館の概要

当館は夢二と金沢、そしてこの湯涌との縁にもとづいて、彼の業績を顕彰するため、平成12年4月に建てられました。いまも四季ごとに自然を楽しめる湯涌温泉で、彼の作品や遺品などを通じて、時代を超えた芸術性と人間性に親しんでいただければ幸いです。

「夢二式美人画」のモデルとなった妻・岸たまきは金沢出身でした。また、次男・不二彦の病気が全快し、永遠の恋人・笠井彦乃と新婚旅行同然の時を過ごしたのが、金沢の湯涌でした。夢二は自然豊かな湯涌を「心の故郷」と記し、ここに画室を建てたいと夢を語り、生涯忘れることはありませんでした。『山へよする』に収められた一首は、その想い出をうたった絶唱です。

 湯涌なる山ふところの小春日に眼閉ぢ死なむときみのいふなり

■展示室1(常設展示)
 「旅・女性・信仰心」をテーマに、夢二の芸術性と人間性を紹介しています。夢二と金沢の関わり、湯涌温泉の歴史など地域の特色を生かした展示に加え、美人画・デザイン・子ども絵など、いまなお鮮烈な魅力を放つ作品をお楽しみいただけます。
 さらに、「夢二の人類愛」コーナーでは、ユダヤ人に対して夢二がおぼえた共感や昭和8年にドイツで目にしたユダヤ人迫害への嫌悪感を日記などで紹介しています。

 

■展示室2(企画展示)
 夢二自身の生涯とその創作活動はもとより、彼と関係の深い作家、あるいは国内外における同時代の芸術・文化など、様々な視点から、年間約4回の企画展を開催しています。

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