穴/菊見/鶫の羮/感傷的の事
母の死を描いた「感傷的の事」など、金沢を舞台とした短編小説集。
収録作品:籠の小鳥/挿話/町の踊り場/旅日記/古里の雪
大正期の「ひがし茶屋街」を描く「挿話」など、金沢を舞台にした代表的短編を収める作品集。
収録作品:美人と美人系/加賀/北国の古い都/私の踏んで来た道/過去帳/花園を造りつゝ/泉鏡花という男/文学修業予備行動/田舎の春/鶫・鰒・鴨など/郷里金沢
秋聲が金沢について語った文章を集めた随筆集。
収録作品:縮図
昭和16年、花柳界を描き、太平洋戦争開戦を控えた連載当時、内閣情報局からの圧力により中断された秋聲最後の長編小説。
→その他、岩波文庫からも刊行されています。
収録作品:仮装人物
昭和13年、30歳年下の弟子・山田順子と自らの恋愛劇を非情の眼で描き出し、第一回菊池寛賞を受賞した長編小説。
カバーに印象的なサンタクロースを配した新装版です(令和5年8月新発売)。
収録作品:今、今/えらがり鯛蛸/蝴蝶/穉き松/花の精/土耳其王の所望/カナリヤ塚/明朝の望/目なし児/十二王子/蛍のゆくえ/瘤佐市/めぐりあい/『老話』と『童話』(談話)〔挿絵入り〕
よき大人のための文学で知られる秋聲の、若き日の子ども向け作品13編ほかを収録。発表当時の挿絵(一部収録)には竹久夢二によるものも。
収録作品:黴
妻・はまとの攻防、友・三島霜川との交渉、師・尾崎紅葉の臨終… 自らをとりまく環境の変化と心に燻る炎とを犀利な筆致で描き出した出世作。
→講談社文芸文庫から『黴 爛』の刊行があります。
収録作品:爛〔挿絵入り〕
ヒロイン「お増」と妻子ある男性との爛れた生活を描く自然主義文学の爛熟作。
オリジナル文庫第1弾の完売を得て、洋画家・木村荘八による口絵と挿絵計60枚を加え復刊しました。
→講談社文芸文庫から『黴 爛』の刊行もあります。
収録作品:新世帯/足袋の底/犠牲者/彼女と少年/不安のなかに
秋聲の自然主義的作風の出発点と言われる「新世帯」ほか、長女の死を綴った「犠牲者」、大正12年、関東大震災時の混乱を描く「不安のなかに」など、中短編全5編を収録。
→「新世帯」に関しては、岩波文庫から『あらくれ・
新世帯』が刊行されています。
収録作品:年賀状/鯵ヶ沢/一つの峠/墓参/碑と未
亡人/父と自分/芥川龍之介/感傷の旅/父との近影
/父〝秋聲〟のこと/父の姿/思い出の一齣/父秋聲
と音楽/出発はこれから/父秋聲の家/秋聲の家―父
の「黴」を読んでた私にこう言った/父の思い出/
『一つの好み』あとがき/『縮図』跋・追記/『古里
の雪』あとがき/著作目録
秋聲長男で作家の一穂が残した小説から5編を厳選の
ほか、秋聲にかかわる随筆12編、秋聲没後その作品
の普及につとめた一穂による秋聲著作の跋文3編の計
20編に加え、編者作成による一穂著作目録を併録。
収録作品:
ホーソン原作 「楓の下蔭」「霊泉」「人の哀」
ウィルキー・コリンズ原作「一念」
マーガレット・オリファント原作「肖像画」
コナン・ドイル原作「氷美人」
プーシキン原作「ロッシア人」
英語を得意とした秋聲が発表した翻案・翻訳の仕事からとくに怪奇的要素の強い7篇を収録。ロシア文学研究家・蓜島亘氏を編者に迎え、作品の原典などの詳細な解題・解説付きです。
※令和6年12月23日(月)発売。通信販売でのご注文は、令和7年1月4日(土)
より受付開始いたします。
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